塩谷・桃内地区

2024年10月 5日 (土)

塩谷神社(明治宮鹽谷神社)では創祀350年記念特別企画で船絵馬などの神社の“秘蔵”絵馬を初公開(10月4日〜6日)

Otaru_20241004-152902

塩谷神社明治宮鹽谷神社)では、創祀350年を記念した特別企画として神社の“秘蔵”絵馬を初公開しています。

※写真撮影は禁止のため絵馬の写真はありません。

期間は2024年10月4日(金)〜10月6日(日)の3日間の日程で展示しています。

展示場所は塩谷神社の社務所の2階で、開催時間は10:00〜11:30(午前)、13:30〜17:00(午後)となっています。

ということで、私も初日の4日に見に行ってきました。

Otaru_20241004-153008

Otaru_20241004-153016

展示されている絵馬は、航海の安全を祈願して北前船主や船乗りたちから奉納された船絵馬のほか、明治天皇御真影絵馬、武者絵馬、神馬絵馬などで、加えて説明パネルや関連の貴重な品々が展示されています。

船絵馬は日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財の一つにもなっていて、ここ塩谷神社にはなんと30面が令和2年に発見されて、追加認定されているんですよね。
ストーリーの概要と構成文化財(北前船) | 小樽市

今回の公開では、そのうち5面が展示されていて、私も初めて見ることができたのですが、これはやはりとても貴重で、歴史を感じさせてくれて、興味深いですね。

Otaru_20241005-031335

Otaru_20241005-031418

ちなみに塩谷神社は、明治神社と統合を機に、令和5年4月1日から明治宮(めいじのみや)鹽谷神社と神社名を改称しています。

なので、現在は正式には明治宮鹽谷神社なのですが、当記事では馴染みの深い旧称「塩谷神社」で表記させてもらいました。

Otaru_20241004-152852

ということで、塩谷神社(明治宮鹽谷神社)で創祀350年を記念して、船絵馬などの“秘蔵”絵馬を初公開しています。

展示期間は10月6日(日)までですので、気になっている方はお忘れなく。

明治宮鹽谷神社

※関連ニュース:2024年10月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
※塩谷神社の主な過去記事。
冬の塩谷神社に行ってきました
鎮守の森に囲まれた塩谷神社に行ってきました〜新しくなった第二鳥居と小樽市指定の保全樹林
7月に塩谷神社の例大祭に行ってきました〜ちょっとだけ松前奴も

※近くにある徳源寺の最近の記事です。
塩谷の歴史的建造物でもある徳源寺で「お寺deマルシェ」が9月14日に開催(イベントは終了してます)

| | コメント (10)

2024年9月17日 (火)

塩谷の歴史的建造物でもある徳源寺で「お寺deマルシェ」が9月14日に開催(イベントは終了してます)

Otaru_20240914-143748

塩谷の小樽市指定歴史的建造物でもある徳源寺で、2024年9月14日(土)にちょっと気になるイベント「お寺deマルシェ」が開催されました(イベントは終了しています)。

お寺に気軽に足を運ぶきっかけになればと、徳源寺によって企画されたこのイベント「お寺deマルシェ」は、実は昨年(2023年)8月に初開催されて、これが3回目の開催なんですね。

ということで、私も前から気になっていたのですが、今回初めて、ちょっとだけお邪魔することができました。開催時間は10:00〜16:00でした。

Otaru_20240914-143605

お寺に着くと、境内にはキッチンカーと野菜販売やタイ料理、新鮮平飼い卵などのお店が出店してました。

Otaru_20240914-143636

Otaru_20240914-143753

お寺の建物内にも入ることができて、玄関から大広間では雑貨、焼き菓子、地元の加工食品など、いろんなジャンルの販売がありました。

Otaru_20240914-145259

Otaru_20240914-144011

Otaru_20240914-144221

Otaru_20240914-143959

Otaru_20240914-144025

私が行ったのは午後の遅めの時間で、昼過ぎの賑わいが一段落したところとのことでしたが、地元の方中心にたくさんの方が訪れたようで、私が行った時もまだまだ子供たちもたくさんいて、来場者で賑わってましたよ。

