歴史的建造物 倉庫

2019年4月17日 (水)

有幌町に今も残る福井の北前船主による石造倉庫「旧中村倉庫」

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観光客で賑わうメルヘン交差点から、その先の臨港線との交差点まで行くと、交差点の右奥に大きな石造倉庫が建っています。

これは、福井出身の北前船主・中村三之丞によって、明治28年(1895年)に建てられた、歴史的建造物の旧中村倉庫です。

旧中村倉庫については、これまであまり詳しく紹介された資料を見つけることができなかったのですが、「小樽チャンネルマガジン」(株式会社K2)2018年7月号(Vol.32)の小樽商科大学によるシリーズ“小樽れっけん”にて、旧中村倉庫(有幌8号倉庫)が特集されていて、詳しく知ることができました。

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そもそも旧中村倉庫の建つ有幌町は、かつてはたくさんの石造倉庫が建ち並んでいたのですが、昭和40年代後半に、小樽運河の埋め立てを含む道路(臨港線)の建設事業によって、まず有幌町にあった石造倉庫が次々と解体されていったんですよね(これに危機感を持った一部の市民が立ち上がり、小樽運河の埋立反対、保存運動が起こることになります)。

で、小樽チャンネルマガジンの“小樽れっけん”の記事によると、有幌町に残る数少ない石造倉庫のうちの1つがこの旧中村倉庫で、これは有幌地区に多数あった中村家の倉庫のうちの8号倉庫とのことです。
※以下も“小樽れっけん”の記事によります。

この8号倉庫の南側(奥隣)は木造の7号倉庫になるそうで、現在駐車場になっている北側には9号倉庫が残っていたものの、平成19年(2007年)4月の火事で焼失してしまいます。

その火事で8号倉庫の北側の壁面も焼失して、その後、補修されたので、現在の綺麗な壁面になっているんですね。

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上に見える印、井桁三紋は、中村家の持ち船の旗印で、通用印でもあるそうです。

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平成22年(2010年)には屋根瓦を撤去して、現在の鉄板屋根への改装工事も行われています。

(こちらは海側の壁面)
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旧中村倉庫は、現在も倉庫として使用されているとのことです。

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ところで、旧中村倉庫の脇の通りに入っていくこと、短いながらもこの通り沿いには、今もいくつかの石造倉庫が静かに建っています。

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これらの倉庫も現在も現役で倉庫や店舗として利用されているようで、通りを歩くとひっそりとしていて、すぐ近くの賑やかなメルヘン交差点とは全く別の空間です。

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この風景は、かつての様子をわずかながらも今に伝えているようですね。

ちなみに、この石造倉庫の残る静かな通りを抜けると、西松屋やオートバックスといった店舗が集まる広いスペースに出るという位置関係です。

実は、「小樽チャンネルマガジン」2019年4月号(Vol.41)にて、連載中の町を“歩く”シリーズで、有幌町を歩いているので、よければ読んでみてください。
※バックナンバーはこちら:小樽のフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」 | 小樽チャンネル


 ということで、旧中村倉庫は、視界に入りやすい北側の開けた壁面が補修されて新しいため、あまり歴史的建造物としての趣がなく、そのせいか建物について語られることが少ないのですが、有幌地区という、かつての倉庫街という風景が大きく失われた地区に残る石造倉庫としてもとても興味深くて、歴史的建造物としてもっと知られてもいい建物のような気がします。

※参照:「小樽チャンネルマガジン」(株式会社K2)2018年7月号(Vol.32)の“小樽れっけん”旧中村倉庫(有幌8号倉庫)

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【関連記事】
有幌町の細い道路に石造倉庫が続く風景〜入口の大きな建物は旧中村倉庫!?小樽商大による冊子「小樽れっけん 小樽の歴史的建造物ものがたり」がとても詳しく興味深い!!


