小樽のなくなった建物

2023年8月11日 (金)

花園銀座三丁目商店街にあった「旧上坂紙店」の建物が解体されてます

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花園銀座商店街から続く入船方面に通じる花園銀座三丁目商店街の途中にあった、旧上坂紙店の建物が解体されています。

先日、X(Twitter)で、旧上坂紙店の建物がなくなっているという投稿を目にして、見に行ってきました。

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そういえば、4月に建物が覆われていて、何かあるのかな、と思っていたのですが、解体と関係していたのでしょうかね。

外観がとても印象的で、歴史も感じさせる建物なので、目に止まっていた方も少なくなかったのではないでしょうか。

ただ、歴史的建造物として指定されたり、何かで紹介されたりといったことはほとんどない建物なので、詳細はよく分かりません。

こちらが解体前の建物です。2022年9月撮影。
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そして、解体後です。
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私も見に行った時には、建物はもうなくすっかり更地なっていて、その奥にはもともと連なっていた石造倉庫がぽつんと残ってました。

この蔵はどうなるのかな。
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実はこの蔵については、小樽在住のイラストレーター今村敏明さんによる「小樽 蔵めぐり イラスト帖」という書籍に掲載されているんですよね。
※関連記事:「小樽 蔵めぐり イラスト帖」〜小樽在住のイラストレーター今村敏明さんによる小樽の蔵を解説文とともに紹介するイラスト集

この蔵は旧上坂紙店の蔵だったとのことで、蔵の解説には上坂紙店についても触れられていて、それによると、上坂紙店の竣工は昭和6年~7年頃(1931年~32年頃)と推定されているそうです。

上坂紙店は2010年に閉店と記載されているのですが、あれ?最近なんですね。となると。お店を覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか!?

※参照:書籍「小樽 蔵めぐり イラスト帖」(今村敏明/発行:北海道新聞社)

建物は以来、ずっと使われていなかったと思うのですが、解体前の過去写真があるので、ここに掲載しますね。

こちらは2012年4月撮影の写真です。
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この時は、右は空き地だったんですね。

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実はこの時は正面入り口上部に「上坂」の文字が残っているんですよね。

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奥の石造倉庫。
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印があります(今は消されてます)。
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こちらは2015年6月の撮影ですが、「上坂」の文字はなくなってます。
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こちらは2022年6月撮影。
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2023年4月撮影。建物に覆いがされていました。
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そして、今回、解体されてしまいました。

ということで、花園銀座三丁目商店街にあった旧上坂紙店の建物が解体されていたので、解体前の建物の様子と共に掲載しました。

※参考
・花園銀座三丁目商店会ガイドマップ
・小樽中心商店街の歴史逸話(発行:小樽市商店街振興組合連合会)
会社案内│インテリア総合卸商社│株式会社上坂紙店

【関連記事】
気になる建物/上坂紙店
花園銀座三丁目商店会を歩いてみる〜ガイドマップもあります
花園銀座三丁目商店街にあった「三川屋」の建物が解体されました

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2023年8月 7日 (月)

小樽堺町郵便局横の通り沿いの建物(旧銀の鐘2号館・3号館・4号館)が解体されてます〜銀の鐘1号館は営業中

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堺町通り端のメルヘン交差点すぐ近くにある、小樽堺町郵便局の横の通りに入ってすぐ右手にあった、いくつかの建物がすっかり解体されています。

ここには、小樽堺町郵便局の隣から奥に向かって、銀の鐘2号館、銀の鐘3号館(クリオネ館)、さらには銀の鐘4号館(流氷凍れ館)の建物が建っていたんですよね。

この銀の鐘の一連の店舗がいつ閉店したのかは、ちょっと確認できませんでしたが、銀の鐘3号館と4号館は比較的前から閉まっていて、銀の鐘2号館は最近まで営業していたと思うのですが…

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ちなみに、メルヘン交差点一角にある銀の鐘1号館(小樽市指定歴史的建造物の旧中越銀行小樽支店)は、現在も営業中です。