Otaru_20240914-144041

Otaru_20240914-144126

Otaru_20240914-144201

本堂ではヨガや体操、坐禅、子ども向けの体験イベントもあったそうです。

こちらが本堂。
Otaru_20240914-145047

Otaru_20240914-144428

本堂と左手に並ぶ龍神堂には本堂からそのまま行くことができるのですが、そこには日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財の一つでもある、航海の安全を祈願して北前船主や船乗りたちから奉納された「船絵馬」が3面納められていて、今回はこの龍神堂の船絵馬も公開されていました。

Otaru_20240914-144519

Otaru_20240914-144533

船絵馬は実はまだ実物を見たことがなかったので、これもまた楽しみにしていたんですよね。

Otaru_20240914-144545

Otaru_20240914-144707

Otaru_20240914-144654

今回はすぐ近くの明治宮鹽谷神社(塩谷神社)とコラボという形もとっていて、私は参加できなかったのですが、小樽商大の高野宏康先生による講演会「北前船と明治宮鹽谷神社」がそちらであったそうです。

(明治宮鹽谷神社)
Otaru_20240914-151133

徳源寺でも日本遺産のパネル展示がありました。
Otaru_20240914-144243

ちなみに、徳源寺は本堂が明治30年(1897年)建築の小樽市指定歴史的建造物で、境内には小樽市の保存樹木にも指定されている大きなクロマツとイチョウの木が3本ずつあって、本堂前左のイチョウは2本が途中で幹が合体するという珍しい状態になっています。

Otaru_20240914-143616

ということで、ちょっと珍しいイベント、塩谷の徳源寺で開催された「お寺deマルシェ」の様子でしたが、こういうイベントがあると、歴史あるお寺もなんだか身近に感じられますね。

※Instagram:お寺deマルシェ(@otera.de.marche)
曹洞宗徳源寺 | 【公式】ホームページ

Otaru_20240914-152044

小樽市指定歴史的建造物 第59号 徳源寺本堂 | 小樽市
保存樹木等の指定一覧 | 小樽市
ストーリーの概要と構成文化財(北前船) | 小樽市

※関連ニュース:2024年9月12日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

Otaru_20240914-143559

【関連記事】
塩谷の徳源寺は本堂が歴史的建造物〜境内には保存樹木の巨木〜お寺の前の坂は「停車場の坂」
塩谷の徳源寺前を上って塩谷駅へと通じる「停車場の坂」
日本遺産「北前船」構成文化財追加認定記念「第2回塩谷桃内のまちづくり講演会」に参加してきました(10月23日開催)

| | コメント (2)

2023年2月26日 (日)

冬の塩谷神社に行ってきました

Otaru_20230119-142435

先日、このブログでも宣伝しました、小樽の街歩きで連載を持たせてもらっているフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」の2023年2月号(Vol.87)で歩いてきたのは、塩谷の「停車場の坂」と呼ばれる坂道から、丘を越えた先にある塩谷駅まででした。

※宣伝記事はこちら:小樽チャンネルマガジン2023年2月号(Vol.87)〜今号は【冬企画】停車場の坂を歩いて冬の塩谷駅へ

で、この時、近くの塩谷神社にも立ち寄ってきたので、せっかくなので冬の塩谷神社の様子をここで紹介しようと思います。訪れたのは1月19日とだいぶ前なのでご了承を。

ちなみに、以前、夏(2019年7月)に訪れた際の様子は、こちらの記事で紹介しています。
鎮守の森に囲まれた塩谷神社に行ってきました〜新しくなった第二鳥居と小樽市指定の保全樹林

冬の塩谷神社

まず、国道5号線を小樽中心街方面から塩谷地区に入ると、バス停「塩谷」前に朱色の灯籠があります。ここが塩谷神社です。

Otaru_20230119-143200

Otaru_20230119-143155

鳥居やその横にある石碑の塩谷神社の「塩」の文字は、旧字体の「鹽」を用いているんですが(こちらが正式なのかな)、ここでは普段各所で用いられている「塩」の表記にしますね。

