妙見市場

2021年3月25日 (木)

すっかり解体された妙見市場跡地の様子〜そして姿を現した於古発川

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昨年(2020年)3月31日をもって閉店した、妙見市場の建物はすでに解体されていて、その様子はこのブログでもお伝えしてきました。

ただ、前回の投稿「まだ工事中でしたが、すっかり解体された旧妙見市場の下から於古発川が現れてました」では、まだ工事中ということで、川沿いには近づけなかったんですよね。

で、改めて先日3月19日(金)に行ってみたところ、もうすっかり工事も終わっていました。

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もちろん、建物はすっかりなくなり、跡地は整地されて舗装され、川際には柵も設けられてますね。

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川沿いから、於古発川(おこばちがわ)を覗いてみました。

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今は雪解け時期で、結構、勢いよく流れてますね。

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於古発川の上に建っていたカマボコ型が特徴の妙見市場の建物は、1964年(昭和39年)建築です。

以来、於古発川のこの区間は市場の建物の下を流れていたんですよね。

残念ながら妙見市場は閉店となり、市民に馴染みの建物はなくなってしまったのですが、はからずも半世紀以上経って、今その姿を現したこの於古発川。その流れを見ていると、なんだか不思議な感じがします。

ここに市場の建物が建つ前から、この流れがあったんですよね。

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(川の石垣もその当時のものでしょうか)
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ということで、すっかり解体された妙見市場跡地と、そこから姿を現した於古発川の様子でした。

※周囲の風景はすっかり変わってしまいましたね。
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※こちらは解体前の2020年12月19日の雪の妙見市場。
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2021年2月18日 (木)

まだ工事中でしたが、すっかり解体された旧妙見市場の下から於古発川が現れてました

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昨年(2020年)3月31日をもって閉店した妙見市場の建物が、ついに解体されたという話は「妙見市場がついに解体されました」という記事でお伝えしました。

その記事は1月29日(金)の様子で、その時は海側の道路沿いに最後の建物がわずかに残っている、といった状況でした。

で、その後、先日(2月15日)に、近くを通ったので様子を見に行ってみたのですが、すると…

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もちろん建物はもうすっかりなくなっていましたが、ん!?

お〜、川が見えますね。於古発川(おこばちがわ)です。

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川の上に建っていたカマボコ型が特徴の妙見市場の建物は、1964年(昭和39年)に建てられたものなので、以来、於古発川のこの区間は建物の下を流れたいたわけですが、はからずも半世紀以上経って、今、その姿を現したというわけですね。

まだ工事中だったので、工事の邪魔にならないように、外から写真を撮ったのですが、護岸はしっかりしてますね。

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それにしても、この川がずっと妙見市場の下を流れていたのですね。

ところで、工事はこの後、どうなるのかな?

川の周囲はどうなるのでしょうかね。

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また、しばらくしたら、様子を見に行ってみようと思います。

ひとまず、於古発川の様子がチラッと見えたので、報告ということで掲載しました。


※こちらが妙見市場ですね。
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(2020年2月22日撮影)

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(2020年3月31日撮影)

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2021年1月30日 (土)

妙見市場がついに解体されました

昨年(2020年)3月31日をもって閉店した妙見市場の建物は、もともと解体する方針ということで、先日(1月15日)、建物周囲に足場が組まれて、解体の準備が進んでいる様子をブログに掲載しました。
※その様子はこちら;いよいよ妙見市場が解体!?〜建物周囲に足場が組まれてました

で、その後、1月29日(金)にまた様子を見に行ってみたんです。すると…

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もう建物はほとんどが解体済みでした。早っ!!

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建物は海側の道路沿いに少し残っているだけでした。

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やっぱり、工事が始まると早いですね。

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そして、やっぱり寂しいですね。

そのうち、於古発川(おこばちがわ)も顔を出すのでしょうね。風景も全く変わりますね。

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妙見市場は川の上に建つという、とても珍しい立地の市場で、カマボコ型が特徴の建物は1964年(昭和39年)に建てられたものだったのですが、建物の老朽化が進み、所有する市は維持費も負担になっていたとのことで、2020年3月いっぱいでの閉店となってしまいました。

当初はA・B・C棟と3棟あったのですが、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、その後は閉店まで山側にあったC棟のみで営業していたんですが、そのC棟もついに解体され、川の上に建つという珍しい妙見市場の建物は、ついに姿を消してしまいました。

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2021年1月17日 (日)

