奥沢水源地(水すだれ)

2023年5月10日 (水)

奥沢水源地の水すだれを正面に見ることのできる水管橋が2023年も一般開放中!!(11月3日まで)【追記:動画】

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奥沢水源地のおなじみの風景、階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称・水すだれを正面に見ることのできる水管橋が今年も一般開放されています。

令和5年度(2023年度)の奥沢水源地水管橋の一般開放日時は次の通りです。
開放期間:令和5年4月29日(土・祝)〜11月3日(金・祝)まで
開放時間:午前10時から午後4時まで

※現地の天候状況などにより、一般開放を中止する場合があるとのことです。
※参照:令和5年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

(5月9日(火)撮影)
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ということで、毎年同じような投稿になってしまうのですが、お知らせを兼ねて今年も投稿しますね。

奥沢水源地の水すだれを水管橋から眺める

奥沢水源地の場所は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入ってずっと進み、天神十字街も超えて、さらにその道(道道697号天神南小樽停車場線)を民家がなくなる先までず〜っと進むと、道路が右に曲がりながらやや細くなって上りになるところがあります。

ここを右折するとすぐ左に「←水すだれ」の看板があるので、その指示の細い道を入っていった先に水管橋があります。ちなみに、この曲がり角の正面が駐車場になっています。

(一般開放中に利用できる駐車場)
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(案内の看板。すぐ先の矢印方向に細い道があります)
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(この先に水管橋)
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水管橋です。
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そして、こちらが水管橋から見た水すだれのおなじみの風景ですね。

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木々に囲まれた自然の中、曲がりながら階段を流れ落ちてくるその光景がとても綺麗で美しいんですよね。

ただ、実際に間近で見ると、水の流れが早くて勢いもあり、音もかなり大きくて、迫力ある光景でもあります。

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こちらは水管橋から見た下流側の眺め。
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この水すだれについては、小樽市HPに詳しい説明が記載されているので、いつものことですが引用させていただきます。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。

放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21メートル、距離約100メートルの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。

この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。

また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。

この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ませてみませんか。

令和5年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

現地には、その土木学会選奨土木遺産のプレートが、案内板とともに設置されています。

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奥沢ダムは1914年(大正3年)完成と、とても歴史のあるダムだったのですが、ダム堤体に陥没が見つかって2011年(平成23年)8月に廃止になっていて、ダム自体はもうありません。

奥にかつての奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます。

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ここ奥沢水源地は、水道施設としての役目は終えていますが、今も奥沢水源地という名称とこの水すだれは残されています。ちなみに、先ほどの道路を挟んだ向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

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ここ一帯の観光資源としての活用方法を以前から模索中だったのですが、その後どうなりましたか。この美しい景観と歴史的価値を後世に伝えていけるような、何かいい活用方法が見つかるといいですね。

ということで、今年もやっぱり例年と同じような内容でしたが、一般開放中の水管橋についてと、そこから見ることのできる水すだれの様子をお伝えしました。

※この日にちょっとだけ動画も撮影してきたので掲載しますね(2023年5月11日追記)。

【関連記事】
※同じような記事が並んでいるのですが、奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

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2022年10月31日 (月)

紅葉深まる奥沢水源地の水すだれを見に行ってきました(10月28日の様子)【小樽の紅葉2022】【追記:動画】

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秋もすっかり深まっていますが、今年の小樽の紅葉は深く色づく前に葉が散っている木々も目立ち、全体的に色づきはちょっと物足りないかもしれませんが、それでも各所で綺麗な紅葉を見ることができてます。

先日10月28日(金)には、紅葉深まる奥沢水源地水すだれを見に行ってきました

奥沢水源地の階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称・水すだれですが、これを正面に見ることのできる水管橋の一般開放は、令和4年(2022年)度は11月3日(木・祝)までとなっています。

開放時間は午前10時から午後4時までです。
令和4年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

(この先に水管橋)
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(水管橋です)
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そして、水管橋から水すだれを。
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この水すだれは、周囲を木々に囲まれている中を流れ落ちてくるので、秋にはその木々が紅葉して、とってもいい雰囲気なんですよね。

