小樽市都市景観賞関連

2023年12月 4日 (月)

ニュースより/第25回小樽市都市景観賞に「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」

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2023年(令和5年)の第25回小樽市都市景観賞が「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」の2件に決定したというニュースがありました。

発表内容は、小樽市HP内にも掲載されています。
第25回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市
※参照ニュース:2023年11月25日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

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住吉神社参道等の整備
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1988年(昭和63年)に設けられた都市景観賞は、2001年(平成13年)からは隔年で選定されています。候補を募集して、その中から選考されているんですよね。

周辺景観との調和、単体としての価値、まちなみとしてのデザイン、都市景観形成に対する理解と積極的な取組などを評価し、「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観審議会」において選考されます。

今年は令和5年7月1日から8月31日までを募集期間としていて、ニュースによると6件の応募があって、2件が選考対象になっていたそうです。

小樽市都市景観賞の概要について、小樽市HP内に記載されていますので引用しますね。

 小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に創設されました。

 良好な都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には、小樽市都市景観賞に準じるものとして、都市景観奨励賞を贈呈しています。

小樽市都市景観賞 | 小樽市

例年、同時に発表される小樽市都市景観奨励賞は、今年はなかったようですね。

今回の受賞した2件について、小樽市HPの記載を引用しつつ、ここでも少し紹介したいと思います。

小樽市都市景観賞 | 小樽市

OMO5小樽 by 星野リゾート

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「OMO5」は、星野リゾートが2022年1月に開業したホテルですが、左の建物が1933年(昭和8年)建築の小樽市指定歴史的建造物でもある3階建ての旧小樽商工会議所の建物を改修して再利用したものなんですよね。

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そして、隣接して新築された7階建ての建物との2棟からなるホテルとなっています。

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以下、小樽市HP内からの引用です。

 昭和8年建築の旧小樽商工会議所は平成21年に本来の役割を終えていたが、未使用ながらも活用を目指して保存されていた。これを改修するとともに、新築棟を併設し、現オーナーにより令和4年にホテルとして再生された。歴史的建造物部分について耐震改修を実施したほか、外観をほぼ変えることのない改修を行い、歴史的建造物を再生させた好例として評価された。
第25回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

※関連記事:歴史的建造物の旧小樽商工会議所と隣の新築からなる星野リゾートのホテル「OMO(オモ)5小樽」が1月7日オープン!!

住吉神社参道等の整備

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住吉神社では、2018年の鎮座150年にあたって、記念事業として参道の石段や石畳の大規模改修工事を行ったんですよね。急な階段の幅が広がり歩きやすくなったり、玉砂利が石畳になったり、階段の一部にはロードヒーティングが設置されたりしました。

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また、その際には、朱色の鳥居が並ぶ社務所横からの副参道の整備も行われました。

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以下、小樽市HP内からの引用です。

 住吉神社の鎮座150周年記念事業として、平成30年から令和4年にかけて参道の石段及び石畳を整備するとともに、副参道の整備も行われ、参拝する環境が整えられた。また、参道脇の樹木の枝払いにより、参道から海を望む景観と海側から社殿を望む景観が創出された。小樽にとって象徴的な場所である住吉神社を、より親しみやすい場所にしていこうとする姿勢や丁寧な空間づくりが評価された。
第25回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

※関連記事
住吉神社の境内がすっかり綺麗になってます〜鎮座150年の記念事業による参道の改修工事などが終了
住吉神社の副参道に33基の鳥居が並びました〜鎮座150年の最後の記念事業

おわりに

ということで、先日発表のあった、第25回小樽市都市景観賞受賞の「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」の2件についてでした。

ちなみに、小樽市都市景観賞を受賞した物件などには、このようなプレートが掲げられていますので、街を歩いている際に目にしたら、その建物などに注目してみるのもいいかもしれませんね。

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小樽市都市景観賞受賞物件一覧 | 小樽市

【関連記事】
※前回(第24回)の記事です。
第24回小樽市都市景観賞に「UNWIND HOTEL&BAR OTARU」と「小樽運河クルーズ」、奨励賞に「小樽百貨UNGA↑」と「レールカーニバルinおたる」

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2021年11月30日 (火)

第24回小樽市都市景観賞に「UNWIND HOTEL&BAR OTARU」と「小樽運河クルーズ」、奨励賞に「小樽百貨UNGA↑」と「レールカーニバルinおたる」

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第24回小樽市都市景観賞が「UNWIND HOTEL&BAR OTARU(アンワインド ホテル&バー小樽)」と「小樽運河クルーズ」の2件に決定したという発表がありました。

