その他の気になる建物

2022年10月15日 (土)

朝里の柾里神社に行ってきました ※柾里神社関連ニュースもまとめてます

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朝里駅の東側(札幌方面)、朝里4丁目の朝里墓地の奥の木々が生い茂る林の中に、柾里(まさり)神社という小さな神社があります。

先日、その柾里神社に初めて行ってきました。

場所は、地図上で見ると、位置的には国道5号線から海側に入っていったところですが、行くには朝里墓地から向かうと、たどり着くことができます。今のところ、案内板などは見当たりませんでした(最後に地図を掲載してます)。

実はこの柾里神社について、最近、北海道新聞小樽・後志欄で続けて紹介されていて、私もとても興味をひかれて、それで今回見に行ってきたんです。なので、まずはそれらのニュースについて、書き留めておこうと思います。

柾里神社は朝里地区の歴史ある神社で、最初に掲載されたのが、2022年9月3日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄の神社が倒壊の危機にあるというニュースでした。

ニュースより/小樽・朝里の柾里神社倒壊の危機

小樽に現存する最古の社殿といえば、1849年(嘉永2年)に建てられた忍路の津古丹稲荷神社本殿といわれてますが(建造物として最古)、ニュースによると、渡島管内福島町の町史に、柾里神社は1798年(寛政10年)に福島町の神主がニシン漁で朝里地区に訪れた際に建立した、と書かれているそうです(移転は複数回しているそうです)。

そうなると、柾里神社は現存する市内最古の社殿、ということになり、まだこれは公式としては明らかにはなっていないようですが、なかなか興味深い話ですよね。

神社内からは、今年5月に「寛政元年」(1789年)と記された木製のキツネ像も見つかっているそうです。

(こちらが柾里神社)
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(神社からは海が見えます)
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柾里神社は、建立以来、主に漁業者が氏子として運営を支えてきたそうですが、朝里地区の漁業の衰退とともに氏子も減少し、5年前をもって神社を運営する人がいなくなり、神社自体の存在も忘れ去られていったそうです。

この状況に、地域住民による「朝里遺産の会」が、今春から参道の草刈りや倒木の撤去などの整備活動を進めてきたそうです。

(整備された参道)
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ただ、ニュースでは神社の柱の真上に落ちた、裏山からの直径50cmほどの大きな倒木だけが撤去できず、費用の捻出もできずに、神社の倒壊の危機になっている、ということでした。

が、もちろん、これには続報がありました。

※参照
・2022年9月3日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
<デジタル発>「小樽最古の神社」は再興できるか 1700年代から存在?柾里神社 動き始めた地域住民:北海道新聞 どうしん電子版

ニュースより/柾里神社で5年ぶりに例大祭

続報は、柾里神社で5年ぶりに例大祭が開かれるという、2022年10月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄掲載のニュースでした。例大祭は10月4日(火)の開催でした。

主に漁業者らの地域住民が運営を支えていた柾里神社では、かつては、船の安全などを願う春の祈願祭、豊漁に感謝する秋の例大祭を毎年開催していたそうで、30〜40年前の最盛期には50人ほどが参加していたそうです。

それも神社を運営する人がいなくなり、5年前(2017年)の例大祭を最後に祭事は途絶えていたのが、今回、朝里遺産の会がこの春から神社の管理を始め、参道の整備や社殿の床、屋根板の張り替えなども進め、例大祭が復活することになったんですね。

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で、前回のニュースで神社倒壊の危機をもたらしていた大きな倒木は、地元の大忠安藤建設がボランティアで撤去してくれたそうです。

また、柾里神社では、国の重要無形民俗文化財「松前神楽」が、市内で初期に伝わった可能性が高いとのことで、例大祭では、松前神楽小樽保存会のメンバーが舞を披露することになりました。

その後の2022年10月5日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄には、無事5年ぶりに復活開催された、例大祭のニュースが掲載されました。