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だいぶ葉は落ちてましたが、いい感じです。

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この日は天気が悪くてちょっと残念…(あ〜、雨も降ったきた…)

(こちらは下流側を見たところ)
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夏は涼やかに、秋は紅葉な中を味わい深く流れ落ちてくるこの水すだれですが、実際に近くで見ると、水の流れは急で早く、水の流れ落ちる音も大きくて、なかなかの迫力です。

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奥にかつての奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます。 Otaru_20221028-141033

そうそう、この水管橋へ向かう道の上は、ちょっとした広場になっているので、そちらにも立ち寄りました。

道の途中に細い階段があるので、そこを上りました
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落ち葉で広場が敷き詰められていますが、広場がとても綺麗に維持されている印象です。

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この広場は、小学生の頃とかに炊事遠足にきた方も多いのではないでしょうかね。

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ということで、紅葉の中を流れ落ちてくる、奥沢水源地の水すだれの様子と、その上の広場の様子でした。

令和4年(2022年)度の水管橋の一般開放は、11月3日(木・祝)までとなっていますので、ご注意を。

※奥沢水源地の水すだれについては、毎年一般開放が始まる春に書いている、こちらの記事に詳しく書いてますので、よければどうぞ。
奥沢水源地の水すだれを正面に見ることのできる水管橋が令和4年(2022年)も一般開放中!!(11月3日まで)【追記:動画】

※この日、紅葉の中を流れ落ちてくる、水すだれの動画も撮ってきました(2022.11.1追記)

【関連記事】
※同じような記事が多いのですが、奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

※紅葉の記事については、カテゴリー「小樽の紅葉」にまとめてます。

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2022年5月 6日 (金)

奥沢水源地の水すだれを正面に見ることのできる水管橋が令和4年(2022年)も一般開放中!!(11月3日まで)【追記:動画】

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奥沢水源地階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称・水すだれを正面に見ることのできる水管橋が、今年も一般開放されています。

令和4年(2022年)度の奥沢水源地水管橋の一般開放日時は次の通りです。

開放期間:令和4年4月29日(金・祝)〜11月3日(木・祝)まで
開放時間:午前10時〜午後4時まで

ただ、新型コロナウイルス感染症の影響や、現地の天候状況などによっては、一般開放を中止して、水管橋を閉鎖する場合があるとのことです。
※参照:令和4年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

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ということで、毎年同じような投稿をしているのですが、お知らせを兼ねて、やっぱり今年もほぼ例年と同内容で投稿しますね。見に行ったのは、天気の良かった5月5日です。

奥沢水源地の水すだれを一般開放中の水管橋から眺める

奥沢水源地の場所は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入ってずっと進み、天神十字街も超えて、さらにその道(道道697号天神南小樽停車場線)をしばらく進んだ先にあります。

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すっと進んでいくと、道路が右折して細くなって上りになるのですが、そこの曲がり角の正面に駐車場にもなっている広場があって、右折してすぐ左に「←水すだれ」の看板があります。その指示の細い道を入っていった先に水管橋があります。

ここは車でないと、なかなか行きにくいのですが、一般開放中は駐車場は確保されています。バスだと中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので(徒歩10〜15分ほど)、ちょっと不便なんですよね。

(一般開放中に利用できる駐車場)
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(案内の看板。この先に、矢印方向に細い道があります)
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(この細い道を入っていった先に水管橋があります)
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(あちこちに、桜が咲いてました)

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ここが水管橋です。
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そして、こちらが水管橋から見た、水すだれのお馴染みの風景です。Otaru_20220505-142748

木々に囲まれた自然の中、階段を流れ落ちてくるその様子が、美しいともいえる景観です。

なんというか、曲がりながら流れ落ちてくるのがいいですよね。
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夏の暑い季節とかは、水の流れはとても涼やかです。ただ、実際に近くで見ると、水の流れは急で早く、水の流れ落ちる音も大きく、かなりの迫力があるんですよね。

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こちらは水管橋から見た下流側の眺めです。
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この水すだれについて、小樽市HPに説明が記載されているので、いつものように引用させていただきます。