また、あわせて小樽市都市景観奨励賞として、「小樽百貨UNGA↑」と「レールカーニバルinおたる」の2件が選ばれてます。

1988年(昭和63年)に設けられた都市景観賞は、2001年(平成13年)からは隔年で選定されています。候補を募集して、その中から選考されているんですよね。

今回の決定については、2021年11月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されていたのですが、11件の応募があり、うち10件が選考対象となって、それと過去の都市景観奨励賞を受けたものの中から選考が行われて、11月19日に決定したとのことです。

小樽市都市景観賞の概要について、小樽市HP内に記載されています。

 小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に創設しました。

 良好な都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には、小樽市都市景観賞に準じるものとして、都市景観奨励賞を贈呈しています。
小樽市都市景観賞 | 小樽市

では、今回の受賞した4件について、小樽市HPの記載を引用しつつ、ここでも紹介したいと思います。

UNWIND HOTEL&BAR OTARU

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UNWIND HOTEL&BAR OTARU(アンワインド ホテル&バー小樽)の建物は、小樽市の歴史的建造物に指定されている、昭和6年(1931年)建築の旧越中屋ホテルの建物で、以前もホテルとして活用されていたんですよね。

現在のUNWIND HOTEL&BAR OTARUは、2019年(平成31年)4月にオープンしています。

小樽市指定歴史的建造物に指定されているこの建物は、昭和6年にホテルとして建てられたのち、軍による接収や他用途での使用、とりこわしの危機などを経ながらも、平成期には本来のホテルとして営業されていたが、平成21年以降は閉館状態となっていた。その後、現オーナーにより大規模な改修が行われ、平成31年4月に現ホテルとして再生された。

 創建時の外観を損ねることのない改修と優れたデザインにより、歴史的建造物の価値を高め、再生・活用につなげた好例として評価された。
第24回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

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UNWIND HOTEL & BAR OTARU | アンワインド ホテル&バー 小樽

※関連記事:歴史的建造物の旧越中屋ホテルが新たなホテル「UNWIND HOTEL & BAR OTARU」として、まもなく4月上旬オープン予定【追記:4月13日オープン】

小樽運河クルーズ

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小樽運河の中央橋を発着地として、運河と港を約40分間かけて、のんびりとめぐる小樽運河クルーズは、とても人気があって、小樽観光ではすっかりお馴染みです。2011年(平成23年)には、奨励賞を受賞しています。

 小樽運河クルーズは、小樽商科大学との共同研究により、約8年の構想を経て、平成21年7月から正式運行されている。

 北運河周辺の観光拠点の創出を図る一役を担うものとして期待され、平成23年度に都市景観奨励賞を受賞した。受賞後も、平成28年から多言語音声ガイド(英語・中国語・韓国語)を導入して外国人観光客に対応するなど、来訪者へのおもてなしを向上させているほか、小樽運河の浮き玉をイメージした照明器具の採用や、近隣の植樹桝への花植えなど、景観に配慮しながら活動を継続している点が評価された。
第24回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

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小樽運河クルーズ

※関連記事:人気の小樽運河クルーズに乗ってきた!!小樽運河の魅力を再発見。船上からの風景は新鮮でした

小樽百貨UNGA↑(奨励賞)

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小樽市指定歴史的建造物でもある旧小樽倉庫中央部分のレンガ造りの建物を活用した「小樽百貨UNGA↑」は、小樽の歴史や文化を反映したオリジナルの食品や、北前船寄港地の名産品、小樽や近郊作家のクラフト商品などが並ぶ小樽発のお店です。

 小樽市指定歴史歴建造物に指定されているこの建物は、明治25年頃に建てられた倉庫建築で、木骨煉瓦造の事務所棟を中心に左右対称に木骨石造の倉庫が展開されている。その事務所棟部分が改修され、店舗及びギャラリーとして生まれ変わり、平成31年から営業している。

 歴史的建造物の外観を損ねることなく最小限の改修を行い、小樽の歴史と深く関わる北前船を内外のデザインに取り入れながら、建物やこの地域が持つ歴史性を活かして、歴史的建造物を再生・活用した点が評価された。
第24回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

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小樽百貨UNGA↑(うんがぷらす)

※関連記事:運河近くの旧小樽倉庫(運河プラザの隣)に「小樽百貨 UNGA↑」が2019年12月にオープンしてます

レールカーニバルinおたる(奨励賞)

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レールカーニバルinおたる」は、1880年(明治13年)11月に官営幌内鉄道の一部として、手宮〜札幌間に北海道で初めて開通した鉄道で、現在は廃線となっている旧手宮線を、トロッコで走るすっかりお馴染みのイベントですね。

 レールカーニバル in おたるは、「人や地域を結んだレールを活用して、未来の小樽の地域活性化につなげたい」との思いから、保線用に使用していた足漕ぎトロッコを旧国鉄手宮線で体験してもらうイベントで、NPO法人鉄道文化保存会を中心とした市民ボランティアにより、平成25年から年3回開催されている。

