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2025年4月22日 (火)

ニュースより/臨港線沿いで建築中の「小樽グランベルホテル」のオープンは2025年7月18日

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臨港線沿いの於古発川(おこばちがわ)のすぐ横で建築中の通販大手ベルーナによるホテル「小樽グランベルホテル」のオープンが2025年7月18日に決まったというニュースがありました。

小樽グランベルホテルについては、建築計画発表のニュースがあって以来、工事の様子などをこのブログでも取り上げてきて、7月開業予定の発表はあったのですが、いよいよ正式にオープンの日程が決まったのですね。

ニュースは2025年4月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていて、ホテルは地上6階建てで客室は159室。1階はレストランで、6階はバーや石狩湾を一望できる展望露天風呂などが入るそうです。

ここの住所は堺町になります。ちなみに、ホテルの建つ臨港線沿いの場所は、以前「すしざんまい小樽店」(2022年12月4日閉店)のあった土地とその周辺が敷地になっています。

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建物はほぼできていて、以前のニュースによると、建設地は市の景観条例の対象地区「堺町本通地区」にあたり、外観にも外壁の素材などの制限を設けているとのことでしたが、こういった感じの外観になったのですね。

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ベルーナの関連会社で「グランベル」ブランドのホテルを運営する「フレンドステージ」が敷地を取得して2023年に着工し、間もなく5月に完成する予定とのことで、ホテルの運営はベルーナの子会社「グランベルホテル」が行います。

(臨港線沿いと反対側の建物の様子)
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ということで、建築中の小樽グランベルホテルのオープンが2025年7月18日に決まりました。

現在、小樽観光の宿泊客数が増えているという背景もあって、新しいホテルには需要も期待も大きいのではないでしょうかね。

地元民の私が宿泊することはないかもしれませんが、やっぱり新しいホテルのオープンは楽しみです。

小樽グランベルホテル【公式】小樽運河目の前 駅徒歩15分のホテル

小樽グランベルホテル【楽天トラベル】
小樽グランベルホテル(2025年7月18日オープン) - 宿泊予約は【じゃらんnet】

(横から天狗山がよく見えます)
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【関連記事】
あっ、建築工事中の「小樽グランベルホテル」の壁が見えた!!(2025年7月開業予定)
ニュースより/ベルーナによる臨港線沿いで建設中のホテル「小樽グランベルホテル」は2025年7月開業予定
臨港線沿いの於古発川のすぐ横の大規模な工事は「(仮称)小樽堺町ホテル」の建築工事
ニュースより/臨港線沿いに開業予定のベルーナの新しいホテルに美術館併設の計画
ニュースより/通販ベルーナの関連会社が「小樽グランベルホテル」建設予定〜予定地はすしざんまい小樽店跡地周辺

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2025年4月16日 (水)

ニュースより/花園銀座商店街の「喫茶コロンビア」(2023年8月閉店)の建物が解体

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市民をはじめ、多くの方に惜しまれながら2023年8月31日をもって閉店した、花園銀座商店街の小樽の老舗の喫茶店「喫茶コロンビア」ですが、建物が解体されるというニュースがありました。

北海道:「喫茶コロンビア」解体へ…小樽で75年、別れ惜しむ:地域ニュース : 読売新聞」に掲載されていました。

コロンビア閉店後、建物がどうなるか気になっていた方は多かったのではないでしょうか。どなたかが喫茶店を引き継いでくれないかと思った方も少なくなかったと思います。

しかし、残念ながら解体ということになってしまったのですね。

(こちらは4月3日撮影で、まだドアや窓は閉まってました)
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ニュースによると、家具の什器などの搬出作業は4月8日から始まっていて、すでに内装の解体も進んでいるようです。建物は3階建てで、1・2階が店舗でしたが、3階は居室だったんですね。

(こちらは4月12日撮影で、ドアが開けられ作業が始まってました)Otaru_20250412-1047311

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1948年(昭和23年)年創業という老舗のコロンビアは、広く市民に愛された喫茶店なので、思い出のある方も多いと思いますが、閉店時はもちろんでしたが、建物がなくなってしまうというのはなんとも寂しいですね。

解体工事は6月末までの予定とのことでで、跡地は時間貸し駐車場になるそうです。

また、一緒に隣のジュエリー&リサイクル・ブティック「スエナガ」の建物も解体されて、合わせて駐車場になるという情報もあります。さらにその隣はかつて玉光堂があった場所で、今はそこも駐車場(一部未使用の空き地)になっているので、一帯が駐車場になるということでしょうかね。