例大祭が行われた10月4日の小樽は、あいにくの大雨でしたが(実は、私も例大祭当日に行ってみようと思ったのですが断念)、それでも30人近い地域住民らが社殿で玉串を奉納し、松前神楽の舞を鑑賞したそうです。

※参照:2022年10月1日・5日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

柾里神社の様子

さて、10月4日の例大祭には行けなかったのですが、その後の10月7日(金)に、柾里神社に行ってきました。

私は柾里神社に行くのは初めてて、場所がよく分からなくて、実は結構うろうろしたのですが、朝里墓地に向かうと、その奥に道が続いているのが目に入ってきます。

(この先に柾里神社があります。写真右が朝里墓地)
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(この先です)
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案内板などはなく、以前は、結構草むらが続いていて、たどり着くのも大変だったようですが、今は関係者の尽力により、神社までの参道はすっかり綺麗になっています。

(綺麗に整備された参道)
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道を進んでいくと、小さな建物が見えてきます。
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これが柾里神社ですが、見えているのは後ろ側で、ぐるっと奥に回ると、正面になります。

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柾里神社です。
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壁の朱色がかなりはげ落ちてますが、それがかえって長い歴史を感じさせますね。

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周囲は本当に綺麗に整備されています。

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神社は結構な高台にあり、目の前は崖で、木々の間から朝里の海が見え、眼下には線路があって、時折電車が走っていくのも見えました。

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地域の漁業者が支えてきた神社ですものね、海がすぐそこです。

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反対の山側は、さらに高台になっていて、この向こうに国道5号線があるのですね。
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横に石碑がありますね。八大龍王神、川裾大明神と書かれます。
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ということで、周囲も綺麗に整備された、柾里神社の様子でした。

【追記】
朝里駅前の海岸沿いの通りを少し東側(銭函側)に進んだところから見上げると、わずかに柾里神社を見ることができました(撮影:2022年11月11日)。
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(追記:2023.9.14)

おわりに

歴史ある柾里神社が、地域住民の手で復活しましたね。

これから、その歴史についても、より注目されるかもしれませんね。

そうそう、柾里という名称は、この近くには柾里川という川が流れていて、国道5号線の交差点名やバス停の名称にもなっている地名で、もうちょっと色々と調べてみたい気もしますが、それはまた別の機会に。

ということで、今回は新聞でも取り上げられていた柾里神社について、私も初めて訪れてきたので、色々と書き留めておきました。

※関連ニュース
・2022年10月1日・5日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(例大祭復活について)
・2022年9月3日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(倒壊の危機)

※参考:【柾里神社】海岸線近くの林の中の神社 | 小樽観光・旅行情報 オタルナ

【関連記事】
忍路神社と津古丹稲荷神社本殿、そして神社にそびえる小樽市指定の保存樹木

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2022年3月26日 (土)

中央バスの手宮ターミナルが2022年3月31日で廃止になり施設はその後解体予定【情報提供】【追記あり】

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中央バスの「手宮ターミナル」が、2022年3月31日(木)をもって、施設の老朽化に伴い廃止になるそうです。

廃止の情報は読者さんからいただき、私も見に行ってみました。

手宮ターミナルは、道道454号小樽海岸公園線で手宮方面へ向かうと、小樽市総合博物館やマックスバリュへと道路が分かれる交差点の先に、その施設となる建物が建っています。

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そして、こちらが廃止をお知らせする張り紙です。

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施設には待合所があるのですが、このターミナル待合室の利用は「施設解体まで」と書かれていて、解体の時期は書かれてなくて、すぐに使えなくなるわけではないようですが、いずれは解体されるんですね。

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ターミナルとしての施設を廃止するということで、バス停としては、そのまま残るのでしょうね。

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ここのバス停留所名は「手宮」になります。

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建物がなくなってしまうとうことで、以前もここ手宮ターミナルについては、ブログに取り上げたことがあるのですが、解体前にと改めて建物と待合室の写真も撮ってきました。

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とうことで、手宮ターミナルが2022年3月31日(木)をもって廃止ということで、確かに建物もだいぶ古くなっていましたが、建物自体がなくなってしまうと、ちょっと寂しいかもしれませんね。

