蘭島地区
2024年7月 1日 (月)
2023年9月 7日 (木)
蘭島を歩く【まとめ記事】〜蘭島駅から海岸周辺へ
夏の前の6月のことなんですが、JRで蘭島に行って蘭島駅から蘭島海岸へと向かい、そこから海岸周辺を少し歩いてきました。
実はこの蘭島散歩は、連載中のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」2023年7月号(Vol.92)にて、「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」という記事を書くにあたって歩いてきたものでした(2023年6月22日のことです)。
ブログでは、誌面に掲載できなかった話題や写真などがまだあったため、小樽チャンネルマガジンの補足記事といった感じで、数記事を投稿しました。
ここでは、それらの記事と、加えて過去に書いた記事から、今回の小樽チャンネルマガジンの「蘭島を歩く」関連の記事をピックアップして、合わせてまとめておこうと思います。
ということで、この投稿は蘭島散歩のまとめ記事になります。
※小樽チャンネルマガジン2023年7月号(Vol.92)「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」の内容については、小樽チャンネルのサイトで電子版を読むことができます。
こちらです:小樽チャンネルマガジン2023年7月号
蘭島を歩く【まとめ記事】
・小樽の無人駅「蘭島駅」の様子(※今回書いた記事)
・蘭島駅からすぐ「蘭島駅前公園」〜ここは児童公園No.59(※過去記事から)
・蘭島の海岸へ向かう道の途中の小さな橋「旭涛橋」(※今回書いた記事)
・蘭島海水浴場の海岸近くに建つ「北海道海水浴場開設発祥之地」の碑(※過去記事から)
・蘭島海岸のすぐ近くにある「蘭島神社」の様子(※過去記事から)
・忍路から蘭島に抜ける観音坂を歩いてきました(※過去記事から/忍路側から歩いた記事です)
・蘭島海岸に建つ石碑「鰊塚」(※今回書いた記事)
・蘭島の住宅街の西側に架かる小さな橋「曙橋」(※今回書いた記事)
・蘭島海岸へと流れ込む蘭島川と、その蘭島川に架かる国道5号線の蘭島橋(※今回書いた記事)
おわりに
最後に、海水浴場開設前の6月の静かな蘭島海岸の様子を短い動画に撮ってきたので、掲載しますね。
とうことで、小樽チャンネルマガジン2023年7月号(Vol.92)「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」のタイアップ記事となる、蘭島散歩のまとめ記事でした。
※小樽チャンネル-小樽の観光・グルメ・生活情報を毎日更新!-
【関連記事】
・今さら聞けない、無人駅の塩谷駅と蘭島駅で列車を乗り降りするにはどうするの?〜余市・倶知安方面ワンマン列車の乗り方
・【踏切のある風景】蘭島駅のすぐ先にある「餅谷沢踏切」(あれ?字が餅屋沢でない!?)
・蘭島駅の横を流れる蘭島川とモチヤ沢橋
・小樽の西の端「蘭島駅」はとても静かな無人の駅
2023年8月22日 (火)
蘭島海岸へと流れ込む蘭島川と、その蘭島川に架かる国道5号線の蘭島橋
少し前の6月のことなのですが、蘭島にいってきて、海水浴場の開設前だったので、まだとても静かだった海岸沿いを少し歩いてきました。
蘭島といえば、小樽市民には砂浜が綺麗な海水浴場としておなじみですが、西の端には砂浜の中をゆったりと海へと流れ込んでいく川があります。
この川が蘭島川です。
ここは河口付近ですね。
そのすぐ先は畚部(フゴッペ)岬になりなます。
蘭島川は北海道が管理する二級河川で、小さな川の多い小樽の中では大きな川のひとつです。ちなみに、小樽で二級河川は、その他に主なところで塩谷川、勝納川、朝里川などがあります(小樽に一級河川はありません)。
ここから上流を見てみると、すぐ先に橋が架かっています。
通る道路は国道5号線で、架かる橋は蘭島橋です。
蘭島地区を通る国道5号線は蘭島川を渡るんですが、そこに架かる国道5号線の橋が蘭島橋なんですね。
ここから直接蘭島橋には行けなかったので、ぐるりと回って国道5号線に出て、蘭島橋に行ってみます。
蘭島橋です。国道を車で走っていると、あまり橋という感じはしないかもしれません。
