重要文化財の旧日本郵船株式会社小樽支店に行ってきました〜保存修理工事が終了して4月25日から一般公開再開
国指定重要文化財の旧日本郵船株式会社小樽支店が大規模な保存修理工事が終了して2025年4月25日から一般公開再開になっています。
休館は2018年11月から(工事自体は2020年から)なので、6年半ぶりの再開ということになったのですが、今回の保存修理工事では、耐震性の向上に加えて、外壁や内装の補修工事を行っています。
旧日本郵船小樽支店は1904年(明治37年)着工、1906年(明治39年)10月に落成した、工部大学校造家学科(現東大工学部)第一期生の佐立七次郎の設計による、石造2階建ての小樽を代表する歴史的建造物です。1955年(昭和30年)に市に譲渡された後、1969年(昭和44年)に重文に指定されています。
1984年(昭和59年)〜1987年(昭和62年)にも保存修理工事が行われているのですが、以来30年以上が経過して、外観・内観ともに老朽化が進んでいたために、今回の耐震補強を含めた大規模な保存修理工事が実施されました。
一般公開していた旧日本郵船小樽支店は、この大規模な工事のために2018年(平成30年)11月から長期休館となり、実際の工事は2020年(令和2年)7月から行われ、途中コロナ禍もあり、壁紙や天井の改修方法の問題などもあって、工期の延長もあったんですが、ようやく工事も終わり公開再開となったんですよね。
建物の維持管理については市が指定管理者制度を導入して、日比谷花壇(東京)が運営を行っていて、新たにサイトもできています。
※旧日本郵船株式会社小樽支店旧日本郵船株式会社小樽支店
で、実は再開初日の4月25日に見学に行ってきたんですよね。ずいぶんと時間が経って投稿が遅れてしまいましたが、その様子を写真中心に掲載しますね(撮影OKとのことでした)。
※写真は2025年4月25日撮影です。
※とても長い記事になっているので、トップページでは《続きを読む》という形にしてます。
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