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(かつて玉光堂のあった場所、現在は駐車場)
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【関連記事】
なんと小樽の老舗の喫茶店「喫茶コロンビア」が8月31日をもって閉店

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2025年3月27日 (木)

ニュースより/中央バスの小樽駅前発着の新千歳空港連絡バスが2025年4月1日より運行

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中央バスが2025年4月1日より、小樽駅前発着新千歳空港連絡バスを運行します。

小樽市内中心部の主なホテルにも停留所が設けられるとのことで、より観光客の利便性を高めたバスとなっているようです。

※関連ニュース:2025年3月14日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(ニュースによると、かつても直通バスはあったんですね)

所要時間は小樽駅前から新千歳空港まで約90分で、小樽駅前の乗り場は、中央バス小樽ターミナル2番乗り場です。往路復路それぞれ1日2便あります。

・小樽駅前発は7:30発、9:00発の2便。
・新千歳空港ANA前発は15:25発、16:55発の2便。

片道運賃は大人2,300円、小人1,150円。

運賃支払方法は現金、クレジットカードタッチ決済、交通系ICカード、スマホ乗車券「バスモ」、片道券(券売機購入)となっています(往復券と回数券はありません)。
※予約は不要ですが、満席の場合は乗れないこともあるとのことなので注意ですね。

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小樽市内の途中停留所は「高速おたる号」の停留所に加えて、市内中心部の次のホテルと小樽運河ターミナルでも乗降できるとのことです。

小樽グリーンホテル
ホテルトリフィート小樽・OMO5 小樽
小樽運河ターミナル
オーセントホテル小樽

小樽市内の一般の停留所は、花園公園通(空港行き(小樽行きは市役所通)・住吉神社前・奥沢口・潮見台・新光・見晴となっています。

ということで、中央バスの小樽駅前発着の新千歳空港連絡バスが2025年4月1日より運行します。上手く使えば観光客はもちろん、市民も利用できるバス路線になりそうですね。

※参照:2025 年 4 月 1 日(火)から新千歳空港連絡バス 小樽(北海道中央バス株式会社)

※参考:中央バス…新千歳空港連絡バス 小樽発着便 2025年4月1日誕生‼ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※以上は2025年3月時点の情報です。

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2025年3月14日 (金)

ニュースより/小樽の魅力をPRする2025年度小樽コンシェルジュの2名が決定〜初の男性コンシェルジュも誕生

小樽の魅力をPRする、2025年度小樽コンシェルジュの2名が決定したというニュースがありました。

昨年12月から今年2月にかけて募集をして、今年は2人の男性を含む9人の方の応募あったそうで、2月27日に審査会が小樽市民会館で行われ、結果、小樽コンシェルジュ初となる男性1名と女性1名が選ばれました。

選ばれたのは、市内の会社員の兼平祐弥さん(23)と大学生の三浦夢愛さん(21)のお二人です。おめでとうございます!!

先日3月12日(水)には、市役所を訪れて小樽市長を表敬訪問したそうですよ。

1959年に始まった前身の「ミスおたる」は、応募者数の減少もあって、2022年度に「小樽コンシェルジュ」と名称を変更し、それまでの18歳以上の未婚女性という応募条件も、未婚・既婚を問わず応募できるようになりました。

さらに前回2024年度からは女性限定の応募条件も撤廃して、2024年度は結局女性2名だったのですが、今年度は初めて男性が選ばれたんですね。

3月27日(木)14:00からは、今年はウイングベイ小樽のネイチャーチャンバーで新旧交代式・認定式がで行われます。

そして、4月からは道内外のイベントや道内外の物産展などで、小樽の顔として活躍されます。7月のおたる潮まつりの時には潮コンシェルジュとして大活躍するんですよね。

今年度、初めて男性が選ばれたということで、活動の仕方というか、幅というかも変わってくるでしょうから、どのように活躍されるかも楽しみですね。

ということで、2025年度小樽コンシェルジュの2名が決定しました。頑張ってください。応援してます!!