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2019年4月 1日 (月)

歴史的建造物の大規模な木骨石造倉庫「旧浪華倉庫」(現 小樽運河食堂)

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小樽運河の浅草橋の先の右手に、とても大きな石造倉庫が建っています。

この倉庫は、小樽市指定歴史的建造物の旧浪華倉庫で、現在は建物内に複数の飲食店が集まる施設・小樽運河食堂として活用されています。

旧浪華倉庫が小樽市の歴史的建造物に指定されたのが平成24年度なんですが、その指定時のニュースは当ブログでも取り上げたものの、建物についての個別紹介はしてなかったので、改めてここで書き留めておこうと思います。

歴史的建造物の旧浪華倉庫

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旧浪華倉庫は、大正14年(1925年)建築の木骨石造1階建で、大きくてこれぞ倉庫といった佇まいです。

建物概要について、小樽市HP内に記載があるので引用させていただきます。

市内に現存する木骨石造の倉庫の中でも比較的大規模な建物です。小屋組は、クイーンポストトラス(対束(ついづか) 小屋組)と呼ばれる洋風の構造で、屋根には当時採光用として設置された円形の小屋根があります。荷物を搬出入する開口部は、海側の壁面以外に運河側にも配置され、艀(はしけ)へ荷積みする利便さが図られています。運河の完成の2年後に建てられたこの建物は、運河の盛衰を見守りその歴史を今に伝える倉庫建築のひとつです。
小樽市 :旧浪華倉庫

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ということで、なるほど、小樽運河の完成の2年後に建てられたんですね。それにしても、本当に大きいですよね。

現在は複数の飲食店が入る施設「小樽運河食堂」となっていて、建物内にも入ることができるので、考えてみたら、内部もすぐに見られるということですね。

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ちなみに、この旧浪華倉庫を活用している小樽運河食堂内のお店については、今回はレポートはないのですが、建物に入るとラーメンや海鮮などのお店にお土産売り場があり、そして奥にはバイキングの大型店舗「浅草橋ビアホール」が入っています(現在は9店舗)。

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以降は建物内の様子です。

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奥にバイキングの「浅草橋ビアホール」。

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建物内はレトロな雰囲気です。

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そうそう、トイレが自由に使わせてもらえるようで、観光客にとっては助かりますね。

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こちらは禁止事項。

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ということで、歴史的建造物の旧浪華倉庫、現小樽運河食堂は、歴史的建造物を活用した観光スポットとして、頑張ってもらいたい施設ですね。

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ちなみに、この小樽運河食堂の海側は、毎年巨大なツララができることでも知られています(って、一部の方にですけどね)。
小樽運河食堂(旧浪華倉庫)には今年も大きなツララができてます


※参考:小樽運河食堂|海鮮、スープカレー、バイキングなど9つの飲食店が集まる運河沿いの施設 | たびらい

小樽運河食堂 メニュー:北海道バイキング - ぐるなび
小樽運河食堂(小樽/和食)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ

【関連記事】
平成24年度「小樽市指定歴史的建造物」に新たに3棟追加
冬のちょっとした風景〜街で見かけた「小樽ツララコレクション2019」


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2017年4月26日 (水)

北運河の端に続く歴史的建造物の3つの石造倉庫、旧増田倉庫・旧広海倉庫・旧右近倉庫

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観光客で賑わう小樽運河の中央橋から北側の手宮方面に向かうと急に人影がまばらになります。
途中からの北運河と呼ばれるエリアは運河の幅が40mと昔のままで、多くの船が係留されていて、そこは今も昔の面影を残す落ち着いた雰囲気の漂う、私も時々散歩するお気に入りのエリアです。

※写真は3月31日と4月14日撮影のものが混在していて、3月撮影分にはまだ雪が残っているのでご了承を。

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その北運河を端まで行くと、その先には大きな石造倉庫が3つ並んでいるんですよね。

今回はその3つの石造倉庫についてなんですが、それらはいずれも小樽市の歴史的建造物に指定されている、手前から旧増田倉庫、旧広海倉庫、旧右近倉庫で、3つとも明治時代に建てられたものなので、北運河に続いてここも昔ながらの倉庫群の面影を残してるんですね。

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ただ、実は北運河の散策路を端に向かって歩いてきても、倉庫が手前から横並びになっているので、肝心の倉庫の建っている様子がよく見えないんです。