ここからは参道は上り坂になっていて、先の社殿は見ることができません。

Otaru_20230119-142111

Otaru_20230119-142124

最初の鳥居をくぐって、少し上ったところに同じく朱色の鳥居が立っています。この第二鳥居は、老朽化により2014年に撤去され、2019年6月に再建されています。

Otaru_20230119-142226

その先からは、参道脇が木々に覆われて、森の中に入ってくようです。

Otaru_20230119-142251

参道はとても綺麗に除雪されていました。

少し上ると長い階段があります。

Otaru_20230119-142327

木々に囲まれた参道、階段、周囲の雪景色と、いい雰囲気です。

(振り返って見た風景)
Otaru_20230119-142332

階段前に看板があるのですが、ここ塩谷神社周辺に広がるこの雑木林は、小樽市の保全樹林に指定されているんですよね。
※参照:保存樹木等の指定一覧 | 小樽市

Otaru_20230119-142346

階段を上ります。
Otaru_20230119-142358

(階段の途中で、振り返って見た風景)
Otaru_20230119-142415

階段を上ると、その先に社殿があります。

Otaru_20230119-142420

Otaru_20230119-142426

いや〜、雪景色の中の歴史を感じさせる社殿が、なんとも趣ありますね。

Otaru_20230119-142448

Otaru_20230119-142612

Otaru_20230119-142450

周囲には、なにやら足跡が…
Otaru_20230119-142441

なんでしょうね〜
Otaru_20230119-142502

階段の上から見た参道の眺めです。
Otaru_20230119-142545

Otaru_20230119-142552

こちらは帰りに参道を下ってきて、国道までもう少しといったところからの風景ですが、日が差してきて、正面の丘に日が当たっていました。Otaru_20230119-143008

Otaru_20230119-143103

ということで、冬の塩谷神社の様子でした。

鹽谷神社 鹽谷神社について

※塩谷神社では令和2年に30面の船絵馬が発見され、近くにある徳源寺龍神堂で同時期に発見された3面の船絵馬とともに、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財の一つに令和3年に追加認定されています。Otaru_20230119-143128

※境内に看板があったのですが、塩谷神社は令和5年4月1日から、明治宮(めいじのみや)塩谷神社と神社名を改称するそうです。Otaru_20230119-143147

※こちらは冬の夜の塩谷神社の鳥居(2023年2月11日)。
Otaru_20230211-181538

【関連記事】
鎮守の森に囲まれた塩谷神社に行ってきました〜新しくなった第二鳥居と小樽市指定の保全樹林
7月に塩谷神社の例大祭に行ってきました〜ちょっとだけ松前奴も

| | コメント (0)

2022年10月25日 (火)

第3回塩谷桃内まちづくり講演会「自然と歴史文化を活かしたまちづくり」に参加してきました(10月23日開催)

Otaru_20221023-125227t

第3回塩谷桃内まちづくり講演会自然と歴史文化を活かしたまちづくり」が、2022年10月23日(日)に開催されました。

場所は桃内町内会館で、時間は13時〜16時まで。主催は塩谷桃内まちづくり推進委員会です。

定員は50名で参加無料ということでしたが、参加には事前の申し込みが必要ということで、私も申し込んで参加してきました(昨年の第2回に続いて参加させていただきました)。

Otaru_20221023-123649

今回の講演会では「自然と歴史文化を活かしたまちづくり」というタイトルで、2人の先生による講演がありました。

講師の先生と講演内容は…
松田義章氏(北海道教育大学札幌校非常勤講師)による「小樽が世界に誇る地質遺産~小樽西部海岸、忍路、桃内、塩谷地域に広がる大昔の海底火山活動の痕跡について〜
高野宏康氏(小樽商科大学グローカル戦略推進センター学術研究員)による「塩谷・桃内・忍路の北前船遺産と住吉屋西川家~近江商人、場所請負人、北前船主としての活動〜

Otaru_20221023-124532

松田義章氏の講演では、アカデミックな内容ながら、手書きのパネルなども活用したお話しは、とても楽しく聞くことができました。

忍路、桃内、塩谷付近の地質は、海外でも特に注目され、“海底火山のメッカ”と称されるほどとのことで、あらゆる海底火山活動の痕跡がこの地域で見られるそうです。

桃内の海岸にある桃岩ひとつを見ても、下側半分の白くなっているところは、爆発的な一回の噴火でできたものだそうで、桃内軟石(小樽軟石)はここから採石されたそうです。対して桃岩の上半分の横縞模様のある箇所は、火山の噴火の終盤にゆっくりできたものだそうで、そういうことが地質を見て分かるんですね。

Otaru_20221023-122259

話は北海道の地質の話や小樽の地形の成り立ち、小樽の石造倉庫に使われている小樽軟石、札幌軟石の話などなど、正直、専門的でよく分からなかったことも多々あったのですが、とても興味深く、聞かせていただきました。

