市立小樽文学館・美術館

2025年6月 4日 (水)

小樽文学館で企画展「没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽」が開催中(6月22日まで)

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市立小樽文学館で現在、企画展「没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽」が開催されています。

会期は2025年4月5日(土)~6月22日(日)までで、文学館の開館時間は9:30〜17:00(最終入館は16:30)となっています。基本月曜が休館日です。

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現在、文学館では同日程で「小樽文学館と模型クリエーター 展示をつくる仕事の舞台裏」という企画展が同時開催されていて、企画展「没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽」は、展示室の奥のほうで展示されています。

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今年で没後20年となる小樽出身の詩人で小樽文学館設立期成会のメンバーでもあった木ノ内洋ニさん(2005年に死去)のことは、私は詳しくは存じ上げないのですが、膨大な知識と広い交友関係で小樽の文化を支え、小樽のカルチャーシーンに助言者、評論者として積極的に関わった方だったそうです。

小樽市HP内に展示趣旨について記載されているので、一部引用しますね。

稲垣足穂や澁澤龍彦に師事し、詩画集などをのこした詩人としての側面、一原有徳や萩原貢らと交友し、話好きで酒の席に現れては語り明かした側面、膨大な知識と広い交友関係から北方舞踏派やジャズ愛好家たちの相談役となった側面、そして文学館創立準備時期から調査研究・展示の基礎作りをした側面など、小樽の地に根を張り、小樽の文化を支えた一人の詩人の足跡を没後20年の節目に辿ります。

あわせて、若者を中心とした前衛的な舞踏や美術が活発に行われた1980年前後の小樽のカルチャーシーンについて、助言者、評論社として積極的に関わった木ノ内氏の言葉を通して考察します。

【企画展】没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽 | 小樽市

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木ノ内さんが所蔵していたブルースなどのレコードや当時の新聞記事などの資料が展示されています。

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ということで、市立小樽文学館で企画展「没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽」が開催されていますので、興味のある方がお忘れなく。6月22日までです。

※小樽文学館の入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
※その他、美術館との共通入館券や団体料金など、詳しくはこちら:【企画展】没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽 | 小樽市

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市立小樽文学館トップ | 小樽市

※参考
・2025年5月28日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
企画展 没後20年「詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽」(4/5~6/22)[市立小樽文学館] | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
※小樽文学館で現在同時開催中
小樽文学館で企画展「小樽文学館と模型クリエーター 展示をつくる仕事の舞台裏」が開催中(6月22日まで)
※小樽文学館で現在開催中(6月15日まで)
小樽文学館無料展示スペースでミニ企画展「レトロスペース・坂会館30年史展」が開催中(6月15日まで)

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2025年5月31日 (土)

小樽文学館で企画展「小樽文学館と模型クリエーター 展示をつくる仕事の舞台裏」が開催中(6月22日まで)

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市立小樽文学館では現在、ちょっと面白い企画展「小樽文学館と模型クリエーター 展示をつくる仕事の舞台裏」が開催されています。

会期は2025年4月5日(土)~6月22日(日)までで、文学館の開館時間は9:30〜17:00(入館は16:30まで)となっています。基本月曜が休館日です。

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文学館の企画展などを見に行くと、いつもとてもよくできた模型が展示されていますが、この展示模型は小樽文学館の自前で、技術を持った職員や協力者が制作を行っているそうです。模型クリエイターとはその展示模型などの作り手のことですね。

展示のより具体的な理解を深めるため、楽しめるための模型ですが、今回の企画展ではこれまで制作・活用されてきた模型などのコレクションを制作過程とともに展示してるんですね。

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これが本当によくできているんですよね。間近でみると、かなり精巧です。

こちらは、小熊秀雄と池袋モンパルナス展での芸術家たちが集まるアトリエ村。Otaru_20250408-153801

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梅ヶ枝町の高台にある「あとりゑ・クレール」。
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小樽高等商業学校(小樽商大の前身)の模型。
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これらは風景も再現したいわゆるジオラマ作品ですね。

他にも色々展示されてます。
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カッパ!!
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いや〜、どれもなかなか見事な模型ですね。