で、実は銀の鐘2号館などの建物が解体されているという情報は6月にX(Twitter)で目にして、解体直前の様子も見に行ってたんです。

(2023年6月17日撮影。建物はまだ残ってます)
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現場に掲示されているお知らせによると、解体工事は6月10日から始まっていて、8月31日までの予定ということで、建物はすでに解体済みとなり、今月いっぱいで工事自体も終了する予定なんですね

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冒頭とこちらの写真は2023年8月5日の様子ですが、もうすっかり景色が変わってしまいましたね。Otaru_20230805-163610

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ここにあった建物全てが一気に解体されたのもびっくりしましたが、それでは、ここに一体何ができるのでしょうかね。

今のところ、私は情報はもってなくて知らないのですが、観光客で人気の境町通り沿いといってもいい場所で、これだけの広さの敷地ですからね。いったいどうなるのでしょうかね、今後が気になります。

※ここの2018年5月撮影の写真がありました。銀の鐘2号館は営業中ですが、この時点で奥の2棟はやってなさそう…Otaru_20180528-175523

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小樽 喫茶とケーキ メルヘン交差点 手作り菓子と観光・おみやげ | 銀の鐘 

【関連記事】
歴史的建造物でもある「銀の鐘1号館」(旧中越銀行小樽支店)の建物の壁が綺麗になっていた

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2023年6月 7日 (水)

花園銀座三丁目商店街にあった「三川屋」の建物が解体されました

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花園銀座三丁目商店街にあった「三川屋」の建物が、すっかり解体されています。

実はツイッターで三川屋が解体されているという投稿を複数目にしていて、実際に見に行ってみたところ、もう建物はすっかり解体されてしまっていました(2023年6月6日撮影)。

小樽市民に昔から人気のあった食事処「三川屋」に、休業のお知らせの張り紙が出たのが2019年秋のことでした。
※関連記事:小樽市民には昔から人気の食事処「三川屋」がしばらく休業!?【情報提供】

以来、お店はずっと閉まったままで、正式な閉店のお知らせは出ることがなかったのですが、実は当ブログの複数の読者さんから、お店の方から直接閉店することを伺ったというコメントをいただいていて、再開することなく、閉店してしまったんですよね。

三川屋は昭和12年創業ということで、食事や会合にも利用できる老舗のお店でした。懐かしい雰囲気が漂い、値段もリーズナブルで、市民にとても人気のあるお店だったので、思い出のある方も多いと思います。

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こうなると、ここに三川屋があったことも忘れてしまいそうです。

過去のお店の写真がありましたので、ここで掲載しますね。

(2020年6月撮影。休業後の店舗)
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(2019年2月撮影、のれんのかかる三川屋)
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建物もなくなってしまうと、なおさら寂しいですね。

※参考:花園銀座三丁目商店会ガイドマップ

【関連記事】
小樽市民には昔から人気の食事処「三川屋」がしばらく休業!?【情報提供】
花園の老舗のアラ井時計店が完全閉店セール開催中(4月23日まで)
花園銀座三丁目商店会を歩いてみる〜ガイドマップもあります

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2023年3月25日 (土)

中央市場横の通り沿いに建っていたウロコのような壁が印象的だった古い建物が解体

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中央市場ビル1棟(海側)横の通り沿い、小樽典礼の本館建物の裏手にポツンと一軒建つ、なんとも気になる古い建物があったのですが、ついに解体されました。

壁が何だかウロコのようになっているのが印象的な建物で、以前からとても気になっていて、このブログでも10年ほど前に取り上げたことがあるのですが、当時からかなり老朽化が進んでいて、今にも解体されそうだったんですよね。

ちなみに、こちらが解体前のその建物ですが、気になっていた方も多い建物だったと思います。

(2021年5月撮影)
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建物詳細については、残念ながら私は情報を持ってなくて、直前まで利用されていたのかも分かりませんが、その外観からとにかく気になる、前を通るとついつい立ち止まって見てしまう建物だったのですよね。

今回の建物解体の情報については、まめゆきくん(@chaff_coffee)さん(Coffee House CHAFFの店主)のツイートで知りました。

そのツイートが3月18日(土)のことで、私も3月21日(火)に様子を見に行ったところ、まさにこれから解体されそうなところでした。

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(建物の後側から)
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で、その後すぐに、建物がもう解体されたという情報があったので、改めて3月24日(金)に見に行ってみると…

