歴史的建造物 店舗

2017年6月30日 (金)

建物についてあまり紹介されることのない堺町通りの歴史的建造物「旧広海二三郎商店(現 おたる瑠璃工房)」

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観光客でいつも賑わっている堺町通りには、石造の古い建物を活用した店舗がたくさんあり、中には小樽市の歴史的建造物に指定されていて、あちこちで紹介されている建物も多いんですよね。

ただ、こちらの堺町通りの中ほどにある石造の建物は、見るからに歴史がありそうな割には、あまり建物の紹介をされることがないかもしれません。

旧広海二三郎商店(現 おたる瑠璃工房)

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古く趣ある石造の建物に、お店の青い看板が印象的なこの建物は、現在はアクセサリー専門店の「おたる瑠璃工房」の店舗で、かつては旧広海二三郎商店の事務所として、明治44年(1911年)以前に建てられたものです(正確な建設年は分からないようです)。

という私も、最近までこの建物のことはよく知らなかったのですが、小樽市の歴史的建造物には指定されてないものの、外観を見ての通りになかなか歴史のある建物なんですね(参考資料は文末に)。

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広海二三郎といえば、石川県加賀市瀬越町出身の北前船主で、小樽の発展に大きく寄与した商人ですが、北運河の端に建つ旧広海倉庫でその名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

また、住吉神社の大鳥居を、同じく北前船主の大家七平とともに明治32年(1899年)に寄進したことでも知られています。

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現在のおたる瑠璃工房の建物が、旧広海二三郎商店という歴史的背景がある建物だったというのは最近知ったわけですが、もうちょっとあちこちで紹介されていてもいいと思うのですが、なんであまり見かけないんだろう…


※参考にさせていただいたのは、こちらです。
・「おたる案内人テキストブック」小樽観光大学校運営委員会編
・小樽チャンネルMagazine Vol.17(「二、北前船主がつくった石造倉庫」より)

※小樽チャンネルMagazineは、小樽チャンネルのサイト内でも掲載されてます。
小樽チャンネルマガジン | 小樽チャンネル

【関連記事】
北運河の端に続く歴史的建造物の3つの石造倉庫、旧増田倉庫・旧広海倉庫・旧右近倉庫
旧大家倉庫
住吉神社 前編:大鳥居から参道


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2017年5月12日 (金)

旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)が新たに小樽市指定歴史的建造物に【平成29年度】

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小樽市指定歴史的建造物に、平成29年(2017年)4月25日付で新たに1棟が指定されてます。

観光客で賑わう堺町通りに建つ、旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)の建物です。

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(写真は2016年10月撮影)

例年ですと、新聞に掲載されたりして話題になるのですが、今回はなんの前触れもなく、という感じでちょっと驚いたのですが、小樽ジャーナルの記事で知りました。
旧北海雑穀株式会社 歴史的建造物指定 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)

堺町通り沿いに建つ、現在は「小樽硝子の灯・彩(いろどり)や」の店舗として使用されている建物です。

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明治42年以前の建築ということで(詳細は明らかでないようですね)、小樽の古い建物に特徴的な木骨石造の2階建です。

小樽市のHPに建物概要が記載されているので、引用させていただきます。

この建物は、木材の骨組みの外側に軟石を積んだ木骨石造と呼ばれる構造で、瓦葺の切妻屋根、開口部には鉄扉が納められています。また、正面両脇には、小屋根付きの袖壁が設けられています。2階には竿縁天井や床の間があり、和室の面影が残っているほか、彫刻模様付きのカーテンボックスや上げ下げ窓が取り付けられており、和洋折衷の意匠になっています。堺町通りに建つ明治時代の貴重な建物のひとつです。
小樽市 :旧北海雑穀株式会社

(小屋根付きの袖壁。うだつですね。この写真のみ2014年4月撮影)
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実はこの旧北海雑穀株式会社の建物は、昨年(平成28年度)にも指定するように答申されたというニュースがあったのですが(その時の記事がこちら:小樽市指定歴史的建造物に新たに4件が指定されそうです 【追記:結局3棟が追加】)、結局登録はされなかったんですよね。

そこらへんの詳しい事情は分かりませんが、改めて、本年度の登録となったわけですね。

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もともとこの建物の前には、建物概要の案内板が設置してあったんですよね。今後はこれに小樽市指定歴史的建造物のいつもの看板が並ぶのかな?