もし北運河の端まで行ったなら、せっかくだからもうちょっとだけそのまま進んでみると、これらの倉庫をよく見ることができるんですよね。

特に一番奥の右近倉庫は、なかなか迫力のある倉庫で、正面の上部には一膳箸と呼ばれる「//」の印を見ることができます。

それでは、個別の建物について、小樽市HP内に建物概要の説明があるので、それを参考にさせてもらいつつ、ちょっと紹介しようと思います。

(裏側からの眺めです)
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旧増田倉庫

一番手前(運河側)に建つ旧増田倉庫は、石川県加賀市橋立町出身の北前船主・増田又右衛門によって、明治36年 (1903年)に建てられた、木骨石造2階建の倉庫です。

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小樽運河北端に建つ大規模な木骨石造倉庫です。 右隣に旧広海倉庫、旧右近倉庫と大規模な倉庫が並び、切妻面を連ねた小樽港独特の壮観な石造倉庫の往年の景観をしのぶことができます。 平成9年に大規模な修復工事が行われています。
小樽市 :旧増田倉庫

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※関連記事:旧増田倉庫


旧広海倉庫

旧広海(ひろうみ)倉庫は、石川県加賀市瀬越町出身の北前船主・広海二三郎によって、明治22年(1889年)に建てられた、木骨石造1階建の倉庫です。

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加賀に拠点をおいた海運商広海二三郎は、本倉庫を大規模な石造り(木骨石造)で建築しました。 この土地は、かつて手前まで海岸が迫り、正面の右手の方向に鉄道施設があったことから、海陸ともに荷物の輸送と貯蔵に最適な場所でした。 本建築は、荷を積み入れるため奥行きのある長方形で、採光のため屋根の中央と両側に段差を設けています。出入口のアーチは、壁面のアクセントとなっています。
小樽市 :旧広海倉庫

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※関連記事:旧広海倉庫


旧右近倉庫

旧右近倉庫は、福井県南越前町河野出身の北前船主・右近権左衛門によって、明治27年(1894年)に建てられた、木骨石造1階建の倉庫です。

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明治20年代としては大規模な倉庫で、小屋組にはクイーンポストトラス(対束小屋組)が用いられています。 隣の旧広海倉庫、旧増田倉庫との景観は、かつての倉庫街の面影を残しています。 妻壁の「//」印は、北前船主・右近権左衛門の店印「一膳箸」で、船の帆柱に掲げられた船旗にも使われました。 平成7年正面の壁が強風で崩れましたが、翌8年に現在の姿に修復されています。
小樽市 :旧右近倉庫

やっぱり、一膳箸と呼ばれる「//」の印が印象的なんですよね。

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※関連記事:旧右近倉庫


おわりに

ということで、今回は北運河の端に建つ、小樽市指定歴史的建造物でもある3つの倉庫、旧増田倉庫、旧広海倉庫、旧右近倉庫についてでした。

北運河の端には、運河公園があって、その奥には旧日本郵船(株)小樽支店の建物が建っていてと、この辺りは小樽散策にもいいスポットなんですよね。

【関連記事】
「小樽運河を端から端まで歩いてみる」の写真掲載〜勝手にタイアップ記事
北運河
運河/龍宮橋から北浜橋


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2016年10月20日 (木)

10月で閉店する小樽の人気のレストラン「海猫屋」に行ってきました〜レンガ造りが印象的な建物は歴史的建造物の旧磯野支店倉庫

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歴史的建造物を活用した、小樽の人気のレストラン「海猫屋」が、10月末で閉店するというニュースが先月に流れてから、あちこちで閉店を惜しむ声が聞こえてきます。

このブログでもそのニュースを取り上げたのですが(→小樽の人気のレストラン「海猫屋」が10月末で閉店〜建物は歴史的建造物の旧磯野支店倉庫)、やはり反響が大きくて、あらためてその人気の高さを感じました。

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色内町にある海猫屋は、1976年6月に喫茶店・ライブハウスとしてオープンして以来、今年で40年になるとのことで、昔は前衛舞踏などの舞台が行われていて、個人的にはその頃の印象が強いのですが、1990年に店内を大幅に改装して、現在の素敵なレストランとなってます。

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で、実はレストランには行ったことがなかったので、閉店のニュースを聞いて、なんとか食べに行こうと思っていたのですが、17日のお昼にようやくに行くことができました。


閉店前に海猫屋に行くことができた

閉店を前にしてかなり混雑している、というのは聞いていたので、時間を遅めに13:30頃に行ったところ(お昼は14:00頃までとのこと)、少しだけ待って、入ることができました。

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2階の大きく長いテーブル席に案内され、とても雰囲気のある店内で、食べたかったパスタをいただきました。

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こちらは以前から美味しいと話には聞いていた、ヘラガ二のトマトクリームスパゲティー。

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手をベタベタにしながら、ヘラ蟹と格闘しつつ、濃厚な味わいのパスタを堪能しました。
美味しかった〜!