小樽、そして、忍路、桃内、塩谷地域は、歴史ある建造物や北前船遺産などが注目されていますが、加えて、地質的にもすごいんだということが、もっとPRできるといいですね。

地質学専門の松田先生は、市内で時折、小樽の地質に関わる講演を行なっていて、私も何度か参加させてもらっています。

Otaru_20221023-124343

そして、高野宏康氏の講演では、塩谷・桃内・忍路の北前船遺産と住吉屋西川家についてということで、まずは、北前船の歴史や塩谷・桃内・忍路の船絵馬などの北前船遺産についての紹介がありました。

そして、ニシン漁でオショロ・タカシマ場所の請負をしていた住吉屋西川家は、北前船主でもあったとのことで、住吉屋西川家ゆかりの北前船遺産についての紹介に加え、今回は人にまつわる話として、住吉屋西川家の歴代の当主たちの、それぞれの活動についても、お話を聞かせていただきました。

高野先生は本当に多岐にわたって活躍されていて、小樽ではよく知られていると思いますが、今回の北前船や小樽の日本遺産関連など、小樽の歴史文化を研究され、その観光資源化や地域活性化への様々なプロジェクトにも取り組まれていて、お話を聞く機会も多く、本当にいつも色々と勉強させてもらってます。

そうそう、講演開始前に紙芝居“タイムスリップ塩谷村”のDVDを流す予定が、トラブルで中止になってしまい、途中で内容紹介だけですが、ありました。

ということで、塩谷桃内まちづくり推進委員会主催の、第3回塩谷桃内まちづくり講演会「自然と歴史文化を活かしたまちづくり」についてでしたが、基本的には地域の皆さんが対象の講演会なのでしょうが、私も参加させてもらい、とても勉強になりました。

地域の方々はもちろん、多くの市民が、こういった歴史やその価値について学ぶのは大切ですよね。

※関連ニュース:2022年10月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
日本遺産「北前船」構成文化財追加認定記念「第2回塩谷桃内のまちづくり講演会」に参加してきました(10月23日開催)
小樽市総合博物館運河館でトピック展「松浦武四郎が見た忍路の火山地質」開催中〜ギャラリートーク「すごい!忍路の火山地質」も聞いてきました
小樽市総合博物館本館にて博物館ゼミナール小樽学「考察小樽の軟石建造物」の最終回「小樽軟石形成の地質学的背景」の講義を聞いてきました

| | コメント (0)

2021年11月 6日 (土)

桃内神社に行ってきました

Otaru_20211023-154345

10月に桃内町に行く機会があったので、桃内神社に行ってきました。

町内を通る道路沿いに朱塗りの鳥居があります。

Otaru_20211023-153055

ただ、道路からは社殿は見えません。

Otaru_20211023-153054

道路沿いの鳥居からは細い坂になっていて、上りながら左に曲がっていて、その先にまた鳥居がありました。

(道路沿いの鳥居)
Otaru_20211023-152146

Otaru_20211023-152210

(左に曲がるとその先にも鳥居が)
Otaru_20211023-152225

ということは、先ほどの道路沿いが第一鳥居で、こちらが第二鳥居ということですね。

第二鳥居の先が広場になっていて、その右手にさらにもうひとつ鳥居がありました。第三鳥居ですね。

Otaru_20211023-152240

鳥居は3つあったんですね。

そして、その先の階段の上に社殿が建っています。

Otaru_20211023-152257

この第二鳥居の先の広場も境内ということなのでしょうかね。綺麗な広場です。

第三鳥居をくぐって階段を上り社殿へ。社殿は、町内の道路から3つの鳥居をくぐった先の、小高い場所にあったんですね。

Otaru_20211023-152328

Otaru_20211023-152336

階段を上ると、右手に手水舎がありました(水はありません)。

Otaru_20211023-152400

Otaru_20211023-152607

そして、社殿んですが、社殿はこじんまりとして、比較的新しいですね。

Otaru_20211023-152358

Otaru_20211023-152538

後ろに回ってみると…

Otaru_20211023-154328

お〜朱塗りのこちらが本殿ということですね。

Otaru_20211023-154345

で、前の建物が拝殿となるのですね。

Otaru_20211023-154259

逆側からも回れます。
Otaru_20211023-152521

拝殿と本殿は通路でつながっています。

Otaru_20211023-152438

さて、お参りをして戻りますが、この社殿までは坂を上ってきたので、振り返るととてもいい眺めです。

Otaru_20211023-154432

社殿前から振り返ると、訪れたのが10月23日ということで、季節的に周囲の山は紅葉してました。

Otaru_20211023-154403

Otaru_20211023-152251

第二鳥居からは海が見え、桃内海岸の桃岩も見えます。

Otaru_20211023-152302

Otaru_20211023-154550

とうことで、桃内神社の様子でした。

【関連記事】
桃内海岸と桃岩を眺める
桃内川の様子/桃内川橋〜国道5号線〜桃内橋から

| | コメント (0)