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ということで、新た小樽市の歴史的建造物に指定された、旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)の建物についてでしたが、堺町通りを色内大通り側から於古発川(おこばちがわ)を渡って入ってくると、この旧北海雑穀株式会社まで、通りの左側に小樽市指定歴史的建造物が並んでいるんですよね。

於古発川を挟んで「旧名取高三郎商店」と「旧百十三銀行小樽支店」、通りに入って「旧金子元三郎商店」、「旧岩永時計店」、「旧第百十三国立銀行小樽支店」、そして今回の「旧北海雑穀株式会社」といった感じで、なんだかかつての街並みを垣間見るようですね。

※小樽硝子の灯・彩やを運営するADVANCE倶楽部のサイトはこちら。
小樽ADVANCE倶楽部 | トップページ

【関連記事】
※以前、この建物を紹介した時の記事です。
旧北海雑穀株式会社(現 彩や)


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2017年4月 5日 (水)

観光客で賑わう小樽オルゴール堂本館は歴史的建造物の旧共成(株)の建物

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いつも観光客で賑わうメルヘン交差点の中でも、ひときわ多くの人が訪れているのが「小樽オルゴール堂本館」です。

今回は、この小樽オルゴール堂本館の建物についてです。

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小樽オルゴール堂本館は旧共成(株)の建物

この小樽オルゴール堂本館は、明治45年(1912年)建築の小樽市の歴史的建造物にも指定されている、元々は旧共成(株)の建物です。

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旧共成(株)は、沼田喜三郎が明治24年に創業した北海道有数の精米会社でした。

まず外観の様子ですが、当時石造の建物が多かった小樽の中で、この建物はレンガ造りなんですね。

小樽市HP内に、建物概要が掲載されているので引用させてもらいます。

明治24年創業の共成(株)は北海道有数の精米、米穀商でした。 メルヘン交差点、かつての有幌倉庫群入口にあたる角地に位置します。 石造の多い小樽では珍しい煉瓦造の建築で、内部に木骨の構造を組んでいます。 壁の褐色の煉瓦、アーチ状窓のキーストーン(要石)や開口部と隅部に積んだコーナーストーンなどが特徴です。 家具店舗を経て、現在はオルゴール専門店に再活用されています。 平成6年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 :旧共成(株)

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特徴的な窓は、建物の側面に回ると、よく見えます。

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実は建物はかなり奥行きがあって、手前のレンガ造りの部分はかつては社屋ということで、その奥には大きな木骨石造倉庫が続いてます。

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その大きさは、店内に入ると実感できます。


小樽オルゴール堂本館の建物内の様子

続いて店内となる建物内の様子です。

(入り口に写真撮影OKの表示が貼ってました)
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建物内に入ってすぐの一室は、木のぬくもりが感じられる中にも上品な雰囲気が漂ってます。

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さらに中に進むとかなり広いスペースで、高い天井にわたる木骨が印象的な、なんともノスタルジックな雰囲気が漂う空間が広がっていて、そこには様々オルゴールが展示販売されてます。

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こちらが木骨石造の倉庫内なのかな。

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階段を上って2階に上がると、回廊になっていて、1階の売り場を眺めることができます。

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こちらにはさらに階段があって、3階部分にも屋根裏的な天井の近い小さな売り場がありました。

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2階に下りて、レンガ造りの建物側にくると、こちらも吹き抜けになっていて、2階が回廊になっています。

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見上げると、天井が素敵ですね。
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木の階段や板張りの床など、歩くと時々ギシギシいったりして、こういうところにも、なんだか渋さというか、趣を感じてしまいますが、それらも創建時のものなのかな?

