ニュース

2023年5月27日 (土)

ニュースより/臨港線沿いに開業予定のベルーナの新しいホテルに美術館併設の計画

Otaru_20230524-152018

臨港線沿いの以前すしざんまい小樽店があった跡地周辺に、通販大手ベルーナが新しくホテルの開業を計画しているというニュースがあったのが、2023年1月のことでした。住所は堺町になります。

※関連記事:ニュースより/通販ベルーナの関連会社が「小樽グランベルホテル」建設予定〜予定地はすしざんまい小樽店跡地周辺

新しいホテルの工事は始まっているのですが、先日、そのホテル関連のニュースが新たにありました。

ニュースによると、新しいホテルの隣接地に美術館を併設する計画とのことです。

※参照ニュース:2023年5月17日付北海道新聞朝刊1面、経済欄/5月18日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

(臨港線沿いの工事中のホテル建設予定地)
Otaru_20230524-151952

ホテルは高級路線で地上6階建て163室の計画で、隣接する予定の美術館にはベルーナの社長の所有する欧州の作家によるファッション関係の絵画など約800点に加えて、映像が動く「デジタルアート」も展示する予定とのこと。

ホテルは2025年5月開業を、美術館はその約2年後のオープンを目指すそうです。

建設予定地は市の景観条例の対象地区「堺町本通地区」にあたり、建物の高さは25メートル以内、外観にも外壁の素材などの制限を設けているので、どのような建物になるのかも気になりますね。

Otaru_20230524-152344

Otaru_20230524-152054

新しいホテルに美術館が併設される予定ということで、すぐ近くにはインテリア製造小売り大手のニトリによる、歴史的建造物を活用した4館の施設からなる「小樽芸術村」などもあり、小樽の観光地が美術館というキーワードでも話題になりそうですね。

【関連記事】
ニュースより/通販ベルーナの関連会社が「小樽グランベルホテル」建設予定〜予定地はすしざんまい小樽店跡地周辺
⼩樽芸術村「⻄洋美術館」に行ってきました〜歴史的建造物の旧浪華倉庫を活用した⼩樽芸術村4館目の施設

| | コメント (1)

2023年5月24日 (水)

ニュースより/小樽港第3号ふ頭及び周辺再開発関連〜小樽港クルーズターミナル/新観光船ターミナル/小樽国際インフォメーションセンター

Otaru_20230503-143310

少し前なのですが、現在再開発を進めている小樽港第3号ふ頭とその周辺についてのニュースが続けてあったので、まとめて書き留めておこうと思います。

小樽市は現在、小樽港第3号ふ頭及び周辺区域において再開発事業を進めているんですが、その関連事業が着々と進んでいるようです。
※参照:第3号ふ頭及び周辺再開発について | 小樽市

旅客船ターミナル(小樽港クルーズターミナル)

まず、すでにブログに掲載済みのニュースとして、第3号ふ頭の左側に新しく旅客船ターミナル(小樽港クルーズターミナル)が2023年3月に完成して稼働を始めていますね。

Otaru_20230410-140805_20230524021101

※ブログ記事はこちら:ニュースより/小樽港第3号ふ頭に旅客船ターミナル(小樽港クルーズターミナル)ができて2023年4月から稼働してます

小樽市が貨物の一時保管などに使っていた既存の上屋を改修したとのことで、税関・出入国審査・検疫(CIQ)機能をもつ旅客船ターミナルとなり、乗船客の下船もスムーズに行われるようになったとのことです。

Otaru_20230410-140818

Otaru_20230410-141002_20230524021101

現在、小樽港第3号ふ頭では岸壁改修工事を国土交通省が進めていて、これが終わると14万トン級の大型客船が第3号ふ頭に入港できるようになるそうで(現在は大型客船は勝納ふ頭に停泊しています)、そうなるとこの小樽港クルーズターミナルのさらなる利用が見込まれるんですね。

Otaru_20230503-144820

Otaru_20230410-140026_20230524021101

※参照ニュース:2023年4月6日・4月11日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

新観光船ターミナル概要

第3号ふ頭に計画している新しい観光船ターミナルの概要が判明したというニュースがありました。
※参照ニュース:2023年4月26日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

ニュースによると、新ターミナルは2階建てで、1階に券売所や観光船利用客の待合室、そして観光船を運行する第三セクターの小樽観光振興公社の事務室などを配置し、2階に大型クルーズ船が寄港した際に乗客らとの交流イベントにも使える多目的ホール、港内に面した屋外に展望スペースなどを設けるそうです。

