メルヘン交差点の一角に建つ小樽市指定歴史的建造物の旧戸出物産小樽支店
観光客に人気のメルヘン交差点の一角に、なんだか可愛い窓周辺の外観も印象的な建物が建っています。
これは、小樽市指定歴史的建造物の旧戸出(といで)物産小樽支店の建物です。
※掲載写真は2017年、2018年、2020年撮影とまちまちなのでご了承を。
ここの住所は入船1丁目になります。
大正15年(1926年)建築の木造一部煉瓦造3階建で、小樽市HP内に建物概要が掲載されているので、引用させていただきます。
この建物は、富山県に本店のある戸出物産の小樽支店として新築されました。
入船七叉路(メルヘン交差点)の一角にあり、外観は左右非対称で、窓周りに垂直性を意識した意匠が施されています。
旧社屋裏に煉瓦造3階建の倉庫が続き、一体で活用されています。
1階室内には、鉄製の円柱が並び、柱の上に肘木をのせ、2階の床組を支えています。
小樽市 :旧戸出物産小樽支店
旧戸出物産の建物横から脇道に入っていくと、裏に続くレンガ造りの倉庫を見ることができます。
とても立派なレンガ造りの倉庫ですね。
ん?上には丸に「戸」の字かな。
ところで、ここ旧戸出物産には、土産店「スーベニールオタルカン」が入っていたのですが、残念ながら2020年4月15日をもって閉店しています。
スーベニールオタルカンは、1999年6月に開業し、世界各国のカレイドスコープ(万華鏡)ギャラリーがあって、小樽をはじめ北海道各地から集めた人気の銘菓や民芸品、雑貨等を扱うお土産店だったのですが、閉店は残念ですね。
下の写真は2011年撮影ですが、窓の赤のひさし(かな?)がアクセントになっていて可愛いですね。
この投稿を書いている2020年4月26日現在、今後、別の土産店が入る予定にはなっているようですが、詳細は発表されてないようです。
※関連記事:ニュースより/メルヘン交差点の歴史的建造物に入っていた土産店「スーベニールオタルカン」が4月15日をもって閉店
ということで、メルヘン交差点の一角に建つ、小樽市指定歴史的建造物の旧戸出物産小樽支店についてでした。
ちなみに、このメルヘン交差点(正式には堺町交差点)には小樽市指定歴史的建造物が集まっていて、隣が旧中越銀行小樽支店(現 銀の鐘1号館)、その横(入船通り側)には旧上勢友吉商店(現 小樽オルゴール堂手作り体験遊工房)、さらに交差点向かいには旧共成(株)(現 小樽オルゴール堂本館)が建っているので、観光での買い物はもちろん、歴史的建造物の見所スポットにもなっています。
【関連記事】
※以前書いたスーベニールオタルカン(旧戸出物産小樽支店)の記事です。
・おいらスーベニールオタルカン【閉店】/旧戸出物産小樽支店【追記あり】
※その他の関連記事
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・小樽オルゴール堂本館/旧共成(株)
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・遊工房/旧上勢友吉商店
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