昭和60年12月完成というプレートがありました。
先にはお隣余市町へと通じる畚部(フゴッペ)トンネルが見えます。
こちらが蘭島橋から見た下流側で、海まですぐです。
この辺りで国道は海岸に近づいているんですよね。
こちらは橋から見た蘭島川の上流側です。
こういうゆったりとした感じの川の風景は、小樽では珍しいかもしれませんね。
ということで、蘭島海岸に流れる蘭島川と、その蘭島川に架かる国道5号線の蘭島橋の様子でした。
※小樽もまだまだ暑い日が続いるものの、お盆も過ぎ、市内の海水浴場は順次開設期間を終了していますが、蘭島海水浴場も8月20日(日)で開設期間を終了しています。
※連載中のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」の2023年7月号(Vol.92)にて、「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」という記事を書かせてもらいましたが、誌面に掲載できなかった話題や写真などがまだあるのでブログで紹介してます。小樽チャンネルマガジンの補足記事といった感じですね。
※今回書いているその他の補足記事。
・小樽の無人駅「蘭島駅」の様子
・蘭島の海岸へ向かう道の途中の小さな橋「旭涛橋」
・蘭島海岸に建つ石碑「鰊塚」
・蘭島の住宅街の西側に架かる小さな橋「曙橋」
【関連記事】
・蘭島駅の横を流れる蘭島川とモチヤ沢橋
2023年8月21日 (月)
蘭島の住宅街の西側に架かる小さな橋「曙橋」
夏の前のことなんですが(2023年6月22日)、蘭島に行って少し歩いてきたました。
蘭島地区は海岸沿いから山側へと広く伸びているのですが、住宅街になっているのは主にJRの線路から海側で、住所としては蘭島1丁目になります(蘭島は1〜3丁目まであります)。
現在、蘭島駅の山側(南側)を流れている蘭島川は、かつては蘭島地区のその住宅街を流れていたんですよね(河川改修により蘭島駅の山側へ)。
なので、住宅街の海岸へと向かう各通りには、川を渡る小さな橋が、それぞれに架かっているんですよね。で、その下には改修前の蘭島川の流れが今も残っています。
先日、そんな橋の一つ「旭涛橋」について投稿したのですが、この日はもう一つ橋を渡ってきました。
それは、旭涛橋に対して、住宅街の西側に架かる「曙橋」です。
竣工年は写真を取り忘れたのですが(平成24年3月竣工)、小さいながらも綺麗な橋ですね。
下を流れる蘭島川の流れも確認できますね(この日の旭涛橋からは、草木でほとんど流れが見えなかったんですよね)。
かつてはやはり、生活は川と共にあったのでしょうね。
ということで、蘭島の住宅街に架かる「曙橋」の様子でした。
※参考
・小樽市津波ハザードマップ「蘭島・忍路地区」
・蘭島餅屋沢遺跡(蘭島川水系河川改修工事用地内埋蔵文化財発掘調査概報 昭和59年度/小樽市教育委員会)
・小樽市 橋梁法定点検診断結果(小樽市橋梁長寿命化修繕計画 法定点検・診断結果 | 小樽市内)
【追記】(2023.9.14)
曙橋のある通りの電柱を見てみると「あけぼの」の表示が。
電柱のプレートの表示には、その土地の昔ながらの地名などが記されていることがあって、街歩きの際には気がついたらチェックしたりするんですよね。
実際のところは未確認ですが、「あけぼの」の表示があるということで、以前からこのあたりは「あけぼの」と呼ばれているのかもしれませんね。
※曙橋の位置です。
※小樽もまだまだ暑い日が続いるものの、お盆も過ぎ、市内の海水浴場は順次開設期間を終了していて、蘭島海水浴場も8月20日(日)で開設期間を終了しています。参考:海水浴場オープン情報(令和5年度) | 小樽市
※連載中のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」の2023年7月号(Vol.92)にて、「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」という記事を書かせてもらいましたが、誌面に掲載できなかった話題や写真などがまだあるのでブログで紹介してます。小樽チャンネルマガジンの補足記事といった感じですね。