 小樽の歴史において重要な旧国鉄手宮線にて、鉄道文化を体験するアクティビティが市民ボランティアの手により継続して展開されている。鉄道遺産を活かした新たな景観が創出され、旧国鉄手宮線の歴史的価値を高めたとして評価された。
第24回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

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※関連記事:冬を前に旧手宮線をトロッコで走る「2021レールカーニバルinおたる」が開催しています(11/20・21・23)

おわりに

ということで、先日決定した、第24回小樽市都市景観賞の「UNWIND HOTEL&BAR OTARU」と「小樽運河クルーズ」、奨励賞の「小樽百貨UNGA↑」と「レールカーニバルinおたる」についてでした。

ちなみに、小樽市都市景観賞を受賞した物件などには、冒頭にも掲載した、このようなプレートが掲げられています。

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小樽市都市景観賞受賞物件一覧 | 小樽市

※関連ニュース:2021年11月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
※前回(第23回)の記事です。
第23回小樽市都市景観賞に「小樽・朝里のまちづくりの会」~朝里の四季を彩る諸活動~と旧手宮線の散策路整備

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2019年12月28日 (土)

第23回小樽市都市景観賞に「小樽・朝里のまちづくりの会」~朝里の四季を彩る諸活動~と旧手宮線の散策路整備

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2019年12月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄の記事で知ったのですが、令和元年(2019年)の第23回小樽市都市景観賞が、11月26日に「小樽・朝里のまちづくりの会」旧手宮線の散策路整備に決定して、その表彰式が12月26日(木)に行われたそうです。

1988年(昭和63年)に設けられた都市景観賞は、2001年(平成13年)からは隔年で選定されています。候補を募集して、その中から選考されるんですよね。

小樽市HP内に小樽市都市景観賞の概要が記載されています。

小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に設けられました。
 都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、小樽市都市景観賞に準じるもので、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には都市景観奨励賞を贈呈しています。
小樽市 :小樽市都市景観賞トップ

なお、今回は小樽市都市景観奨励賞の該当はなしだそうです。

それでは、今回受賞した2件について、小樽市HPと新聞記事の記載をもとに、ここでも紹介したいと思います。

※参照:小樽市 :第23回小樽市都市景観賞受賞物件/2019年12月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

「小樽・朝里のまちづくりの会」~朝里の四季を彩る諸活動~

小樽・朝里のまちづくりの会は1999年(平成11年)5月に発足して、令和元年5月で創立20周年、現在会員は約100人とのことで、花火大会やマラソン大会などのイベントを通じて、地域活性化と景観形成に貢献しています。

「小樽・朝里のまちづくりの会」は平成11年5月に発足し、令和元年5月で創立20周年を迎えた。地域の皆さんと一緒に花火大会、親子マラソン、雪まつりなど景観づくりと各種イベントを季節ごとに行っている。
地域の方と協力・連携しながら20年もの間、継続して活動を行ってきたことで地域に定着した活動となり、四季ごとに地域の景観が創出される取組が評価された。
小樽市 :第23回小樽市都市景観賞受賞物件

う〜ん、なかなか朝里の花火大会や雪まつりなどのイベントに行く機会がないのですが、機会をつくって行ってみたいです。なのですいません、写真がありません。

旧手宮線の散策路整備

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旧手宮線の散策路整備は、2003年度(平成15年)に都市景観奨励賞を受賞していて、今回、改めて都市景観賞の受賞となったようです。

旧手宮線の散策路といえば、観光客にもすっかり人気のスポットになってますが、小樽雪あかりの路や小樽がらす市などのイベントの会場としても活用されています。

旧手宮線は、幌内(現・三笠市)の良質な石炭を小樽港から積み出すことを目的とした官営幌内鉄道の最初の開業区間として、明治13年(1880年)に北海道で最初に開通した。
昭和60年(1985年)の国鉄手宮線廃止に伴い、跡地の活用方法についての市民からの提案や周辺住民の意向を踏まえ、市では平成13年(2001年)に中央通りから寿司屋通りの510mの用地を取得し、既存の鉄道施設を残したオープンスペースとして整備した。その後、中央通りから旧手宮線の起点である総合博物館まで1,160mの用地を取得し、平成28年(2016年)までに散策路の整備を実施した。
散策路に設けられた花壇には市民により花が植えられ、旧手宮線は観光客の散策の場として親しまれているほか、「がらす市」や「雪あかりの路」等のイベントにも活用されており、小樽らしい景観が創出されたことが評価された。
小樽市 :第23回小樽市都市景観賞受賞物件

おわりに

ということで、先日表彰式のあった、令和元年(2019年)の23回小樽市都市景観賞「小樽・朝里のまちづくりの会」と旧手宮線の散策路整備についてでした。

そうそう、今回の決定は11月26日だったとのことで、その際に小樽市から一般市民にお知らせがあったのかは分からないのですが、あまり話題になってなかったような…。せっかく小樽のまちづくりに関する話題なので、もっと大々的に発表があると嬉しいですね。