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以上、小樽オルゴール堂本館の建物内の様子でした。


おわりに

そうそう、小樽オルゴール堂本館の建物前には蒸気時計が設置されていて、ここは観光客の記念撮影ポイントとして大人気です。

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蒸気時計は15分ごとに蒸気で5音階のメロディーを奏で、○時というぴったりの時間には、時刻の数だけ「ポー」と音を鳴らすのも人気ですね。

日が暮れ出すと、建物がライトアップされ、これがまた素敵なんですよね。

(この写真は2017年1月14日撮影)
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もちろん、オルゴールは素敵ですが、こういう歴史を感じさせるノスタルジックな空間が、一層のその雰囲気を盛り上げてくれますね。

ということで、現在は小樽オルゴール堂本館としてたくさんの観光客が訪れる、旧共成(株)の建物の様子でした。

(本当に多くの観光客が訪れています。2017年1月21日撮影)
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※オルゴール堂のオフィシャルホームページはこちら。
株式会社オルゴール堂トップページ

※参考:書籍「小樽の建築探訪」小樽再生フォーラム編/北海道新聞社(Amazonで「小樽の建築探訪」を探す)

【関連記事】
小樽オルゴール堂本館/旧共成(株)
たくさんの観光客であふれる雪のメルヘン交差点と堺町通り
冬のちょっとした風景〜夕暮れ時の雪のメルヘン交差点
観光客で賑わうメルヘン交差点の様子
メルヘン交差点の小樽オルゴール堂本館で「第17回 小樽創作オルゴール展」開催


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2016年7月19日 (火)

入船通りに建つ「石ヶ守商店」のうだつが渋い歴史ある建物

バス通りでもある入船通りを、コープさっぽろ小樽南店のある交差点からもうちょっと下りていくと、左側に何とも趣きがあって、歴史を感じさせる建物が建っています。

ここは事務用品、文房具等を扱う「石ヶ守商店」です。

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(この写真は2016年3月29日撮影)

建物の左右に見られるうだつ(防火壁)が目を引きますよね。

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(この写真は2015年10月7日撮影)

2階の窓の分厚い防火扉にも、何だか歴史を感じます。昔の小樽は大火が多かったといいますからね。

この石ヶ守商店の建物は、とても歴史を感じさせる建物ですが、小樽市の歴史的建造物には指定されてません。

そこで、ちょっと建物について調べてみました(参考サイト、資料についてはそれぞれ記してます)。

この建物は、元は酒や食料品、雑貨を熱かった久米商店が明治30年ころに建てた店舗とのことで、その後、現在の石ケ守商店になったそうです(参照:久米商店(現石ケ守商店)/小樽ジャーナル及び書籍「小樽の建築探訪」)。

石ケ守商店については、創業は明治39年と古く、当初は紙類を扱う商店として、堺町交差点(メルヘン交差点)付近にあったのが、創業から5年ほどで、ここに移転したということで、老舗のお店ですね(参照:〈新ねっとわーく小樽〉の第10号(2015年5月)「入船」)。

(2015年10月7日撮影)
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ちなみに、この辺りから南小樽駅付近にかけては、かつては繊維問屋街としてとても賑わった地域としても知られていて、今もあちこちに石造倉庫などの古い建物を見ることもできるんですよね。


さて、実はですね、いつもここの前を通ると、渋い建物だな〜って見とれているのですが、先日(2016年7月16日)、前を通ったら、シャッターが閉まっていたんです。で、そこには貼り紙があって…

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“都合により 当分の間 休業致します”
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う〜ん、詳細は全く知らないのですが、ちょっと気になったので、ブログに書いておきました。

※参考サイト及び資料
久米商店(現石ケ守商店)/小樽ジャーナル
・〈新ねっとわーく小樽〉の第10号(2015年5月)「入船」
・書籍「小樽の建築探訪」小樽再生フォーラム編/北海道新聞社(Amazonで「小樽の建築探訪」を探す)

【関連記事】
石ヶ守商店(旧久米商店)
入船通り/南小樽駅下方面の古い建物
何気に味わい深い、入船通りから南樽駅へと続く坂道
南樽駅に続く坂道沿いの気になる建物


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2016年4月11日 (月)