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確かに、もう建物はすっかりありませんでした。解体が始まると早いですね。

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(建物の後側から)
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解体前のウロコのような壁の建物

この壁がウロコのようになっている建物の過去に撮った写真が、まだ少しあるので掲載しますね。

(2015年4月撮影)
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周囲は駐車場で、その中にほんとポツンと建っていたんですよね。

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建物の上部の印は丸に「K」の文字。これもなんなのか…
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ウロコのような壁。
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建物の後側(2020年1月撮影)。
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(2023年1月31日撮影。つい最近の様子ですね)
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ということで、中央市場横の通り沿いに建っていた、ウロコのような壁が印象的だった古い建物が、ついに解体されてしまいました。

この投稿が、こんな建物があったという記録になればと思います。

※今回、知ることができたまめゆきくん(@chaff_coffee)さんのツイートがこちら。ありがとうございました。

【関連記事】
※この建物について2013年に書いた記事。
気になる建物/中央市場の近くで見かけたウロコのような壁の建物【写真の追加あり】

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2022年10月17日 (月)

2016年3月で閉校した色内小学校の校舎が解体されてます

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旧色内小学校校舎解体されてます。

あれ〜、最近、小樽駅前から手宮方面に行くのに、何度か正面の坂の途中の旧色内小学校を目にしていたと思うのですが、工事には気づかず、Twitterで解体工事が始まって、もう校舎がなくなっているというのを知りました。

2016年3月で閉校した色内小学校の跡地については、昨年(2021年)12月に、道が旧色内小学校の敷地内に、道営住宅を新設する方針を固めたというニュースがあって、その際に、今年度にも校舎を解体する計画である、ということが報道されていたんですよね。

※そのニュースについてはこちらの記事で:ニュースより/旧色内小学校跡地に道営住宅を新設〜校舎は解体へ

つまり、計画通りということなのでしょうね(以下の写真は10月16日の様子です)。

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現場はまさに解体工事中といった感じですが、校舎はもうすっかり、なくなってしまっています。

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9月下旬には工事は始まっていたようですが、解体工事って、始まるとあっという間に建物はなくなってしまうんですよね。

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こちらは、旧色内小学校前の坂の下からの眺めですが、坂の下から見えていた、とても印象的だった、あの青い壁画もなくなってしましたね。
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ちなみに、こちらが国道5号線から見た、かつての色内小学校の青い壁画。
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そして、こちらが今回の撮影。寂しくなってしまいました。
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小樽駅方面からくると、正面に見えて、とても目に止まった壁画でしたが、なくなってしまうと寂しいですね。

ということで、旧色内小学校の校舎が解体されています。

近年、学校再編が進んできた小樽市で、閉校になった学校の校舎がどうなるのかというのは、卒業生ら関係者はもちろん、市民も気になるところだと思いますが、最近では旧入船小学校の校舎が解体され、水道の低区配水池の建設地となってます。
2018年3月末で閉校した入船小学校の校舎はすっかり解体されています

校舎がなくなってしまうのは、やはり寂しいですね。

※解体前と後が比較できるような写真があったので、掲載しますね。
こちらが解体前。
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解体後
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解体前
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解体後
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解体前
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解体後
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※参考:色内小学校再編後の学校跡地の利用方針決定について | 小樽市

【関連記事】
ニュースより/旧色内小学校跡地に道営住宅を新設〜校舎は解体へ
勾配19%の旧色内小学校前の急な坂道を上って、勾配20%の急な浄応寺の坂を下る
3月で閉校する色内小学校で開催された能楽連続ゼアミナール 「能の楽器について」を見に行ってきました(写真はありません)
坂の途中の色内小学校も学校再編の対象で、2016年3月に閉校するんですね

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2022年8月13日 (土)

中央バスの手宮ターミナルの建物は解体されてすっかりなくなってます【情報提供】

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施設の老朽化に伴い、2022年3月31日をもって廃止になった中央バスの「手宮ターミナル」ですが、その後も使用できていた待合室も6月20日をもって利用終了となり、いよいよ解体作業が始まっていたんですよね。