※参照
小樽市 :第23回小樽市都市景観賞受賞物件
小樽市 :小樽市都市景観賞受賞物件一覧

【関連記事】
第22回小樽市都市景観賞に小樽芸術村と旧岡川薬局、奨励賞にNPO法人小樽民家再生プロジェクトが受賞(平成29年度)

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2018年1月14日 (日)

第22回小樽市都市景観賞に小樽芸術村と旧岡川薬局、奨励賞にNPO法人小樽民家再生プロジェクトが受賞(平成29年度)

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1月11日(木)に、第22回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞の表彰式が市役所であったそうです。

今回、受賞したのは、小樽市都市景観賞が、小樽芸術村(旧)岡川薬局の2件で、小樽市都市景観奨励賞がNPO法人小樽民家再生プロジェクトの1件でした。

昨年中に選定されて受賞が決定していたので、平成29年度の受賞ということになります。

小樽では、歴史ある貴重な建物を「小樽市指定歴史的建造物」として指定する他に、景観に主眼を置いた「小樽市都市景観賞」と、それに準じる「小樽市都市景観奨励賞」があります。

1988年(昭和63年)に設けられた都市景観賞は、2001年(平成13年)から隔年で選定されています。候補を募集して、その中から選考されるんですよね。

以下は小樽市HP内の小樽市都市景観賞概要からです。

小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に設けられました。  都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、小樽市都市景観賞に準じるもので、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には都市景観奨励賞を贈呈しています。
小樽市 :小樽市都市景観賞トップ

では、受賞内容について、個別にちょっとだけ見ていきたいと思います。

※小樽市HP内の受賞物件詳細はこちら。
小樽市 :第22回小樽市都市景観賞受賞物件


小樽芸術村

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小樽芸術村は、家具・インテリア製造小売り最大手のニトリによる、小樽の歴史的建造物を改装して開設した複合的な芸術空間です。

平成28年に先行オープンした臨港線沿いのステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)と小樽芸術村ミュージアムショップ(旧荒田商会)に加えて、平成29年8月に旧三井銀行小樽支店(名称はそのまま)、9月に似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店/旧ホテルヴィブラントオタル)がオープンしてグランドオープンとなりました。

隣接する歴史的建造物4棟に中庭を配置する小樽芸術村は、新しい観光スポットにもなっていますね。

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歴史に芸術という新たな要素を加えた複数棟の歴史的建造物と中庭とが一帯的に活用されることにより、個々の歴史的建造物の価値が高められるとともに、新たな景観空間が創出されたことが評価された。
小樽市 :第22回小樽市都市景観賞受賞物件

※サイトはこちら:小樽芸術村公式サイト 似鳥美術館

※関連記事
小樽芸術村がグランドオープン!!似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)が9月1日にオープンします
ニトリ小樽芸術村の施設のひとつ「旧三井銀行小樽支店」が8月1日より先行オープンしてます(まだ行ってません)


(旧)岡川薬局

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1930年(昭和5年)に建築された旧岡川薬局は、小樽市指定歴史的建造物にも指定されていて、2010年(平成22年)からは、建築家で空間・映像デザイナーの福島慶介さんによって、カフェにゲストハウス、レンタルスペースとして活用されていて、様々なイベントも開催されています。

2011年(平成23年度)には、奨励賞を受賞してるんですよね。

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歴史的建造物の新たな活用モデルとして建物の価値を高めたことが評価され、平成23年度に小樽市都市景観奨励賞を受賞した。
受賞後も、出店者が入れ替わる形式のカフェやレンタルスペースでのイベント、宿泊費と労働の等価交換を行うワーキングステイ制の導入など、歴史的建造物を活用した独自の運営方法を取り入れるとともに、地域交流の拠点となるイベント等を開催するなど、創意工夫の努力が認められ、継続して活用されている点が評価された。
小樽市 :第22回小樽市都市景観賞受賞物件

※サイトはこちら:(旧)岡川薬局

※関連記事
(旧)岡川薬局でオリジナルポークカレーと岡川ラーメン


NPO法人小樽民家再生プロジェクト(奨励賞)

奨励賞を受賞したのは建物ではなくて、小樽の民家、古民家の保護、再生に向けて様々な活動を行なっている、NPO法人小樽民家再生プロジェクトで、これまでに多くの実績を残されています。

平成24年に設立し、小樽の民家、古民家の保護に向けた「物件所有者と入居希望者とのマッチング」や「移住・起業支援ハンドブックの作成」、小樽伝統の石蔵の保護を目的とした「小樽石蔵シンポジウムの開催」など、民家の再生に関して多角的な活動を行っており、良好な景観保全活動への積極的な取り組みが評価された。
小樽市 :第22回小樽市都市景観賞受賞物件

