2024年1月7日から8日にかけて、小樽は記録的な大雪に見舞われました。7日の降雪量は一日で69cmということで、小樽市内は一気に雪に埋もれてしまいました。
この雪で、市内のあちこちで懸命な除雪作業が行われ、街中を雪を山盛り積んだトラックがひっきりなりに走っていました。
大量の雪を積んだダンプなどのトラックが向かうのは、市が開設している雪堆積場で、そこに雪を投げ(捨て)に行っているんですよね。
雪堆積場は今年も市内6箇所に開設しているのですが、その中で、珍しい光景というか、ほとんど小樽の真冬の風物詩となっているのが、小樽港の中央ふ頭基部の雪捨て場の光景です
場所は中央ふ頭から勝納ふ頭に架かる勝納大橋を挟んだ、中央ふ頭の両側に設置されています。
勝納大橋の手前には「中央埠頭基部雪捨て場」という看板が掲げられてます。
何が珍しい光景かというと、ここでは次々とやってくる雪を積んだトラックやダンプが、岸壁に雪を堆積していくほか、ダンプが岸壁から雪を直接海に投げ落としていくんです。
そして、その海に落とした雪を、すぐ横でショベルカー(バックホウ)が豪快にバッシャンバッシャンと攪拌しているんですよね。
この作業については、以前、小樽市に訪ねてみたのですが、冷たい冬の海では雪が溶けにくいため、ショベルカーによる攪拌によって融雪を促進させるのと、海面に雪が固まるのを防止するための作業になるそうです。
岸壁からの放水も見えるのですが、これは海水循環ポンプで、これによっても融雪を促進させているそうです。
この光景は、知っている方にとっては、ほんとおなじみの光景で、メディアにも珍しい光景として取り上げられることも多く、私も何度か見に行ってブログに投稿しているんですよね。
ということで、大雪後の一旦天気が落ち着いた1月11日(木)に、今年もその様子を見に行ってきたのでお伝えしますね。
中央ふ頭の勝納大橋の手前の陸側はダンプ優先(主に道路管理者)で、奥の海側が平ボディー車優先(主に市民)と分けられています(雪堆積場について | 小樽市より)。
こちらは橋の手前の陸側の様子です。
次々にダンプがやってきては、雪をドドド〜っと海に落としていきます。
近くで見ると、かなりの迫力です。
大雪後には次々と雪が運ばれ、雪は岸壁に下ろされることもあって、岸壁の雪をロータリ除雪車が飛ばして、ショベルカーの攪拌作業が追いつかなくなると、海に巨大な雪山が出現することもあるのですが、今回はありませんでした。
こちらは、勝納大橋の歩道から見た、奥の様子です。
こちらも次々とダンプがやってきて、雪を海に投げ落としていきました。
奥には、軽トラなどに積んだ雪を堆積していく場所もあり、そちらでは除雪車(タイヤドーザ)がそれらの雪を運んで海へと落としています。
※昨年に続いて、今年も動画を少し撮ってきました。こちらです。
※ちなみに、ここの周辺道路は、ひっきりになしに雪を積んだ大型車がやってくるのはもちろん、もともと交通量が多く、さらにはここは元々歩く人がほとんどいない場所で、この時期は雪で歩道が確保されていないところもあるので、もし様子を見に行く際には車に十分注意し、もちろん、作業車の邪魔にならないようにしましょう。
ということで、今年も見にいってきた、大雪後の小樽港中央ふ頭の雪捨て場の様子でした。
そして、除排雪作業に従事する皆さん、本当にありがとうございます。まだまだ厳しい冬は続き、この雪捨て場にも絶え間なく雪が運び込まれることと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
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