※情報提供をありがとうございました。

《追記 2022.4.4》 
手宮ターミナルは、1965年(昭和40年)12月に手宮ターミナル営業所として、現在の場所に開設されたそうです。
解体時期は現在のところ未定で、解体までは建物は待合室として利用できるそうですが(6:30〜18:00)、トイレの使用にバス券の販売窓口は終了しています。
※参照:北海道中央バス 小樽手宮ターミナル3/31廃止(小樽ジャーナル)

北海道中央バス

※参考:北海道中央バスおたもい営業所 - Wikipedia

【関連記事】
※過去の記事です。
中央バスの手宮ターミナル

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2021年8月30日 (月)

FMおたる(周波数76.3MHz)は地域密着のコミュニティラジオ局〜2021年7月で開局25周年

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先日、初出演させていただいたFMおたる。個人的にもびっくりの出演だったのですが、今回はそのFMおたるについて、少し紹介したいと思います。

※サイトはこちら:FMおたる

FMおたるについて

小樽市のコミュニティラジオ局「FMおたる」(エフエム小樽放送局)(周波数76.3MHz)は、入船4丁目の高台に建つ建物に入ってます。

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FMおたるの開局は、1996年7月27日(設立は1996年5月1日)ということで、今年(2021年)7月で、開局25周年だったんですよね。

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当初はスタジオは堺町にあって、2010年5月に現在地に移転してます(すいません、堺町(ノースウィングビル2階)時代のスタジオは記憶にないんです…)。

現在の建物について、ここには一緒に小樽看護専門学校が入っているのですが、もともとは2008年3月で閉校した小樽短期大学(旧小樽女子短期大学)の校舎だったんですよね。看板などに、その名残が今も残っています。

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※当時の移転の記事が小樽ジャーナルにありました。
「FMおたる」 旧小樽短大へ移転(小樽ジャーナル)

ちなみに、小樽看護専門学校は現在、運営先変更に伴い、学校の形態の変更に加えて、移転が検討されているので、今後の動向も気になるところです。

FMおたるのスタジオの様子

さて、先日のラジオ出演時に、初めて建物内に入ったので、少しだけ内部の様子を紹介します(撮影及び掲載許可をもらいました)。

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まず、FMおたるは玄関から入って左手です。

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入って奥に進むといきなりスタジオがあって、ちょっと驚きました。

入り口の写真を撮り忘れたのですが、入って控え室があって、左がスタジオになってます。

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そして、こちらがスタジオのコントロールルーム。

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色々と機材が置いてあって、他にも電話、FAX、パソコンなどがあり、生放送中のメッセージにもここですぐに対応するんですね。

それらをここで1人で操作しながら、1人で放送を行うこともあるそうです。すごい!!

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そして、こちらがスタジオ内のブース。コントロールルームと窓で仕切られています。写真などでよく目にする光景ですね。

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ここの手前に座ってお話しさせていただきました。

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今回は、田口智子さんと渡邉ダイ亮さんによる、FMおたるの生放送番組「金曜2時です!坂の町さんぽ」にゲスト出演させていただいたのですが、目の前に渡邉ダイ亮さん、窓の向こうのコントロールルームに田口さんがいました。

いや〜、生放送は緊張しました!!けど、田口さんと渡邉さんのおかげで楽しかったです。

FMおたるの様子(おまけ)

現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般のスタジオ見学は中止となっているのですが、出演者ということで、建物内を案内してもらいました。どうもありがとうございました。

先ほどの私も出演させていただいたスタジオがAスタジオということで、建物1階の奥には、かつて短大で使用していた放送室を再利用したBスタジオがあって、主に録音用として使用されているとのことです。

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スタジオは2つあるんですね。

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建物4階のホールからの眺めがとてもいいということで、連れて行ってもらったのですが、これが本当に抜群の眺めでした。

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ここの建物は入船町の高台の海側の端に建っているので、海に向かって視界が開けてるんですよね。