※今回書いているその他の補足記事。
・小樽の無人駅「蘭島駅」の様子
・蘭島の海岸へ向かう道の途中の小さな橋「旭涛橋」
・蘭島海岸に建つ石碑「鰊塚」
【関連記事】
・蘭島駅の横を流れる蘭島川とモチヤ沢橋
2023年8月20日 (日)
蘭島海岸に建つ石碑「鰊塚」
少し前(2023年6月22日)に蘭島にいってきて、海水浴場の開設前だったので、まだとても静かだった海岸沿いを少し歩いてきました。
すると、蘭島海岸のやや東よりに「鰊塚」と記された碑が建っているのが目に止まります。
綺麗で比較的新しい石碑で、碑文を読むと、最後に「昭和五十四年六月 建立者 本間栄太郎」と書かれてますね。
この石碑は、鰊への供養として建てたられたものだそうで、蘭島の浜もまた、かつては鰊漁に沸いたのでしょうね。
※参考:「小樽散歩案内」(佐藤圭樹/有限会社ウィルダネス)
※場所はこちら。
※小樽もまだまだ暑い日が続いるものの、お盆も過ぎ、市内の海水浴場は順次開設期間を終了しますが、蘭島海水浴場の開設期間は8月20日(日)までとなっています。
※連載中のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」の2023年7月号(Vol.92)にて、「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」という記事を書かせてもらいましたが、誌面に掲載できなかった話題や写真などがまだあるのでブログで紹介してます。小樽チャンネルマガジンの補足記事といった感じですね。
※今回書いているその他の補足記事。
・小樽の無人駅「蘭島駅」の様子
・蘭島の海岸へ向かう道の途中の小さな橋「旭涛橋」
【関連記事】
※蘭島海岸には「北海道海水浴場開設発祥之地」の碑もあります。
・蘭島海水浴場の海岸近くに建つ「北海道海水浴場開設発祥之地」の碑
2023年8月19日 (土)
蘭島の海岸へ向かう道の途中の小さな橋「旭涛橋」
このブログでは、街歩きでふと目にした小さな橋なんかについても書き留めていたりしてるんですが、今回はちょっと前に蘭島に行った際に目にした小さな橋「旭涛橋」の様子です(写真は2023年6月22日撮影)。
この日は、蘭島駅から海岸に向かったのですが、歩くとすぐに国道5号線に出ます。で、国道沿いにあるセブンイレブン前の信号のある横断歩道を渡り、そのまま正面の海岸へと向かう道を歩きました。
ちなみに、この日は休みで入ることができなかったのですが、横断歩道を渡ってすぐ左に「甘味処とぺんぺ」というかき氷のお店があるんですよね。週末のみの営業のようで、夏の暑い時期に食べてみたいですが、なかなか機会が…
さて、そこから海に向かって歩き出すと、すぐに小さな橋があります。
この橋が「旭涛橋(きょくとうばし)」です。
かろうじて橋の名前が確認できます(「濤」の表記ですかね)。
見にくいですが、昭和37年(1962年)7月竣工でしょうか。
この時は草木でほとんど流れが見えませんでしたが、下には小さな川が流れていて、これは河川改修前の蘭島川になるんですね(現在の本流は駅の南側を流れてます)。
かつて蘭島川はこちらの住宅街を流れていたようで、川を渡る小さな橋が、それぞれの通りにあるんですね。
今回はそれらの各橋までは確認しなかったのですが、まずはこの旭涛橋について書き留めておきました。
※【追記】勘違いで、今回はもう1箇所、西側の「曙橋」も確認してきてました。
ちなみに、蘭島地区は海岸沿いから山側へと広く伸びているのですが、住宅街になっているのは主にJRの線路から海側で、住所としては蘭島1丁目になります(蘭島は1〜3丁目まであります)。
蘭島のこのあたりは、起伏のない平地なので、普段坂道ばかりを歩いている身としては、なんだかそれはそれで新鮮だったりしますね。
※参考
・小樽市津波ハザードマップ「蘭島・忍路地区」
・蘭島餅屋沢遺跡(蘭島川水系河川改修工事用地内埋蔵文化財発掘調査概報 昭和59年度/小樽市教育委員会)
・小樽市 橋梁法定点検診断結果(PDF)(「小樽市橋梁長寿命化修繕計画 法定点検・診断結果 | 小樽市」内)
・小樽の最西端『蘭島』の歴史 ~昭和・平成編~|イエステーション 北章宅建
・蘭島川 - Wikipedia
