祝津・高島地区

2023年9月 5日 (火)

小樽の夏の最後を飾る「第16回おたる祝津花火大会」が4年ぶりに開催【追記:動画】

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4年ぶりとなる「第16回おたる祝津花火大会」が、9月2日(土)に今年も祝津の前浜とおたる水族館の駐車場に至る一帯を会場に開催されました。

小樽の夏はあちこちでたくさんの花火が上がり、その最後を飾る花火大会としておなじみのこの「おたる祝津花火大会」ですが、コロナ禍で3年連続中止となっていたので、4年ぶりの開催だったんですよね。

例年通りに、会場となるおたる水族館の駐車場の一角にはイベントステージが設置され、17:00からライブ演奏などが始まり、花火は19:00から打ち上げられます。

おたる祝津花火大会では、当日、おたる水族館駐車場が17:00から無料開放されるのですが、例年上の方の駐車場もいっぱいになって、入れない車もあったりするんですよね。

私は今年は中央バスで行きました。バスは行き帰りも臨時バスを出してくれていて、ほとんどストレスなく行くことができました。

会場には17:40頃についたのですが、もうすでにかなりの人で会場は埋まってました。

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ただ、ここ祝津の花火大会は、見物会場が広いので、見た目の混雑の割には比較的に場所の確保がしやすく、どこかしら空いているスペースを見つけて座ることができるんですよね。

会場の片側にはずらりと屋台と、今年はキッチンカーも並んで、食べ物、飲み物を買い求めるお客さんが行列を作っていました。

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花火の直前には、いつものように潮太鼓打演と神輿渡御が行われました。

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高台の小樽市鰊御殿が、ライトアップされてました。
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そしてお待ちかね、19:00からいよいよ花火のスタートです。

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おたる祝津花火大会の特徴は、故人への追悼花火や、孫の誕生などへの祝いの花火などが上がることで、司会者による紹介のあとに、BGMとともに花火が打ち上がります。

祝津の花火は、すぐ近くで上がるので、とにかく大きくて迫力があるんですよね。

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そして、飲み食いしながら、なんだかゆったりとした気分で花火を見ることができるのもいいんですよね。

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打ち上げは約40分で、約1500発打ち上がりました。

花火の後にはステージイベントが再開して(21:00までの予定)、花火の余韻と共に、まだまだ多くの方が演奏を楽しんでいましたよ。

ということで、4年ぶりに開催された第16回おたる祝津花火大会の様子でしたが、やっぱり花火はいいですね。

9月2日(土)に開催の、おたる祝津花火大会の詳細です | おたる祝津たなげ会

※参考:2023年9月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

《追記 2023.9.14》 
当日、動画も撮影していたので掲載しますね。ただ、動画に音声は出ませんのでご了承願います。

【関連記事】
※前回開催となる2019年の記事です。
第15回おたる祝津花火大会に行ってきました(9月7日開催)〜祝津で開催される小樽の夏の最後を飾る花火大会

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2023年8月23日 (水)

高島の地に受け継がれる「高島越後盆踊り」が開催されました(8月18日~8月20日)

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小樽市の無形民俗文化財にも指定されている、高島の地に受け継がれる高島越後盆踊りの行事が、今年も2023年8月18日(金)~8月20日(日)の3日間の日程で開催されました。

場所はいつもの高島公園(高島稲荷神社に隣接)ということで、私も8月19日(土)に見に行ってきました。

時間は19:30頃~21:00頃までとのことなのですが、例年20:00くらいから踊りが始まるので、その頃に行ってみると、踊りは20:20頃からおもむろに始まりました。

コロナ禍での中止を経て、昨年3年ぶりに開催されましたが、今年も開催できてよかったですね。

会場となる公園広場の中心には、いつものように櫓が組まれ、提灯がずらりと掲げられていました。

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周囲に照明がほとんどなく(街灯がいくつかある程度)、提灯の灯りだけが周囲を照らしているというのも、なんだか雰囲気があるんですよね。

平成13年(2001年)に小樽市の無形民俗文化財に指定された高島越後盆踊りは、その名の通り越後(新潟)にルーツをもつ盆踊りで、小樽には約150年前に伝えられたそうです。

高島といえば、古くから優れた漁場をもって栄えた地域ですが、明治時代には本州からの移住者が増え、中でも新潟県北蒲原群紫雲寺町(現在は新発田市に編入)の当時大火のあった藤塚浜地区からの移住者が多かったそうです。

その移住してきた方々が、お盆に先祖の眠る故郷に思いをはせながら、故郷の盆踊りを踊り、それが高島に定着したそうで、そうやって伝えられてきたのがこの高島越後盆踊りなんですね。

現在は、高島越後踊り保存会(昭和54年結成)を中心に、地元の人々の手によって保存・伝承されています。

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踊りは揃いの浴衣に編笠をかぶった保存会の方たちを中心に、地域の方々などが踊りに加わっていくのですが、その踊りは、とても独特で、しなやかで優雅な踊りなんですよね。