これはいいものを見せていただきました。

(ここの4階からの眺めでした)
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おわりに

FMおたるといえば、2018年9月の北海道胆振東部地震時に、停電情報をはじめ、様々な生活情報をリアルタイムで発信してくれて、本当に大きな助けになりました。声でつながるという安心感もありました(※当時の記事:【地震】まだ停電中の地区が多い小樽。生の情報を確認したいならFMおたる(76.3MHz)がやっぱり便利だった)。

FMおたるでは、非常時に小樽市防災担当から直接市民に情報伝達を行うことができる「緊急非常放送システム」というのを備えているそうで、市からの要請があれば、災害時の情報発信も行うそうです。

こういうのも、地域密着型のコミュニティラジオ局ならではですね。

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※以下は、FMおたるのサイトからの運営理念の引用です。

FMおたるは、「市民と一緒に歩む」をキャッチフレーズに、小樽らしい特色を生かしたきめ細やかな放送を目指しています。局の方針は、「小樽の風土、歴史に根差した放送を通し、市民生活を豊かにする」ことです。
「市民参加型情報収集」を心掛け、市内の情報は中継を中心に、電話取材などを含め「市民参加型発信」をしていきます。また、街の情報は、商店街、市場、町会の催しまで、幅広く取り上げ、迷子や迷い人の呼びかけなども行います。
非常時には、小樽市防災担当から直接市民に情報伝達を行うことができる「緊急非常放送システム」を備えており、市からの要請があれば、災害時の情報発信も行います。
会社概要 - FMおたる

ということで、以上、FMおたるについてでしたが、さて、次の出演は、はたしてあるのでしょうか!?

FMおたる
エフエム小樽放送局/FMおたる76.3MHz | Facebook
FMおたる 76.3MHz(@fmotaru)/Twitter

※FMおたるはインターネット環境があれば、全国どこからでもスマホやパソコンで聞くことができます。詳しくはこちら:ラジオを聴く - FMおたる

※参考
・2021年7月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(FMおたる開局25周年)
エフエム小樽放送局 - Wikipedia

※ちなみに、FMおたるのある入船4丁目のこの一帯の高台の地域は、かつて聖ヶ丘と呼ばれていたそうですが、その話はまた別の機会に。

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(逆光ですが、向こうに見えるのは天狗山です)
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【関連記事】
FMおたるに初出演してきました!!〜8月20日「金曜2時です!坂の町さんぽ」にゲスト出演
な、な、なんと!!小梅太郎がFMおたるに初出演!?〜8月20日(金)の「金曜2時です!坂の町さんぽ」にゲスト出演します!!

地域密着「FMおたる」はスマホやパソコンでも聞くことができます〜4月1日からサイマルラジオの放送時間も拡大
旧小樽女子短期大学とFMおたる
入船町の高台に建つ旧小樽短期大学(現小樽看護専門学校・FMおたる)近くからの眺め
ニュースより/小樽看護専門学校の運営を留萌市の医療法人社団「心優会」が引き継ぐことに

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2019年10月17日 (木)

長橋1丁目のこんなところに神社!?〜長橋の伏見稲荷神社

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今年の夏に長橋方面を巡った際には気づかなかったのですが、戻ってきてから地図を見ると、線路の西側(塩谷方面に向かって左側)の長橋1丁目に「伏見稲荷神社」があるんですね。

実は、この神社については、その後に読者さんからも問い合わせがあって、残念ながら神社についての詳細は今も分からないのですが、せっかくなので、先日、実際に行ってきました(2019年10月1日撮影)。

地図を最後に載せますが、富岡町の船見坂の上から長橋方面への抜け道をきて、長橋に入って旧国道との合流地点で右折せずにそのまままっすぐしばらく進んでいくと、左手の山側に住宅の脇を上っていく細い坂道があります。

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その坂道を上っていくと、右手に石垣が見えてくるのですが、ここの右奥に、その伏見稲荷神社があります。

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左手にはちょっとした広場があるのですが、そこには昭忠碑と書かれた石碑が建っていて、横には第七師団長 杉原美代太郎と書かれてました。

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戦没者慰霊顕彰碑ということですかね。

で、その対面の神社側には階段があるので上ると、鳥居が立っています。

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ここが伏見稲荷神社です。

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手前にはお地蔵さんと、下にはカエル?