 階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。

 放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。

 この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。

 また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。

 この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。

令和4年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

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現地には、土木学会選奨土木遺産のプレートが、案内板とともに設置されています。

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1914年(大正3年)完成という歴史ある奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になっていて、ダム自体はもうありません。

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奥には、かつての奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)も見えます。

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先ほどの道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

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ここ奥沢水源地は、水道施設としての役目は終えていますが、今も奥沢水源地という名称とこの水すだれは残されていて、一帯の観光資源としての活用方法を以前から模索中のようですが、この美しい景観と歴史的価値を伝えていけるような、活用方法が見つかるといいですね。

といことで、毎年同じような投稿をしてるのですが、今年もやっぱり同じような内容で、一般開放中の水管橋とそこから見ることのできる水すだれの様子をお伝えしました。

※この日、動画も撮ってきました(2022.5.8追記)

※今や毎年の同じような記事ばかりが並んでますが、奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

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2021年5月 8日 (土)

奥沢水源地の水すだれを正面から見られる水管橋が今年(2021年)も一般開放中です(11月3日まで)

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木々に囲まれた自然の中、階段を流れ落ちてくるその様子がお馴染みの奥沢水源地階段式溢流路(いつりゅうろ)、通称・水すだれ。その水すだれを正面から見ることのできる水管橋が、今年も一般開放中です。

令和3年(2021年)度の奥沢水源地水管橋の一般開放は、4月24日(土)から始まっていて、秋の11月3日(水・祝)までとなっています。

開放時間は午前10時から午後4時までで、現地の天候状況などによっては、一般開放を中止して、水管橋を閉鎖する場合があるとのことです。
※参照:令和3年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

その水すだれの様子は毎年見に行っていて、毎年、投稿しているのですが、今年も先日見に行ってきました。なので、今年も(ほぼ例年と同内容ですが)投稿しますね。

(こちらがその水管橋)
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奥沢水源地の場所ですが、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入って、ひたすら道なりに進んで、天神十字街も超えて、さらにその道(道道697号天神南小樽停車場線)をしばらく進んだ先にあります。

その道が細くなって、右に上っていくところがあるのですが、ここの正面に駐車場にもなっている広場があって、右に曲がってすぐ左に「←水すだれ」の看板があり、その先の細い道を入っていった先に水管橋があります。

※バスだと中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので(徒歩10〜15分ほど)、ちょっと不便なんですよね。

(駐車場)
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(駐車場の奥には雪の山が残ってました)

(道路を右に曲がってすぐ左に「←水すだれ」の看板)
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(看板の先の横道は入って、まっすぐ先に水管橋がある)
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(行ったのは5月6日で、まだ桜が咲いてました)
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(遠くに奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます)Otaru_20210506-14-30-05

そして、この水管橋から見る、水すだれのお馴染みの眺めがこちらです。Otaru_20210506-14-30-16

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自然の中を階段状に流れてくる様子は、写真で見るとても涼やかですが、実は流れが急で音も大きく、かなりの迫力です。

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でも、やっぱり木々の間からカーブしながら流れ落ちてくるその様子は、とても美しい景観です。

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この水すだれについて、小樽市HPに説明が記載されているので、いつものように引用させていただきます。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。

 放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。

 この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。

 また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。

 この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。

 先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ましてみませんか。

令和3年度奥沢水源地水管橋の一般開放について | 小樽市

(現地の案内板と右が土木学会選奨土木遺産のプレート)
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1914年(大正3年)完成という歴史ある奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になっていて、ダム自体はもうありません。

道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

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市民の水がめとしての役割は終えているものの、今も奥沢水源地という名称とこの水すだれは残されていて、この一帯の観光資源としての活用方法も以前から模索中のようです。

この美しい景観と歴史的価値を伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。

と、毎年同じような投稿をしてるのですが、今年も見に行った、一般開放中の水管橋とそこから見ることのできる水すだれの様子でした。

※こちらはTwitterに投稿した短い動画です。

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。同じような記事ばかりですが…

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2020年6月 8日 (月)

奥沢水源地の水すだれを正面に見ることのできる水管橋が一般開放中(2020年は11月3日まで)