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踊りは2つの形態のものを一つの流れとして交互に行うのが特徴とのことですが、見ていてもなかなか難しくて、すぐには覚えられそうにないのですが、その踊る姿には見入ってしまいます。

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櫓の上で奏でられるお囃子は生演奏で、太鼓・笛のみの伴奏で歌との掛け合いで行われ、男性と女性の歌い手がいます。ちなみに歌詞は、労働歌を中心に 民謡・俗曲・恋歌など、様々な内容で約190ほどあるとか。

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この日は飲み物とちょっとしたつまみの屋台が出て、一角にはテーブルも並び、おそらく地元と思われる方々がのんびり踊りを見学していて、その横の公園では子供たちが遊んでいる姿も見られました。

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例年ここ高島公園で行われる高島越後盆踊りは、特別なイベント感があるわけではなくて、本当に地域に根ざした盆踊りの行事を、地域の方々が楽しんでいる、といった雰囲気があって、それがいいんですよね(あっ、カメラマンは多いです)。

踊りの方も、普段着で踊りの輪に加わっていく方も結構多く、踊りの輪は少しづつ広がっていくのですが(輪が二重になることも)、地域の盆踊りですからね、それがまたいいんですよね。

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動画も撮ってきたので、ここで紹介しますね。

以下は小樽市のHPからの引用です。

高島地区は古くから漁業で栄えた地域であり、本州からの移住や往来が盛んに行われました。特に、津軽地方と新潟県北蒲原郡紫雲寺(現在の新発田市)からの移住者が多く集まり、その土地の文化・風習が持ち込まれました。

高島越後盆踊りの行事は、紫雲寺出身者が伝えた、盆踊りを中心にした盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事です。

高島越後盆踊りの特徴は、近代以前の盆踊りの形態を残していることや、踊りは二つの形態のものを一つの流れとして交互に行うことなどがあります。現在も地域に根差した伝統行事として、「高島越後踊り保存会」を中心に地元の人々の手によって連綿と保存・伝承されています。

高島越後盆踊りの行事 | 小樽市

ということで、高島の地に受け継がれる伝統行事、高島越後盆踊りの様子でした。

高島越後盆踊りの行事 | 小樽市
高島越後盆踊りの行事 - 小樽市(PDF)

※参考
小樽市指定無形民俗文化財『高島越後盆踊り』が高島公園で開催されました(8/18) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・2023年8月20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)

【関連記事】
※昨年の様子です。
高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」を見に行ってきました(8月18日~8月20日で開催)
高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」【動画あり】〜小樽市指定無形民俗文化財

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2023年6月 9日 (金)

祝津の高台に建つ日和山灯台が6月3日・4日に一般公開されたので見に行ってきました

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先日、祝津の前浜を会場に6月3日(土)・4日(日)の2日間の日程で「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」が開催されました。

その際、祝津の高台に建つ日和山灯台もイベント両日に限って、灯台内部が一般公開されたんですよね。公開時間は10時〜午後3時までで、見学は無料でした。

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日和山灯台内部の一般公開は、例年このイベントの時を含めて年に1、2回の貴重な機会なんですよね。で、私も見に行ったので、その様子を少しだけですが紹介しますね。

祝津の高島岬の高台に建つ日和山灯台へは、前浜からぐるっと迂回するように上っていきます。

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祝津のシンボル的な建物でもある日和山灯台の初点灯は明治16年(1883年)10月15日と古く、北海道では納沙布岬灯台に次いで2番目に初点灯された灯台だそうです。

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最初は白色の木造六角形の灯台だったそうで、昭和28年(1953年)に木造から、現在のコンクリート造に建替えられ、昭和43年(1968年)に現在の赤白の横帯線が塗られたとのことです。

令和元年(2019年)に、33年ぶりの大改修及び敷地整備が行われたんですね。

灯台が建っている日和山は、小樽市が追加認定された日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財の一つとなっています。
※参照:ストーリーの概要と構成文化財(北前船) | 小樽市

灯台内部に入ると、手前と奥の2室で機器等の展示や灯台のパネル写真の展示などがあるのですが、この展示室は昨年改修されたそうで、とても綺麗になっていて、展示内容もボリュームアップしたようですよ。

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昭和初期と現在の日和山灯台のジオラマがあって、様子がよく分かります。Otaru_20230604-143503

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奥の展示室へ。
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海上保安庁制服の試着体験もできたそうですよ。
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階段を上って灯室へ行くと、外に出られる眺めの良いスペースがあるのですが今回は出ず、さらにその上にある灯台の光を出す灯ろうへ、急な階段を上って行かせてもらいました。

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ここから光を照らして、海の安全を守っているのですね。

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階段を降りるのもちょっと怖い。
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最後に、灯台敷地からの祝津の海の風景ですが、この日の天気は曇りで風も強く、ちょっと景色は残念でしたが、高台から見渡す風景は、やっぱりいいですよね。

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こちらは灯台の手前から見た祝津の風景。
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ということで、一般公開されていた、日和山灯台の様子でした。

日和山灯台(小樽海上保安部)

※参考
日和山灯台一般公開(6/3.4)にいってきました(6/3) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
日和山灯台が一般公開 6月3~4日、航空機展示飛行も | おたる祝津たなげ会