※その様子はこちら:老朽化に伴い廃止になった中央バスの手宮ターミナルの解体工事が始まってます【情報提供】

で、その解体工事もすっかり終わって、もう建物はなくなっていると、8月上旬に読者さんから連絡をいただいていたんです。

風景もすっかり変わっているということで、ちょっと遅れましたが、見に行ってきました。

(撮影は8月12日です)
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あ〜、すっかり建物がなくなってますね。

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がらんと見通しがよくなって、確かに風景もすっかり変わりましたね。

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なんだかこの風景に、違和感や物足りなさも感じてしまいますが、この風景もすぐに見慣れるのでしょうね(ところで、ずっとこのままの状態なのかな)。

ちなみに、こちらが解体前の手宮ターミナルの建物です(以降の写真は2022年3月25日撮影)。Otaru_r20220325-155843

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※こちらは待合室の様子です。
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※情報提供をありがとうございました。投稿が遅れてすいませんでした。

【関連記事】
老朽化に伴い廃止になった中央バスの手宮ターミナルの解体工事が始まってます【情報提供】
中央バスの手宮ターミナルが2022年3月31日で廃止になり施設はその後解体予定【情報提供】【追記あり】
中央バスの手宮ターミナル

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2022年7月10日 (日)

稲穂大通りの旧「舎こんどう」(旧近藤硝子)の建物が解体【追記あり】

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稲穂大通り(第一大通り)に建つ、以前「Dining Cafe 舎(やまきち)こんどう」として営業していて、その後、Live Cafe & Dining Bar「A.LIVE」(その後移転)が入っていた建物が解体されています。

私が見に行った時には、前面はシートに覆われていて、後方ではすでに解体作業が行われていました(2022年7月8日撮影)。

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掲示されている、作業に関するお知らせを見ると、解体工事期間は令和4年7月1日(金)〜7月30日(土)予定ということで、もうすぐに建物はなくなってしまいますね。

事業場の名称:(仮称)近藤硝子解体工事
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この建物は、正面に近藤商店という看板が掲げられていて、元は近藤硝子工場だったという、とてもモダンで趣があって、平成7年(1995年)の第8回小樽市都市景観賞も受賞している建物です。

以下は、小樽市HP内の小樽市都市景観賞作品の説明から。

大正時代に建築された商店を再活用するに当たり、レトロ感覚の似合う小樽の街並みを印象付ける建物として修景し、現在はレストランとして営業している。細長いガラス窓や柱の配置が当時のモダン建築を思わせる。
第8回 小樽市都市景観賞作品 | 小樽市

大正時代に建築されたということですが、大正末期から昭和初期にかけ3〜4年かけて建築という記述や、1928年(昭和3年)に建てられた、という記述も見られます。

説明文中のレストランというのが、「Dining Cafe 舎(やまきち)こんどう」ですが、2015年に閉店しています。

その後、Live Cafe & Dining Bar「A.LIVE」が2016年2月にオープンしたのですが、2019年11月にここを閉めて移転し、以来、この建物は未使用状態が続いていたと思います。

(A.LIVE移転直後の2019年11月28日撮影)
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(その後、2020年6月25日撮影)
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小樽市都市景観賞を受賞していたとはいえ、建物についてなどは、公に紹介されることが少なかったんですよね(なので、建物についての詳細情報がみつけられませんでした)。

そして、今回、解体となってしまい、なんとも寂しいですね。

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《追記》
その後、まもなく建物はすっかり解体されて、更地になっていました。
(2022年7月22日撮影/8月17日追記)
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※参考
ベストママ | 小樽ジャーナル(2018年3月のベストママ)
・稲穂大通商店会ガイドマップ「稲歩(いなホッ)」(2014年度版)

【関連記事】
稲穂大通りのLive Cafe & Dining Bar「A.LIVE」が移転するとのことで、現店舗はすでに閉店してます
稲穂大通りの以前「舎(やまきち)こんどう」が入っていた建物にLive Cafe & Dining Bar「A.LIVE」がオープン
稲穂大通り(第一大通り)のモダンな建物の「Dining Cafe 舎(やまきち)こんどう」が閉店してました
気になる建物/都通りの一本海側の通り(第一大通り)に建つ「舎こんどう」と「和田時計店」
稲穂大通りと稲穂大通商店会〜小冊子ガイドマップ「稲歩(いなホッ)」が発行されていました