小樽市HP内に展示趣旨について記載されているので引用しますね。

「模型クリエイター」は展示模型などの作り手をさします。

専門に制作する業者も存在しますが、小樽文学館ではこれまで技術を持った職員や協力者が制作をおこなってきました。その出来栄えは専門業者にも引けを取らないものばかりです。

開館47年目を迎え、これまで制作・活用されてきた模型などのコレクションを制作過程とともに展示します。

何気なく展示されている模型ですが、よりリアルに効果的に作るため様々な工夫と凝縮しています。

影に隠れてしまう仕事にスポットライトを当て、普段は目にできない文学館展示の「裏側」をご紹介します。

【企画展】小樽文学館と模型クリエイター | 小樽市

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ということで、市立小樽文学館で企画展「小樽文学館と模型クリエーター 展示をつくる仕事の舞台裏」が開催されています。

なかなか興味深い、そして見ていて面白い企画展ですので、興味のある方はお忘れなく。6月22日までです。

※小樽文学館の入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
※その他、美術館との共通入館券や団体料金など、詳しくはこちら:【企画展】小樽文学館と模型クリエイター | 小樽市

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※企画展「没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽」が同日程で同時開催しています。
※詳しくはこちら:【企画展】没後20年詩人・木ノ内洋二と1980年前後の小樽 | 小樽市

※無料展示スペースではミニ企画展「レトロスペース・坂会館30年史展」が開催中です。
※関連記事:小樽文学館無料展示スペースでミニ企画展「レトロスペース・坂会館30年史展」が開催中(6月15日まで)

市立小樽文学館トップ | 小樽市

※関連ニュース
・2025年4月5日・14日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
模型クリエイターのすごさ!小樽文学館展示の舞台裏(小樽ジャーナル)

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2025年5月30日 (金)

小樽文学館無料展示スペースでミニ企画展「レトロスペース・坂会館30年史展」が開催中(6月15日まで)

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市立小樽文学館無料展示スペースで「レトロスペース・坂会館30年史展」という、ちょっと気になるミニ企画展が開催中です。

開催期間は2025年4月29日(火・祝)~6月15日(日)までで、文学館の開館時間は9:30〜17:00となっています。月曜が休館日です。

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展示場所の無料展示スペースは、文学館(2階)の受付入ってから右側の小さなスペースなんですが、もう受付の手前から、そのなんとも気になる展示の様子が目に入ってきます。

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札幌市西区にある「レトロスペース・坂会館」といえば、私は行ったことはないのですが、ディープな私設設博物館として知られてますよね。

で、その坂会館を紹介する今回の展示もまた、なかなかにディープにディスプレイされてます。

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※以下は小樽市HP内の当イベント紹介からの引用です。

札幌市西区にある私設博物館「レトロスペース・坂会館」は1995年に開館しました。

コレクションの大半を占めるのは日常生活で無用となった道具類であり、学術的裏付けや鑑定書などとは無縁の懐かしいおもちゃ、怪しい看板、戦争の記憶を伝える品々などです。

雑多で猥雑にもみえるコレクション蒐集の根底には、館長である坂一敬氏の「世の中から無用となり、打ち捨てられていったものたちに惹かれ、可能な限りこの世に留めておきたいと思い始めた」という想いがあります。

独特の存在感を放ち、書籍化もされたレトロスペース・坂会館を、その歴史とコレクションによって紹介します。それは”昭和100年”も展望する試みです。

協力:レトロスペース・坂会館

後援:小樽文學舎
【無料展示スペース】レトロスペース・坂会館30年史展 | 小樽市

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レトロなグッズが所狭しと並んでいて、なんとも興味を惹かれます。

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ということで、小樽文学館無料展示スペースでミニ企画展「レトロスペース・坂会館30年史展」が開催されています。期間は6月15日(日)までですので、気になる方は要チェックですね。

※この展示は無料で見学できますが、企画展示コーナーや常設展示コーナーの見学には入館料が必要となります。
・小樽文学館の入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
※その他、美術館との共通入館券や団体料金など、詳しくはこちら:【無料展示スペース】レトロスペース・坂会館30年史展 | 小樽市
※またはこちら:市立小樽文学館トップ | 小樽市

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※参考:小樽文学館

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2025年4月19日 (土)