※連載中のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」の2023年7月号(Vol.92)にて、「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」という記事を書かせてもらいました。その際に、誌面に掲載できなかった話題や写真などがまだあるのでブログで紹介してます。小樽チャンネルマガジンの補足記事といった感じですね。
※今回書いているその他の補足記事。
・小樽の無人駅「蘭島駅」の様子
【関連記事】
※以前にも旭涛橋に触れている記事がありました。
・蘭島駅の横を流れる蘭島川とモチヤ沢橋
2023年8月18日 (金)
小樽の無人駅「蘭島駅」の様子
海水浴場でおなじみの蘭島地区について、連載を持たせてもらっているフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」(編集発行:株式会社K2)の2023年7月号(Vol.92)にて、「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」というタイトルで記事を書かせてもらいました。
その時、タイトルのどおりに蘭島を歩いてきたわけですが、小樽チャンネルマガジンに掲載できなかった話題や写真などがまだあるので、数回に渡り当ブログで掲載したいと思います。小樽チャンネルマガジンの記事の補足といった感じでしょうかね。
で、今回はそのうちの蘭島駅の様子です。
ちなみに、蘭島を歩いてきたのは、海水浴場シーズン前の6月22日と、ちょっと前のなのでご了承を。
蘭島駅の様子
このブログでも過去に何度か蘭島駅の様子はお伝えしているのですが、2030年度末に予定されている北海道新幹線札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線函館線の長万部〜小樽間は、鉄路廃止と全線バス転換とする方向性が決定しているるんですよね。
つまり、将来的にはこの蘭島駅は、お隣の塩谷駅と共に廃駅になる予定とのことで、そんなことも思いながら今回は蘭島駅をゆっくり見てきたので、あらためて掲載しますね。
小樽の西の端に位置する蘭島駅は無人駅で、小樽駅から小樽〜塩谷〜蘭島という順番で、その先はお隣の余市駅になりますね。
こちらは余市駅方面ですが、まっすぐ続く線路の風景がローカル線ならではの風景で、なんだか郷愁を誘う風景でもあります。
駅の山側すぐ横には。見えないんですが蘭島川が流れています。
以前は簡易委託駅といって、窓口でご近所の方が乗車券類の発売のみ行なっていたそうですが(以前、コメントで教えてもらいました)、現在はそれも廃止になったようですね(※参照:蘭島駅 - Wikipedia)。
国道5号線から少し入ったところに、ポツンと建っているんですよね。
海水浴場として古くから人気の蘭島ですが、昭和30年代などは夏になるとこの蘭島駅が海水浴客でごった返して、臨時列車も増発され、駅から海岸までの道のりも人であふれていた、なんていう話をよく聞きますよね。
蘭島駅の駅舎の半自動ドア
そうそう、蘭島駅の駅舎の2箇所のドアは、半自動ドアと書かれているんです。
これはどういうことかというと、こういうことです。
なるほど〜
蘭島駅の歴史
ここでちょっと蘭島駅の歴史についてですが、蘭島駅の歴史は古く、函館~小樽を結ぶ路線で、明治35年(1902年)12月に然別~蘭島間の部分開通により蘭島駅が開業しています。
その翌年の明治36年(1903年)6月に蘭島~小樽(当時は小樽中央駅)間が開通します。
明治37年10月には函館から小樽までの全線が開通しているのですが、その時に一旦、駅名が「忍路」駅になってます(小樽中央駅は高島駅に)。
この時はまだ、すでにあった幌内鉄道(旧手宮線)とこちらは繋がっていなかったのですが、明治38年8月に2つの路線が繋がると(現在の小樽駅と南小樽駅間です)、同年12月に忍路駅が蘭島駅に、高島駅が中央小樽駅に改称されます。
ちなみに、中央小樽駅が小樽駅になるのは大正9年(1920年)のことで、それまでは現在の南小樽駅が小樽駅という名称だったんですよね。
※参考