堺町通りの喫茶「さかい家」が10月に閉店のニュース〜建物は小樽市指定歴史的建造物の旧久保商店

観光客で賑わう堺町通りにある、歴史的建造物を活用した人気の喫茶店「さかい家」が、2016年10月で閉店するというニュースがありました。

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2016年4月9日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に大きく掲載されていたので、目にした方も多いと思います。

さかい家の建物は、小樽市指定歴史的建造物の旧久保商店の建物で、現在の堺町通りには、歴史的建造物を活用した店舗がたくさんありますが、さかい家はそのような歴史的建造物再活用の草分け的な存在だったようです。

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ここを喫茶店として開業したのが、1985年(昭和60年)ということで、その前に北一硝子がギャラリーを開設しているものの、当時の堺町通りは倉庫ばかりで、まだまだ観光スポットになる前なんですよね。

そもそも、運河論争を経て、運河の一部が埋め立てられ、幅が半分になった運河横に散策路ができたのが、1986年(昭和61年)ですからね(参考:小樽市 :小樽運河)。

当時としては、思い切った開店だったのでしょうが、先見の明があったんですね。

新聞記事によると、経営者でもある姉妹のお2人が、体力的にしんどくなってきたということで、閉店を決めたそうですが、お店を継ぐ後継者を捜しているようです。

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と、ここまで書いてきましたが、実は私は入ったことがないんです(汗)

お店の前を通るたびに、そのうち、そのうちと思っていたのですが、これは近いうちに行ってみないとダメですね。


小樽市指定歴史的建造物の旧久保商店(現 喫茶「さかい家」)

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ここで、さかい家の味わい深い建物、小樽市指定歴史的建造物でもある旧久保商店の建物について、ちょっと触れておきます。

旧久保商店は、明治40年(1907年)建築の木造2階建です。

小樽市HP内に建物概要についての記載があるので、引用させていただきます。

この建物は、小間物雑貨卸を営む久保商店の店舗として建てられました。
現在は、和風商店の趣を残しながら喫茶店に再利用されていて、堺町通りの歴史的景観を形成する主要な建物になっています。
久保商店時の写真によれば、道路側の下屋は母屋から蔵(木骨石造)まで一体に続き、蔵は前後に2棟並んでいて、母屋の1階は店先として開放できる引戸が入っていました。
平成4年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 :旧久保商店

ということで、小樽でも特に和の趣を漂わせる、とても風情のある建物ですよね。

いい後継者が見つかるといいですね。


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2015年9月26日 (土)

「秋の美味(うまい)もん市」開催中の歴史的建造物・田中酒造本店に行ってきました

先日、色内大通り沿いに建つ、建物が何とも趣のある「田中酒造本店」に行ってきました。

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ここ田中酒造本店の建物は、昭和2年(1927年)建築の木造2階建で、小樽市指定歴史的建造物でもあるんですよね。

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場所は、色内大通りを手宮方面に進み、臨港線が運河沿いから市街地に入ってきたところとの交差点を過ぎてすぐの右手です。

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実は、田中酒造では、9月18日(金)~9月27日(日)の日程で、「秋の美味(うまい)もん市」が開催されています。

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時間は9:00~18:00で、ここ本店と信香町の臨港線沿いにある「田中酒造亀甲蔵」にて開催されています(田中酒造亀甲蔵の建物も、小樽市指定歴史的建造物です)。

「秋の美味もん市」では、小樽市を含む後志地域や札幌などの、安全・安心かつ、美味いもの、名産品、特産品を取り揃えて販売しているそうですよ。

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今回は、この「秋の美味もん市」が開催中ということもあって、田中酒造本店に行ってきたのですが、店内の写真撮影はOKとのことで、ついついイベントよりも建物のほうをじっくり見てしまいました。お店の方、ごめんなさい。

田中酒造のサイト(田中酒造 本店 小樽の地酒専門店 田中酒造株式会社)にも書かれているのですが、昭和初期当時に復元された店内には、古い看板や帳簿などが展示されていて、何とも渋くて雰囲気のある店内です。

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「田中酒造」は明治32年(1899年)創業と老舗の造り酒屋で、代表的な銘柄として「宝川」があります。