※当ブログでは選ばれたお二人の写真はないので、こちらは小樽後志情報局【公式】道新小樽報道部のX(旧Twitter)からです。

※関連ニュース
2025年度の小樽コンシェルジュが決まりました。 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
2025小樽コンシェルジュ決定 市長表敬訪問(小樽ジャーナル)
・2025年1月18日、3月1日・13日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
※昨年の記事です。
ニュースより/小樽の魅力をPRする2024年度小樽コンシェルジュの2名が決定

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2025年1月29日 (水)

ニュースより/大型クルーズ船の2025年の寄港打診が33回に〜「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」特別賞に小樽港第3号ふ頭の再開発

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大型クルーズ船の2025年の寄港打診がすでに33回に

少し前に、今年(2025年)の小樽港への大型クルーズ船の寄港についてのニュースがありました。

2025年1月8日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されたそのニュースによると、今年(2025年)の小樽港への大型クルーズ船の寄港打診が、すでに昨年より1回多い33回に上っていて、これは2014年の41回に次ぐ多さとのことです。

中心街により近い第3号ふ頭が、2024年4月から14万トンクラスまでのより大型のクルーズ船の受け入れが可能となり、今年もこれまでのところ全てが第3号ふ頭に入港予定とのことで、市内への経済効果についても期待がもたれています。

(2024年4月21日寄港のダイヤモンド・プリンセス)
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で、ちょっと興味深いのが、例年は春先からクルーズ船の寄港が始まるのですが、今年の最初の寄港が真冬の2月6(木)の予定とのことなんですね。

小樽市のHP内の2025年の小樽港クルーズ船寄港予定を見ると、すでに2月6日(木)「コスタ・セレーナ」と3月29日(土)「ル・ジャック・カルティエ」の2隻の入港予定が掲載されています(4月以降の寄港予定については改めてお知らせがあるとのことです)。

昨年末の2024年12月26日には、冬のこの時期としては初めてのクルーズ船「コスタ・セレーナ」が寄港したのですが、冬の時期もクルーズ船が寄港するようになったんですね。

(2024年12月26日寄港のコスタ・セレーナ)
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今年もたくさんの大型クルーズ船がやっってくるようで、見学するのも楽しみです。

小樽港クルーズ寄港情報 | 小樽市

※小樽港に寄港したクルーズ船の様子を紹介した記事はカテゴリー「クルーズ船の風景」にまとめてます。

「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」特別賞に小樽港第3号ふ頭の再開発

クルーズ船関連の話題で、これも昨年12月とさらに前のニュースからなのですが、一般社団法人日本外航客船協会(JOPA)が選定する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」の特別賞に小樽市の「小樽港第3号ふ頭及び周辺地域の再開発が生んだ新たな人の流れ」が選定されたというニュースがありました。

「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2024」の選考結果について – 一般社団法人 日本外航客船協会(JOPA)

こちらもやはり、中心街により近い第3号ふ頭が14万トンクラスまでのより大型のクルーズ船が受け入れ可能となり、旅客船ターミナルや大型バス専用駐車場などの周辺設備が整備され、乗船客が徒歩で中心部などの観光を楽しめるようになった点などが評価されたそうです。

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クルーズ・オブ・ザ・イヤーについての引用です。

日本で販売されたクルーズ商品のうち、特にオリジナリティーにあふれ、かつ、我が国のクルーズマーケット拡大に貢献したもの等を表彰する制度。JOPA 主催で平成20 年度より毎年行われ、グランプリ、優秀賞、特別賞を選定(国土交通省は後援)。
報道発表資料:クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024 国土交通大臣賞決定
~日本発着クルーズの更なる振興を目指して~ - 国土交通省

※関連ニュース:2024年12月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024「特別賞」受賞について | 小樽市

【関連記事】
ニュースより/小樽港が「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」を受賞
小樽港第3号ふ頭周辺の再開発で34号上屋が解体〜ここには新しい観光船ターミナルができる予定
小樽国際インフォメーションセンターが小樽港第3号ふ頭基部(旧おたるマリン広場)に2024年3月25日オープン
ニュースより/小樽港第3号ふ頭及び周辺再開発関連〜小樽港クルーズターミナル/新観光船ターミナル/小樽国際インフォメーションセンター

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2025年1月26日 (日)

ニュースより/小樽港が「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」を受賞

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小樽港が公益社団法人日本港湾協会の「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」を受賞したというニュースがありました。2025年1月22日に発表がありました。