2021年11月 5日 (金)

桃内海岸と桃岩を眺める

Otaru_20211023-154247

10月に桃内に行く機会があったので、桃内海岸に行ってきました。

桃内の海岸は、塩谷トンネルと忍路トンネルの間に位置しています。

国道5号線から桃内川に架かる小さな桃内橋を渡って、海岸へ続く道を歩いて途中まで行くことができました。

(桃内橋)
Otaru_20211023-153928

Otaru_20211023-154023

Otaru_20211023-154049

海岸沿いの前方には、特徴的な岩山が見えています。「桃岩」です。

Otaru_20211023-154138

Otaru_20211023-154205

桃岩の近くまでは行くことはできませんが、とても印象的な岩山ですよね。

桃内は小樽に残る石造倉庫にも使われた小樽軟石の産地としても知られていて、明治の初めに、ここ桃岩周辺から石が切り出されていたそうですよ。

Otaru_20211023-154227

かつては、この桃岩には、並んでもう一つの岩山があったそうですが、軟石として切り出されて、現在の海側の部分だけになったそうです。

(かつては右側にもう一つ岩山があったそうです)
Otaru_20211023-160025

子供の頃に、ここに泳ぎにきた記憶があるのですが、現在は海水浴場としては開設されていません。

Otaru_20211023-154112

Otaru_20211023-154044

こちらは反対側の忍路方面の風景。
Otaru_20211023-154304

時間は夕方4時頃なので、日が暮れかかっています。

黄昏れてしまいそうな眺めです。

Otaru_20211023-160011

ということで、桃内の海岸と桃岩の風景でした。

※塩谷トンネルは2021年3月に旧塩谷トンネルと旧笠岩トンネルの山側に新しく開通し、忍路トンネルは2018年3月に旧桃内トンネルと旧忍路トンネルのあった海岸沿い道路から山側のトンネルへと切り替わってます。

※参考
・「おたる案内人テキストブック」小樽観光大学校運営委員会編
桃岩、石切場の跡を見る。 : ときどきの記 from 小樽
八区八景 桃内・塩谷地区 | 小樽市

【関連記事】
桃内川の様子/桃内川橋〜国道5号線〜桃内橋から
国道5号線の桃内〜塩谷間に新しい「塩谷トンネル」が2021年3月20日に開通してます(旧塩谷トンネルと旧笠岩トンネルは閉鎖)
国道5号線の桃内〜忍路間の新しい忍路トンネルを抜けて忍路の町中へ向かう

| | コメント (2)

2021年11月 4日 (木)

桃内川の様子/桃内川橋〜国道5号線〜桃内橋から

先日、桃内町に行く機会があったのですが、国道5号線近くで、町内を流れる川がありました。

桃内川です(写真は2021年10月23日撮影)。

Otaru_20211023-153307

国道5号線の少し上流部分に橋があって、そこからよく見ることができました。

この橋は「桃内川橋」という名称ですね。

Otaru_20211023-153302

昭和63年8月竣工と表記されています。

Otaru_20211023-153326
(この先が桃内の町内)

横の青い管は水道管ですね。

Otaru_20211023-153325

下流側のすぐ先が国道5号線です。

Otaru_20211023-153313

では、国道を渡って、その先の桃内川の流れを見に行きます。

何やら川は工事中のようでした。

Otaru_20211023-153809

桃内川が海に注ぐ手前に、もう一つ、とても渋い橋が架かってました。

こちらは「桃内橋」ですね。

Otaru_20211023-153939

Otaru_20211023-154013

う〜ん、竣工年月は見えにくいですが、昭和39年11月かな?