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奥沢水源地階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」を正面に見ることのできる水管橋が、今年も一般開放されています。

令和2年(2020年)の奥沢水源地の水管橋の一般開放日時は次の通りです。

開放期間:令和2年4月25日(土)〜11月3日(火・祝)まで
開放時間:午前10時から午後4時まで
※現地の天候状況などによって、一般開放を中止として、水管橋が閉鎖されている場合があるとのことです。
※参照:小樽市 :令和2年度奥沢水源地水管橋の一般開放について

ということで、今年も見に行ってきました(毎年行って毎年投稿しているので、毎年同じような内容なんですが、今年も書きますね)。

(こちらが奥沢水源地の水管橋)
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まず、奥沢水源地の場所ですが、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入って、ひたすら道なりに進んで、天神十字街も超えた先にあります。

道道697号天神南小樽停車場線がそこまで続いているのですが、そこから道路は細くなって右に曲がりながら上り坂になっています。

その曲がり角正面の広場が駐車場にもなっていて、右に曲がってすぐ左に「←水すだれ」の看板があるので、そこに入っていくと、正面に水管橋が見えてきます。

(駐車場)
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(右に曲がってすぐ左に「←水すだれ」の看板)
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(まっすぐ先に水管橋)
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水管橋の右手に、目的の水すだれがあって、下を勝納川が流れているわけです。

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※バスだと中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので、ちょっと不便なんですよね(徒歩10〜15分ほど)。

そして、こちらが、おなじみの水すだれの眺めです。
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近くで見ると、思った以上に流れが急で、かなり音も大きく、“迫力がある”といってもいいかもしれません。

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ただ、木々の間から少しカーブしながら流れ落ちてくるその眺めは、とても美しい景観なんですよね。

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この水すだれは、正式には階段式溢流路(いつりゅうろ)というのですが、小樽市HPに説明が記載されているので、いつものように引用させていただきます。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。
 放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。
 この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。
 また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。
 この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。
 先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ましてみませんか。
小樽市 :令和2年度奥沢水源地水管橋の一般開放について

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(現地の案内板と右が土木学会選奨土木遺産のプレート)

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1914年(大正3年)完成という歴史ある奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうありません。

現在は、かつて奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)を遠くに見ることができます。

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市民の水がめとしての役割は終えていますが、今もここは奥沢水源地という名称で水すだれも残されていて、観光資源としての活用方法も模索中のようです。

先ほど入っていきた道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っているんですよね(立ち入り禁止です)

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今後もこの水すだれをこうやって見ることができて、さらには、その歴史的価値をも伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。

(ちなみに、こちらは下流側の眺めです)
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と、毎年、同じような記事と締めの言葉を書いていますが、以上、今年も一般開放された水管橋に行って見てきた、水すだれの様子でした。


※Twitterに投稿した短い動画です。

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

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2019年9月19日 (木)

小樽市のHPに奥沢水源地の水すだれ(階段式溢流路)のドローン映像が掲載されいたので紹介しますね

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写真は2019年4月30日撮影

奥沢水源地階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」は、自然の中を流れるその景観も美しく、小樽市民にはお馴染みですよね。

その「水すだれ」を間近に見ることのできる水管橋は、毎年一般開放されていて、このブログでもその様子をよく取り上げています。
※今年の様子はこちらの記事で:奥沢水源地の水すだれを正面に眺める水管橋が一般開放中(令和元年は11月4日まで)

水管橋の一般開放のお知らせは、小樽市HP内の「小樽市 :平成31年度(令和元年度)奥沢水源地水管橋の一般開放について」に掲載されているのですが、そのページで水すだれをドローンで撮影した動画が公開されていました。

この映像は、小樽市水道局総務課のYouTubeチャンネルで公開(2019年6月19日付)されているもので、ここでも紹介させてもらいますね。

その映像がこちらです。

 

短い映像ですが、普段は水管橋からしか見ることのできない水すだれを上空から、しかも、川が水すだれに流れ込む上流部分まで見せてくれていて、これは、なかなか見ることのできない、貴重で、しかも美しい映像ですね。