【関連記事】
祝津の日和山灯台と周辺の眺め〜日和山灯台の敷地が開放されています
祝津の日和山灯台が6月1日・2日に一般公開されていたので見に行ってきました
祝津の前浜で「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」が6月3日・4日の2日間で悪天候の中開催されました

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2023年6月 5日 (月)

祝津の前浜で「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」が6月3日・4日の2日間で悪天候の中開催されました

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祝津の前浜を会場に、6月3日(土)・4日(日)の2日間の日程で「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」が開催されました。

これは、例年6月に開催されている恒例の「おたる祝津にしん群来祭り」と、昨年(2022年)9月4日に初開催され大盛況だった「おタテ祭り」を統合させたイベントになるんですね。

毎年この時期に開催されてきた「おたる祝津にしん群来祭り」はとても人気のイベントで、2020、21年はコロナ禍で中止になったものの昨年3年ぶりに開催されて、12回目を迎えていました。

一方、昨年初開催の「おタテ祭り」は、小樽祝津産ホタテを“おタテ”とネーミングしてブランド化を目指す中、そのPRをするイベントとして1日のみ開催されたのですが、こちらも祝津へ向かう道が大渋滞するほどの大盛況だったんですよね。

両イベントは祝津の地元漁業者らほぼ同じメンバーが実行委をつくって主催しているそうですが、実行委やボランティアの高齢化により、年に複数回のイベント実施が難しくなっていることから、祭りを統一することにしたそうです(※参照;2023年5月11日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄)。

イベントは両日10:00〜16:00までの開催で、今回もおたる水族館の駐車場が無料開放されました(これがありがたいんですよね)。

と、ここまで書いてきましたが、実は今年は天候に恵まれず、初日の6月3日(土)は朝からポツポツ降っていた雨が次第に激しくなり、雨の中オープニングセレモニーが行われてイベントが始まったものの、雨も風も強くなって午後1時に終了となったそうです。私も天気を見てどうしようかと思いつつ、結局行かなかったんですよね。

で、2日目の4日(日)も朝は晴れていたものの午前中から雨が時折降る天気だったのですが、午後になると曇り空ながらなんとか天気ももってくれたんですよね。で、私もその時間に行ってきました。

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会場につくと、天気があまりよくないながらも、たくさんの方が来ていましたよ。

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どんなイベントがあったのか、詳細については、おたる祝津たなげ会のサイトで紹介されていました。
「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」の詳細です | おたる祝津たなげ会

イベントの目玉といえるニシン焼き1000尾(各日500尾)は、昨年までは無料でしたが、今年は1尾300円での提供となっていました(炭代がかなり負担だそうです)。

そしてホタテはというと、炭火焼きおタテにはなんと4000個(各日2000個)を用意したしたそうで、1個300円での提供となっていました。

その他イベントとして、祝津海産市場即売会、小樽産塩かずの子つかみ取り、ホタテ釣り体験などが行われ、会場内ではもちろん、にしんの揚げ物を使ったおなじみのプチ小樽群来太郎丼や、ホテルノイシュロス小樽によるしりべしコトリアード祝津スタイルなどの、美味しいメニューが色々と販売されていて、会場内にいい匂いを漂わせていました。

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キッチンカーも出てました。

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そん中、私もついつい色々と買ってしまいました。

プチ小樽群来太郎丼
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炭火焼きおタテ
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おさかなフランク
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小樽なると屋のおタテザンギ串
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これはホタテ入り焼きそば(あっ、タコも入っている)
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いや〜、どれも美味しかったです!!

あれ!?肝心の会場内でのニシンの写真を撮ってなかったです。なので、向かいの青塚食堂で焼いてたニシンを。

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また、例年やってくれるのですが、イベント期間中は高台の上に建つ北海道有形文化財の小樽市鰊御殿(旧田中家住宅)、そして小樽市都市景観賞受賞建築物の茨木家中出張番屋が入場無料となった他、鰊御殿のさらに上に建つ日和山灯台の特別公開もありました。

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このイベントは、祝津の歴史や文化を知って、楽しんでもらおうというイベントでもあるんですよね。

ということで、天気は残念でしたが、そんな中でもたくさんの方が訪れていて、みなさん、美味しいものを食べながらイベントを楽しんでいるようでした。

以上、おたる祝津にしん・おタテ祭り2023の様子でした。

おたる祝津たなげ会

※関連ニュース
・2023年5月11日/6月5日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
おたる祝津にしん・おタテ祭り2023 雨にも負けず開幕(小樽ジャーナル)

【関連記事】
「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が祝津の前浜で3年ぶりに6月4日・5日の2日間で開催(2022年の記事)
小樽祝津の前浜で「第1回おタテ祭り」が9月4日に開催されました!!
「第11回おたる祝津にしん群来祭り」に行ってきました。6月1日・2日の2日間で開催(2019年の記事)

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2022年9月 7日 (水)

