ニュースより/ミツウマと第一ゴム、小樽の老舗ゴム長靴メーカー2社が道外向けに高級長靴を販売する合弁会社を設立
少し前なのですが、ミツウマと第一ゴムという、小樽市民にはお馴染みの老舗ゴム長靴メーカー2社がタッグを組んで、道外向けに高級長靴を販売する合弁会社を東京に設立するというニュースがありました。
2023年1月18日付北海道新聞朝刊1面及び、19日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。
会社名は「NOR」(エヌオーアール)で、「北海道」の漢字を一字ずつ英語にして、ノース(北)、オーシャン(海)、ロード(道)の頭文字から付けたそうです。設立は2月1日ということなので、もうスタートしてますね。
小樽市内のライバル関係にあるとも言える両社ですが、ニュースによると“輸入品が圧倒的シェアを占める現状に危機感を持ってタッグを組み、小樽製高級長靴の全国区ブランドの確立を目指す”、ということなんですね。
靴の製造を第一ゴムに、販売を東北、関東に販売拠点を持つミツウマに委託するということで、主に天然ゴムを使い職人が手作りするため、保温性に優れ、丈夫で長持ちする特徴になるそうです。
ブランド名は、シマフクロウの英語「Fish Owl」(フィッシュアウル)で、ファッション性が高い、1足1万5千円台以上の長靴を想定しているとのことで、夏以降に本格販売を始める考えとのことです。
ミツウマは1919年(大正8年)創業の老舗で、3頭の馬が並ぶマークが印象的で、絶大な知名度がありますよね。ただ、ゴム長靴の生産は2009年に小樽での製造を停止しています(現在は95%が中国の工場、残りを福島の工場に委託製造しているとのこと)。
一方、第一ゴムは1935年(昭和10年)創業と、こちらも十分老舗で、なにより、現在も小樽の自社工場で生産していて、第一ゴムの製品への信頼は、その社名と共にとても大きなものがあります。
ただ、第一ゴムは本州には拠点がないとのことで、そこで、第一ゴムが製造して、ミツウマが首都圏販売するという、お互いの強みを活かした形になったんですね。
高級路線ということなので、やはりブランド「Fish Owl」(フィッシュアウル)を浸透させることができるかどうか、でしょうか。
小樽の老舗の2社には、頑張ってもらいたいです。
※株式会社ミツウマ
※長靴 レインブーツ | 第一ゴム株式会社
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