こちらも人気メニューという、魚介スパゲティーをトマト味でいただきました。

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ボタン海老にヘラガ二、アサリやイカ、タコにウニも入っていたかな。とにかく盛りだくさんの、かなり贅沢なパスタでした。

この贅沢さなので、どちらも値段もそこそこするのですが、最後ですからね。そして、なんたって美味しいですから。

あ〜、こんなに美味しいなら、もっと何度も食べたかった…、というのは、よくある話です。
他のメニューも食べてみたかったですしね。

小樽にいて、いつでも行けると思っていると、なかなか行く機会がないものなんですよね。

そうこうしているうちに、こういうことになってしまう…
行きたいと思った時に、行っておくべきでした。

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海猫屋の歴史ある建物(旧磯野支店倉庫)について

レンガ造りが印象的な海猫屋の建物は、佐渡出身の商人である磯野進氏によって、明治39年(1906年)に建てられた倉庫・旧磯野支店倉庫です。

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以前から、歴史的建造物として知られた建物ですが、今年(2016年)、小樽市指定歴史的建造物に指定されたんですよね(まだ指定されてなかったんだ!?という印象でした)。

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建物概要について、小樽市のHPから引用させていただきます。

この煉瓦造りの倉庫は、小林多喜二の小説「不在地主」のモデルになった新潟県佐渡出身の商人である磯野進によって建てられ、佐渡の本店で醸造した味噌などを収納していました。壁の構造は煉瓦積みで、屋根は防火を考慮して瓦を使用しています。また、小屋組は木造でキングポストトラス(真束小屋組)という洋風の構造を用いています。地域のシンボル的な建物であり、平成3年に小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 :旧磯野支店倉庫

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今月末での海猫屋の閉店は決まってしまったことで、とても残念ですが、この貴重な建物の今後についても、気になるところです。

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おわりに

ということで、閉店前に海猫屋に行って、美味しいパスタを食べることができましたが、今月末で閉店とは、やっぱり残念です。

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先日、掲載しましたが、堺町通りのさかい家も10月23日で閉店してしまい、そしてこの海猫屋と、小樽の歴史的建造物を活用した、小樽ならではの古くからある人気のお店が相次いで閉店するのは、なんとも寂しいですね。

※海猫屋のサイト:小樽・海猫屋 -Otaru UMINEKOYA-
※Facebookページ:海猫屋(小樽)

【関連記事】
小樽の人気のレストラン「海猫屋」が10月末で閉店〜建物は歴史的建造物の旧磯野支店倉庫
堺町通りの喫茶「さかい家」は10月23日をもって閉店〜建物は小樽市指定歴史的建造物の旧久保商店


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2016年6月10日 (金)

小樽市指定歴史的建造物の旧荒田商会と旧高橋倉庫について〜もうすぐニトリの美術館 小樽芸術村として生まれ変わります

今回は小樽運河の浅草橋からすぐ近くの臨港線沿いに隣接して建つ、小樽市指定歴史的建造物の「旧荒田商会」と「旧高橋倉庫」についてです。

※写真が2016年2月3日撮影と冬の写真のなのでご了承を。
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通り沿いに旧荒田商会が建っていて、その奥に続いて旧高橋倉庫が建っています。

この2つの建物はこの度、家具・インテリア製造小売り最大手のニトリホールディングス(札幌)によって新たに美術館として、7月23日にオープンすることが決まってます。

ちなみに、ニトリはこの旧荒田商会と旧高橋倉庫、さらにはすぐ近くの旧三井銀行小樽支店という小樽の歴史的建造物3棟を改装して、3つの美術館からなる「小樽芸術村」を開設するということで、今回の建物の2館が先行オープンになります。

※詳しくはこちらの記事をどうぞ。
ニトリが小樽の3つの歴史的建造物で開設する美術館「小樽芸術村」がオープン間近で2館の名称も決定というニュース

改装後に看板などの建物外観がどのようになるのかは分かりませんが、改装前の建物の様子ということで、この冬の撮影した写真があるので、建物概要とともに掲載しておきたいと思います(以前も掲載したことがあるのですが、美術館開業前に改めてということで)。