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鳥居をくぐると、正面の階段の先に社殿が建っています。

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周囲は鬱蒼としていますが、小さな社殿は綺麗です。

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なるほど、こんなところに神社があったのですね。

ん?社殿の屋根のところに蜂の巣!?

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と見ていたら、ブ〜ン、と蜂がやってきて、どうやら現在も使われている蜂の巣のようで、慌てて退散しました。これは要注意ですね。

(振り返って見たところ)
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ここからすぐ上隣に建物があるのですが、そこの入口には看板があって、どうやら社務所のようです。

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そこには「北海道御本宮 伏見稲荷神社/摂社 北海道明治神宮」と表記されています。ん?北海道明治神宮!?

摂社とは、

本社に縁故の深い神を祀った神社。本社と末社の中間に位し,本社の境内にある境内社と境外にある境外社がある。
摂社(せっしゃ)とは - コトバンク

ということですが、北海道明治神宮というのが、どこかにあるのかな?

(社務所前から、上ってきた坂道を振り返って見たところ)
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ということで、長橋の伏見稲荷神社の様子についてでした。

詳しいことは分からなかったのですが、こんなところに神社があったのですね。

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2019年9月17日 (火)

勝納川の上流にある小樽市市民消防防災研修センター(小樽市消防訓練場)

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奥沢水源地へ向かって一本道(道道697号天神南小樽停車場線)を進んでいき、結構水源地近くまで行くと、勝納川が流れる左手の向こう側に、塔のような高い建物が見えてきます。住所は天神町になりますね。

この建物は、小樽市市民消防防災研修センター小樽市消防訓練場)という施設です。

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小樽市HP内小樽市 :防災研修センターによると、市民消防防災研修センターは、災害に強いまちづくりの拠点として平成3年4月に開設された施設とのことです。

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消防職員や消防団員が各種消防訓練を行う施設で、背の高いのが8階建ての消防訓練塔で、3階建てが補助訓練塔になります。

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市民を対象にした研修施設にもなっていて、それで「市民消防防災研修センター」という名称なんですね。

この市民消防防災研修センターに行くには、先ほどの奥沢水源地へ向かう道道から勝納川を渡らないと行けないのですが、その橋はずいぶん手前の清川橋という橋を渡って行くことになります。

(清川橋を渡るには、道道のここを左折します)
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(清川橋。渡って右に曲がり、しばらく進む)
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ちなみに、道道をもうちょっと水源地方面に進むと、勝納川に向かう細い道があって(車の通るような道ではないです)、そこに入って行くと「天神橋」という橋があり、この橋を渡ると、ちょうど市民消防防災研修センターのグラウンドのような広い敷地前に出ます。

(天神橋。渡った正面が市民消防防災研修センターの敷地)
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もちろん、施設のすぐ目の前に勝納川が流れてます。

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ということで、市民消防防災研修センター(小樽市消防訓練場)にはなかなか行く機会がないかもしれませんが(私も初めて行きました)、先日、勝納川周辺の散策をしていて、この施設前まで行ってきたので、紹介してみました。

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※参照
小樽市 :防災研修センター
小樽市 :市民消防防災研修センター

 

【関連記事】
勝納川の上流に架かる「清川橋」〜合わせてその上の天神橋から清川橋までの道路脇の散策路の様子も
勝納川の奥沢水源地からすぐ下流に架かる「てんじん橋」と「天神橋」の様子

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2019年5月11日 (土)