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2022年6月 6日 (月)

住ノ江の坂の上の熊野十二社大神の石柱が建っていた場所が更地に

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 住ノ江2丁目の坂を上っていったとある場所に、熊野十二社大神の石柱が建ち、灯籠や手水舎が残っていたスポットがあったのですが…

すっかり更地になっていて、何もなくなっています。

実は、このことはTwitterでホープ・ワン おたるさん(@Otaru_Hope_One)がツイートしていて知りました。

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(階段を上った先は更地に。いつ工事があったのかは分かりません)
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では、ここがどのような場所だったのか、過去の写真で紹介しますね。

その前にまず場所ですが、入船十字街近くの住之江会館の前を緩やかに上る、途中に地域の目印にもなっている火の見やぐらの建つ坂道があって、ここを上っていくと、まっすぐ続く坂道は急勾配になって、その先で左に曲がっています。

※以下の写真は2016年10月に現地に訪れた時の写真です。

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この坂道を道なりに左に曲がった先に、右手に階段が見えてきて、ここがその場所です。

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今も階段は残っていましたが、以前は、この階段の横に熊野十二社大神と書かれた石柱が建ち、階段を上った先に、かつて境内だったと思われるスペースが少しあって、以前見に行った時には、ここに灯籠や手水舎があったんですよね(使用はされてないようでした)。

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石柱には、真ん中に熊野十二社大神、小さく右に赤岩白龍大神、左に猿田彦大神と書かれていました。

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階段を上ると、灯籠や手水舎があったんです。
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ただ、以前見に行った時も、社殿や拝殿と思われる建物はなく、一般の住宅のような建物があったために、それ以上立ち入るのは控えました。

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ちなみに、2016年に上記写真を取った際の熊野十二社大神について書いた記事がこちらです。
住ノ江町の坂を上って左折した先にあった熊野十二社大神

こちらは、その後の2019年7月に訪れた時の写真ですが、なんだか草木が茂って荒れていました。Otaru_20190718-135744

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で、今回、石柱含めて、神社の痕跡はすっかり何もなくなり、結局、ここの熊野十二社大神については神社としての詳細は分かりませんでした。
※参考
熊野神社 - Wikipedia
十二所神社 - Wikipedia

そういえば、5月19日にこの前の道路の一本上の、住吉神社から続く道を歩いたのです、その際、ちょうどこの場所の工事を行っていたんですよね。上から見ると、ここが熊野十二社大神のスポットだとは気づかなかったのですが、解体工事だったのかな。

ちなみに、今回、更地の様子を、上からも見てきたのですが、こんな感じでした。Otaru_20220601-154521

ということで、熊野十二社大神の跡地が更地になっていましたが、かつてここにこのようなスポットがあったと、記録としては残すことはできたかな。

※今回、知ることができたホープ・ワン おたるさんのツイートがこちら。教えていただきありがとうございました。

※場所はここ。

【関連記事】
住ノ江町の坂を上って左折した先にあった熊野十二社大神
住之江会館前の坂道を上った先の左に曲がる急坂が気になって
ニュースより/住ノ江の火の見やぐらが保存されることに

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2022年5月16日 (月)

2018年3月末で閉校した入船小学校の校舎はすっかり解体されています

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2018年(平成30年)3月末で閉校した、入船小学校の校舎の解体工事が始まっているという話題を取り上げたのが、昨年(2021年)秋のことでした。
2018年3月末で閉校した入船小学校の校舎の解体工事が始まってます【情報提供】

その時点では、建物内の工事中で、校舎の解体はまだだったのですが、ほどなく解体されるという話だったんですよね。

それから様子を見に行ってなかったので、先日(5月7日)に様子を見に行ったところ…

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もう、すっかり解体されて、更地になっていました。

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ですよね、工事が始まってから、もう半年以上経ってますからね。

(工事が始まった頃。まだ校舎がありました。2021年10月1日撮影)
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(現在の工事看板)
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この入船小学校の解体工事は「低区配水池造成工事」(発注者は小樽市水道局)ということで、跡地は水道の低区配水池の建設地とすることに決まっているんですよね。以下は小樽市のHPからです。