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ちなみに、先日、建物前を通った時は、青いシートがかけられて、まさに開業準備中のようでした。

以下、写真は2016年2月3日撮影です。


旧荒田商会

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臨港線沿いに建つ、ちょっとモダンで趣きある建物が「旧荒田商会」です。

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昭和10年 (1935年 )建築の木造2階建てで、小樽市のHP内に掲載されている、建物概要からの引用です。

この建物は、荒田商会の本店事務所として建築されました。
現在は店舗に再利用されていますが、内壁の漆喰や、照明器具、窓枠は創建時の形態を伝えています。
石造倉庫が軒を連ねていた小樽運河沿いに建ち、背面の旧高橋倉庫や左隣りの旧通信電設浜ビルなどと中庭でむすび、歴史的景観のまとまりを創っています。
小樽市 :旧荒田商会

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旧荒田商会については、詳しくは分からないのですが、ここは海産物を商い、後に海運業までに成長した、荒田太吉商店の本店事務所として建てられたものだそうです(参考:建物紀行 荒田商会 (小樽ジャーナル)より)

また、引用文中には、“現在は店舗に再利用”と書かれていますが、今回の美術館開業までは2年近く未使用の状態が続いてました。

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旧高橋倉庫

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旧荒田商会の背後に建っている石造倉庫が「旧高橋倉庫」です。

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大正12年(1923年)建築の木骨石造2階建てで、同じく小樽市のHP内に掲載されている、建物概要から引用させてもらいます。

この建物は、大豆を収める倉庫として建てられました。
平成元年に改修され、店舗として再生しています。
前面は運河に面し、背面は出抜小路に接して建ち、周辺の歴史的景観を形成している建物のひとつです。
小屋組は梁を二重に架け2本の束を陸梁の中央付近で左右対称に立てるクイーンポストトラス(対束小屋組)と呼ばれる洋風の構造です。
小樽市 :旧高橋倉庫

ということで、建物の構造については、ちょっと難しくて一般人には分かりにくいでね(汗)

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こちらも今回の美術館開業前は、未使用の状態が続いてました。

(背面)
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おわりに〜建物の以前の活用について

実は、今回の2つの建物は、これまで何度か店舗として活用されているんですよね。

2012年(平成24年)4月からは、石原プロによるエンターテインメント施設「おもしろ撮影館」がこの2棟で営業していたのですが、2014年(平成26年)9月30日に閉館してしまい、以後は未使用状態でした。
石原プロによるエンターテインメント施設「おもしろ撮影館」が閉館してました

(おもしろ撮影館オープン時の様子)
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それ以前も、倉庫を観光用に再利用した先駆けとして、グラスショップとして利用されていたり、オルゴール海鳴楼が使用したりもしていたそうです(参考:建物紀行 高橋倉庫(小樽ジャーナル)より)。

今回、未使用の状態だった歴史的建造物が、大手ニトリによって、新たに美術館として活用されることになったのは、本当に嬉しいことで、市民や観光客に愛される施設になるといいですね。

【関連記事】
※以前のこの2つの建物についての記事です。
隣り合う小樽市指定歴史的建造物の「旧荒田商会」と「旧高橋倉庫」

※その他の関連記事
ニトリが小樽の歴史的建造物(旧荒田商会・旧高橋倉庫・旧三井銀行小樽支店)を改装して美術館を開設するというニュース
ニトリが小樽の3つの歴史的建造物で開設する美術館「小樽芸術村」がオープン間近で2館の名称も決定というニュース

旧三井銀行小樽支店
ブラタモリ小樽〜タモリさんの足跡を辿る【後編】《水天宮〜花園町〜銀行の集まる交差点〜旧三井銀行小樽支店〜北運河》


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2015年9月21日 (月)

運河沿いの歴史的建造物「北海製罐」の第3倉庫にショッカーがいた

観光客で賑わう小樽運河の浅草橋から中央橋の区間から、手宮方面(北側)に運河沿いを歩くと、観光客もまばらになり、とても静かな落ち着いた雰囲気になります。

そのまま歩いて行くと、次の龍宮橋の先に、何とも不思議な雰囲気を漂わせる建物が建っています。

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この建物が北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫です。