いよいよ妙見市場が解体!?〜建物周囲に足場が組まれてました

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先日、2020年(令和2年)3月31日をもって閉店した旧妙見市場に行くと、建物周囲に足場が組まれ、正面部分はシートで覆われていました。

いよいよ解体工事が始まるようです。

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もともと閉店後の建物は、2021年3月までに解体する方針ということだったんですよね。

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妙見市場は於古発川(おこばちがわ)の上に建つという、とても珍しい立地の市場で、カマボコ型が特徴の建物は1964年(昭和39年)に建てられたものだったのですが、建物の老朽化がかなり進み、維持費も負担になっていたとのことで、2020年3月いっぱいでの閉店となってしまいました。

当初はA・B・C棟と3棟あったのですが、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、その後は閉店まで山側にあったC棟のみで営業していたんですよね。

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そのC棟も解体されるとのことで、川の上に建つという、このとても珍しい市場建築もついに姿を消してしまうんですね。寂しいですね。

(昨年12月撮影)
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2020年5月 8日 (金)

妙見市場の歴史と閉店間際の様子〜2020年3月31日をもって閉店した“妙見市場の想い出”

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市民の台所として、長年、小樽市民に親しまれてきた妙見市場が、2020年(令和2年)3月31日をもって閉店しました。

閉店が決まってから、何度か市場内のお店の方の許可をいただき写真を撮影して、その様子はこのブログでも掲載して、あちこちから閉店を惜しむコメントなども寄せられました。

改めてここで“妙見市場の想い出”ということで、閉店間際に撮影した未掲載の写真中心に、過去に撮影した写真なども併せて掲載しようと思います。

その前に、まずは妙見市場の歴史について、書き留めておきますね。

※とても長い記事になっているので、トップページでは《続きを読む》という形にしてます。

続きを読む "妙見市場の歴史と閉店間際の様子〜2020年3月31日をもって閉店した“妙見市場の想い出”"

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2020年3月30日 (月)

いよいよ妙見市場が閉店してしまいます(2020年3月31日をもって閉店)

いよいよ妙見市場閉店してしまいますね。

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妙見市場は、2020年3月31日をもって閉店します。

建物を所有する小樽市が、妙見市場を2020年の春に閉鎖する見通しというニュースが新聞に掲載されたのが、昨年(2019年)10月9日のことで、閉鎖を正式決定したというニュースは2020年2月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。

3月28日(土)に買い物に行って、この日は店内の写真は撮影しませんでしたが(※市場内の無断撮影は禁止になっています。写真は各店舗の許可をもらって撮影しましょう)、多くはありませんでしたが、閉店を惜しむお客さんがいらしていました。

※市場内の様子は、先日のこちらの記事でどうぞ。
まもなく閉店してしまう「妙見市場」に買い物に行ってきたので市場の様子を

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最終的に妙見市場では5店舗が営業していたのですが、そのうち海側入り口から入ってすぐの横田鮮魚店は、28日に行った時にはすでにお店を閉めていました。

横田鮮魚店は、寿司屋通り上のかねまビル1F元太洋市場下となりに移転するということですが、張り紙があって、3月31日(火)から移転先で営業を始めるということでした。

干物の高松商店と伊藤総菜店は妙見市場の閉店をもって廃業ということで、産直・惣菜店「みみずく舎CSAショップ」は市役所通りローソンとなりに5月オープン予定、帆布のトートバッグのお店「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)」は中央市場第1棟に5月上旬オープン予定とのこと。

28日に行った時は、高松商店のぬかニシンとニシンのカマクラ、伊藤総菜店の煮豆を買ってきました。

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もちろん、どれも美味しくいただきました。

於古発川(おこばちがわ)の上に建つ、カマボコ型の外観は特徴的な妙見市場ですが、現在の建物は1964年(昭和39年)に建てられたものということで、建物の老朽化もかなり進み、維持費も負担になっていたとのことで、今回の閉店となったそうです。

当初はA・B・C棟と3棟あってお店も100店が軒を連ねたそうですが、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、その後は山側にあったC棟のみで営業していました。

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本当に、いよいよ妙見市場が閉店してしまいますね。

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2020年3月14日 (土)

まもなく閉店してしまう「妙見市場」に買い物に行ってきたので市場の様子を

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妙見市場が2020年3月31日をもって閉店するというニュースは、このブログでもお伝えしましたが、3月の中旬になって、その日が迫ってきました。