※ちなみに、今年度の奥沢水源地水管橋の一般開放日時は次の通りです。
開放期間:平成31年4月27日(土)~令和元年11月4日(月)まで
開放時間:午前10時~午後4時まで
現地の天候状況などによって、一般開放を中止として、水管橋が閉鎖されている場合があるとのことです。
すぐ近くに駐車場もあります。

※毎年、水すだれを見に行って同じような記事を書いているのですが、お気に入りのスポットで、奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

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2019年5月 1日 (水)

奥沢水源地の水すだれを正面に眺める水管橋が一般開放中(令和元年は11月4日まで)

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今年も奥沢水源地階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」を間近に見ることのできる水管橋が一般開放されています。

毎年のことですが、4月30日(火)に行ってきたので、今年もお知らせを兼ねて紹介しますね。

令和元年度の奥沢水源地水管橋の一般開放期間について

水すだれを正面から見たおなじみの写真は、水管橋の上から撮ったものなんですよね。なので、この水管橋の一般開放時に見に行くと、この光景を眺めることができるというわけです。

令和元年度(平成31年度)の奥沢水源地水管橋の一般開放日時は次の通りです。
(お〜“令和”って始めて打った!! 笑)
開放期間:平成31年4月27日(土)~令和元年11月4日(月)まで
開放時間:午前10時~午後4時まで
現地の天候状況などによって、一般開放を中止として、水管橋が閉鎖されている場合があるとのことです。

※小樽市のHP内に一般開放のお知らせが掲載されています。
小樽市 :平成31年度(令和元年度)奥沢水源地水管橋の一般開放について

ちなみに、奥沢水源地は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに天神十字街も超えて進んだ先にあります。

道路はそこから右に曲がりながら上り坂になっているのですが、その曲がり角正面が駐車場になっています。

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駐車場の奥は、今年は雪投げ場になっていたようですね。

道路を右に曲がってすぐ左に「←奥沢水源地」の看板があるので、そこに入っていくと、正面に水管橋が見えてきます。

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水管橋の右手に水すだれがあります。

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そうそう、バスだと中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので、ちょっと不便なんですよね(徒歩10〜15分ほど)。

奥沢水源地の水管橋から水すだれの眺める

で、こちらが水管橋からの水すだれの眺めです。

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近くで見ると、結構幅が広くて音も大きく、この時期は雪解けで水量も多くて迫力あります。

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それでも。上から木々の間を階段状に落ちてくるその様子は、美しいともいえる景観です。

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(こちらは下流側の眺めです)
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水すだれ(階段式溢流路)と奥沢ダムについて

この水すだれは正式には階段式溢流路(いつりゅうろ)というのですが、小樽市HPに説明が記載されています。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、奥沢ダムと勝納川の水を放流するために、大正3年に造られた施設です。
 放流の目的の他に、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしていました。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mの10段の階段で流下させることで、水流の勢いを和らげます。
 この階段の縁には、長い石と短い石が交互に組まれています。その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。流れ落ちる水の清らかな音とともに、周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、自然と調和した景観美をつくり出します。
 また、階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、現在はその役目を終えていますが、その歴史的価値から、昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。
 この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。
 先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ましてみませんか。
小樽市 :平成31年度(令和元年度)奥沢水源地水管橋の一般開放について

(現地には案内板もあります。右は土木学会選奨土木遺産のプレート)
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奥沢ダムは、1914年(大正3年)完成という、とても歴史のあるダムでしたが、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうないんですよね。

奥にはかつて奥沢ダム内にあった取水塔と、それにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます。ただ、近づくことはできません。

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おわりに

ということで、今もここは奥沢水源地という名称ですが、市民の水がめとしての役割は終えていて、現在は水すだれを中心とした奥沢水源地の観光資源としての活用方法を模索中とのことで、先ほど入っていきた道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

(奥沢浄水場の施設)
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今後もこの水すだれを見学できて、さらには、その歴史的価値を伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。

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※毎年、水すだれを見に行き、毎年同じような記事を書いているのですが、結構お気に入りのスポットなんですよね。奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。


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2018年5月20日 (日)

奥沢水源地の水すだれを間近に見ることのできる水管橋が、今年も9月9日まで一般開放(平成30年度)