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ここから先の、いわゆる北運河と呼ばれる、昔ながらの幅40mの姿を残す運河の海側には、ずらりと北海製罐の工場等の建物が建ち並んでいるのですが、これらの建物群の一部は、小樽市指定歴史的建造物にも指定されていて、先ほどの第3倉庫もそのうちの1棟です。

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それにしても、この北海製罐第3倉庫の建物は、この周辺に多くある石造倉庫とは違って、何とも異質な感じではあるのですが、このちょっと廃墟のような古くて機械的な感じが、それはそれで運河の雰囲気に溶け込んでいるのが、ちょっと面白いですね。

で、先日(9月20日)、この先の運河公園周辺で「北運河ルネサンス」というイベントがあったので、それに向かう途中にこの北海製罐の第3倉庫を眺めていたら…

ん?
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人影?

よく見てみると。
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ショッカー!!!

そういえば、ここは仮面ライダーのショッカーのアジトとして撮影に使用されたことがあるとか(仮面ライダーは見てましたが、ちょっと記憶がないので、見てみたいですね)。

ちねみに、ショッカーが持っている紙には「埋め立て前40m 埋め立て後20m」と書かれてますね。

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これは、運河の幅のことですね。
何かのイベントに使われたのかな?

こういうのを見つけると、何だか楽しくていいですよね。

ところで、いつまでいるのかな、ショッカーさん。

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※参考:小樽市 : 旧北海製罐倉庫(株)

【関連記事】
ニュースより/北海製罐のポーの時間が一部変更に〜時計代わりにしていた人は要注意
平成24年度「小樽市指定歴史的建造物」に新たに3棟追加
北運河に並ぶ北海製罐の工場群
北海製罐株式会社小樽工場
第3回 小樽/北のウォール街アートプロジェクト2012〜北海製罐(株)小樽工場第3倉庫でのライトアップの様子

※夜の北海製罐は、さらに怪しい雰囲気です。
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2015年9月 5日 (土)

小樽運河海側に建つ歴史的建造物「旧篠田倉庫」に大型レストランがオープン〜小樽運河周辺に免税店が増えてきてます

先月(8月18日)、小樽運河沿いの海側に建つ小樽市指定歴史的建造物でもある「旧篠田倉庫」に、大型レストラン「海越(うみこし) 小樽店」がオープンしたというニュースが、2015年8月19日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。

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新聞記事によると、ここは増加する外国人観光客、主に、中国人観光客をターゲットにしたレストランということですが、古い倉庫を再利用するというのは、小樽らしいかもしれませんね。

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大型レストランということで、ツアーの団体客の予約なんかが中心なのでしょうから、地元民は行く機会がなさそうですが、歴史的建造物を活用したレストランということで、賑わうといいですね。

ところで、この外国人観光客向けの大型レストランのオープンに関連して、同様に主に中国人観光客をターゲットにした免税店などが、次々とオープンしているというニュースが、2015年8月29日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されてました。

例えば、今年(2015年)の5月29日には、運河の浅草橋を過ぎてすぐの倉庫ビル内に、中国資本傘下の免税店「ラオックス小樽運河店」がオープンしてます。

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また、7月上旬には、免税対応店の「サッポロドラッグストアー小樽運河通店」が、臨港線の堺町側にできてますね。

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やはり、アジア系、特に中華圏からの観光客を意識した観光地作りは今や必須のようで、これだけ外国人観光客が増加している中、免税店はどんどん増えていくのでしょうね。


【補足】旧篠田倉庫について

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そういえば、まだこのブログで旧篠田倉庫については紹介してなかったので、ちょっとだけ触れておきます。

運河を見ると、海側には倉庫が立ち並んでいるのですが、入口は運河の1本海側の道路沿いになるんですよね。

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小樽駅から真っすぐ中央通りを進んできて、運河を越えてその1本海側の道路を右折したところに、この辺りでは珍しい煉瓦造りの倉庫が建っています。

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ここが、大正14年(1925年)建築、木骨煉瓦造2階建の旧篠田倉庫です。

小樽市指定歴史的建造物で、小樽市HPに建物概要の記載があるので、引用させていただきます。

本倉庫は小樽運河の海側に建ち、連続した倉庫群を形成する主要な建造物です。
煉瓦の壁は、周辺の石やコンクリート壁に対して景観のポイントになっています。
構造は、内部の柱や梁を木で組み立て、外壁に煉瓦を積み立てる「木骨煉瓦造」で、小樽の同規模の倉庫では数少ない事例です。
運河沿いの壁は、平成8年の改修工事で新しい煉瓦に取り替えられていますが、古い色合いになるよう工夫が施されています。
小樽市 : 旧篠田倉庫