・「小樽散歩案内」(佐藤圭樹/有限会社ウィルダネス)
・「小樽市総合博物館公式ガイドブック」(有限会社ウィルダネス)
・「おたる案内人テキストブック」小樽観光大学校運営委員会編
・新ねっとわーく小樽2016年7月号(No.24)蘭島(有限会社ウィルダネス/どうしん小樽販売所会)
蘭島駅でのワンマン列車の乗り降りについて
2023年8月現在、小樽〜蘭島で所要時間約18分、片道340円となっています。
蘭島駅でのワンマン列車の乗り降りは戸惑うかもしれません。
ここを走るのはだいたいワンマン列車で、この場合、蘭島の無人駅での乗降時は、進行方向一番前のドアだけが開いて、そこから乗り降りするんですよね。知らないと焦ります(お隣の塩谷駅もです)。
例えば、小樽駅から乗車の場合、駅で買った切符は、列車を降りる時に一番前にいる運転士に渡します。あっ、ドアは自動ではなくて、自分でボタンを押して開けます。
駅は無人で改札もないので、駅舎を通らなくてもそのへんから出て行けちゃいます。
蘭島駅から乗車する際は、切符は売ってないので、乗車時に車内で整理券を取って、小樽駅下車の場合は改札窓口で整理券とともに清算します。
※無人駅の列車の乗り降する方法についての記事です。
今さら聞けない、無人駅の塩谷駅と蘭島駅で列車を乗り降りするにはどうするの?〜余市・倶知安方面ワンマン列車の乗り方
おわりに
今回、蘭島を歩いてきたのは、海水浴場の開設前で、駅周辺や海岸などには人はほとんどいない時期(6月22日)だったのでご了承を。
小樽もまだまだ暑い日が続いるものの、お盆も過ぎ、市内の海水浴場は順次開設期間を終了しますが、蘭島海水浴場の開設期間は8月20日(日)までとなっています。
ということで、以前も蘭島駅については書いたことがあるのですが、今回改めて蘭島駅について紹介してみました。
※以前の蘭島駅の記事はこちら。
・小樽の西の端「蘭島駅」はとても静かな無人の駅
・可愛い駅舎の蘭島駅の様子〜かつては海水浴客で大混雑した駅ですね
【関連記事】
・小樽チャンネルマガジン2023年7月号(Vol.92)〜今号は「蘭島を歩く〜蘭島駅から海岸周辺へ〜」
・小樽市の2023年夏の海水浴場の開設は5か所(小樽市HPより)〜朝里海水浴場が開設見送り
2019年6月10日 (月)
小樽の西の端「蘭島駅」はとても静かな無人の駅
5月に列車で蘭島に行ってきました。
蘭島駅は、小樽の西の端に位置する駅です。
小樽駅からですと、小樽〜塩谷〜蘭島駅となっていて、その先のお隣は余市駅となります。
ということで、今回は、蘭島駅の様子です。
無人の蘭島駅の様子
蘭島駅の駅舎は、国道5号線から少し入ったところにポツンとがあります。
駅舎の改築年はわかりませんが、比較的新しいですね。そして、可愛いです。
駅舎内には券売機も改札機もありませんが、窓口があります。ただ、人はおらず、閉まってました。
以前、コメントをもらったのですが、ここは簡易委託駅といって、窓口でご近所の方が乗車券類の発売のみ行なっているそうですが、私は出会ったことがないんですよね。で、分類上はあくまで無人駅になるようです(参考:蘭島駅 - Wikipedia)。
そうそう、ドアは重りがついて手動で開けて自動で閉まる半自動です。
上りと下りのホームは跨線橋が架かっているんですが、その跨線橋がとにかく渋いです
木がむき出しの階段です。
跨線橋は渡る時に、そこからの風景を必ず眺めてしまうんですが、ここ蘭島駅の跨線橋からの眺めはこんな感じです。
何もありませんが、まっすぐで、いい眺めで、ローカル線という雰囲気がぴったりですね。
横を流れるのは蘭島川です。
蘭島駅でのワンマン列車の乗り降り
小樽から蘭島は、普通列車で乗車時間18分、片道260円(2019年5月現在)。本数はは1時間に1本あるかないかで、小樽駅からこちらの余市・倶知安方面は単線で、架線がない非電化区間なので、電車ではないんですよね(気動車というのかな)。
ここを走るのはだいたいワンマン列車で、この場合、塩谷や蘭島の無人駅での乗降時は、進行方向一番前のドアだけが開いて、そこから乗り降りするということで、知らないとちょっと戸惑います。
例えば、小樽駅から乗車の場合、駅で買った切符は、列車を降りる時に一番前にいる運転士に渡します。で、駅は無人なので改札とかもなく、駅舎を通らなくてもそのへんから出て行けちゃいます。