小樽文学館無料展示スペースで企画展「おとだま音盤アワー20回記念 君の一日に音楽を加えよう」が開催されてます(4月23日まで)

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市立小樽文学館無料展示スペースで、「おとだま音盤アワー20回記念 君の一日に音楽を加えよう」という企画展が開催されています。

開催期間は2025年4月5日(土)~4月23日(水)までとなっています。

展示場所は文学館(2階)の受付入ってからの右側の無料展示スペースで、文学館の開館時間は9:30〜17:00となっています(月曜休館。最終日の入場は16:30まで)。

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これ、長崎屋の裏の通り沿いで駐車場の横にあるレコード屋さん「音とこだま」では、毎月テーマを決めて音楽を聴いたりその解説をする「おとだま音盤アワー」というイベントを開催しているんですね。

このイベントが、2025年5月で20回の節目を迎えるということで、それを記念して今回の企画展となったんですね。

展示では、これまでのチラシや流した曲名、解説資料のほか、実際の貴重なレコードも展示しています(アナログレードですね)。

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ということで、市立小樽文学館の無料展示スペースで企画展「おとだま音盤アワー20回記念 君の一日に音楽を加えよう」が開催されています。

期間は4月23日(水)までですので気になっていた方はお忘れなく。

※以下は小樽市HP内の当イベント紹介からの引用です。

小樽駅前、長崎屋の裏にあるレコード屋「音とこだま」では、毎月テーマを定めレコードや歌手について音楽を楽しみながら解説するイベント「おとだま音盤アワー」が開催されています。第一回は2023年12月26日に行われた「URC(アングラレコードクラブ) Record Enjoy」。第二回は2024年1月21日「ベルウッド Record」。第三回は2月17日の「ボブ・ディランー日本ではどのように聴かれてきたか」と、回を重ね、2025年5月に20回の節目を迎えます。
2016年にボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞するなど、文学とも関わりの深い音楽の世界を「おとだま音盤アワー」のこれまでの資料とともに辿ります。
【無料展示スペース】おとだま音盤アワー20回記念 君の一日に音楽を加えよう | 小樽市

※こちらが長崎屋の裏の通り沿いにあるレコード屋さん「音とこだま」。
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※参考
・2025年4月12日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
おとだま音盤アワー20回記念 君の一日に音楽を加えよう | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※この展示は無料で見学できますが、企画展示コーナーや常設展示コーナーの見学には入館料が必要となります。
・小樽文学館の入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
※その他、美術館との共通入館券や団体料金など、詳しくはこちら:【無料展示スペース】おとだま音盤アワー20回記念 君の一日に音楽を加えよう | 小樽市

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【関連記事】
長崎屋の裏の通り沿いに小樽レコード屋「音とこだま」が4月12日にオープンしてます

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2025年4月 7日 (月)

小樽美術館市民ギャラリーで水彩画家・白江正夫さんの企画展「没後10年 今なお、光を放つ 白江正夫を偲んで」が開催中(4月13日まで)

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市立小樽美術館1階奥の市民ギャラリーで、小樽を拠点に活動して2014年(平成26年)に87歳で亡くなった水彩画家・白江正夫さんの企画展「没後10年 今なお、光を放つ 白江正夫を偲んで」が開催されています。

開催期間は2025年4月2日(水)~4月13日(日)で、開催時間は10時〜17時(最終日13日の入館は16時まで)となっています(4月7日(月)は休館です)。

そして、1階市民ギャラリーでの開催ということで、なんと入場無料なんです。

これ、白江正夫さんの作品の数々を無料で見せていただけるなんて、小樽美術館さん、なんて太っ腹な企画なんでしょうか。

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※4月2日~6日は多目的・市民ギャラリー1・2で開催でしたが、4月8日~13日は市民ギャラリー1・2のみの開催です(多目的ギャラリーは1階奥正面、市民ギャラリー1・2は奥入って右側)。

白江正夫さんは礼文島生まれで、主に小樽の中学校などで美術教師を務めながら小樽の街の風景画中心に描き、退職後には1993年に作品「さいはて」で日本水彩展の最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞しているんですね。

今回はその「さいはて」をはじめとした作品を展示してます。

懐かしかったり知っている小樽の風景も多く、力強く描かれている作品の数々には、引き込まれるように見入ってしまいます。

同時に白い画用紙の「白」と水彩画の「水」、毎週水曜日に白江正夫の指導を受けたことから名付けられた水彩画グループ「白水会」(2024年9月に解散)から、有志7名の作品を展示紹介しています。

以下、小樽市HP掲載の企画展の趣旨についての引用です。

白江正夫(1927-2014)は、小樽市民の目線で失われていくものへの哀惜を込め、小樽運河や古い民家、商店の佇まいなどを描きました。その画業は、小樽の街の変遷とともにあり、取り壊しが決まった建物、巨大商業施設と民家の並置、高層建築や陸橋などの人工的な造形を構成し、新境地を切り開きました。

 円熟期には厳しい冬の風景と人間との関わりをテーマに代表作が生み出されました。
北の風土性を求める日本海沿岸の旅で、漁夫たちの姿と廃屋を題材にした「北の季節シリーズ」で高い評価を受け、なかでも「さいはて」(1993年)は、日本水彩展で内閣総理大臣賞を受賞しています。水彩画壇でリーダーシップを発揮する一方、地元では「白水会」「彩の会」が彼のもとに誕生し、2014年白江が世を去った後も、師の教えを胸に各自研鑽を重ねました。

 本展は、水彩画家・白江正夫の没後10年の節目にその業績を偲び、同時に「白水会」から有志七名の作品をご紹介するものです。
市民ギャラリー 没後10年 今なお、光を放つ 白江正夫を偲んで―白水会とともに― | 小樽市

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ということで、小樽美術館で白江正夫さんの企画展「没後10年 今なお、光を放つ 白江正夫を偲んで」が開催されています。

期間は4月13日(日)までで、なんと観覧無料ですので、見にいってみてはいかがでしょうか(なかなかこんな機会はないかも)。

市民ギャラリー 没後10年 今なお、光を放つ 白江正夫を偲んで―白水会とともに― | 小樽市

※参考
・2025年4月3日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
白水会と共に!没後10年白江正夫を偲んで(小樽ジャーナル)

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【関連記事】
※過去に小樽美術館で開催された白江正夫さんの特別展の記事です。
市立小樽美術館で特別展「水彩画家 白江正夫からのメッセージ」が開催中。10月11日(日)まで

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2025年3月23日 (日)

小樽美術館市民ギャラリーで写真展「庫の在った港街」が開催中(3月23日までで最終日は12:00まで)

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市立小樽美術館1階奥の市民ギャラリーで、昔の鉄道関連の写真をはじめ、小樽の懐かしい街並みを収めた写真展「庫(くら)の在った港街」が開催しています。

期間は2025年3月19日(水)〜23(日)で(21日は休館日でした)入場無料です。

すいません、この投稿時点で残すところ最終日3月23(日)のみで、その最終日の開催時間が9:30〜12:00までとお昼までなので注意してください。

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今回企画したのは市内の会社員の方で、国鉄職員だったその方の祖父が個人的に撮影していた写真を展示しているとのことで、私も見に行ったのですが、これが本当に貴重で興味深い写真ばかりでした。

写真は昭和の小樽築港の鉄道関連の写真を中心として、埋め立て前の小樽運河などの小樽の懐かしい写真が展示されています。

人物写真も多くて、写っている皆さんは、大人も子供もみんないい表情をしてるんですよね。なんだか見ているこちらもにっこりしてしまいます。

個人的には、おたる雪まつり、小樽公園のこどもの国、小樽公園で開催された時のおたる潮まつり、昔のおたる水族館などの写真が特に興味深かったですね。

そうそう、報道によると、築港に当時あった機関庫を保管する建築物が「庫」と呼ばれていたことにちなんで、今回の写真展のタイトルに盛り込んだそうです。
※参照ニュース:2025年3月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

あっ、もちろん撮影は禁止です。人物写真も多いですし、貴重な写真ばかりですからね。

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現在、隣の多目的ギャラリーでは、小樽潮陵高校美術部の展示会「白潮会」が22日・23日の2日間で開催してます(こちらも最終日23日は10:00〜12:00)。

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ということで、市立小樽美術館1階奥右の市民ギャラリーで写真展「庫の在った港街」が開催しています。残すところ最終日3月23(日)のみで、最終日の開催時間が9:30〜12:00までとお昼までなので注意してください。