ということで、以前も店舗として利用されていたようですが、ごめんなさい、記憶がないんですよね。

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ちなみに、横の倉庫は小樽ビール・小樽倉庫No.1ですね。

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※参考記事(関連ブログ):「ラオックス小樽運河店」が運河近くの倉庫内に新規出店 | ローカルブロガーのメモ帳


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2015年8月15日 (土)

小樽市指定歴史的建造物の「旧作左部商店蔵」は小樽で残っているのが珍しい土蔵造りの蔵

住吉町の高台から臨港線の信香町方面へと下る「山ノ上の坂」という坂道があります。

この坂道を下って臨港線沿いを少し進んだ交差点を山側に曲がると、すぐ右手にいかにも“蔵”といった外観の建物が建っています。

旧作左部商店蔵

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この蔵は、小樽市指定歴史的建造物に指定されている蔵なんですよね。

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土蔵造2階建で、建築年は明治初期ということです。

こちらが、小樽市指定歴史的建造物の案内板ですが、

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小樽市HP内に建物概要が記載されてますので、そちらから引用されてもらうと、

1世紀以上にわたり厳しい風雪に耐えてきた建物です。
蔵は、母屋に付属し、物を格納するため、耐火構造にすることが必要でした。
小樽の蔵は、はじめ土蔵造りが多く、明治後期から次第に外壁に石を張り付ける木骨石造に変わりました。
本建築は、屋根や壁など土蔵造りの特徴を伝える代表的なもので、妻壁(三角形になった壁面)の植物をあしらう模様は、外壁のアクセントになっています。
平成15年に外観が修復されています。
小樽市 : 旧作左部商店蔵

ということで、小樽の蔵の多くは、外壁に石を張り付ける木骨石造ですが、この蔵はそれ以前に多くみられたという土蔵造りで、小樽では残っているのが珍しいんですね。

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これがアクセントになっている模様ですね。
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外壁と屋根は土で塗り、その外側を保護するために壁に板を張っている構造だそうです(書籍「小樽の建築探訪」(小樽再生フォーラム編/北海道新聞社)より)。

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平成15年に外観が修復されているということで、とても綺麗ですが、書籍「小樽の建築探訪」には、この旧作左部商店蔵の修復前の写真が掲載されていて、以前の姿はかなり古いのですが、それはそれで趣があります。

修復前の写真もどこかで閲覧できるようになっていればいいのですがね。元の状態も知りたいですからね。

ちなみに、この蔵の前の通りは、奥沢十字街から続く通りです。

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一見、なんでこんなところにポツンと歴史ある建物が建っているんだろう、という感じもしますが、すぐ近くの臨港線沿いには「オタルナイ役所跡」と書かれた案内板が立っていて、それからも分かる通り、実は明治の初期頃の小樽の中心は、この一帯だったんですよね。


【関連記事】
※過去の旧作左部商店蔵の記事がこちらです。
旧作左部商店蔵

※「オタルナイ役所跡」の案内板については、次の記事内に記載があります。
臨港線と住吉町の高台を結ぶ「山ノ上の坂」〜ここはかつて山ノ上町でした

※記事中の書籍「小樽の建築探訪」についての記事はこちら。
小樽の古い建物について参考にしている書籍です「小樽の建築探訪」
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2014年11月22日 (土)

隣り合う小樽市指定歴史的建造物の「旧荒田商会」と「旧高橋倉庫」

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運河近くの臨港線沿いには歴史的建造物がたくさん建っているのですが、今回はこちらの2つの並んだ建物についてです。

こちらが「旧荒田商会」と、
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奥の倉庫が「旧高橋倉庫」です。
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どちらも小樽市指定歴史的建造物で、場所は臨港線沿いの浅草橋側からすぐのところです。

旧荒田商会が通り沿いにあり、その背後に旧高橋倉庫が建ってます。

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旧荒田商会

手前のちょっとモダンな建物が、昭和10年 (1935年 )建築の木造2階建の「旧荒田商会」。

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小樽市のHP内から、建物の概要について引用させていただくと、