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今年も奥沢水源地の通称「水すだれ」と呼ばれる、階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)を間近に見ることのできる水管橋が一般開放されています(5月11日に行ってきました)。

よく目にする水すだれのおなじみの写真は、その水管橋の上から撮影したものなんですよね。


平成30年度の奥沢水源地水管橋の一般開放とアクセスについて

平成30年度の奥沢水源地水管橋の一般開放は、4月28日(土)から9月9日(日)までの予定です。
開放時間は午前10時から午後4時まで(現地の天候不良などにより、一般開放を中止する場合があるとのことです)。

※小樽市のHP内に一般開放のお知らせが掲載されています。
小樽市 :平成30年度奥沢水源地水管橋の一般開放について

(これが水管橋)
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【アクセス】
奥沢水源地の場所は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに天神十字街も超えて進んでいった先にあります。

そこで、道路はが右に曲がってやや上りになっているのですが、その曲がり角の正面が駐車場になっています。

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駐車場の奥は、現在、土砂の一時保管場所になっていて、行った日は工事車両が出入りしていたのですが、駐車場は普通に利用できました。

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道路を右に曲がってすぐ左に「←奥沢水源地」の看板があるので、そこに入っていくと水管橋と水すだれがあります(ここからは徒歩ですが、すぐです)。

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バスだと、中央バス「天神町」(終点)のバス停を降りてから結構歩くので、ちょっと不便なんですよね(徒歩10〜15分ほど)。


奥沢水源地水管橋から水すだれを眺める

で、先ほどの「←奥沢水源地」の看板の先から歩いて横道に入っていくと、まっすぐな道の先に水管橋が見えてきます。

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(水管橋と右手に水すだれが見えてきます)
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そして、水管橋に上ると正面に見えてくるのが、おなじみの水すだれの眺めです。

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水すだれを近くで見ると、結構横幅があって、水の流れも速く(雪解けの後の時期はなおさら)、音もかなり大きくて迫力があり、ちょっと圧倒されます。

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しかし、その音にも慣れてきて、改めて水すだれを眺めると、自然溢れる木々の間を勝納川の水が段々と流れ落ちてくるその様子はとても美しい景観なんですよね。

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さらに、これが真夏の時期だと、とても涼しげで、気持ちのいい眺めでもあります。

(ちなみに、こちらは下流側の眺めです)
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水すだれ(階段式溢流路)と奥沢水源地について

水すだれ(階段式溢流路)について、以下は小樽市HPからです。

階段式溢流路(いつりゅうろ)は、大正3年に造られた奥沢ダムと勝納川の水を放流するために造られた施設です。ダムから溢れた水を、落差約21m、距離約100mを10段の階段で流下させることで水流の勢いを和らげ、水の激しい流れにより護岸などが削り取られることを防ぐ働きもしています。この階段の縁には長い石と短い石が交互に組まれ、その隙間から流れ落ちる水がすだれ状になって見えることから「水すだれ」と呼ばれています。階段式溢流路を含む奥沢水源地水道施設は、その歴史的価値から昭和60年に「近代水道百選」、平成20年には「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。周囲を囲む深い木々の緑が爽やかな涼感を誘い、流れ落ちる水の清らかな音とともに自然と調和した景観美をつくり出します。  この階段式溢流路を期間限定で間近に見ることができるのが、奥沢水源地水管橋です。  先人から引き継いできた歴史的な遺産でもある「水すだれ」に目と耳を澄ましてみませんか。
小樽市 :平成30年度奥沢水源地水管橋の一般開放について

2008年(平成20年)に土木学会によって土木学会選奨土木遺産にも選定されているということで、現地にプレートもあります。

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ただ、1914年(大正3年)完成の奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうなくて、奥沢水源地と呼ばれてはいるものの、現在は市民の水がめとしての役割は終えています。

奥には、かつて奥沢ダム内にあった取水塔とそれにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えますが、近づくことはできません。

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先ほどの水管橋に入ってくる道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っていますが、立ち入り禁止です。