9月の晴れた日の祝津パノラマ展望台から祝津の海を眺める

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先日、祝津に行く機会があったのですが、とっても天気が良かったので、そうだと思い、祝津パノラマ展望台にも行って、祝津の海を眺めてきました。

祝津パノラマ展望台の場所は、おたる水族館の駐車場への道に入り、そのまま駐車場を抜けて、ホテル「ノイシュロス小樽」へと向かう急な坂道の途中にあり、展望台前が駐車スペース(約10台)になっています。

まずは、右手。おたる水族館の海獣公園を手前に、高島岬の日和山灯台と小樽市鰊御殿のおなじみの眺めですね。

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周囲に広がる祝津の海の眺めは、本当に綺麗です。

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祝津パノラマ展望台の看板は、旭展望台と毛無山展望所の看板と共に、2020年11月に立て替えられました。

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ここは、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に位置します。

視線を左に移していくと、正面に岩が見えますが、これがトド岩です。

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そして、左手は赤岩方面の断崖絶壁から続く日本海の眺めです。

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こちら側には、写真撮影用にと、「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」が設置されています。

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フォトフレームに描かれているのは天使の羽で、1枚1枚が、ニシンの形をしてるんですよね。

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このフォトフレームは、ここ祝津パノラマ展望台など、市内の眺望地点5か所にそれぞれ違うデザインで設置されています。
※関連記事:小樽の眺望地点に設置されている「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」【まとめ記事】

ここは、海に沈む夕日がカメラマンにも人気のスポットでもあるんですよね。

崖の上の高台に建つのは、ホテル「ノイシュロス小樽」です。

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いや〜、やっぱり祝津の海は綺麗ですね。

ということで、9月の晴れた日の祝津パノラマ展望台からの眺めでした。

ビューポイント | 小樽市

※今回、祝津に行ったのは、前浜で開催された「第1回おタテ祭り」のためでした。イベントは大盛況で、とても美味しく楽しかったです。
小樽祝津の前浜で「第1回おタテ祭り」が9月4日に開催されました!!:

【関連記事】
祝津パノラマ展望台に設置されている撮影用「フォトフレーム(Otaru Photo Frame)」
※そういえば、昨年も9月に祝津パノラマ展望台に行ってました。
9月の晴れた日の祝津パノラマ展望台から
※こちらは冬の様子です。
冬の祝津パノラマ展望台からの眺め【冬のちょっとした風景】

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2022年9月 5日 (月)

小樽祝津の前浜で「第1回おタテ祭り」が9月4日に開催されました!!

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祝津の前浜で「第1回おタテ祭り」が、9月4日(日)に開催されました。

開催時間は11:00~15:00で、場所の祝津前浜は、おたる祝津にしん群来祭りの開催場所と一緒で、さらに、にしん群来祭りの時と同様に、おたる水族館の駐車場が無料開放されました。

小樽祝津産ホタテを“おタテ”とネーミングして、ブランド化をすることを目指すプロジェクトが昨年から進行中で、これまでおタテ飲食店フェアなんかも2回開催され、市内でも“おタテ”がだいぶ浸透してきたでしょうかね。

おタテは小ぶりでも、貝柱の弾力がとても強く、他の産地にはない独特の食感と旨みがあるのが特徴とのことで、このおタテ祭りでは、様々なおタテ料理が味わえるということなんですね。

地元飲食店やキッチンカーが「おタテオリジナルメニュー」を提供し、実行委員会ブースでは炭火焼おタテを1個200円(数量限定)で提供。座席は160席用意され、他にも小学生以下を対象とした「おタテ釣り体験」なんかも行われました。

さらには、おタテ応援歌の「小樽のおタテ」を歌う、HAMBURGER BOYSの無料ライブも、前浜の会場に設置されたステージで、午前と午後の2回(各40分)開催されました。

(折込チラシも入ってました)
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第1回です。初開催です。ということで行ってきました!!

第1回おタテ祭りの様子

天気はというと、晴天でした。よかった!!(少雨決行、荒天中止の予定でした)

でですね、実は午後に向かったのですが、なんと祝津へ向かう道(道道454号小樽海岸公園線)が大渋滞でして。

(これはびっくり)
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私が向かった1時頃で、ホーマックを過ぎて、高島に入ったあたりから渋滞が始まってました。

これ、実際の原因は未確認なのですが、想像するにとっても天気が良かったので、おたる水族館へのお客さんもかなり多くて、そこにイベントのお客さんが重なったのでしょうね。

イベントでおたる水族館の広い駐車場が無料開放になってましたが、水族館の来館者も無料になりますからね(けど、駐車場が無料開放になるのは、本当にありがたいんですよね)。

で、なんとか祝津に到着です。

(駐車場はびっしり)
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で、会場は大変な賑わい!!

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おタテ料理は、どこも行列ができ続けていて、すでに売り切れもお店も。

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実は、先ほどの祝津への渋滞によって、思わぬ影響が。

なんと、渋滞で材料が届かなくて、販売を停止しているメニューのあるブースもありました。これは今後の課題ですかね。

今回、各飲食店のおタテを使ったメニューをみると、麺を使う料理が多く(焼きそば、ラーメンなど)、なかなか調理に時間がかかるメニューも多かった印象で、そのあたりも行列がなかなかなくならい原因だったかもしれませんね。

なにより、訪れる人が多かったです。

けど、皆さん、とっても美味しそうに、イベントを楽しんでいました。

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で、私はというと、こちらを食べました!!