銭函駅の裏の高台にある豊足神社〜これがまた眺めのいいこと【銭函特集】

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銭函駅の裏の高台に神社があります。

銭函で代表的な「豊足(とよたり)神社」です。

4月に銭函に行ったのですが、ここ豊足神社に初めて足を運びました。

銭函駅の札幌側にある銭函東部踏切を渡ってすぐ、右に道を曲がると坂道になっていて、その先に鳥居が見えます。

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鳥居のとこまでいくと、その先が境内になっています。

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社殿は奥です。

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豊足神社についての詳細は分からなかったのですが、かなり古い歴史をもつ神社のようで、現在地に移転したのは大正6年(1917年)とのことです。
※参照:豊足神社(北海道神社庁)

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で、ここが高台になっているので、線路側がいい眺めなんですよね。

銭函駅と線路は海沿いにあるので、この高台からは向こうに海も眺められます。

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札幌方面は、線路がここから内陸に入っていきますね。

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そうそう、境内には日清・日露戦争の戦没者を慰霊する忠魂碑が建っているんですが、目に止まるのは、その碑の脇に置かれている、壊れている錆びた球体です。

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横に説明書きがあって、それによると、これは明治40年(1907年)頃に銭函の浜に漂流していたものを軍が爆破処理した機雷で、日露戦争時のロシア軍のものだそうです。

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永らく発見者が保管していたものの、その方の移転に際して、昭和52年(1977年)にここに移設したそうです。


豊足神社では、6月下旬に例大祭があるのですが、私は行ったことがないんですよね(参考:小樽市 :お祭り日程)。

それに、豊足神社は冬の小樽雪あかりの路の時には、あかりの路会場の1つとなっているんですが、そちらもまだ、見に行ったことがないんです。

どちらも機会を作って見にいってみたいですね。

(神社の裏側)
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※参考:小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)


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2018年12月 7日 (金)

気になる建物/花園公園通りの小樽市消防本部整備工場の建物

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※写真は2018年5月撮影です。


小樽の街を歩いていると、知られた建物とかではなくても、なんとも気になる建物があったりします。

今回の気になる建物は、花園公園通りを小樽公園から下りていくと右手に見える大きな建物です。

建物には表札が掲げられていて、ここは小樽市消防本部整備工場の建物ですね。

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それほど古い建物ではないようですが、使い込まれたその様子がなんだかここを通るたびに目に止まるんですよね、

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すいません、建物の詳細については知らないのですが、向かいには、こちらも特徴的な、消防署庁舎だった建物を改築して利用している寿司・和食のお店「庄坊番屋」があるので、ここ消防本部整備工場も元の庁舎と関連しているのかな!?

(公園通りを横切る通りから。奥に庄坊番屋)
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この建物には、花園ビルという名称があるようで、上階には小樽市社会福祉協議会の「たんぽぽ」という訪問介護事業所が入っているようです。

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ということで、小樽市消防本部整備工場の建物については、詳細は知らないのですが、どうにも気になる建物だったので、今回、ブログに掲載しました。

※参考:社会福祉法人 小樽市社会福祉協議会|介護保険関係事業

(この写真は2018年12月1日撮影)
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【関連記事】
気になる建物/寿司・和食のお店「庄坊番屋」の建物は元消防署


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2018年12月 1日 (土)

朝里神社は朝里小学校のすぐ近く

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10月上旬に、朝里・新光地区をあちこち巡ってきた際に、朝里神社にも行ってきました。

道道1号線からちょっと入った、新光2丁目の住宅街の中に、小さな朝里神社は静かに佇んでいます。

すぐ近く、というか向かいに朝里小学校があります。

※写真は10月4日撮影です。
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境内には新光東会館がありますね。

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朝里神社について、詳細はよく分からなかったのですが、社殿などが比較的新しいですね。

北海道神社庁のホームページによると、次のような記述がありました。

天保5年(1834)創立。明治8年村社に列する。明治35年の明細帳によると、社殿間数間口3間奥行5間で、境内坪数255坪、信徒人員148人とある。その後社殿老朽化の為、現境内地300坪程の寄付をあおぎ、大正4年11月移転遷座すると共に、社名を稲荷神社から朝里神社に改称した。
朝里神社