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現在は、この水管橋の一般開放によって水すだれを見学できますが、水すだれを中心とした奥沢水源地の魅力や歴史的価値を広く知ってもらうために、ここを観光資源としてどうのように活用していくかは模索中のようで、例えば、水すだれをライトアップする、ライトアップフェスティバルというイベントがその一環として開催されています(今年は開催されるかな?)。


おわりに

ということで、実はこの奥沢水源地の水すだれの様子は、毎年見に行って、毎年掲載しているので、投稿内容も毎度同じような内容なんですが、私はここの静かな雰囲気と(今は近くで工事車両が騒々しいのですが…)、自然の中を流れる水すだれの景観がとても好きなんですよね。

水すだれかこの美しい景観を今後も保ち、さらに、何かいい活用方法が見つかるといいですね。


※今回見に行った際の、水すだれのループ動画です。

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。

【関連記事】
奥沢水源地の水すだれを見てきました〜水管橋は9月10日まで一般開放予定(平成29年度)
「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2017」の様子〜今年は初めて花火が上がりました


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2017年9月25日 (月)

「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2017」の様子〜今年は初めて花火が上がりました

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今年で5回目となる、奥沢水源地の階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」をライトアップする、一日限りのイベント「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2017」が、9月24日(日)に開催されました。

イベントは16:00〜21:00までで、会場ではちょっとした飲食ブースが設けられ、1回100円でジャガイモつめ放題も行われたようです。で、水すだれのライトアップは18:30からの開始でした(水管橋は20:30でクローズ)。入場は無料です。

そして、5回目となる今年は、初の試みとして、なんと花火が20:30から上がりました。

(今年のポスターはこちら)
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実はこのイベントは第1回目から見に行っているのですが、さすが花火ですね。私も20時過ぎに会場に行ったのですが、会場はこれまでで一番の混雑だったと思います。


ライトアップされた幻想的な水すだれ

奥沢水源地の場所は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに進んだ先にあるのですが、道路の突き当たりの広場の奥が会場になっていて、飲食ブースなどが設置されています。

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小樽の水も売ってた。
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その先に、ライトアップされている水すだれが見えてきます。

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係りの方に誘導されながら、流路に架かる水管橋に上ると、水すだれを正面に見ることができます。

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日中の水すだれのその美しい景観は、小樽市民にはお馴染みだと思いますが、夜にライトアップされた水すだれは、また違った魅力で、幻想的で素敵ですね。

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昨年は確か、一部青い照明が入っていたのですが、今年は一色でちょっと残念。

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今年は、花火の影響だと思いますが、水管橋にもたくさんの人が列をなして、ライトアップされた水すだれを眺めてました。

結構大きな音に驚く方やその美しさに感嘆の声をあげる方など、皆さん水すだれの眺めを楽しんでましたよ。


奥沢水源地に上がった花火

今年は、このイベントで初めて花火があがるということで、これまでより圧倒的に多くの方が会場に訪れていたようです。

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奥沢ダム内にあった取水塔もライトアップされているのですが(上手く写真には撮れませんでしたが)、その方角から花火が上がりました。

(ライトアップされた取水塔)
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どのくらいの時間、花火が上がるのかという情報はなかったと思うのですが、結局花火は10分以上続き、結構長かったです。

そして、かなり近くで上がるので、大迫力の花火に会場では歓声が上がってましたよ。

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奥沢ダムについて

ここで、ちょっと奥沢ダムについてです。

ここ奥沢水源地にあった、1914年(大正3年)完成という、とても歴史のあった奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうなくて市民の水がめとしての役割も終えてます。

ただ、奥沢水源地水道施設としては、2008年(平成20年)に土木学会によって土木学会選奨土木遺産に選定されているんですよね。

現在は、水すだれを中心とした奥沢水源地を、どうのように観光資源として活用していくかを模索中のようで、このライトアップフェスティバルもその一環として、そして、奥沢水源地の魅力や歴史的価値を広く知ってもらうために開催されているようです。