「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」とは
日本港湾協会の情報誌「港湾」の読者の方々からの投票をもとに、港湾の利活用やみなとまちづくりなどの各種の港湾活動や、港に関する話題作りにその年で最も優れ、我が国の港湾・臨海部の活性化に寄与し、「みなとの元気」を高めた港湾を日本港湾協会が「ポート・オブ・ザ・イヤー」として選定し表彰されるものです。

同表彰は、2003年から開始され、道内では2018年の紋別港に次ぐ2港目の受賞となります。
「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」の受賞について | 小樽市

※参照ニュース
小樽港が公益社団法人日本港湾協会の「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」を受賞いたしました | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」 ・2025年1月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

選定理由については、小樽港のこれまでの北海道日本海側の物流・交流拠点港としての役割のほか、近年の第3号ふ頭の再開発による大型クルーズ船対応岸壁や港湾緑地の整備、官民連携して「みなとオアシス小樽」など新たな観光の拠点形成に取り組み、来訪者や市民の賑わい・交流による「港の元気」を大きく向上させたことが高く評価されたとのことです。

2025年1月22日(水)には東京都内で表彰式が開催され、迫小樽市長が受賞プレゼンと受賞者挨拶を行ったそうです。

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第3号ふ頭では2023年春に旅客船ターミナル(小樽港クルーズターミナル)ができ、大型バス専用駐車場が整備され、かねてから行われていた岸壁の改修工事によって、2024年4月からは14万トンクラスまでのより大型のクルーズ船の受け入れが可能となりました。

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2024年3月25日には小樽国際インフォメーションセンターが旧おたるマリン広場にオープンして、小樽市は新しい観光拠点として、第3号ふ頭及び周辺区域において再開発事業を進めているんですよね。

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選定理由の“北海道日本海側の物流・交流拠点港としての役割”については、新日本海フェリーの小樽〜新潟が2024年で航路就航50周年を迎えたんですよね。

ということで、小樽港の「ポート・オブ・ザ・イヤー2024」の受賞のニュースについてでしたが、本当にここ最近で第3号ふ頭周辺の整備が進んできました。

現在の小樽観光の中心は堺町通りと小樽運河ですので、そこから人の流れを第3号ふ頭までいかにもってくるかという課題もまだありそうですが、ここ第3号ふ頭周辺中心が新たな観光拠点としてより賑わいを見せてくれるようになるといいですね。

みなとオアシス小樽について | 小樽市
公益社団法人 日本港湾協会 メインページ

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小樽国際インフォメーションセンターが小樽港第3号ふ頭基部(旧おたるマリン広場)に2024年3月25日オープン
ニュースより/小樽港第3号ふ頭及び周辺再開発関連〜小樽港クルーズターミナル/新観光船ターミナル/小樽国際インフォメーションセンター

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2025年1月16日 (木)

ニュースより/小樽市の2024年度(令和6年度)上期の観光客数は396万3,100人で対前年度比108.6%〜コロナ禍前に回復し宿泊客も増加

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小樽市から2024年度(令和6年度)上期(4~9月)観光客数が、396万3,100人となり、対前年度比31万3,700人増の108.6%となったという発表がありました。

※小樽市からの発表は1月7日で、小樽市HP内の「令和6年度【上期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市」に詳細が掲載されています。
※参照ニュース:2025年1月8日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

小樽市の発表とニュースを参照して、その内容について少し書き留めておきたいと思います。

小樽市の2024年度(令和6年度)【上期】観光客数概要

小樽市の観光客数については、前年の2023年度にほぼコロナ禍前の水準に回復していて、それに続いての2024年度ということですが、まず、国内の日本人旅行は物価の上昇やコロナ禍後に高まった旅行意欲の落ち着きもあって、前年同期の水準は上回るものの、コロナ前の水準には達していない状況のようです。

いっぽう、訪日外国人旅行は円安傾向や国際線運行便数の増加を背景に、韓国、台湾、香港、シンガポールなど多くの国で前年同期、さらにコロナ前の水準を上回る状況と好調とのことです。

これに関しては、大型クルーズ船が第3号ふ頭に接岸可能となって寄港が増え、国際インフォメーションセンターの開設など第3号ふ頭及び周辺の再開発が進んだことも増加の一因とのことなんですね。

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具体的な内容を見ていくと、道外・道内客数では、道外客数は対前年度比106.3%の173万5,600人なものの、コロナ禍前の対令和元年度(2019年)比では94.6%。道内客数は対前年度比110.5%の222万7,500人で、対令和元年度比でも104.4%と増加はしています。