※サイトはこちら:NPO法人 小樽民家再生プロジェクト | 「小樽民家」を通して「観る・遊ぶ・住む」をサポートします


おわりに

ということで、以上、第22回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞の受賞内容についてでした。

こういった活動が、小樽の現在の街並み、景観を作っているんですね。

※関連ニュース
・2018年1月12日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
都市に魅力を!都市景観賞と奨励賞決定 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)

※参考:小樽市 :小樽市都市景観賞トップ(小樽市HP内)

【関連記事】
※前回(第21回)の受賞発表時の記事がこちらです。
第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞が発表されました(平成27年): 小梅太郎の「小樽日記」

※都市景観賞関連の記事は、カテゴリー「小樽市都市景観賞関連」にまとめてます。


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2017年8月14日 (月)

たくさんのボートやヨットが係留されている築港の小樽港マリーナの風景

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小樽港の築港地区に、たくさんのボートやヨットが係留されている場所があります。

ここは小樽港マリーナです。

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小樽港マリーナは、ボート・ヨットの保管のほかレンタルもしていて、さらにここを拠点にクルーザーボートやクルーザーヨットでのクルージングなど気軽にマリンレジャーを楽しむことができるスポットです。運営はマリンウェーブ小樽。

(右手にはウイングベイ小樽)
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とはいえ、個人的にはなかなかマリンレジャーというのは接する機会がないので、縁がない場所でもあるんですよね。

ただ、港にボートやヨットがずらりと並ぶ風景は、なんだかとてもいい眺めななので、この風景を見るのは好きです。

ここ小樽港マリーナは、平成4年の第5回小樽市都市景観賞を受賞してるんですよね。

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今回は行かなかったのですが、ウイングベイ小樽の上のほうの階からもとても綺麗に眺めることができますよね。写真を撮る機会があったら掲載したいと思います。

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すぐ近くには、この8月末で閉館してしまう、石原裕次郎記念館がありますね(→間もなく閉館する石原裕次郎記念館に行ってきました。8月末で閉館です(展示室は撮影禁止))。

また、冬の小樽雪あかりの路に時には、あかりの路会場となって、ロウソクの灯りが綺麗に灯ります(→小樽雪あかりの路19/築港のマリーナ地区会場は穴場かも〜小樽港マリーナ&石原裕次郎記念館)。

ここ小樽港マリーナは、「海の駅」(おたる海の駅)に登録してるとのことですよ(道の駅に対して、マリンレジャー用に海の駅があるんですね)。

こちらのセンターハウスには、マリンショップやカフェが入ってます。

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(マリンショップSeacle(シークル))
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ということで、小樽港マリーナの風景でしたが、ここは海沿いを散歩するだけもで気持ちいい場所ですね(けど、やっぱり特に用事のない部外者は近づきにくいかな…)。

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※小樽港マリーナのサイトはこちら。
北海道の観光で小樽を楽しむなら小樽港マリーナ。クルーズ体験やヨット体験をお楽しみ頂けます。ボート・ヨットの係留も行えるマリンポートです。

※参考サイト
小樽港マリーナ マリンウェーブ小樽 | 小樽観光協会公式WEB | 小樽の観光情報は「おたるぽーたる」
小樽港マリーナ - Wikipedia

【関連記事】
マリーナ地区会場の小樽港マリーナのスノーキャンドルが並ぶ“あかりの路”が見事で綺麗/小樽雪あかりの路18
冬のちょっとした風景〜ウイングベイ小樽前の港の寒い眺め。ん?凍ってる!?
縁はないけど小樽港マリーナ
ウイングベイ小樽と繋がる「マリーナ歩道橋」から
ウイングベイ小樽から小樽港を眺める


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2015年12月 1日 (火)

第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞が発表されました(平成27年)

小樽には、歴史ある貴重な建物を「小樽市指定歴史的建造物」として指定する他に、景観を主眼にした「小樽市都市景観賞」と、それに準じる「小樽市都市景観奨励賞」があります。

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そして、第21回小樽市都市景観賞都市景観奨励賞の発表がありました。

11月24日に決定したとのことで、小樽市HP内に詳細が掲載されています。このことは、2015年11月28日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されてましたね(以下、新聞記事も参考にしています)。

※小樽市HP内の受賞物件詳細はこちら:小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

今回の受賞物件は、次の各2件でした。

小樽市都市景観賞
「日本基督教団小樽教会」
「旧岡崎家能舞台を生かす会の活動」

小樽市都市景観奨励賞
「都会館」
「港湾振興プロジェクト「港を巷に」の活動とコンテナカフェPHANTOM」

個別にちょっと紹介したいと思いますが、その前にこの賞についての説明を小樽市HPから引用させていただきます。

小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に設けられました。
 都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、小樽市都市景観賞に準じるもので、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には都市景観奨励賞を贈呈しています。
小樽市 :小樽市都市景観賞トップ