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2025年3月 6日 (木)

小樽美術館で藤間扇玉さんの足跡をたどる写真展「藤間扇玉のあゆみ」が開催中(3月9日まで)

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市立小樽美術館1階奥の市民ギャラリーで、北海道文化賞受賞・師籍60周年記念写真展「藤間扇玉のあゆみ」が開催されています。

期間は2025年2月28日(金)~3月9日(日)で、開館時間は10:00~17:00(最終日は16:00まで)、入場は無料です(3月3日は休館日でした)。

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小樽生まれで藤間流扇玉会会主の日本舞踊家藤間扇玉さんは、小学3年生頃から日本舞踊を習い始めたそうで、1964年に藤間流の師範になっています。

おたる潮まつりのあの「潮音頭」、さらには「潮踊り唄」の振付を考案した一人としても知られていて、普及活動に今も尽力されています。

ご主人は潮まつり創設の中心の1人でもあり、運河保存運動でも知られる、デザイナーの故・藤森茂男さんです。

藤間扇玉さんは昨年(2024年)10月に北海道文化賞を受賞し、今年は師範資格取得後60年となることから、それらを記念して、その足跡をたどる写真展の開催となっているんですね。

秘蔵写真や舞台写真など50点を展示されているとのことで、舞踊発表会などの映像も会期中上映されています。

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私がこういうのも失礼かもしれませんが、藤間扇玉先生は踊っている姿はもちろん、たたずまいが本当にかっこいいんですよね。

最終日の3月9日(日)にはギャラリートーク「潮まつりのこと」 が午後1時~午後2時に、同日午後2時~午後3時30分には潮太鼓打演が行われて来場の皆さんと潮音頭を踊られるそうです。

とうことで、小樽美術館で北海道文化賞受賞・師籍60周年記念写真展「藤間扇玉のあゆみ」が開催中です。3月9日(日)までですので、気になっている方はお忘れなく。

市民ギャラリー 北海道文化賞受賞・師籍60周年記念写真展 藤間扇玉のあゆみ | 小樽市

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※関連ニュース
北海道文化賞受賞・師籍60周年記念写真展「藤間扇玉のあゆみ(市民ギャラリー)」に行ってきました。(3/1) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
師籍60周年・藤間扇玉のあゆみ写真展・・・(2/28~3/9)市立小樽美術館市民ギャラリー | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
写真と映像で足跡たどる写真展 “藤間扇玉のあゆみ”(小樽ジャーナル)
藤間扇玉写真展関連事業“たらつり節”に157人(小樽ジャーナル)
・2025年2月20日/3月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・2024年10月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志(藤間扇玉さんが北海道文化賞に)

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2025年3月 3日 (月)

小樽文学館で江戸時代後期の古今雛が展示されています(3月23日まで)

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市立小樽文学館では、ひな祭りに合わせて、江戸時代後期の京都製古今雛が展示されています。

展示場所は2階の文学館入って右のカフェコーナーで、ここは無料スペースなので、自由に見学できます。

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この古今雛は、小樽市内の旧家からお借りしているものとのことで、毎年文学館でひな祭りに合わせて展示しているんですよね。

展示期間は2月22日(土)~3月23日(日)と、ひな祭り後もしばらく展示しているようです。

文学館の開館時間は9:30~17:00で、休館日は基本毎週月曜日で、残りの展示期間中では月曜日の他に3月21日(金)が休館となっています。

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なお、ひな人形は無料で観覧できますが、企画展示コーナーや常設展示コーナーの見学には入館料が必要となります。
小樽文学館の入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
※その他、美術館との共通入館券や団体料金など、詳しくはこちら:市立小樽文学館トップ | 小樽市

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補足:小樽ゆかりのお雛さま展について

上記の文学館の展示は「小樽ゆかりのお雛さま展」の一環として開催されています。
※参照:小樽ゆかりのお雛さま展・・・(2/7~3/23) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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その他、メインとしては私は行けなかったのですが、小樽百貨UNGA↑(うんがぷらす)2階ギャラリー「unga plus gallery」で「山田祐嗣氏所蔵 小樽ゆかりのお雛さま展」が開催されています。
今年で3回目となるこの展示の開催期間は2月28日(金)〜3月3日(月)11:00〜18:00で、観覧無料です。