日帰り客数と宿泊客数では、日帰り客数は対前年度比109.9%の347万2,800人で、対令和元年度比でも99.0%とほぼ同水準となっています。

宿泊客数は対前年度比100.2%の49万300人で、上期の統計データが確認できる平成元年度以降で最多の記録となっているんですね。対令和元年度比では105.9%の増加です。

小樽は修学旅行宿泊客数も多いのですが、対前年度比95.8%の6,996人と減少したものの、対令和元年度比では115.5%と増加してます。修学旅行宿泊学校数でみると93校で、前年度(87校)、令和元年度(88校)から増えてます。

外国人宿泊客数を見てみると、対前年度比116.7%の9万8,678人となって、外国人宿泊客数の統計を開始した平成9年度以降、最多の記録となってるんですね。対令和元年度比においても106.5%と増加していて、宿泊客数が多い国(上位7か国)は、台湾、韓国、香港、中国、シンガポール、タイ、アメリカとなっています。

それぞれの詳しい数値は小樽市のHPに掲載されていて、昨年度(令和5年度)とコロナ禍前の令和元年度と比較してくれているので、興味のある方は見てみてください。
令和6年度【上期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市

おわりに

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目に止まるのが統計以来最多を記録した宿泊客数の増加ですが、小樽観光においてずっと課題と言われていた通過型から滞在型への観光に少しずつ移行しているようで、この夏には小樽運河近くの臨港線沿いにベルーナによる「小樽グランベルホテル」が開業予定で、さらなる宿泊客増への余地があると期待されている状況です。

課題としては、宿泊する観光客の増加に伴う、食事を含めた夜の観光の充実があげられています。

それにしてもいつも思うのですが、これだけ多くの方が観光で小樽に来てくれるというのは本当いすごいことで、来てくれた皆さんには満足してもらえるような、そして、また来たいと思ってくれるような、そんな魅力ある街・小樽でありたいですね。

ということで、以上、小樽市の2024年度(令和6年度)上期の観光客数についてでした。

【関連記事】
ニュースより/小樽市の2023年度(令和5年度)の観光客数は761万2,100人でコロナ禍前の水準に回復
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2025年1月14日 (火)

ニュースより/小樽港の北防波堤の約20年かけた改修工事が2024年12月に完了〜本体のコンクリートブロックの耐久性には問題なし

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昨年末のニュースからなのですが、小樽港の北防波堤改修工事が2024年12月に完了したというニュースがありました。2024年12月29日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。

小樽港の北防波堤は1908年(明治41年)にできて、今もなお現役で小樽港を守り続けている防波堤ですが、完成後初の本格的な大規模改修工事だったんですね。

改修工事は北海道開発局小樽開発建設部が約20年かけて行ってきたそうで、その期間の長さもですが、一番の驚きが、基礎など一部で修繕が必要だったものの、なんと本体のコンクリートブロックの耐久性には全く問題なかったそうです。

これだけ長い年月が経ちながらも根本的な問題がないとは、当時の技術の高さをあらためてうかがい知ることになったようです。

ニュースによると、改修工事は建造時の構造を維持しながら、必要に応じて基礎を整形し直したり、波の影響を受けにくくするため被覆石をブロックで覆ったりする工事を行ったそうです。

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あらためて小樽港の手宮側から伸びているこの北防波堤についてですが、小樽港の防波堤工事の第1期工事として、この北防波堤を建設したのが、初代小樽築港事務所長で「港湾工学の父」とも呼ばれる廣井勇です。

明治30年(1897年)に着工して、11年の歳月をかけて1908年(明治41年)に完成した廣井勇による北防波堤は、日本人技師として初めての本格的外洋防波堤建設の成功となったんですよね。

建設には、コンクリートに火山灰を混入して強度を増す方式を考案したり、コンクリートブロックを斜め積みする「スローピング・ブロック・システム」という工法の採用など当時の最新技術が用いられていて、その歴史的価値から北海道遺産、土木遺産に選ばれていて、さらには日本遺産「炭鉄港」の構成文化財にもなっているんですよね。

ということで、完成して100年以上経ても問題なく機能している小樽港の北防波堤は、長期にわたる改修工事を終え、これからも小樽の港を守り続けていくのですね。

※参考
小樽港北防波堤 - 炭鉄港ポータルサイト
ストーリーの概要と構成文化財(炭鉄港(たんてつこう)) | 小樽市
小樽みなとと防波堤 | 各地の北海道遺産 | 次の世代に残したい北海道の宝物 北海道遺産
小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)