この建物は、荒田商会の本店事務所として建築されました。
現在は店舗に再利用されていますが、内壁の漆喰や、照明器具、窓枠は創建時の形態を伝えています。
石造倉庫が軒を連ねていた小樽運河沿いに建ち、背面の旧高橋倉庫や左隣りの旧通信電設浜ビルなどと中庭でむすび、歴史的景観のまとまりを創っています。
小樽市 : 旧荒田商会

旧高橋倉庫

旧荒田商会の背後の倉庫が、大正12年(1923年)建築の木骨石造2階建の「旧高橋倉庫」。

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こちらも小樽市のHP内から、建物の概要について引用させていただくと、

この建物は、大豆を収める倉庫として建てられました。
平成元年に改修され、店舗として再生しています。
前面は運河に面し、背面は出抜小路に接して建ち、周辺の歴史的景観を形成している建物のひとつです。
小屋組は梁を二重に架け2本の束を陸梁の中央付近で左右対称に立てるクイーンポストトラス(対束小屋組)と呼ばれる洋風の構造です。
小樽市 : 旧高橋倉庫

この歴史的建造物は現在未使用

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ここの建物の使用状況の変遷まではちょっと分からないのですが、ここは最近まで、石原プロによるエンターテインメント施設「おもしろ撮影館」として活用されていたんですよね。

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ただ、2012年(平成24年)4月にオープンしたその「おもしろ撮影館」は、今年(平成26年)の9月30日をもって閉館してしまいました。
石原プロによるエンターテインメント施設「おもしろ撮影館」が閉館してました

なので、この記事を書いている2014年11月22日現在、これらの建物は未使用なんです。

過去には、倉庫を観光用に再利用した先駆けとして、グラスショップとして利用されていたり、その後、オルゴール海鳴楼が使用したりもしていたそうですが、なかなか根付かないんですね。
(参考:小樽ジャーナル

実は、前の施設「おもしろ撮影館」も含めて、2つの建物内には入ったことがないんですよね。
これまでの店舗の営業中に、中を見ておくんでした。

早くに、どこか活用先が見つかるといいですね。

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(隣も歴史的建造物の旧通信電設浜ビル )


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2014年9月14日 (日)

旧小樽倉庫(運河プラザ)は屋根瓦を全面ふき替え工事中

運河近くの観光案内所としてお馴染みの「運河プラザ」が、現在ブルーシートで覆われています。

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この運河プラザの建物は、小樽市指定歴史的建造物の「旧小樽倉庫」の建物なんですが、近年は老朽化で損傷が激しく、雨漏りなんかも起きていたとのことで、現在、29年ぶりとなる、屋根瓦の全面ふき替え工事中なんですよね。

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旧小樽倉庫は明治23年(1890年)〜27年(1894年)建築の、2つの中庭を持つ日の字型した建物で、ちなみに、瓦はなんと約6万枚あるそうですよ。

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ちょっと前の2014年8月30日付 北海道新聞夕刊1面に、瓦のふき替えのニュースが掲載されていたのですが(引用は47NEWSより)、

多くの歴史的建造物が残る小樽市内でも、屋根に八つのしゃちほこが載る特徴的なデザインが観光客らに人気の石造り倉庫「旧小樽倉庫」で、29年ぶりとなる屋根瓦の全面ふき替えが行われている。風雪で傷んだ約6万枚の瓦とその下の野地板を慎重に外し、新しい瓦をくぎで一つ一つ打ち込んでいく気の遠くなるような作業が連日繰り返されており、年内にはいぶし銀の色をした往時の姿がよみがえる。(8月30日夕刊掲載)
地域動画:寸分たがわぬ職人技光る 瓦6万枚ふき替え 旧小樽倉庫 - 47NEWS(よんななニュース)

ということです。
さらに記事によると、現在、大工、とび、瓦職人らが屋根の上で作業していて、そのうち瓦職人は3人だそうです。

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1日にふき替えられるのは数百枚程度ということで、一枚一枚を美しく並べていくのは、なかなか大変な作業ですね。

工事中、運河プラザは通常通りに営業していますが、中庭の利用は一部制限(または禁止)になっているようです。

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【関連記事】
ニュースより/旧小樽倉庫の屋根瓦を全面ふき替えるとのことですですが、上空から屋根を見てみたい!


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