小樽市総合博物館運河館では2月20日(木)〜3月4日(火)までの期間で、江戸時代の古今雛をはじめ、段飾りや出征雛、豆雛などのひな飾りが展示されています。開館時間は9:30〜17:00です(入館料は一般300円)。
※関連記事:小樽市総合博物館運河館で今年も第一展示室にてひな人形を展示(2025年3月4日まで)

田中酒造の本店と亀甲蔵ではそれぞれ、こちらも見に行けなかったのですが2月7日(金)~3月3日(月)9:05~17:55で、市民より寄贈してもらったお雛さまが展示されているとのことです。
※参照:「田中酒造の雛まつり2025」開催のお知らせ | 小樽の造り酒屋 田中酒造株式会社

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2024年11月22日 (金)

小樽写真研究会「堂堂展vol.33」が小樽美術館で開催中(11月24日まで)〜今回の「DEEP」企画は松ヶ枝・最上・天狗山

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小樽写真研究会によるおなじみの写真展「堂堂展vol.33」が、今年も市立小樽美術館1階奥の市民ギャラリーで開催されています。

開催期間は2024年11月20日(水)〜11月24日(日)で、開催時間は10:00〜17:00(最終日は16:00まで)。入場無料です。

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第33回となる小樽を拠点に活動する写真家による小樽写真研究会「堂堂展」は「DEEP」と「FREE」の2部構成となっています。

「DEEP」企画では、毎回小樽のある地区・町をテーマに、会員である著名な写真家の皆さんが町と向き合い、各自の視点で撮影した写真を展示しているんですが、これが普段、街歩きをしている私にとっては、新たな発見の宝庫といいますか、本当に興味深くて面白いんですよね。

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で、今回の「DEEP」の町は松ヶ枝・最上・天狗山ということで、今回は10名の会員による、これまたなんとも興味深い写真の数々が展示されていました。

毎回のことなんですが、「これはどこかな!?」「あっ、ここここ!!」「ここをこんなふうに撮るんだ!?」などなど、ついつい見入ってしまうんですよね。

そして、ギャラリーの右の一室で、会員以外のゲストも出品する「FREE」(自由テーマ)の写真が展示されているのですが(今回はゲスト2名)、そちらもまた、印象深い作品が並んでいます。

ということで、小樽写真研究会「堂堂展vol.33」は、11月24日(日)までの開催ですので、気になっている方はお見逃しなく。

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※参考
小樽写真研究会 第33回堂堂展(FREE&DEEP)(小樽ジャーナル)
小樽写真研究会 2024堂堂展 Vol.33 (市立小樽美術館・市民ギャラリー)』に行ってきました(11/21) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
小樽写真研究会「堂堂展vol.32」が小樽美術館で開催中(12月3日まで)〜今回の企画展「Deep」は朝里・新光町・新光・望洋台・朝里川温泉

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2024年10月17日 (木)

伊藤整「幽鬼の街」をテーマにした企画展が小樽文学館・博物館本館・運河館3館共同で開催(※期間が10月20日までともうすぐ終了です)

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伊藤整の「幽鬼の街」をテーマにした企画展が、市立小樽文学館小樽市総合博物館本館運河館の3館共同で開催されています。

3館共同の企画展『ストーリーマップでめぐる伊藤整の「幽鬼の街」展』は、2024年8月10日(土)〜10月20日(日)の開催ということで、すいません、この投稿の時点で今週末までと、紹介が遅れてもう終了間際なんですよね。

※以下、小樽市HP内「ストーリーマップでめぐる伊藤整の「幽鬼の街」展 | 小樽市」を参照しています。

伊藤整の「幽鬼の街」は、私は読んだことがないのですが、昭和12年に文芸雑誌「文藝」に発表された、小樽の街を舞台とした作品なんですね。

この「幽鬼の街」をもとに制作された武田佑希子さんのストーリマップ作品「『幽鬼の街』小樽を歩く」を中心に、小樽の街を『幽鬼の街』という文学作品や、地図や古写真からたどる展示となっています。