建物を所有する小樽市が、2020年の春に妙見市場を閉鎖する見通しというニュースが新聞に掲載されたのが、昨年(2019年)10月9日のことで、閉鎖を正式決定したというニュースは2020年2月4日付の北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。

於古発川(おこばちがわ)の上に建つという珍しい立地の妙見市場ですが、カマボコ型の外観が特徴的な現在の建物は、1964年(昭和39年)に建てられたものということで、建物の老朽化もかなり進み、維持費も負担になっていたとのことです。

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当初はA・B・C棟と3棟あってお店も100店が軒を連ねたそうですが、それも、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、現在は山側にあったC棟のみで、入っている店舗も5店舗で営業しています。

で、私も時々行ってはいるものの、すいません、あまり買い物はしてないのですが、少し前にゆっくり買い物をしてきたので、その様子をお伝えしますね。

※市場内の無断撮影は禁止になっています。撮影は各店舗の許可をもらって撮影しています。

妙見市場の各店舗の様子

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まず、こちらは海側入り口から入ってすぐの「横田鮮魚店」で、とにかく鮮魚の品揃えがすごくて、高級魚も色々と扱っているようですね。

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(刺身類がほとんど売れてる)
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あっ、後ろで干物が回ってる!!

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ふと、小樽では珍しい赤貝を売っているのを見つけて、ちょっと贅沢でしたが買ってしまいました。美味しかった〜!!

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ここから、少し坂になっている市場内の通路を歩いて行くと、右手にあるのが干物の「高松商店」です。

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ここ高松商店については、最近、北海道新聞朝刊に折り込まれるフリーペーパー「kazeru(カゼル)」(北海道新聞小樽支社営業部発行)2020年3月号(vol.148)の田口智子さんによる「小樽たべものがたり」内で、とても詳しく紹介されています。

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実はここの干物は大人気なんですね。常連客がとても多いそうで、ブログなどにも、閉店を惜しむ声が寄せられていました。

私も以前から気になっていた、自家製にしんのカマクラを買いました。

これが実に美味しくて、他にも食べてみたい干物が色々とあって、あ〜、もっと早くに利用していればよかったです…

その高松商店の向かいが「伊藤総菜店」で、美味しそうな手作り惣菜が色々と並んでいましたよ。

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この日はお買い得品のザンギを買いました!!

そして、また通路を進むと、赤井川のミリケン恵子さん(みみずく舎)による産直・惣菜店「ひとりCSA妙見ショップ」があります。

(通路の上から見たところ)
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何かお惣菜をと思ったのですが、もうほとんど売り切れていました。残念…

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そして、その少し上の山側入り口近くには、帆布のトートバッグのお店「Jammed with Possibility(ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー)」があって、素敵なバッグが販売しています。

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※こちらのお店のFacebookページはこちら:Jammed with Possibility - ホーム

ということで、妙見市場の様子でしたが、やはり、お店が少ないので、ちょっと寂しい雰囲気なのはしょうがないですかね。

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最後の3月の大売出しは18日(水)・19日(木)で、さらに3月21日(土)10:30からは、第39回妙見シビックマーケットが開催されます。

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おわりに〜閉店後の各店舗の予定

妙見市場の閉店後の各店舗の予定ですが、先日のニュースによると、干物「高松商店」と惣菜「伊藤惣菜店」は廃業で、その他の3店舗は、以下の予定で新たに移転営業するとのことです。

・みみずく舎CSAショップは、市役所通りローソンとなりに5月オープン予定。
・横田鮮魚店は、寿司屋通り上のかねまビル1F元太洋市場下となりに4月中旬オープン予定。
・Jammed with Possibilityは、中央市場第1棟に5月上旬オープン予定。

※参照:小樽市 :小樽市内市場のお買い得情報

妙見市場の閉店が決まってしまったのは本当に残念ですが、最後まで応援したいと思います。

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妙見市場の下へと流れ、その先で国道5号線の下へと流れ込む於古発川の様子【於古発川を下る】

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2020年2月29日 (土)

妙見市場の下へと流れ、その先で国道5号線の下へと流れ込む於古発川の様子【於古発川を下る】

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昨年秋に、於古発(おこばち)川を上流部の最上町から終点となる運河まで、小樽市内のどこを流れているのか、主に橋をたどって歩き、サブタイトルを【於古発川を下る】としてシリーズ化してます。

実は投稿が少し途絶えていたのが、また再開して、前回投稿が市立小樽図書館横から前の道路をくぐって流れていく於古発川の様子【於古発川を下る】で、その続きとなる今回ですが、於古発川はその先で妙見市場の下へと流れていき、さらに妙見市場を過ぎると、その先で国道5号線の下へと流れ込んでいきます。