おわりに

実はこのイベント、昨年とかは天気が悪かったせいもあるのですが、人もまばらでちょっと寂しかったんですよね。

それが、今年が花火が上がるということで、多くの方が来ていて、さすがに花火の集客力は抜群なんですね。

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ただ、ここ奥沢水源地は交通の便が悪くて、ほとんどの方が車で来ていたと思うのですが、花火前には駐車場が満車で、一番遠い特設駐車場が空いていたものの、その駐車場って本当に遠いんですよね。歩くのにあまりに遠すぎて、子供連れや年配の方にはちょっと厳しいです(すると、周辺が路上駐車だらけになったりして…)。

(会場前には車の列が…)
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もともと、イベントのポスターなどの案内では、駐車場には限りがあるので、公共の交通機関の利用をお願いしているのですが、ここ奥沢水源地には、中央バスの奥沢線で終点の天神町バス停まで行って、そこからさらに結構歩くんですよね。バスの本数も少ないようですし…

今回、花火が目当だったとはいえ、これまでで一番と思われる来場者だったので、イベントとして本腰入れるなら、アクセスについてはなんらかの対応が必要かもしれませんね。

ということで、以上、「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2017」の様子でした。

そうそう、春から行われていた、日中の水管橋の一般開放は、すでに終了しているので、平成29年度の水すだれの見学は、これが最後でした。

【関連記事】
※昨年の様子はこちら。
「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2016」はあいにくの雨でしたが、ライトアップされた水すだれは幻想的で大迫力

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。


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2017年7月 9日 (日)

奥沢水源地の水すだれを見てきました〜水管橋は9月10日まで一般開放予定(平成29年度)

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今年も奥沢水源地の階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」を正面に見ることのできる水管橋が一般開放されています。

水すだれのお馴染みの写真は、その水管橋の上から撮影したものなんですよね。

平成29年度の水管橋の一般開放は、4月29日(土)から始まっていて、今年は9月10日(日)までの予定です。
時間は、午前10時から午後4時まで(現地の天候不良などにより、一般開放を中止する場合があるとのことです)。

※小樽市のHPの一般開放のお知らせはこちら。
小樽市 :水管橋の一般開放について


奥沢水源地の場所は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに進んだ先にあるのですが、現在は道路の突き当たりというか、曲がり角のところの空き地が駐車場になってます。

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そこに車を止めて、その少し上の道を入って行くと、水管橋が見えてきます。

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で、この水管橋の上からの眺めが、お馴染みのこちらですね。

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勝納川の水が、木々の間を段々と流れ落ちてくるその様子は、とても美しい眺めです。

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そして、夏の暑い時期は、涼やかな水の流れが気持ちいいんですよね。

以下は、小樽市のHPの案内ページからです。

階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)は、大正3年に造られた奥沢ダムと勝納川の水を放流するために造られた施設で、水流の勢いを和らげるため、21メートルの落差を10段で流下させる「水すだれ」は、流路にかかる水管橋、周辺の緑と調和して、見事な景観美をつくり出しています。
小樽市 :水管橋の一般開放について

近くで見ると、実は結構大きくて、音も迫力あるんですよね。

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ちなみに、川下の方は、このような眺めです。
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ところで、水管橋の向こうには、以前は奥沢ダム内にあった取水塔とそれにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます(近づくことはできません)。

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ここにあった1914年(大正3年)完成という、とても歴史のあった奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうありません。

なので、今も奥沢水源地と呼ばれてますが、市民の水がめとしての役割は終えていて、現在は水すだれを中心とした奥沢水源地の観光資源としての活用方法を模索中なんですよね。

奥沢水源地水道施設としては、2008年(平成20年)に土木学会によって土木学会選奨土木遺産に選定されているんですよね。

先ほど入っていきた道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

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近年は、夜に「水すだれ」をライトアップする「奥沢水源地ライトアップフェスティバル」というイベントを開催したりもしてますが、今年は開催されるかな?
※昨年の様子はこちら。
「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2016」はあいにくの雨でしたが、ライトアップされた水すだれは幻想的で大迫力

この奥沢水源地の水すだれの様子は、毎年、水管橋の一般開放期間中に見にきて、このブログで紹介しているのですが(なので、毎年同じような内容を投稿してますが…)、今後も保存されて、その歴史的価値を伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。


※今回見にいった際のすだれのループ動画です。

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。


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