らーめん きちりん/おタテ潮らーめん(1,000円)
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立派なおタテが2個入ってました!!
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いや〜、天気が良くて、暑かったけど美味しかった〜!!

とろり庵/おタテ入り台湾まぜそば(700円)
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こちらもすっごく美味しかったです!!

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同じ、くとろり庵/おタテ入りあんかけ焼そば(700円)も。
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おなじみのあんかけ焼そばに、おタテが入りました。

いや〜、並んでよかったです。

他にも天ぷらとか串、タコス、丼ものなんかもあったようで、色々と食べてみたかったんですけどね。

こちらは炭火焼おタテの行列。
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こちらは、おタテ釣り体験ですね。
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そして、私が行った時には、この日2回目となる、HAMBURGER BOYSのライブが14:00から始まり、会場はとっても盛り上がってました。

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そして、お腹いっぱい大満足で、祝津の海を見つつ、この日は会場を後にしました。

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おわりに

おたる祝津にしん群来祭りに続いて、祝津前浜で美味しく楽しいイベント「第1回おタテ祭り」か開催されました。

例年、9月のこの時期は、おたる祝津花火大会が祝津の前浜とおたる水族館の駐車場一帯を会場に開催されるのですが、今年はコロナ禍で3年連続の中止となってしまったんですよね。

来年は、おたる祝津花火大会とこのおタテ祭り、開催時期はどうなるのかな。おタテ祭りも今回、大盛況でしたから、来年も開催してもらいたいですね。

ということで、初開催となった「第1回おタテ祭り」の様子でした。

※参考
小樽祝津発ホタテづくし 第1回おタテ祭り9/4(小樽ジャーナル)
第1回おタテ祭り…(9/4)小樽祝津前浜 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
「おタテ祭り」の詳細です  9月4日(日)開催 | おたる祝津たなげ会

【公式】「おタテ」ブランド化推進プロジェクト|キタル、オタル。
おタテ(小樽ホタテブランド化推進プロジェクト) | 小樽市

HAMBURGER BOYS
※ちなみに、こちらがHAMBURGER BOYSによる「小樽のおタテ」です。

※関連ニュース(追記2022/9/5)
小樽祝津のホタテに舌鼓 第1回おタテ祭り(小樽ジャーナル)
・2022年9月5日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が祝津の前浜で3年ぶりに6月4日・5日の2日間で開催
2022年の「おたる祝津花火大会」は中止とのことです
小樽祝津産ホタテを「おタテ」とネーミングしブランド化へ〜おタテ飲食店フェア開催中!!

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2022年8月22日 (月)

高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」【動画あり】〜小樽市指定無形民俗文化財

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高島の地に受け継がれる伝統行事、小樽市の無形民俗文化財にも指定されている「高島越後盆踊り」が、3年ぶりにいつもの高島公園で、2022年8月18日(木)~8月20日(土)の3日間の日程で開催されました。

8月19日(土)に見に行ってきて、その様子は先日「高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」を見に行ってきました」の記事で紹介しました。

実はこの日、少し動画も撮ってきたので、ここで紹介したいと思います。

高島越後盆踊りは、その動きが独特で、とても優雅なのですが、その様子がより伝わればと思います。

こちらです。


高島越後盆踊りについて

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高島越後盆踊りは、平成13年(2001年)に小樽市の無形民俗文化財に指定されています。

コロナ禍で中止が続き、今年は3年ぶりの開催となったのですが、会場となる公園広場の中心には、いつものように櫓が組まれ、提灯と大漁旗が掲げられていました。

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櫓の上で奏でられるお囃子は生演奏で、太鼓・笛のみの伴奏で、歌との掛け合いで行われ、歌は男性と女性が交代で歌っています。ちなみに歌詞は、労働歌を中心に 民謡・俗曲・恋歌など、様々な内容で約190ほどあるそうです。

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踊りには、歌に合わせたものと、お囃子だけの時のものと2種類あるそうで、これらを交互に連続して行なうのが特徴とのことで、歌の時はゆったりと、お囃子の時はやや動きが激しくなり、揃いの浴衣に編笠をかぶった踊り手たちが、ややうつむき加減(のように見える)にしなやかに踊る姿は、なんとも優雅です。

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この日の踊りの輪は一つでしたが、次々と地域の方と思われる一般の方も、踊りの輪に加わって、踊りの輪が広がり、そのうち輪が二重になったこともありました(その踊りは、ちょっと見ただけでは、難しくて踊れそうにないのですが、やはり地元の方々は、踊れるのでしょうかね)。

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高島といえば、古くから優れた漁場をもって栄えた地域で、明治時代には本州からの移住者が増え、中でも新潟県北蒲原群紫雲寺町(現在は新発田市に編入)の当時大火のあった藤塚浜地区からの移住者が多かったそうです。