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小樽市HP内に、小樽市指定歴史的建造物・田中酒造店の建物概要が掲載されているので、引用させていただきます。

田中酒造店(店主田中市太郎)の店舗として昭和2年に建てられ、以来、今日まで営業を続けています。
かつての酒造店の店構えを残した数少ない建築で、正面の軒下は、腕木を手前に迫り出す「せがい造り」になっています。
大正、昭和初期にかけて、この形の屋根が小樽の木造商店に多く見られました。
昭和初期の和風店舗を商品の販売、展示をかねながら修復、活用した良い例であり、平成元年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 : 田中酒造店

ということで、本当にここの店舗は趣きがあるんですよね。

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「秋の美味(うまい)もん市」は9月27日(日)までの開催ですので、気になる方は忘れずに。

※参考:秋の美味もん市 小樽の地酒専門店 田中酒造株式会社

【関連記事】
小樽の老舗の地酒専門店「田中酒造 本店」の建物は小樽市指定歴史的建造物
小樽市歴史的建造物の「田中酒造本店」が営業再開してます


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2015年2月23日 (月)

あれ?歴史的建造物の「旧塚本商店」(旧(株)丸市 後藤商店)に新しいお店が入ってる!?〜Cafe 色内食堂

先日、運河近くの色内大通りを歩いていたら、あれ?小樽市指定歴史的建造物の「旧塚本商店」(旧(株)丸市 後藤商店)に、新しいお店が入ってる?

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建物の前まで行ってみると、そのお店の名前は「Cafe 色内食堂」というんですね。

いつからオープンしているのかは分かりませんが、2階で営業しているようですね。

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すいません、実はお店には入ってないので、どんなお店なのかの報告はできません。ごめんなさい。

実は2年ほど前に、使われていなかったこの歴史的建造物の、正面の看板や壁などの改修工事が行われ、2013年5月にオシャレなフレンチレストラン「マルイチ後藤商店」がオープンしたのですが、間もなく日本料理のお店に変わり、そのお店もいつの間にか、閉まっていたんですよね。

この歴史的建造物を活用した、今度の「Cafe 色内食堂」が賑わうといいですね。

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ところで、小樽市指定歴史的建造物でもある、この建物についてですが、大正9年(1920年)の建築で、黒塗りの外壁が目を引く、なかなか堂々とした佇まいですよね。

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元々は塚本商店の建物で、その後「(株)丸市 後藤商店」となり、その時の看板が現在もかかっているというわけです(現在の看板は、先の改修工事の際に新しく修復されたものです)。

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参考までに、この歴史的建造物について、小樽市のホームページより引用させていただきます。

本建物は、近江(滋賀県)出身の呉服太物商の店舗として建てられました。
小樽では、明治37年5月8日の大火で市街地を焼き尽くしたことから、防火構造の建物が普及しました。
本建物も防火のために、外壁をコンクリートで塗り固め、出入口や窓を防火戸で覆う工夫を施し、幾多の災いをしのいできました。昭和63年には、暖簾を張るなど優れた建物の再活用によって、第1回小樽市都市景観賞に選ばれました。
小樽市 : 旧塚本商店

(建物の横には、小樽市指定歴史的建造物の案内板)
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参考記事:小樽・旧塚本商店 歴史的建造物レストランに 金庫はワインセラーに-北海道新聞[小樽・後志版ひろい読み]

【関連記事】
後藤商店(旧塚本商店)に新しい看板
旧塚本商店


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2014年12月17日 (水)

都通りの輸入雑貨店「December3」は、小樽市指定歴史的建造物の「旧丸ヨ白方支店」

都通りは、小樽市民も普通に買い物に出かける、お馴染みの通りですが、アーケードのために、あまり建物を気にしながら歩くことはないかもしれません。なにせ、建物全体は見渡せませんからね。