現在の低区配水池は、旧入船小学校の西側約200mにあり、市内で最も大きな配水池です。築造から100年以上が経過しており、耐震化を含めた更新を行う必要があることから、低区配水池に近く、また敷地面積が十分確保できる旧入船小学校跡に、新たな低区配水池を建設します。
入船小学校跡地の活用方針決定について | 小樽市

近くにある低区配水池の代わりにということで、こちらがその現在の低区配水池ですが、外からは施設は見えません。
(2016年10月撮影)
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解体された校舎と体育館の場所に配水池が建設され、グラウンド部分は将来に配水池を建設する用地として、また、災害時等の資材置き場や車両待機場として使用するため、水道局が管理するそうです。

現在、グラウンド側の高台から見ると、跡地はこんな眺めです。
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手前がグラウンドで、奥に校舎があったのですが、校舎がなくなると、広く見えますね。

※ちなみに、こちらが校舎があった時です(2020年4月撮影)。
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グラウンド右端沿いの木々は伐採されてました(こちらが現在)。
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※グラウンド右に大きな木が並んでいたんですよね(2021年10月撮影)。Otaru_20211001165138r

ということで、2018年3月末で閉校した、旧入船小学校の校舎はもうすっかりなくなっていました。

近年、学校再編が進んできた小樽市で、閉校になった学校の校舎がどうなるのかというのは、卒業生ら関係者はもちろん、市民も気になるところだと思いますが、校舎がなくなってしまうのは、やはり寂しいですね。

※こちらが旧入船小学校の校舎です(2017年10月撮影)。
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【関連記事】
2018年3月末で閉校した入船小学校の校舎の解体工事が始まってます【情報提供】
2018年(平成30年)3月末で閉校する最上小、緑小、入船小、天神小学校の閉校式について(最上小は11月18日に終了)
ニュースより/あがた森魚さんが、通っていた入船小学校の11月の閉校式典後にコンサートを開催

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2022年4月 9日 (土)

3月に雪で倒壊した私設博物館「我楽古多」(老松会館)の建物が解体され更地に

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3月4日に雪の重みにより倒壊した、私設博物館「我楽古多(がらくた)」(老松会館)の建物が、すっかり解体され更地になっていました。

我楽古多(老松会館)の建物倒壊のニュースは、テレビなどでも大きく取り上げられ、このブログでも扱いましたが、木造の店舗兼住宅内には、当時4人が中にいて一時閉じ込められたそうですが、その後救助され、怪我はあったものの命には別条はないとのことでした。
ニュースより/奥沢の私設博物館「我楽古多」(老松会館)の建物が雪で倒壊(3月4日午後)【情報提供】

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解体が始まると、早いですね。

ちなみに、解体前の建物がこうで。
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雪で倒壊。
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そして、解体後です。
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奥沢十字街近くにあった「我楽古多」は、骨董品などの懐かしい品々を展示する私設博物館で、その佇まいや雰囲気がなんとも気になるところだったんですが、私は結局、入る機会がありませんでした。

というか、実は、何度も入口前までは行ったのですが、入る勇気がなくて…

で、そういう時にも建物外観の写真は撮っていたので、倒壊後に解体となった今となっては、思い出となってしまいましたが、掲載機会のなかった外観写真を掲載しますね。

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(国道沿いの看板。今はもうありません)
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(その看板を後ろから見たところ)
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ということで、解体され更地になった私設博物館「我楽古多」(老松会館)の思い出として、写真を掲載しました。やっぱり見学しに入っておけばよかったです…

※倒壊ニュースについて書いたブログ記事に、ご家族の方からコメントをいただきました。大変な時に恐縮です。心よりお見舞い申し上げます。

【関連記事】
ニュースより/奥沢の私設博物館「我楽古多」(老松会館)の建物が雪で倒壊(3月4日午後)【情報提供】
奥沢町の私設博物館「我楽古多(がらくた)」が何とも気になります(入ったことはありませんが…)
奥沢の老松会館(私設博物館 我楽古多)の前から続く坂道とカムヰツルの文字が残る建物と白方酒造について

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