その移住してきた方々が、お盆に先祖の眠る故郷に思いをはせながら、故郷の盆踊りを踊り、それが高島に定着したそうで、そうやって伝えられてきたのがこの高島越後盆踊りなんですね。

このような歴史をもつ高島越後盆踊りですが、戦時中は一時中断され、その後復活するも次第に加者の高齢化などの問題も発生したため、1979年(昭和54年)に高島越後盆踊り保存会を発足して、この伝統の継承を支えているそうです。

高島越後盆踊りは、基本的に、毎年きまって8月18日・19日・20日の3日間に開催されているそうで、これからずっと受け継がれていってもらいたい伝統行事ですね。

※参考
高島越後盆踊りの行事 | 小樽市
高島越後盆踊りの行事(pdf)
小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)
・新ねっとわーく小樽2017年8月号No.37【高島】

※以下は小樽市のHPからの引用です。

高島地区は古くから漁業で栄えた地域であり、本州からの移住や往来が盛んに行われました。特に、津軽地方と新潟県北蒲原郡紫雲寺(現在の新発田市)からの移住者が多く集まり、その土地の文化・風習が持ち込まれました。

高島越後盆踊りの行事は、紫雲寺出身者が伝えた、盆踊りを中心にした盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事です。

高島越後盆踊りの特徴は、近代以前の盆踊りの形態を残していることや、踊りは二つの形態のものを一つの流れとして交互に行うことなどがあります。現在も地域に根差した伝統行事として、「高島越後踊り保存会」を中心に地元の人々の手によって連綿と保存・伝承されています。

高島越後盆踊りの行事 | 小樽市

※関連ニュース
小樽市指定無形民俗文化財『高島越後盆踊り(8/18~20 高島公園)』開催のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・2022年8月20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
※今年の先行掲載の記事です。
高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」を見に行ってきました(8月18日~8月20日で開催)
※過去記事です。
高島の地に受け継がれるしなやかで優雅な高島越後盆踊りを見に行ってきました
小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りを見に行ってきました
【動画】小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りの様子

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2022年8月20日 (土)

高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」を見に行ってきました(8月18日~8月20日で開催)

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小樽市の無形民俗文化財にも指定されている「高島越後盆踊り」が、2022年8月18日(木)~8月20日(土)の3日間の日程で開催されるということで、8月19日(土)に見に行ってきました。

場所はいつもの高島公園(高島稲荷神社に隣接)で、20時少し前に会場に到着すると(私はバスで行きました)、まだ開始前で、20時頃に踊りが始まりました。

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コロナ禍で、ここ数年は開催されてないと思うので、久しぶりの開催となったと思うのですが(ニュースによると、開催は3年ぶりとのことです)、会場となる公園広場の中心には、いつものように櫓が組まれ、提灯と大漁旗が掲げられていました。

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平成13年(2001年)に小樽市の無形民俗文化財に指定された高島越後盆踊りは、その名の通り越後にルーツをもつ盆踊りで、揃いの浴衣に編笠をかぶった踊り手たちによるその踊りは、とても独特で、しなやかで優雅な踊りなんですよね。

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カッコいいとも言えますね。

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ただ、ここ高島公園で行われるのは、特にイベント感があるわけではなくて、本当に地域に根ざした盆踊りという雰囲気でもあるんですよね(カメラマンが多いくらいでしょうか)。

周囲には地元の方々が集まっていて、この伝統ある盆踊りを眺めて楽しんでいたり、普段着で踊りの輪に加わっていく方も結構見られますが、それがまたいいんですよね。盆踊りですからね。

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※会場にいた知り合いの方が脚立を貸してくれて、上から撮れまた!!ありがとうございます!!
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ちなみに、櫓の上で奏でられるお囃子は生演奏で、太鼓・笛のみの伴奏で、歌との掛け合いで行われ、歌は男性と女性が交代で歌っています。ちなみに歌詞は、労働歌を中心に 民謡・俗曲・恋歌など、様々な内容で約190ほどあるとか。

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踊りは2つの形態のものを一つの流れとして交互に行うのが特徴とのことですが、見ていてもなかなか難しくて、すぐには覚えられそうにないのですが、その踊る姿には見入ってしまいます。

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帰りのバスの時間があったので、このときは途中で会場を後にしましたが、踊りはまだまだ続くようでした。

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高島越後盆踊りは、基本的に、毎年きまって8月18日・19日・20日の3日間に開催されているそうなんですよね。で、今年もその日程で開催され、残すところ最終日の20日(土)のみですね。

ということで、久しぶりの開催となった、小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りの様子でした。

※以下は小樽市のHPからの引用です。

高島地区は古くから漁業で栄えた地域であり、本州からの移住や往来が盛んに行われました。特に、津軽地方と新潟県北蒲原郡紫雲寺(現在の新発田市)からの移住者が多く集まり、その土地の文化・風習が持ち込まれました。

高島越後盆踊りの行事は、紫雲寺出身者が伝えた、盆踊りを中心にした盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事です。

