妙見市場が2020年3月31日をもって閉店するというニュースは、このブログでもお伝えしましたが、3月の中旬になって、その日が迫ってきました。
建物を所有する小樽市が、2020年の春に妙見市場を閉鎖する見通しというニュースが新聞に掲載されたのが、昨年(2019年)10月9日のことで、閉鎖を正式決定したというニュースは2020年2月4日付の北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。
於古発川(おこばちがわ)の上に建つという珍しい立地の妙見市場ですが、カマボコ型の外観が特徴的な現在の建物は、1964年(昭和39年)に建てられたものということで、建物の老朽化もかなり進み、維持費も負担になっていたとのことです。
当初はA・B・C棟と3棟あってお店も100店が軒を連ねたそうですが、それも、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、現在は山側にあったC棟のみで、入っている店舗も5店舗で営業しています。
で、私も時々行ってはいるものの、すいません、あまり買い物はしてないのですが、少し前にゆっくり買い物をしてきたので、その様子をお伝えしますね。
※市場内の無断撮影は禁止になっています。撮影は各店舗の許可をもらって撮影しています。
妙見市場の各店舗の様子
まず、こちらは海側入り口から入ってすぐの「横田鮮魚店」で、とにかく鮮魚の品揃えがすごくて、高級魚も色々と扱っているようですね。
(刺身類がほとんど売れてる)
あっ、後ろで干物が回ってる!!
ふと、小樽では珍しい赤貝を売っているのを見つけて、ちょっと贅沢でしたが買ってしまいました。美味しかった〜!!
ここから、少し坂になっている市場内の通路を歩いて行くと、右手にあるのが干物の「高松商店」です。
ここ高松商店については、最近、北海道新聞朝刊に折り込まれるフリーペーパー「kazeru(カゼル)」(北海道新聞小樽支社営業部発行)2020年3月号(vol.148)の田口智子さんによる「小樽たべものがたり」内で、とても詳しく紹介されています。
実はここの干物は大人気なんですね。常連客がとても多いそうで、ブログなどにも、閉店を惜しむ声が寄せられていました。
私も以前から気になっていた、自家製にしんのカマクラを買いました。
これが実に美味しくて、他にも食べてみたい干物が色々とあって、あ〜、もっと早くに利用していればよかったです…
その高松商店の向かいが「伊藤総菜店」で、美味しそうな手作り惣菜が色々と並んでいましたよ。
この日はお買い得品のザンギを買いました!!
そして、また通路を進むと、赤井川のミリケン恵子さん(みみずく舎)による産直・惣菜店「ひとりCSA妙見ショップ」があります。
(通路の上から見たところ)
何かお惣菜をと思ったのですが、もうほとんど売り切れていました。残念…
そして、その少し上の山側入り口近くには、帆布のトートバッグのお店「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)」があって、素敵なバッグが販売しています。
※こちらのお店のFacebookページはこちら:Jammed with Possibility - ホーム
ということで、妙見市場の様子でしたが、やはり、お店が少ないので、ちょっと寂しい雰囲気なのはしょうがないですかね。
最後の3月の大売出しは18日(水)・19日(木)で、さらに3月21日(土)10:30からは、第39回妙見シビックマーケットが開催されます。
おわりに〜閉店後の各店舗の予定
妙見市場の閉店後の各店舗の予定ですが、先日のニュースによると、干物「高松商店」と惣菜「伊藤惣菜店」は廃業で、その他の3店舗は、以下の予定で新たに移転営業するとのことです。
・みみずく舎CSAショップは、市役所通りローソンとなりに5月オープン予定。
・横田鮮魚店は、寿司屋通り上のかねまビル1F元太洋市場下となりに4月中旬オープン予定。
・Jammed with Possibilityは、中央市場第1棟に5月上旬オープン予定。
※参照:小樽市 :小樽市内市場のお買い得情報
妙見市場の閉店が決まってしまったのは本当に残念ですが、最後まで応援したいと思います。
【関連記事】
・ニュースより/妙見市場を3月末で閉鎖することを建物を所有する小樽市が正式決定
・妙見市場の下へと流れ、その先で国道5号線の下へと流れ込む於古発川の様子【於古発川を下る】
最近のコメント