蘭島駅から乗車する際は、切符は売ってないので(窓口が空いていることがあるのかな!?)、乗車時に車内で整理券を取って、小樽駅下車の場合は改札窓口で整理券とともに清算します。
ちなみに、ホームには、乗降時に開く一番前のドアの位置を示す案内がありました。
駅舎内には、ワンマン列車の乗り降りについて案内が掲示されてます。
※ワンマン列車の乗り方・降り方について、こちらに詳しく書いたので、参考まで。
今さら聞けない、無人駅の塩谷駅と蘭島駅で列車を乗り降りするにはどうするの?〜余市・倶知安方面ワンマン列車の乗り方
蘭島駅の歴史について
ここでちょっと蘭島駅の歴史について。
明治36年(1903年)6月、函館を小樽を結ぶ路線の蘭島~小樽(小樽中央駅)間が部分開通しているのですが、その前年の明治35年(1902年)12月に、然別駅~蘭島駅間の開通によって蘭島駅が開業してます(明治36年開業という記述もあり)。
明治37年10月には函館から小樽までの全線が開通しているのですが、その時に一旦、駅名が「忍路」駅になってます(小樽中央駅は高島駅に)。
この時はまだ、すでにあった幌内鉄道(旧手宮線)とこちらは繋がっていなかったのですが、明治38年8月に2つの路線が繋がると(現在の小樽駅と南小樽駅間です)、同年12月に忍路駅が蘭島駅に、高島駅が中央小樽駅に改称されます。
蘭島といったら海水浴場
で、蘭島といったら海水浴場ですよね。
明治36年6月に蘭島~小樽(小樽中央駅)間が部分開通してますが、その年には蘭島海水浴場が開業してるんですよね。
海岸沿いには、北海道海水浴場開設発祥之地の碑が建っています。
かつては海水浴客で駅がごった返したという蘭島駅、特に昭和40年〜昭和50年代くらいまでは、それは大変な混雑ぶりで、車が普及するまでは、蘭島駅から海水浴場まで長い列ができたとかで、臨時列車も出ていたようです。
ちなみに、この日、蘭島駅に行ったわけですが、蘭島駅で乗り降りした時の利用客は私1人で、他には人影は見られず、静かなものでした。
おわりに
ということで、実は以前も蘭島駅の記事を書いたことがあったのですが、今回はよりじっくり蘭島駅を紹介してみました。
もうすぐ北海道も海水浴の季節ですが、現在はどのくらいの利用客がいるのでしょうかね。
※小樽市のHP内に海水浴場オープン情報が掲載されています。
・小樽市 :海水浴場オープン情報
※参考
・「小樽散歩案内」発行:有限会社ウィルダネス
・「鉄道と歩んだ街 小樽」発行:有限会社ウィルダネス
・「おたる案内人テキストブック」小樽観光大学校運営委員会編
・蘭島駅 - Wikipedia
【関連記事】
・蘭島海水浴場の海岸近くに建つ「北海道海水浴場開設発祥之地」の碑
※以前の蘭島駅の記事はこちら。
可愛い駅舎の蘭島駅の様子〜かつては海水浴客で大混雑した駅ですね
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2019年6月 9日 (日)
蘭島駅の横を流れる蘭島川とモチヤ沢橋
5月に列車で蘭島に行ったのですが、蘭島駅のすぐ横には川が流れてます。
蘭島駅のすぐ先には、その川にかかる橋があったので、そこまで行ってみました。
駅の横を流れるこの川は蘭島川。
そして、ここに架かっている橋にはモチヤ沢橋という名前が付いてます。
蘭島川は、この先で右に曲がって蘭島海岸へと流れているんですが、地図を見ると、途中でモチヤ沢川(餅屋沢川)と合流していて、その“餅屋沢”という名称がついた橋なんですね。
こちらがモチヤ沢橋から見た下流方面。
水の流れがよく分からないくらい、ゆったりでした。
こちらがモチヤ沢橋の上流側で、左手に蘭島駅があります。
駅の近くということは、すぐ横を線路が走っているので、このモチヤ沢橋を渡る道路にむかうには線路を渡ることになり、そこには「餅谷沢踏切」という名前の踏切があります。
その踏切については、当ブログでおなじみの“踏切のある風景”シリーズとして、こちらの記事で投稿してます(字が餅屋沢ではなくて、餅谷沢なんですよね)。
・【踏切のある風景】蘭島駅のすぐ先にある「餅谷沢踏切」(あれ?字が餅屋沢でない!?)