Otaru_20211023-154000

すぐ先で海に注いでます。
Otaru_20211023-153948

(上流側。先に国道5号線)
Otaru_20211023-153951

それにしても、なんとも味わいのある橋ですね。

Otaru_20211023-154023

この桃内橋を渡った先で、桃内の海岸に出られて、既に見えてるのですが桃岩を眺めることができます。

Otaru_20211023-153928

Otaru_20211023-154032

そうそう、先ほどの国道5号線から忍路・蘭島方面を見るとトンネルが見えますが、このトンネルは2018年3月に海岸沿いから山側へと切り替わった、新しい忍路トンネルですね。
※関連記事:国道5号線の桃内〜忍路間の新しい忍路トンネルを抜けて忍路の町中へ向かう

Otaru_20211023-153824

右の海側には、旧桃内トンネルの入り口が見えます。

Otaru_20211023-154454

ということで、国道5号線周辺の桃内川橋と桃内橋、そして桃内川の様子でしたが、塩谷のさらに西に位置する桃内には、なかなか行く機会がなかったのですが、今回、ようやく少しですが、行くことができました。

八区八景 桃内・塩谷地区 | 小樽市

【関連記事】
日本遺産「北前船」構成文化財追加認定記念「第2回塩谷桃内のまちづくり講演会」に参加してきました(10月23日開催)
国道5号線の桃内〜塩谷間に新しい「塩谷トンネル」が2021年3月20日に開通してます(旧塩谷トンネルと旧笠岩トンネルは閉鎖)

| | コメント (0)

2021年10月26日 (火)

日本遺産「北前船」構成文化財追加認定記念「第2回塩谷桃内のまちづくり講演会」に参加してきました(10月23日開催)

Otaru_20211023-124835

日本遺産「北前船」構成文化財追加認定記念「第2回塩谷桃内のまちづくり講演会」に参加してきました。

場所は桃内町内会館で、10月23日(土)13:00〜15:00に開催されました。

主催は塩谷桃内のまちづくり推進委員会で、参加は無料でしたが、事前の申し込みが必要で定員は50名。どうやら定員いっぱいだったようです。

(桃内町内会館は初めて行きました)
Otaru_20211023-152926

今回の講演会は、「歴史文化を活かした塩谷桃内のまちづくりを目指して」というタイトルがついてます。

Otaru_20211023-124636

小樽市も他の自治体とともに認定されている日本遺産「北前船」。この構成文化財の船絵馬群について、塩谷の徳源寺(3面)と塩谷神社(30面)の船絵馬が、令和3年7月16日に追加認定されたんですよね(これまでは恵美須神社と龍徳寺金比羅殿の船絵馬が認定されていました)。

日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財の追加認定について | 小樽市

それを記念しての、この塩谷桃内のまちづくり推進委員会による講演会、ということなんですね。そうそう迫市長も駆けつけていました。

講演内容は…
田中洋之氏(小樽市産業港湾部観光振興室・日本遺産担当)による「小樽市の日本遺産について」
高野宏康氏(小樽商科大学グローカル戦略推進センター学術研究員)による「塩谷・桃内の北前船遺産」

Otaru_20211023-124633

田中氏の講演では、小樽市の日本遺産について、きちんとした状況を勉強させてもらい、また高野先生の講演では、北前船の調査の様子や、かつてニシン漁で栄えていた頃の場所請負人として知られる、西川家が残した北前船遺産「忍路高島七地蔵」についてという、とても興味深い話なども聞かせていただきました(桃内には桃内地蔵が残されているとのこと)。

Otaru_20211023-124943

会場には、日本遺産認定書、船絵馬写真パネル(塩谷神社と徳源寺)なども展示されていました。

Otaru_20211023-151812

ということで、基本的には地域の皆さん対象の講演会なのでしょうが、私もとても勉強になりました。

Otaru_20211023-152912

ストーリーの概要と構成文化財(北前船) | 小樽市

| | コメント (0)

2021年7月13日 (火)