ということで、2001年(平成13年)からは、隔年で選定されているようですね。


それでは、まずは小樽市都市景観賞の2件です。

日本基督教団小樽教会

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(2015年11月29日撮影)

日本基督教団小樽教会は、富岡町の商大通り沿い、小樽市総合福祉センター(小樽市保健所の横)の交差点の一角に建ってます。

Otaru_20151129_142603

ここは、一昨年(2013年)に建物が新しくなったんですよね。

地元後志産のカラマツ材を外壁材、構造材に多く使用しており、建物正面の左角には昭和25年製造の鐘を3つ組み合せて設置し、教会のシンボルとしている。
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

ということで、木の質感と色が落ち着いた雰囲気で、ともてモダンな外観ですね。

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旧岡崎家能舞台を生かす会の活動

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(2015年8月3日撮影)

旧岡崎家能舞台を生かす会(2007年に発足)は、小樽市公会堂の敷地内にある「旧岡崎家能舞台」(小樽市能楽堂)の再建を目的として、小樽の能楽文化を広めるために、様々な活動をしているんですよね。

その活動から地域コミュニティの再生と地域文化興隆の一翼を担い、能楽による「まちづくり」を目指し、能楽体験教室や市民能の上演など精力的に活動している。
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

ということで、その活動が受賞対象となってますね。

Otaru_20150803_152127

【関連記事】
夏季公開中の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)を見に行ってきました


続いて、小樽市都市景観奨励賞の2件です。

都会館

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(2015年2月5日撮影)

梁川通りの端の方に建つ都会館は、1923年(大正12年)建築で、「第21部火災予防組合番屋」として建てられたものだそうで、火の見櫓があるんですよね。

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現在も町内会館として使用されているというのが、素晴らしいですね。

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【関連記事】
梁川通りの都会館


港湾振興プロジェクト「港を巷に」の活動とコンテナカフェPHANTOM

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(2015年9月12日撮影)

小樽港の振興に向けて活動する、小樽商工会議所の港湾振興プロジェクトの取り組みが受賞してます。

港を人が憩い賑わうための場にするための提案の一環として、積極的な市民参加を促すためのプロモーション映像を製作し、この中で登場したコンテナカフェを実験的に設置、営業を行った。
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

ということで、映像はとても素敵だけど考えさせられる内容で、その映像の中で出てきたコンテナカフェを、実際に港に出現させたんですよね。

こちらがそのプロモーション映像「港を巷に - for our Future -

で、コンテナカフェPHANTOMは、8月下旬から9月にかけての金・土・日・祝日の期間限定で営業してました(結局、私は行くことができませんでしたが…)。

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【関連記事】
みなとまち小樽映像プロモーションプロジェクトによる映像「港を巷に - For Our Future -」が公開されてます
小樽港第3ふ頭近くに「社会実験コンテナカフェ〜PHANTOM〜」がオープンしてます(まだ入ってませんが…):


おわりに

ということで、以上が第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞の受賞内容でしたが、こういう街づくりや活動が、小樽らしさを生んでいるんですね。

※参考
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件
小樽市 :小樽市都市景観賞トップ
・2015年11月28日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
第20回(平成25年度)小樽市都市景観賞、及び奨励賞が発表されました


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2015年4月 2日 (木)

堺町通りの北菓楼と六花亭の店舗のある空間は小樽市都市景観賞を受賞してるんです

先日、久しぶりに観光客で賑わう堺町通りを歩いてきました。

その通りの途中の、大きな石造りの建物を店舗にした、人気のスイーツのお店が2つ並んでます。

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左がマルセイバターサンドでお馴染みの「六花亭」の小樽運河店で、右が「妖精の森」バウムクーヘンや開拓おかき、シュークリームが人気の「北菓楼小樽本館」ですね。

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で、今回の話題なんですが、この石造りの倉庫が印象的なこの一角は、2003年(平成15年)に建物周辺を含めて第15回小樽市都市景観賞を受賞してるんですよね。

そうそう、小樽では歴史を今に伝える貴重な建物を「小樽市指定歴史的建造物」として指定していますが、その他に景観を主眼にした「小樽市都市景観賞」とそれに準じる「都市景観奨励賞」というのがあるんです。

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近づいてみると、コンクリートの柱に、都市景観賞受賞のプレートは掲げられています。

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この空間は、日藤メモリアルガーデンという名称で、小樽市HP内に都市景観賞受賞作品として説明が記載されています。

日藤株式会社小樽営業所の倉庫として利用されていた木骨石造の建物が、平成14年、美術館と菓子店舗に再生された。
 通りの裏に隠れていた倉庫は原型の姿を極力生かした外観として現し、広い外部空間は、シンプルなコンクリート製の構造物、一部にまくら木を使用した石畳、植樹や植栽を施すなど、歩行者空間のふくらみとして憩いの場を提供している。
 七叉路に近い堺町通りにひとつの界隈が付加された。
小樽市 : 第15回 小樽市都市景観賞作品