その都通りに小樽市指定歴史的建造物があります。

旧丸ヨ白方支店

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※写真が夜の撮影なのはご勘弁を。

現在は輸入雑貨店「December3」が営業中の建物です(以前は「ミキ靴店」でしたね)。

場所は都通りの中ほど、中華食堂「桂苑」の通りを挟んだ隣、といえば分かりやすいでしょうか。

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実は以前も“気になる古い建物 ”ということで、当ブログでこの建物を掲載したことがあるのですが、その後、平成26年度に小樽市指定歴史的建造物に新たに追加されたんですよね。

新しい案内板も立ってます。
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明治末期〜昭和6年 建築の木造一部木骨石造3階建とのことです(建物が昭和6年で、隣の倉庫が明治末期に完成したものだそうです〜歴史的建造物指定時の新聞記事より)。

実際に、建物の横の通り沿いに面する部分を見てみると、タイル張りの外壁や、窓の形等、なんとも洋風でモダンな外観なんですよね。

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さらに奥には木骨石造の倉庫が繋がっていて、上部には「丸ヨ」と表示されてます。

(写真が暗かった〜)
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建物概要について、小樽市HPに掲載されているので引用させていただきます。

積丹郡余別村(現積丹町)で創業した酒醸造店「丸ヨ白方」の支店として建てられました。木造の店舗兼住宅と木骨石造の倉庫で構成されています。店舗兼住宅は、タイル張りの外壁に西洋建築の様式を模した軒飾りを施すなど、随所に洋風の特徴がみられます。アーチを設けた3階の窓と2階の窓を一体のデザインとし連続的に配置することで、垂直性を印象付けています。歴史ある商店街の中でも特色ある外観を残している建物です。
小樽市 : 旧丸ヨ白方支店

とてもモダンな洋風のこの建物は、清酒「神威鶴」を醸造した「丸ヨ白方」の販売店だったんですね。

現在、2階は元の名前を用いて「ギャラリー白方」として利用されているそうですが、まだ入ったことがないので、一度入ってみたいですね。

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ということで、アーケードの建物を見上げることはあまりないと思いますが、見上げてみると、都通りにはこんな素敵な建物が建っていたんですね。

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ただ、冬の時期は、上を見ながら歩くのは、足元がすべるので要注意です。

【関連記事】
※以前の白方商店の記事です。
旧 白方商店(現 December3)
※小樽市指定歴史的建造物に追加のときの記事です。
平成26年度「小樽市指定歴史的建造物」に新たに2棟追加されました〜旧前堀商店・旧丸ヨ白方支店

参考書籍:「小樽の建築探訪」小樽再生フォーラム編/北海道新聞社
参考:「新ねっとわーく小樽」第4号 コラム「銘酒〈神威鶴〉の酒造」

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2014年7月 7日 (月)

レンガ風のタイル張りが印象的な「旧前堀商店」

先日7月2日に、新たに2棟が平成26年度「小樽市指定歴史的建造物」に追加指定されました。

それに関する記事はこちら。
平成26年度「小樽市指定歴史的建造物」に新たに2棟追加されました〜旧前堀商店・旧丸ヨ白方支店

そのうち旧前堀商店については、これまで個別の建物について紹介したことがなかったので、改めて紹介してみたいと思います。

旧前堀商店

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色内大通り沿いの、中央通りの交差点からちょっと手宮側に入っていったところに建つ、チョコレート色のレンガ風のタイル張りが印象的な建物です。

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小樽市HPの紹介によると、昭和初期の建築ということですが、別の書籍によると、大正8年(1919年)頃という表記もあります。

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木骨鉄網コンクリート造一部木骨石造3階建で、建物詳細について、小樽市のHPより引用させてもらうと、

この建物は、銅鉄商「前堀商店」を営んでいた堀岡長太郎により建てられた店舗兼住宅です。一部に鉄骨の使用が推察されます。奥には倉庫に利用されていた木骨石造の建物も連なっています。正面は赤褐色のレンガ風タイル仕上げで、縦長の鋼製の窓を配し重厚な印象を与えています。また、上部の黄色いタイルで縁取られた飾り模様はアクセントになっています。内部の洋間には古代ギリシャ様式の柱が配されるなど内外ともに装飾性が高く、当時のモダンな様式を今に伝えています。
小樽市 : 旧前堀商店

ということで、確かにレンガ風タイル仕上げと、縦長の窓が特徴的で目を引きますね。

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現在は「古道具や i」という店舗が入っているのですが、ちょっと前までは空き店舗だったと思います。
(古道具や“アイ”って読むのかな?)