塩谷川の様子〜塩谷駅下と国道5号線の蔓生橋から

Otaru_20210422-143734

塩谷にある小樽市指定歴史的建造物の徳源寺前から、丘を越えて塩谷駅へと続く「停車場の坂」と呼ばれる坂道があります。

※今回は4月に塩谷方面を歩いてきた際の様子なのでご了承を。

この停車場の坂を上って丘を越えて坂道を下っていくと、坂を下りきったところに川が流れています。ちなみに、ここから道はまた上りになって、その先に塩谷駅があります。

(下ったところに橋があり、先に塩谷駅が見える)
Otaru_20210422-143552

Otaru_20210422-143713

で、この川なんですが、これは塩谷川です。

Otaru_20210422-143726

結構、流れも早く、小樽にしては大きな川ですが、塩谷川は二級河川になるんですよね。

二級河川の管理は北海道が行っていて、小樽では勝納川、朝里川、蘭島川などが二級河川です(※参照:河川に関することについて | 小樽市)。

ここに架かる橋には名前はあるのかな?(分かりませんでした)
Otaru_20210422-143823

こちらが橋から見た下流方面。
Otaru_20210422-143748

Otaru_20210422-143750

こちらが上流方面。
Otaru_20210422-143734

Otaru_20210422-143738

ここから塩谷駅はもうすぐですが、塩谷に住んでいた小樽ゆかりの文学者・伊藤整も、かつてはこの停車場の坂を歩いて、塩谷駅から汽車通学していたそうですよ。

ちなみに、塩谷川の上流側は、この先で線路(函館本線)や最上町からの道道956号小樽環状線と交差しているのですが、その先では伍助沢川と合流しています。

Otaru_20210422-143832


そして、塩谷川の下流側はというと、最終的には国道5号線の下を通って(塩谷トンネルの手前)、塩谷の海へと注いでいます。

ここからは、国道5号線からの様子ですが、まず、こちらが国道の山側の歩道です。

Otaru_20210422-130336

この国道5号線の橋は「蔓生(つるおい)橋」というんですね。

Otaru_20210422-130330

国道の蔓生橋から上流を見たところ。
Otaru_20210422-130308

平成17年3月竣工ですね。
Otaru_20210422-130357

国道を少し戻って横断歩道を渡って海側へ。

Otaru_20210422-131509

Otaru_20210422-131505

Otaru_20210422-131459

Otaru_20210422-131001

塩谷の海へ注ぎます。
Otaru_20210422-131011

ということで、今回は塩谷川の様子でしたが、機会があれば、もうちょっと途中の流れも追ってみたいです。

※参考:おたる坂まち散歩 停車場の坂 前編 徳源寺 | 小樽市

※塩谷川の伍助沢川との合流地点については、今回も小樽市建設部用地管理課にて確認させていただきました。この場を借りてお礼させていただきます。どうもありがとうございました。

【関連記事】
塩谷1丁目の住宅街の中を流れる浜中川
塩谷の徳源寺前を上って塩谷駅へと通じる「停車場の坂」
跨線橋も渋く小さな駅舎が可愛い無人駅の「塩谷駅」の様子(補足として塩谷地区について)
塩谷トンネル手前のバス停「塩谷文庫歌」の読み方は!?

| | コメント (2)

2021年7月12日 (月)

塩谷のゴロダの丘に建つ伊藤整文学碑へと上る眺めのいい散策路

Otaru_20210422-124814

塩谷の海を見渡せる、国道5号線沿いのゴロダの丘と呼ばれる高台に、小樽ゆかりの文学者・伊藤整文学碑が建っています。

伊藤整文学碑については、以前「塩谷のゴロダの丘に建つ伊藤整文学碑」で紹介したことがあるのですが、今回は、その高台の文学碑まで上る、ちょっとした散策路についてです。