高島越後盆踊りの特徴は、近代以前の盆踊りの形態を残していることや、踊りは二つの形態のものを一つの流れとして交互に行うことなどがあります。現在も地域に根差した伝統行事として、「高島越後踊り保存会」を中心に地元の人々の手によって連綿と保存・伝承されています。

高島越後盆踊りの行事 | 小樽市

※関連ニュース
小樽市指定無形民俗文化財『高島越後盆踊り(8/18~20 高島公園)』開催のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
高島越後盆踊り3年ぶり復活 300年の歴史伝承へ映像記録 小樽:北海道新聞 どうしん電子版

※参考
高島越後盆踊りの行事 | 小樽市
高島越後盆踊りの行事(pdf)

【関連記事】
高島の地に受け継がれるしなやかで優雅な高島越後盆踊りを見に行ってきました(2018年)
小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りを見に行ってきました(2017年)
【動画】小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りの様子(2017年)

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2022年6月13日 (月)

祝津の日和山灯台と周辺の眺め〜日和山灯台の敷地が開放されています

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祝津の高台に建つ日和山灯台といえば、すぐ近くにある小樽市鰊御殿と共に、祝津のシンボル的な建物ですよね。

日和山灯台は内部は公開されていませんが、現在、敷地が一般開放されていて、周囲を歩くことができます。

ということで、先日、行ってきました。

(小樽市鰊御殿と共に高台に建つ日和山灯台)
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日和山灯台の建つ場所は高島岬になるのですが、高台にあるため、周囲の眺めもいいんですよね。

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日和山灯台の初点灯は明治16年(1883年)10月15日と古く、北海道では納沙布岬灯台に次いで2番目に初点灯された灯台とのことなんですね。

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最初は白色の木造六角形の灯台だったそうで、昭和28年(1953年)に木造から、現在のコンクリート造に建替えられ、昭和43年(1968年)に、今と同じ赤白のツートンカラーになったそうです。

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日和山灯台は、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」において、小樽市の構成文化財のひとつに認定されているんですよね。2019年には、33年ぶりに大改修及び敷地整備を行っています。
※参照
ストーリーの概要と構成文化財(北前船) | 小樽市
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 | 日本遺産ポータルサイト

今年(2022年)の日和山灯台敷地構内の開放期間は、11月30日(水)までとのことです(現在の管理は小樽海上保安部)。
※参照:2022年度 日和山灯台の敷地構内常時開放のお知らせ(3.31~11.30) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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そして、こちらが日和山灯台周辺からの眺めです。

(おたる水族館側)
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(左はトト岩)
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(祝津の前浜側)
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(灯台近くにちょっとした展望場所があります)
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(少し手前の離れたところにも、展望場所があります)
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(展望場所は、右手にちょっとだけ灯台の先端が見え位置です)
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(迫力ありますが、ちょっと怖い…)
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ということで、久しぶりに上ってきた、高台に建つ日和山灯台の様子と、その周辺からの眺めでした(いい眺めですが、高いところはちょっと足がすくみます…)。

※参考
日和山灯台 | おたる祝津たなげ会
日和山灯台 - Wikipedia
日和山灯台 (小樽海上保安部)
海の安全情報(沿岸域情報提供システム)(海上保安庁)

【関連記事】
※以前、一般公開された時の記事がこちら。内部の写真もあります。
祝津の日和山灯台が6月1日・2日に一般公開されていたので見に行ってきました
※過去の日和山灯台関連記事。
日和山灯台
小樽海上保安部から日和山灯台の空撮動画が公開されています。日和山灯台VRツアーも
祝津パノラマ展望台から眺める祝津の海はやっぱり青くて綺麗でした
祝津の海に波が打ち寄せる風景と祝津の高台の建物があったと思われる空き地
※今回の祝津関連記事。
祝津のニシン漁場建築を巡ってきました〜小樽市鰊御殿・旧近江家番屋・旧白鳥家番屋・旧茨木家中出張番屋・恵美須神社
「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が祝津の前浜で3年ぶりに6月4日・5日の2日間で開催

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2022年6月11日 (土)

祝津のニシン漁場建築を巡ってきました〜小樽市鰊御殿・旧近江家番屋・旧白鳥家番屋・旧茨木家中出張番屋・恵美須神社

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祝津はかつてニシン漁でとても栄えた地区で、現在も当時の繁栄を今に伝えるニシン漁場建築を多数見ることができます。

先日の6月4日・5日に、3年ぶりに祝津前浜で「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が開催されたのですが、このイベント期間中、例年のことですが、今年も祝津の北海道有形文化財の小樽市鰊御殿(旧田中家住宅)と、小樽市都市景観賞受賞建築物の旧茨木家中出張番屋が入館無料となっていたのでいってきました。

どちらも、以前に何度かブログに掲載しているのですが、久しぶりだったので、その際に立ち寄った、恵美須神社などと併せてその様子を紹介しますね。

小樽市鰊御殿(旧田中家住宅)