国土交通省北海道開発局 小樽開発建設部 -Otaru Development and Construction Department,Hokkaido Regional Development Bureau, MLIT-

【関連記事】
小樽港湾事務所内の「おたるみなと資料館」に行ってきました〜南北防波堤など、小樽港建設の歴史に関する資料が展示
完成してから100年を超える小樽港の防波堤を紹介するパンフレット「百年片思」が発行されています
運河公園に建つ2つの銅像は、小樽港の近代化に深く関わりのある廣井勇と伊藤長右衛門
手宮公園内に建つ北防波堤建設に従事した青木政徳の功績を讃える石碑
運河公園〜北運河エリアの噴水のある公園〜かつて日本郵船の荷物を積み降ろすための船入澗や倉庫群のあった跡地に造られた公園

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2025年1月12日 (日)

ニュースより/おたる水族館が博物館法に基づく「登録博物館」に(登録は2024年12月25日付)

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おたる水族館が道内の水族館としては初めて、博物館法に基づく「登録博物館」となったというニュースがありました。登録は2024年12月25日付です。

※参照ニュース
・2025年1月8日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
おたる水族館 2024年文化庁登録博物館に!(小樽ジャーナル)
北海道:おたる水族館、登録博物館に…ステータス向上へ、旭山動物園に続き認定:地域ニュース : 読売新聞

博物館法は博物館の定義や運営などを定めた法律ですが、2022年の博物館法改正で、地方自治体や財団・社団法人などに限定されていた設置者の条件の制限がなくなり、幅広い法人が登録できるようになったそうです。

そこで、おたる水族館の運営会社の小樽水族館公社が昨年8月に申請していたそうで、日本動物園水族館協会に加盟する道内9施設の中では、昨年2月に登録された旭川市の旭山動物園に続いて2例目の登録とのことです。

イルカやアザラシなどが、自然に近い形で行動できるよう、自分で餌を探す仕組みを取り入れるなど、アニマルウェルフェア(動物福祉)の推進に取り組んでいることが評価されたとのことなんですね。

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登録によって、博物館としての信用が得られるのはもちろん、希少動物の引き受けがしやすくなるなどのメリットもあるそうです。

おたる水族館は私も毎年訪れるのですが、その展示はとても楽しく興味深くて、勉強にもなるんですよね。

訪れる側としては、今後もこれまでと変わらず楽しませてもらいますが、水族館として取り組んできたことが評価されるのは嬉しいですね。

博物館法とは | 文化庁 博物館総合サイト

【関連記事】
おたる水族館でバンドウイルカの赤ちゃんと母親のメリーが時間限定で一般公開中なので見に行ってきました
おたる水族館ではバンドウイルカのメリーの赤ちゃんの愛称を決める投票が行われています(10月27日まで)【追記あり:愛称決定】

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2024年12月19日 (木)

ニュースより/小樽市医師会が2025年5月をめどにウイングベイ小樽に移転〜医師会館の建物は解体予定

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少し前ですが、小樽市医師会が来年(2025年)5月をめどに、事務局機能などを現在の富岡1丁目にある小樽市医師会館から、ウイングベイ小樽に移すことを決めたというニュースがありました。

2024年12月6日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていたのですが、移転は医師会館の老朽化のためだそうです。

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で、ニュースによると、現在の医師会館の敷地は市有地を借用しているものだそうで、移転後は建物を解体した上で、市に返還するとのことです。

ウイングベイ小樽の新たな移転先は、1番街4階ということで、先日12月2日には小樽市保健所などが4階フロアに移転して業務を開始していて、来年4月には小樽市総合福祉センターなども移転予定なので、そのあたりの連携をスムーズに行うため入居を決めたようです。

医師会館の建物は1972年完成の鉄筋コンクリート造一部鉄骨造7階建てで、近年は老朽化による水漏れや設備故障などが続いていたそうです。

ニュースの時点では建物の解体時期は未定とのことでしたが、この建物がなくなると、この辺りの様子も変わりますね。

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それにお隣のもとの保健所庁舎や隣接する現在も市総合福祉センターなどの入る建物も各部署が移転後はどうなるのか(現段階の報道では跡地利用は未定とのことでしたが)、その辺りも気になりますね。

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