ということで、その続きには、現在の社殿は昭和59年に改築されたものと記載されています。
※参照朝里神社北海道神社庁のホームページ)内

朝里神社のお祭りには行ったことがないのですが、今年(2018年)は9月1日(土)・2日(日)の日程で行われました。機会があったら行ってみたいですね。

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(横の通りから)
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(すぐ前が朝里小学校)
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ということで、朝里神社の様子でした。


※朝里関連の記事はカテゴリー朝里地区にまとめてます


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2018年8月 9日 (木)

入船陸橋近くの石造倉庫が宿屋になっていた〜蔵宿 末広

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入船通りに 架かるJRの入船陸橋の海側すぐのところに、小さめの石造倉庫が建っているのですが、少し前からなにやら工事をしていて、先日前を通ったら、とってもおしゃれな入り口ができていました。

かかっているのれんには「蔵宿 末広」の文字。

(2018年4月撮影。工事中でした)
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(8月5日撮影。のれんがかかってます)
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どうやらここ「蔵宿 末広」は、7月9日宿泊分から予約受付が始まったばかりの宿泊施設で、サイトがあったので見てみると、“一日一組限定、石蔵一棟貸切の宿”という、一棟丸ごと貸切する宿なんですね。2名からの受付で、定員6名までとのことですよ。

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奥の玄関が受付になってました。

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※サイト:小樽 蔵宿 末広|築90年、石蔵の宿

ところで、もともとこの石蔵には「ニチヤク」という看板がかかっていたのですが、株式会社ニチヤクという会社は、医薬品卸の会社のようですね。

こちらが以前の写真です(2011年12月撮影)。
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(そこが宿を営業しているということかな?)

(この写真も2011年12月撮影)
Otaru_dsc02273

ここからすぐ上には末広稲荷があって、その横に入船陸橋が架かっていますね。

(末広稲荷)
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(入船陸橋)
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実はこの場所は、メルヘン交差点やJR南小樽駅から徒歩5分ほどと、アクセスはいいんですよね。

石蔵を丸ごと貸切の宿にするというは、なんだか面白いですね。サイトに書かれていたのですが、ここの石蔵は築90年だそうですよ。

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人気の宿になるといいですね。

▶︎蔵宿 末広:じゃらん

【関連記事】
入船陸橋の入船通りから南樽駅側の鉄橋下が綺麗になって古い橋脚も出現してます
入船陸橋
入船通りから十一坂へ
入船通り/南小樽駅下方面の古い建物
こんな所にお稲荷さん〜入船陸橋下の末広稲荷


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2017年9月 5日 (火)

市民会館から下りていったところに建つ建物は「小樽公園弓道場」

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今回はちょっと気になる建物、というか施設の様子なんですが、小樽公園の小樽市民会館の前の道路を小樽市役所側に下りて行くと、左手にその建物は建っています。

(市民会館の前の道路を下りていって左)
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こじんまりとした和風の可愛い建物ですが、ここは小樽公園弓道場です。

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ここも小樽公園の敷地内なのかな。

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今回は、気になった建物というだけで、建物についてもよくわからず、弓道についても全然分からないので、あくまでここにこのような建物(施設)がありますよ、という紹介だけになるんですが、小樽公園弓道場というくらいですから、この建物の奥にその弓道場があるんですよね。

(建物の下から見たところ)
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この小樽公園弓道場の横(市民会館の向かい)の少し土地が高くなっているところは裁判所なんですが、そこに向かう道路があって、そこを途中まで上ると弓道場が見えるんですよね。

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神聖な空気が漂ってます。

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機会があったら、矢を射る様子を見てみたいですね。

ちなみに、小樽弓道連盟は、大正3年小樽弓道会として発足した、歴史のある連盟なんですね。
※小樽弓道連盟のサイトより:小樽公園弓道場の案内 - 小樽弓道連盟

※参考:弓道場 - Wikipedia

【関連記事】
小樽市民会館近くの小樽公園弓道場の下に小さな広場がありました


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