祝津の高台に建つ祝津のシンボルのような建物が、北海道指定有形文化財の「小樽市鰊御殿」(旧田中家住宅)です。

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もともとこの高台にあったわけではなくて、明治30年(1897年)に西積丹の古宇郡泊村に建てられ、昭和33年(1958年)に当時創立70周年を迎えた、北海道炭鉱汽船株式会社が現在地に移築復元し、移築後に小樽市に寄贈したものなんですね。

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建物内では、ニシン漁やニシン加工に使われた道具類、ニシン番屋で生活していた人々の生活用具や写真なども展示されています。

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令和4年度の開館期間は、4月9日(土)〜11月23日(水・祝)の午前9時〜午後5時(10月17日からは午後4時閉館)で、入館料は一般300円です。
※参照
小樽市鰊(にしん)御殿(北海道有形文化財) | 小樽市
小樽市 鰊御殿(にしん ごてん) | おたる水族館

※関連記事:小樽・祝津の高台に建つ北海道有形文化財「小樽市鰊御殿」(旧田中家住宅)

旧近江家番屋

小樽市鰊御殿の建つ高台への上り口に建つ、かなり老朽化が目立つ番屋建築が建っているのですが、ここは旧近江家番屋です。

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祝津でよく知られたニシン漁場建築といえば、御三家とも呼ばれる三大網元の青山家、茨木家、白鳥家に関する建物、そして小樽市鰊御殿ですが、それらに比べて、旧近江家番屋については、一般に紹介されることがほとんどなく、内部も公開されていません。

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祝津で最も古い番屋の形を伝えているそうです。
※参考:歴史的建造物 | おたる祝津たなげ会

数年前に屋根が塗り直されたのですが、またすっかり錆びてしまってますね。

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※関連記事:小樽・祝津の古い番屋の形を伝える「旧近江家番屋」

旧白鳥家番屋

こちらは、祝津の三大網元のひとつ、白鳥家の小樽市指定歴史的建造物でもある「旧白鳥家番屋」です。

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おたる水族館の駐車場手前の道路沿いに建っていて、以前は「群来陣(くきじん)」という郷土料理店として活用もされていました。

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閉店後もイベント時に一般公開されていたこともあるのですが、現在は公開されていないんですよね。

ここは、今後どうなるのか、ちょっと気になりますね。

※参考:小樽市指定歴史的建造物 第62号 旧白鳥家番屋 | 小樽市

建物内の様子などは、以前の一般公開時に訪れた際のこちらの記事に掲載してますので、参考まで。
※関連記事:小樽・祝津を代表するニシン漁場建築の「旧白鳥家番屋」は小樽市指定歴史的建造物

旧茨木家中出張番屋

こちらは、祝津の三大網元のひとつ、茨木家の旧茨木家中出張番屋(いばらぎけなかでばりばんや)です。

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明治後期に建てられたというこの木造平屋建ての建物は、茨木家が漁夫の住宅として建てた建物で、2010年(平成22年)6月に修復工事を完了して、現在、一般公開されています。

第19回(平成23年度)小樽市都市景観賞を受賞しています。

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建物内に入って左手には、広い部屋の壁際に添って、漁夫が寝泊りする"ネダイ(寝台)"というのが設けられてます。

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2022年度の今後の一般公開日程は、祝津たなげ会のサイト「茨木家中出張番屋の一般公開は4月29日から | おたる祝津たなげ会」に掲載されています(基本は金・土・日と祝日のようですが、土・日に変更になることもあるようなので注意です)。

開館時間は11:00~15:30までで、見学寄付金(番屋維持管理費)として、入場料200円(中学生以下無料)となっています。

※参照:茨木家中出張番屋 | おたる祝津たなげ会

近くには、ひときわ立派で歴史を感じさせる、その茨木家の住宅(旧茨木輿八郎番屋)もあるのですが、現在も個人所有の住宅ということもあって、もちろん公開などはされてなく、今回も立ち寄りませんでした。

※参考:歴史的建造物 | おたる祝津たなげ会

※関連記事
小樽市都市景観賞受賞の祝津のニシン漁場建築「茨木家中出張番屋」
小樽・祝津の三大網元のひとつ茨木家の住宅〜茨木宅(旧茨木輿八郎番屋)

恵美須神社

旧茨木家中出張番屋の建物の横には鳥居が建っているのですが、これは恵美須神社の鳥居で、覆堂に収められている恵美須神社の本殿は、文久3年(1863年)建立とのことで、小樽市指定歴史的建造物です。

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ここからジグザグに細い坂道を上り、小高い山の上までいくと、恵美須神社の小さな社殿が建っています。

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境内には、小樽市の保存樹木に指定されているクワとイチイとがあります。

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※参照
小樽市指定歴史的建造物 第58号 恵美須神社本殿 | 小樽市
保存樹木等の指定一覧 | 小樽市

※関連記事:恵美須神社

おわりに

ということで、久しぶりに祝津の歴史あるニシン漁場建築などを巡ってきました。

やっぱり祝津は面白いですね。

おたる祝津たなげ会

【関連記事】
祝津のニシン漁場の建築物「番屋」と恵美須神社
「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が祝津の前浜で3年ぶりに6月4日・5日の2日間で開催

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