※写真撮影が雪の降る前の11月上旬のものもあり、現在と風景が違うのでご了承願います。

妙見市場の下へと流れていく於古発川

前回、市立小樽図書館横を流れて、図書館前の道路の道路の下をくぐって渡って流れ出てきた於古発川は、そこからまっすぐと流れていき、その先で妙見市場の下へと流れ込んでいきます。

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手前の建物は市場のトイレですね。

(振り返って見たところ)
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さて、かまぼこ型の建物が印象的な妙見市場は、なんと川の上に建っているんですよね。珍しいですよね。

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ところが、ご存知の方も多いと思いますが、この妙見市場は3月末で閉鎖することが決まっているんですよね(こちらの記事をどうぞ:ニュースより/妙見市場を3月末で閉鎖することを建物を所有する小樽市が正式決定)。

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ここでちょっと妙見市場についてですが、戦後、於古発川(この辺りからは妙見川と呼ばれます)の川べりに露店を開いたのが始まりとのことで、その後、立ち退きを求められた際に、川の上に建物を建てたのだそうです。

昭和37年(1962年)に洪水で建物が流されるという災難があった後、昭和39年(1964年)に現在のカマボコ型の建物ができたそうで(参照:「小樽散歩案内」発行:有限会社ウィルダネス)、当初はA・B・C棟と3棟あり、100店が軒を連ねたとか。

その後、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、現在は山側にあったC棟のみで営業しているのですが、建物も老朽化がかなり進み、維持費も負担になっていたとのことで、建物を所有する小樽市が正式に閉鎖を決定したとのことです。

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妙見市場については、また別に記事を書こうと思っていますので、ここは川の様子に戻りたいと思います。

妙見市場を過ぎて国道5号線の下へと流れる於古発川

で、妙見市場の建物の下を流れる於古発川は、妙見市場の海側の道路を渡ったところから、再びその姿を見せます。

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ここからまた下流へまっすぐと流れていくのですが、ちなみにこの下流部分は、先ほど書きましたが、かつては川の上に妙見市場のA・B棟があったわけで、その建物が解体されて約50年ぶりに姿を現した区間になります。

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途中で新しく橋がかけれています。名前はあるのかな?

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この橋から見た上流。
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下流。
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さて、そして於古発川は、国号5号線に架かる稲穂横断歩道橋のところから、国道の下へと流れ込んでいきます。

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こちらは歩道橋の上から振り返って川を見たところ。
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ちなみに、こちらは2012年のA・B棟解体直後の様子です(2012年5月撮影)。
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護岸や橋が新しくて、周辺に木々もないので、よく見通せますね。

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そうそう、この稲穂横断歩道橋の柱の根元には、当ブログではおなじみの妙見小僧がいるんですよね(妙見小僧関連の記事はカテゴリー妙見小僧でどうぞ)。

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ちゃんと、看板もあります。

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おわりに

国道5号線に下に流れ込んだ於古発川は、国道5号線を渡ってその後しばらく、暗渠になっていて(寿司屋通りの上の方)、川の流れを見ることができなくなります。

次に流れを見ることができるのは、寿司屋通りの下の方になるのですが、それはまた次回ですね。

ということで、今回は、妙見市場の下へと流れて、市場を過ぎてからその先で国道5号線の下へと流れ込んでいく於古発川の様子でした。

【おまけ】
2020年2月6日撮影の冬の様子です。

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※於古発川は河川の種類としては、市が指定して管理する「準用河川」になります(二級河川は都道府県知事、一級河川は国)。

※シリーズ【於古発川を下る】 の記事は、カテゴリー「於古発川(おこばちがわ)」にまとめてます。

【関連記事】
ニュースより/妙見市場を3月末で閉鎖することを建物を所有する小樽市が正式決定
ニュースより/妙見市場が老朽化と店舗数減少で来年(2020年)にも閉鎖される見通し

※過去にこのような記事も書いています。
於古発川(妙見川)を遡る〜妙見市場から小樽図書館
妙見市場下から顔を出した於古発川のその後於古発川(おこばちがわ)再び

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2020年2月 5日 (水)

ニュースより/妙見市場を3月末で閉鎖することを建物を所有する小樽市が正式決定

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妙見市場を3月末で閉鎖することを、建物を所有する小樽市が正式決定したというニュースが、2020年2月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。