ところで、この蘭島駅の横を流れる蘭島川ですが、地図を見ると駅の手前途中で分かれて蘭島の街中を流れる流れもあって、そちらにも蘭島川という名前がついてるんですよね(旧蘭島川という表記もありました)。
今回は資料を調べきれなかったのですが、蘭島川 - Wikipediaによると、街中を流れる方が、もともとの本流で、洪水防止の観点から河川改修が行われて、駅の横を流れる新河道が作られた、ということのようです(蘭島の方、間違っていたらご指摘ください!!)。
ちなみに、こちらが街中を流れるほうの蘭島川で、橋は旭涛橋からです。
こちらの橋は、名前は確認できませんでした。
ということで、以上、蘭島駅の横を流れる蘭島川とモチヤ沢橋の様子、そして、街中を流れるほうの蘭島川の様子でした。
※参考:蘭島川 - Wikipedia
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2019年6月 8日 (土)
蘭島海水浴場の海岸近くに建つ「北海道海水浴場開設発祥之地」の碑
5月に列車で蘭島に行ったのですが、その際、蘭島の海にも行ってきました。
小樽の西のはずれに位置する蘭島海岸といえば、なんといっても蘭島海水浴場ですよね。小樽市民にはおなじみです。
現在も海水浴場として人気ですが、かつては、特に昭和40年〜昭和50年代くらいまでは、それは大変な混雑ぶりで、車が普及するまでは蘭島駅から海水浴場まで長い列ができたとか。その頃は少子化の現在と違い、人口も多く、夏のレジャーも多様化してませんでしたしね。
私もその頃に蘭島海水浴場に行ってるんですが、あまり行列の記憶はないんですよね。ただ、海岸が混雑していた記憶はよくあります。
で、その蘭島海水浴場は歴史も古くて、海岸近くには「北海道海水浴場開設 発祥之地」の碑が建っています。
つまり、蘭島海水浴場は北海道で最初の海水浴場ということ!?
碑文によると、明治35年(1902年)に地元の丸山三郎氏の多大な尽力により蘭島駅が開業となり、翌明治36年(1903年)7月に丸山三郎氏が鉄道・報道関係者多数を浜に招待し、海水浴場の発展のための協力をお願いしたことが、蘭島海水浴場の始まりとされている、とのことです。
丸山三郎氏は地元の水産加工業者で、駅の誘致に尽力したほか、海岸に休憩小屋などを作って海水浴場としたそうです。
ちなみに、明治36年6月に函館と小樽を結ぶ路線の蘭島駅~小樽駅(当時は小樽中央駅)間が部分開通していて、そのすぐ後に海水浴場が開設してるんですね。
蘭島駅は、その前年の明治35年12月に然別駅~蘭島駅間の開通によって開業してます(明治36年開業という記載もあり)。
この「北海道海水浴場開設発祥之地」の碑は、昭和58年(1983年)7月3日、蘭島海水浴場開設80周年を記念して建立されています。
この日は天気は良かったものの、さすがに海岸には人影はありませんでしたが、来月7月になって、海水浴場がオープンすれば、またこの蘭島海水浴場も賑わうでしょうね。
※蘭島海水浴場の令和元年の開設期間は、7月12日(金)〜8月25日(日)を予定しています(※参照:小樽市 :海水浴場オープン情報 令和元年5月22日現在)
※参考
・「小樽散歩案内」(発行:有限会社ウィルダネス)
・「鉄道と歩んだ街 小樽」(発行:有限会社ウィルダネス)
・蘭島海水浴場 - Wikipedia
・蘭島駅 - Wikipedia
【追記】
2023年6月に海水浴場シーズン前の蘭島を少し歩いてきました。北海道海水浴場開設発祥之地の碑は変わらず建っていて、写真を撮ってきたので追記しておきます(追記は2023年9月4日)。
より以前の記事一覧
- 【踏切のある風景】蘭島駅のすぐ先にある「餅谷沢踏切」(あれ?字が餅屋沢でない!?) 2019.05.31
- 蘭島駅からすぐ「蘭島駅前公園」〜ここは児童公園No.59 2019.05.30
- 今さら聞けない、無人駅の塩谷駅と蘭島駅で列車を乗り降りするにはどうするの?〜余市・倶知安方面ワンマン列車の乗り方 2019.05.29
- 可愛い駅舎の蘭島駅の様子〜かつては海水浴客で大混雑した駅ですね 2017.07.14
- 蘭島海岸のすぐ近くにある「蘭島神社」の様子【追記あり】 2017.07.12
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