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ここは元は日藤株式会社小樽営業所があった場所(旧本社跡地)で、それで「日藤メモリアルガーデン」として整備されたようで、平成14年4月にオープンしてます(参考:日藤株式会社 沿革)。

ちなみに、上記引用文中に、美術館という記載がありますが、現在の「六花亭 小樽運河店」は、以前は「六花亭 北の大地美術館店」だったんですね。

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ということで、日藤メモリアルガーデンという名称はあまり馴染みがなくて、今も使われているのかはよく分かりませんが、この日も観光客の皆さんが、ひっきりなしにお店に出入りしていましたし、この石造りの店舗前で記念撮影をしてました。


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2014年7月28日 (月)

歴史的建造物でもある異国情緒あふれる「カトリック富岡教会」が一般公開中です

小樽市指定歴史的建造物でもある「カトリック富岡教会」が一般公開中です。

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期間は平成26年5月1日〜10月31日までで、時間は10:00~15:00となっています。

小樽商大へ向かう「地獄坂」(商大通り)の途中、右手に入る通りの向こうにふと現れる、異国情緒漂うこの教会は、まるで絵に描いたような美しい教会ですよね。

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昭和4年(1929年) 建築の木造一部鉄筋コンクリート造3階建てで、建物については小樽市HP内に概要が掲載されているので、引用させていただくと、

小樽におけるカトリックの布教は明治15年に始まり、数度の聖堂建設を経て昭和3年現在地に起工し、翌年6月30日に献堂式を挙げました。
正面玄関部の尖塔アーチから十字架を掲げた八角小塔にいたる上昇感を強調した建物で、外観は主にゴシック様式を取り入れています。2階にある礼拝堂には、色ガラスを組み合わせたアーチ窓から柔らかな光が入り、神聖な空間となっています。
小樽市 : カトリック富岡教会

とのことです。

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教会正面左にはマリア像が立っています。

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さらにカトリック富岡教会は、「カトリック富岡教会と小樽フラワーマスター連絡協議会の連携による環境整備」として、平成25年度の第20回小樽市都市景観賞を受賞しています。

行き届いた建物の維持保全を行うだけではなく、ライトアップの実施や小樽雪あかりの路への参加、また、敷地内の花壇には小樽フラワーマスター連絡協議会と連携し、彩り豊かな花を植栽して環境整備を図るなど、歴史ある教会と調和した魅力的な空間を様々な形で演出し、地域の景観を創出している。
小樽市 : 第20回小樽市都市景観賞受賞作品

ということで、建物の周囲にはとても綺麗に花が植えられています。

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建物横から見ると、2階部分にステンドグラスが見え、ここが礼拝堂になるのですが、

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実は一般公開中ということは、建物内の2階にも入ることができるんですね。

ということで、今回は建物内を見学してきました。

こちらが玄関ですね。

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カトリック富岡教会ホームページによりますと、

平成26年5月1日から10月31日(10:00~15:00)まで、2階聖堂を一般の方に参観いただけるよう「教会開放」を行っています。写真撮影は自由です。
カトリック富岡教会ホームページ - catholic-tomioka-otaru Jimdoページ

ということで、写真撮影も自由なんですね。

Otaru_20140713152433

ステンドグラスが上手く撮れませんでした。

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何度か入ったことがあるのですが、実際に入ってみると、教会内は厳かな雰囲気が漂っていて、私は信者ではありませんが、やはり厳粛な気持ちになります。

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比較的長い期間一般公開しているので、また見に行くチャンスはありそうですね。

【関連記事】
カトリック富岡教会(以前の記事です)
第20回(平成25年度)小樽市都市景観賞、及び奨励賞が発表されました


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2014年6月11日 (水)

「ハローワークおたる」の建物は小樽市都市景観賞受賞作品です

日銀通り沿いに建つ「ハローワークおたる」の建物は、小樽市都市景観賞を受賞してるんですよね。

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正面の曲線部分が特徴的ですよね。

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比較的新しいこの建物が、何年に建てられたのかは分からなかったのですが、ハローワーク小樽公共職業安定所として、平成9年の第10回小樽市都市景観賞を受賞しています。

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小樽市HP内の受賞作品の紹介によると、

運河側からの日銀の景観を保全するために建物を後退させ、内部に吹き抜けを設けて軒高を調整するなど周辺の歴史的な街並みへの配慮がなされている。また、クラシカルなデザインを取り入れ外装材をシックな色調に統−し、1階部分に自然石を用いるなど、特別景観形成地区の格調高い景観形成に寄与している。
小樽市 : 第10回 小樽市都市景観賞作品