いよいよ決まってしまいましたね。

建物を所有する市が、今年(2020年)の春に妙見市場を閉鎖する見通しというニュースが新聞で流れたのが、昨年(2019年)10月9日付のことでした。

それは、ついにきてしまったか…、という感じのニュースで、このブログでも取り上げたのですが(→ニュースより/妙見市場が老朽化と店舗数減少で来年(2020年)にも閉鎖される見通し)、その後、現在、入居する店舗の移転先なども決まったようですね。

今回のニュースによると、現在営業しているのは5店ということで、干物「高松商店」と惣菜「伊藤惣菜店」は廃業とのことで、「横田鮮魚店」は寿司屋通りに、産直店「妙見CSAショップ」は市役所下に4月めどに新規開店、帆布バッグ「ジャムド・ウィズ・ポッシビリティー」は小樽駅周辺に5月移転予定とのことです。

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於古発川(おこばちがわ)の上に建つ、カマボコ型の外観が特徴の妙見市場の現在の建物は、1964年に建てられたものということで、建物の老朽化もかなり進み、川の上での建て替えは河川法の規定により困難とみられていて、維持費も負担になっていたとのこと。

当初はA・B・C棟と3棟あって100店が軒を連ねたとか。それも、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、現在は山側にあったC棟のみで営業してるんですよね。

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う〜ん、私は市場にはよく行くのですが、妙見市場にはどうだったかというと、すいません、たまにしか利用してなかったので、あまり言えませんが、やっぱり小樽から市場がまたなくなるのは、なんとも寂しいです。

“また”というのは、小樽の市場は、2017年の入船市場、2018年の手宮市場に続いての閉鎖なんですよね。厳しい状況が続いています。

妙見市場が閉鎖すると、小樽市場連合会参加の市場は、南樽市場、新南樽市場、三角市場、中央卸市場、中央市場、鱗友朝市の6店舗になってしまいますね。

閉鎖後の妙見市場の建物は、来年(2021年)3月までに解体する方針ということで、来年春には、この川の上に建つとても珍しい市場が小樽から姿を消すのですね。

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2019年10月10日 (木)

ニュースより/妙見市場が老朽化と店舗数減少で来年(2020年)にも閉鎖される見通し

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ついにきてしまったか…、というニュースです。

妙見市場が、来年(2020年)にも閉鎖される見通しというニュースが、2019年10月9日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。

閉鎖時期は、建物を所有する市が各店と最終調整をしているそうですが、来年(2020年)3月がめどになっているとのことです。

う〜ん、確かに近年の妙見市場は店舗数もめっきり減って寂しい状況だったんですよね。

ただ、現在は5店舗が入っているということで、2年前には常設店舗が2店舗にまで減ったものの、そこから盛り返してきて、最近は定期的にシビックマーケットが賑やかに開催されるなど、活用の道が模索されていたようなのですが…

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於古発川(おこばちがわ)の上に建って、カマボコ型の外観が特徴の妙見市場は、かつてはA・B・C棟と3棟あったものの、店舗が徐々に減って2012年にA・B棟が解体され、現在は山側にあったC棟のみで営業しています。

現在の建物は1964年に建てられたものということで、確かに建物の老朽化もかなり進んでいるんですよね。

ニュースによると、川の上での建て替えは河川法の規定により困難とみられていて、維持管理費も年150万円に対して賃料収入が60万円余りということなんですね。

閉鎖時期については、来年3月めどではあるものの、移転方針の各店舗の移転先が決まるまで、市場の営業は続けられるようにするそうです。

妙見市場の歴史については、戦後、於古発川(おこばちがわ。この辺りからは妙見川と呼ばれます)の川べりに露店を開いたのが始まりとのことで、その後、立ち退きを求められた際に、川の上に建物を建てたのだそうです。

昭和37年(1962年)に洪水で建物が流されるという災難があった後、昭和39年(1964年)に現在のカマボコ型の建物ができたそうで(参照:「小樽散歩案内」発行:有限会社ウィルダネス)、当初はA・B・C棟と3棟あり、100店が軒を連ねたとか。

その後、2012年にA・B棟が解体され、C棟のみになったというのは、前述の通りです。

小樽の市場は、一昨年(2017年)に入船市場が、昨年(2018年)には手宮市場が閉鎖しているので、厳しい状況が続いています。

ちなみに、妙見市場以外の現在の小樽市場連合会参加の市場は、南樽市場、新南樽市場、三角市場、中央卸市場、中央市場、鱗友朝市の6店舗です。

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