現在のターミナル(観光船乗り場)は1958年の建設で、やはり老朽化が指摘されているんですね。

Otaru_20230425-152524_20230524021101

Otaru_20230425-152629

場所については、隣接する市営上屋を、当初は再利用の予定でしたが老朽化が激しいため取り壊して、その跡地に新設することになり、現ターミナル跡地は緑化するとのことです。

新ターミナルでは、これまでの小樽観光振興公社が運行する海上観光船「あおばと」と屋形船「かいよう」の発着場となるほか、港や運河に点在する民間事業者の観光船発着場も集約する方向で調整しているということで、そうなると利用の際に分かりやすくなりますね。

小樽海上観光船 海から始まる小樽旅物語 | 小樽観光振興公社

※関連記事:観光船乗り場は映画のロケ地

小樽国際インフォメーションセンター新築工事地鎮祭

第3号ふ頭基部に整備される予定の、小樽観光振興公社が運営する観光・商業施設「小樽国際インフォメーションセンター」(仮称)の地鎮祭が2023年4月24日に建設予定地で行われた、というニュースがありました。

※参照ニュース
・2023年4月25日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
小樽国際インフォメーションセンター 新築工事地鎮祭(小樽ジャーナル)

建設予定地は、潮まつりや野外音楽イベントなどの会場にも使用されている「おたるマリン広場」で、2024年3月の開業を目指しているそうです。

Otaru_20230503-143322

計画によると、センターは鉄骨2階建てで、1階に売店や案内所、2階に展望テラスを設ける予定で、売店では地元の特産物、展望テラスでは夏にビアガーデンなども行う計画とのことです。

(こちらは2023年5月3日撮影。もう工事が始まってました)
Otaru_20230503-143319

車での来訪も意識して、建物横には大規模な駐車場を併設するそうです。

※関連記事:ニュースより/小樽港第3号ふ頭近くに新しい観光拠点「国際インフォメーションセンター」を整備〜2024年3月の完成を目指す

おわりに

ということで、小樽港第3号ふ頭とその周辺の再開発事業が進んでいます。

第3号ふ頭周辺が小樽の新しい観光拠点として整備され、周辺の景観もガラリと変わるでしょうが、どうなるか楽しみです。

| | コメント (0)

2023年4月 7日 (金)

ニュースより/小樽市の消費者動向調査によると、市民の7割近くが商店街や市場を利用しているとの回答

Otaru_20220401-151809_20230407143501

先日、ちょっと個人的に興味深い新聞記事がありましたので、このブログでも紹介しようと思います。それは2023年4月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていた、小樽市の消費者動向調査結果についてのニュースです。

記事によると、普段の買い物に「商店街等を利用している」と答えた小樽市民は、全体の7割近いことが分かったとのことです(“商店街等”には、商店街及び市場も含みます)。

全道調査では5割ほどにとどまっているそうなので、小樽では他地域よりも商店街や市場の存在が浸透している、という結果なんですね。

ニュースによると、日常生活で商店街などを利用しているかとの問いに対する回答の内訳は。
「たまに利用している」52.4%
「よく利用している」10.9%
「毎日のように利用している」3.1%
以上を合計して全体の66.4%となってます。
ちなみに「利用してない」は31.6%でした。

よく行く商店街や市場(複数回答)の上位は以下のようになってます。
小樽都通り商店街33.9%
サンポート24.3%
新南樽市場20.8%
南樽市場19.5%
小樽サンモール一番街商店街15.5%
やはり都通りが一番なんですね。あっ、サンポートは長崎屋(地下と1階の一部)ですね。

Otaru_20230206-145759

Otaru_20230119-154011

Otaru_20210829-105306r

Otaru_20190619-150100r_20230407143501

Otaru_20230315-143437

さらに記事には、商店街や市場が今後取り組んでほしいこと(複数回答)についても取り上げてます。
「地域のにぎわいや活力づくり」34.4%
「電子決済などの時代に合わせた取り組み」30.6%
「地域住民の憩いの場となる環境づくり」23.8%

他にも、もっとこうだったらいいのにと思うこと、要望(自由記述)では、「店の種類を増やす」「駐車場を増やす」「営業時間を伸ばす」といった声も多かったようです。

調査は昨年(2022年)8月に行われていて、744人の回答が得られてます(もうちょっと多くの回答があればよかったかもしれませんね)。

調査結果については、小樽市のHP内に詳しく掲載されていますので、興味のある方はどうぞ。
調査結果/アフターコロナを見据えた「消費者動向調査」(PDF)
アフターコロナを見据えた「消費者動向調査」 | 小樽市

道内他地域よりも商店街や市場がより利用されているというのは、小樽は市場も多いですし、ちょっと嬉しいというか安心したという面もありますが、それでも、市内の市場は近年は閉鎖が続いて数も減り、商店街もシャッターが閉まったままの店舗が目に止まりと、厳しい状況には変わらないですよね。