※「古道具や i」は閉店しました。移転したのかどうかの情報は未確認です(追記 2017.9.28)

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さらにその前は「ロイヤルパフォーマンスBBC」というライブバーだったようで、建物正面には表示が残ってました。

(2012年1月8日撮影)
Otaru_dsc03207

ちなみに、ここの近くには、旧早川支店(現「vivre sa vie + mi-yyu」ビブレ サ ヴィ プラス ミーユ)や海猫屋といったお店もあり、周囲には古い建物や倉庫が残っている、落ち着いた雰囲気の地区ですね。

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※タイトルから(現 古道具や i )の記載を削除しました(追記 2017.9.28)。

【関連記事】
平成26年度「小樽市指定歴史的建造物」に新たに2棟追加されました〜旧前堀商店・旧丸ヨ白方支店
色内大通り/竜宮通り〜中央通り
色内2丁目の旧早川支店周辺の気になる建物


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2014年4月 7日 (月)

旧岩永時計店(現 小樽オルゴール堂 堺町店)

観光客で賑わう堺町通りには、古い建物や倉庫などの歴史的建造物も多く残っていて、それらが店舗として今も活用されています。

今回は、その堺町通りに建つ、こちらの小樽市指定歴史的建造物についてです。

旧岩永時計店

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場所は、色内大通り側から於古発川(おこばちがわ)を渡って堺町通りに入ってすぐ左側に同じく小樽市指定歴史的建造物の「旧金子元三郎商店」が建っていて、そのすぐ先です。

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明治29年(1896年)建築の木骨石造2階建。

Otaru_dsc09262

いつもの小樽市指定歴史的建造物の案内板です。

Otaru_20140402145453

小樽市ホームページに建物概要が掲載されているので引用させていただくと、

この建物は、時計卸商、初代岩永新太郎の店舗として建てられ、店員で編成された楽団を持つハイカラな商店でした。
平成3年の改修により正面2階のバルコニー、半円アーチ扉、手摺などが修理され、ほぼ創建時の姿になりました。
屋根の装飾、軒の繰り型など細部にもデザインが施され、瓦葺き屋根を飾る一対の鯱は商店では珍しい装飾であり、当時の小樽商人の意気込みが感じられます。
平成5年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 : 旧岩永時計店

Otaru_20140402145500

昭和25年に老朽化により改造されていて、その後概要にある通り、平成3年に建築当時の姿を再現するため、2階のバルコニー部分などを改修したそうです。
(参考:「小樽の建築探訪」小樽再生フォーラム編/北海道新聞社

Otaru_20140402145441

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すぐ近くの「旧金子元三郎商店」と同じく、小樽市都市景観賞も受賞してるんですね。

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屋根にはシャチホコが見守ってますね。

Otaru_dsc09263

つい最近までここは実際に「岩永時計店 本店」として営業していたのですが、現在は「小樽オルゴール堂 堺町店」に店舗を貸しているとのことです。

店内の中央には、岩永時計店の店舗だったときからシンボルとしてあった、大きな古時計が今も時を刻んでます。

Otaru_20140402145845

写真を撮ってもいいということで、撮らせていただきました。

Otaru_20140402145848

説明書きによると、明治29年(1896年)購入のフランス製の大時計で、高さは2.5mあるそうです。

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歴史を感じさせますね。

Otaru_20140402145835

ちなみに岩永時計店は都通りにも店舗があり、そちらは支店になるようです。

※岩永時計店のサイトはこちら。
岩永時計店・時計・小樽時計屋


【関連記事】ここ数回、堺町通り関連について書いてます。
堺町通り商店街に観光案内所がオープン
小樽堺町通り商店街を案内する「小樽堺町通り商店街 楽しみマップ」が便利かも
「堺町通り」はいつも観光客で賑わってます
旧金子元三郎商店 (現 おたる瑠璃工房 運河店)


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