※今回は4月に塩谷方面を歩いてきた際の様子なのでご了承を(この時期の散策路はどうなっているかな…)。

国道5号線を車で小樽市街地方面から塩谷地区を進むと、左手に伊藤整文学碑の案内標識が立っていて、そこから左に丘に上っていく車道があります。

ただ、徒歩の場合ですと、そのままもう少し国道沿いを進むと、また案内標識があって、丘へと上っていく細い歩行者用の散策路があるんですよね。

Otaru_20210422-1248091

Otaru_20210422-124824

せっかくの徒歩なので、その散策路を上っていくと、右下の国道の向こうに、徐々に塩谷の海が見えてききます。

Otaru_20210422-124904

Otaru_20210422-124917

この少しずつ海が見えてくるというのが、なかなかいいですね。

そして、散策路を上り切ったところで、ゴロダの丘の伊藤整文学碑に到着します。

Otaru_20210422-124944

Otaru_20210422-125001

明治38年に松前郡に生まれ、すぐに塩谷村(当時)に移住した伊藤整は、幼少期から青年期までを塩谷で暮らしていたんですよね。

※伊藤整文学碑についてはこちらの記事をどうぞ:塩谷のゴロダの丘に建つ伊藤整文学碑

Otaru_20210422-125104

(こういう看板もあります)
Otaru_20210422-125146

碑の周りは、ちょっとした休憩場所のような広場になっていて、塩谷の海が見える静かな場所です。

Otaru_20210422-125116

ここは冬のイベント「小樽雪あかりの路」の際には、一帯が「伊藤整ゆかりの地」塩谷会場となって、幻想的でとても素敵な灯りを見せてくれるんですよね。

さて、先ほど上ってきた散策路はというと、丘の上の伊藤整文学碑からは、今度は反対側に丘を国道5号線沿いに下っていくことになります。

Otaru_20210422-125306

Otaru_20210422-125336

その途中で見られる、国道の向こうに広がる塩谷の海の眺めが、これまたとてもいいんですよね。

Otaru_20210422-125509

途中、左にまたちょっと上る道がありました。
Otaru_20210422-125527

その先は行き止まりでしたが、そこからの風景がなかなかで、立ち止まって眺めずにはいられませんでした。

Otaru_20210422-125551

訪れたのは4月で、この日は風が強くて波も立っていましたが、いい眺め。

先ほどの道を下りて行き、国道に出て、散策路は終わりです。

(国道に下りて、散策路を振り返って見たところ)
Otaru_20210422-125911

ということで、ちょっと撮影時期から時間が経ってしまったのですが、塩谷のゴロダの丘の伊藤整文学碑へ上る、眺めのいい散策路の様子でした。

※Google マップより。伊藤整文学碑を通る緑のルートが今回の散策路(交差点側の下りる位置がちょっと違いますが…)。

※参考:おたる文学散歩 第35話 伊藤整文学賞の歩み | 小樽市

※塩谷といえば、海水浴場でお馴染みの塩谷海岸を思い浮かべる方も多いかと思いますが、その塩谷海水浴場は2021年度は7月10日(土)~8月22日(日)の期間で開設されています。
海水浴場オープン情報(令和3年度) | 小樽市

【関連記事】
塩谷のゴロダの丘に建つ伊藤整文学碑 
【小樽雪あかりの路22】「伊藤整ゆかりの地」塩谷会場の様子〜自然の中で揺れるロウソクがなんとも幻想的

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

イベント 小樽のお祭り おたる潮まつり 小樽ゆき物語 小樽雪あかりの路 歴史的建造物 銀行 歴史的建造物 倉庫 歴史的建造物 店舗 歴史的建造物 教会・神社・寺 歴史的建造物 邸宅 歴史的建造物 事務所 歴史的建造物 その他 その他の気になる古い建物 その他の気になる建物 小樽のなくなった建物 小樽市都市景観賞関連 小樽市総合博物館 市立小樽文学館・美術館 小樽の公園 児童公園(街区公園) 小樽公園の白樺林 小樽の坂 小樽の通り 小樽の駅 小樽の地下歩道 小樽の石垣のある風景 小樽の階段のある風景 小樽の丘のつく地名 於古発川(妙見川) 勝納川 小樽の川・橋(その他) クルーズ船の風景 海・港・運河・海岸 踏切・線路のある風景 旧手宮線関連 天狗山 奥沢水源地(水すだれ) 歩道橋から 水天宮 住吉神社 小樽の市場 妙見市場 雑貨・食料品店 飲食店 グルメ 小樽あんかけ焼そば 小樽のお餅屋 小樽のパン屋 小樽洋菓子舗ルタオ 海の幸 家庭料理 小樽のスポット(その他) 学校関連情報 生活密着情報 閉店した店・閉館した施設 サンモール一番街新築移転工事関連 塩谷・桃内地区 忍路地区 蘭島地区 長橋地区 オタモイ・幸地区 祝津・高島地区 桜・船浜地区 朝里地区 張碓地区 銭函地区 小樽の古い町名の痕跡 小樽の桜 小樽の紅葉 小樽でスキー 小樽の猫 小樽ゆかりの人物 ちょっとした風景 冬のちょっとした風景 北海道限定商品 妙見小僧 アンケートのお願い(終了) スポーツ ニュース 北海道胆振東部地震小樽関連 新型コロナウイルス関連情報(小樽) 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 道内巡り(小樽以外) 音楽