※ストーリーマップとは、地図と文章・画像・動画などを組み合わせることによって、ストーリー性を持った地図を作成することができるESRI社が提供するアプリケーションとのことです。

武田佑希子さんの作品はERISジャパン株式会社が主催する第20回GISコミュニティフォーラムにおいてマップギャラリー2023(ストーリーマップ部門)第1位を獲得したそうです。
「幽鬼の街」小樽を歩く

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では、各館の展示についての様子です(見学にはそれぞれ入館料が必要です)。3館共通タイトルは「ストーリーマップでめぐる伊藤整の「幽鬼の街」展」となっていますが、各館それぞれにもタイトルが付けられています。

文学館「原作と地図で探索する時空の迷宮・小樽」

市立小樽文学館の展示タイトルは「原作と地図で探索する時空の迷宮(ラビリンス)・小樽」です。

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以下、小樽市HPからの引用です。

昭和12年に文芸雑誌『文藝』に発表された『幽鬼の街』。
そこに描写されているのは、一見単純な、伊藤整にとっての思い出の小樽のようにも見えますが、実は作中の時間軸は、大正6年(1917)から昭和3年(1928)頃まで、10年余もの幅があります。
また、物語も決して年代順に進んで行くわけではなく、各場面は空間の微妙な歪みをはらみながら時間を行きつ戻りつします。ねじれた時空間の迷宮の中で〈幽鬼〉は随所に出現し、主人公〈伊藤ひとし〉の心を責めさいなみます。
本展では、『幽鬼の街』の草稿や初出雑誌・初版本の展示と同時に、作品内の描写を、ストーリーマップや当時の古写真、そして『幽鬼の街』成立に至るまでの伊藤整の創作活動の軌跡と共にご紹介し、彼の〈内面の小樽〉に迫ります。
〈小説〉という名の時空の裂け目から、あなたの知らないもう一つの小樽に迷い込んでみませんか?
ストーリーマップでめぐる伊藤整の「幽鬼の街」展 | 小樽市

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博物館本館「幽鬼の街・小樽とその時代を歩く」

小樽総合博物館本館の展示タイトルは「幽鬼の街・小樽とその時代を歩く」で、展示は本館2階奥の企画展示室で行われています。

「幽鬼の街」に掲載された伊藤整による手書きの地図「小樽市街中央部」と武田佑希子さんのストーリーマップをもとに、小説で描かれた場所を当時の写真や関連する資料とあわせて紹介しています。

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本館企画展 | 小樽市 

博物館運河館「小樽の今昔風景」

小樽総合博物館運河館の展示タイトルは「小樽の今昔風景」で、展示は運河館の第一展示室の途中にあるウインドウ内で行われています。

小樽の街を散策すると、小説の舞台となった大正から昭和初期にかけての面影を見つけることができます。展示では各時代の写真を見比べながら小樽の街並みの変遷を紹介しています。

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運河館トピック展 | 小樽市

おわりに

3館スタンプラリーも行われていて、期間中に小樽文学館、小樽市総合博物館本館、運河館の展示を見てスタンプを3つあつめると、展覧会オリジナルメモ帳がもらえるんですね。

私ももらいました。
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さらに文学館で本と図録をセットで買って、ポストカードももらっちゃいました。

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ということで、伊藤整の「幽鬼の街」をテーマにした、市立小樽文学館と小樽市総合博物館本館・運河館の3館共同企画展が開催されています。

といいつつ掲載が遅れてしまい、8月10日から始まったこの企画展も期間が10月20日(日)までと、この投稿の時点で今週末までですので、気になっていた方はお忘れなく。

※文学館と博物館本館・運河館の見学には入館料が必要です。以下、参照長います。
・市立小樽文学館:ストーリーマップでめぐる伊藤整の「幽鬼の街」展 | 小樽市
・小樽市総合博物館:開館時間・休館日・入館料 | 小樽市

「幽鬼の街」小樽を歩く
本学の大学院生2名が携わった展示会「伊藤整の『幽鬼の街』展」が開催中 | ニュース・お知らせ | 北海学園大学

※関連ニュース
・2024年8月11日・20日・9月7日・10月2日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
小樽文学館・博物館・運河館で伊藤整の合同企画展(小樽ジャーナル)

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