とのことで、そうなんですよね、すぐ隣は小樽市指定有形文化財の「日本銀行旧小樽支店 金融資料館」ですからね。

向かいには旧北海道銀行本店(現小樽バイン)が建ってますし、ちょっと海側に下りれば、色内大通りとの交差点があり、周囲には歴史的建造物が立ち並んでます。

ここは、かつての商都小樽の繁栄を支えた“北のウォール街”で、今も街並はその面影を残しているので、このハローワークおたるの建物にも配慮がなされてますね。

Otaru_20130917144656

【関連記事】
色内大通りと日銀通りの交差点を眺める


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2013年11月30日 (土)

第20回(平成25年度)小樽市都市景観賞、及び奨励賞が発表されました

小樽では歴史を今に伝える貴重な建物を「小樽市指定歴史的建造物」として指定していますが、その他に景観を主眼にした「小樽市都市景観賞」、そしてそれに準じる「都市景観奨励賞」というのがあります。

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第20回(平成25年度)を迎える、その小樽市都市景観賞、及び奨励賞が、11月29日に発表されました。

2013年11月30日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました(以下、新聞記事も参考にしています)。

都市景観賞
「カトリック富岡教会と小樽フラワーマスター連絡協議会の連携による環境整備」
「小樽運河クリーンプロジェクト」

都市景観奨励賞
「罐友倶楽部」
「小樽北運河かもめや」
「後藤商店の看板の修復」

個別の紹介の前に、小樽市都市景観賞について小樽市のHPから引用すると、

小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの皆様の関心を高めていただくため、昭和63年に設けられました。 
 都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、小樽市都市景観賞に準じるもので、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には都市景観奨励賞を贈呈しています。
小樽市 : 小樽市都市景観賞トップ

ということで建物だけではなくて、イベントなどを行う個人や団体も対象にしているのユニークですね。

1988年(昭和63年)に始まり、2001年(平成13年)の第14回からは隔年で選定されているとのことです。
過去の受賞作品一覧については、小樽市HP内のこちらのページで紹介されています。
小樽市 : 小樽市都市景観賞受賞作品一覧

ちょっと前置きが長くなりましたが、今回の受賞作品について分かる範囲で紹介してみます。

※写真は過去の写真よりピックアップしてますのでご了承を。

都市景観賞

カトリック富岡教会と小樽フラワーマスター連絡協議会の連携による環境整備

富岡教会は1929年(昭和4年)に建てられた、ゴシック様式を取り入たとても素敵な教会で、小樽市指定歴史的建造物でもあるのですが、今回は市民有志の小樽フラワーマスター連絡協議会が行う、敷地内の花壇の整備などで魅力的な空間を演出する環境整備に対しての表彰ですね。

すいません、肝心の花壇の写真がありませんでした。

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【こんな記事も書いてます】
カトリック富岡教会

小樽運河クリーンプロジェクト

有志による清掃活動で、毎週土曜の早朝に運河や於古発川(おこばちがわ)を清掃する活動とのことで、現在は約20人が参加しているそうです。

この活動については、話には聞いているものの、申し訳ないことに詳しくは知りませんでしたが、とても素晴らしい活動ですよね。

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活動の写真はないので、運河の写真です。

都市景観奨励賞

罐友倶楽部

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罐友倶楽部(旧光亭)は本年度「小樽市指定歴史的建造物」に追加された、格調高い和風の建物が目を惹く建物です。

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【こんな記事も書いてます】
平成25年度「小樽市指定歴史的建造物」に新たに2棟追加〜旧水上歯科医院・旧光亭

小樽北運河かもめや

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平成19年から宿屋と喫茶店を営業している「かもめや」は、こじんまりとした素敵な雰囲気の建物で、一度泊まってみたいですが、まずは喫茶店に行ってみたいですね。

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【こんな記事も書いてます】
色内大通り/旧日本郵船〜道道820号小樽港稲穂線

後藤商店の看板の修復

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ここは平成23年から2年がかりで建物と看板を修復したということで、修復に対しての表彰ですね。

旧後藤商店の黒塗りの外壁が目を引く建物は大正9年(1920年)の建築で、小樽市歴史的建造物に指定されていて、さらには建物自体が第1回小樽市都市景観賞に選ばれているんですよね。
現在はレストランとして利用されています。

Otaru_dsc03066r

ちなみに修復前にかかっていた看板がこちらでした。

Otaru_dsc07233rr

【こんな記事も書いてます】
後藤商店(旧塚本商店)に新しい看板
旧塚本商店


ということで、以上が今回の受賞内容ですが、こういうのってきっと維持していくのも大変なのでしょうね。
ただ、そのおかげで小樽らしい街並になっていると思うので、これからもよろしくお願いしたいですね。

参考:「小樽市都市景観賞 市内5物件を表彰 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)


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