こういう調査結果が踏まえて、たくさんのお客さんが訪れる、より魅力あるさらに利用したくなるような商店街、市場になっていくといいですね。

| | コメント (2)

2023年3月27日 (月)

ニュースより/2023年の小樽港へのクルーズ船寄港は22隻予定(2023年3月現在)〜外国船籍の国内運航が再開

Otaru_20170825-151541r
(2017年のダイヤモンド・プリンセス)

小樽港へのクルーズ船の寄港が、今年(2023年)はのべ22隻予定というニュースがありました。

新型コロナウイルス感染症の影響によって、2020年、2021年と2年連続で寄港が全て中止の0(ゼロ)で、2022年は日本船籍に限って運行が再開され、6隻が寄港しました。

で、今年(2023年)からはついに外国船籍の国内運航が再開され、小樽港にも外国船籍16隻の寄港が予定されていて、日本船籍6隻と合わせて22隻が寄港予定となっている、ということなんですね(2023年3月現在)。

ニュースは2023年3月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていて、寄港予定の詳細は小樽市HP内の小樽港クルーズ寄港情報 | 小樽市で確認できます。

ニュースによると、年間22隻というのは、コロナ禍前とほぼ同水準ということで、経済効果への好影響も期待されています。

一般市民にとっても、小樽港に巨大で豪華なクルーズ船が停泊している光景というのは、非日常的でなかなか見応えがあって、楽しめるのではないでしょうかね。

今年は初寄港も6隻あって、その中でも話題になっているのが、5月27日(土)に勝納ふ頭に寄港予定の英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」で、寄港したらその姿を私も見てみたいですね。

ちなみに、クルーズ客船が停泊するのは、小樽港の第3号ふ頭(6万トン未満)か、勝納ふ頭(主に6万トン以上)になります(参照:クルーズ船の受入れふ頭について | 小樽市)。

第3号ふ頭の右側に停泊すると、小樽駅前からまっすぐ続く中央通りの先にその巨大な姿を見ることができるんですよね。

(2019年のバイキング・オリオン)
Otaru_img_3585r

ということで、クルーズ船の小樽港への寄港が、今年から外国船籍も再開されます。

まずは4月10日(月)に、ル・ソレアル(フランス)が第3号ふ頭に寄港予定です。

寄港予定は、天候、運行スケジュールなどの事情によって、急遽変更になることがあるので、見学したい時などは、直前に小樽市のHPで確認した方がいいですね。
小樽港クルーズ寄港情報 | 小樽市

※参考:2023年3月8日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(クイーン・エリザベス小樽港に初寄港)

※小樽によく寄港していて、昨年も寄港したクルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」は、今年(2023年)1月をもって運航終了しています(参考:古いニュースより/小樽にもよく寄港していたクルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」が2023年1月で運航終了:ローカルブロガーのメモ帳より)

【関連記事】
ニュースより/クルーズ船の小樽港への寄港が再開へ(2022年の投稿です)
※小樽港に寄港したクルーズ船の様子を紹介した記事はカテゴリー「 クルーズ船の風景」にまとめてます。

| | コメント (0)

2023年3月11日 (土)

ニュースより/今年も小樽沿岸でニシンの群来(くき)が確認されています〜3月8日には豊井浜で(見には行けていませんが…)

今年も小樽の沿岸ニシンの群来(くき)が確認されているとのことで、ニュースなどによると、3月8日(水)には祝津の豊井浜海岸で確認されたそうで、SNSでも報告があがってました。

今年はすでに2月上旬以降で忍路、塩谷でも確認されていて、さらに近隣では余市町や寿都町などでも確認されたそうです。

「群来」は産卵期を迎えた雌ニシンが大群で沿岸に押し寄せて産卵し、それに合わせて来た雄ニシンの精子によって、海面が乳白色に染まる現象のことです。

ただ、群来って前もっては分からず、残念ながら、私はまだ実際に見たことはないので、一度はこの目で見てみたいですね。

で、今回の豊井浜での群来の様子については、小樽市からSNSに報告がありました。こちらはその小樽市のツイートからです。

こちらは小樽後志情報局【公式】道新小樽報道部のツイートからです。

ということで、今年も小樽沿岸に群来がやってきてます。そして、新鮮な地物のニシンがお店に並んでいますね。

※関連ニュース
2023年3月10日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(豊井浜で群来)
2023年2月19日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(余市で群来)

【関連記事】
※昨年の記事です。
ニュースより/今年も小樽の沿岸にニシンの群来(くき)がきています(見には行けていませんが…)

| | コメント (9)

2023年3月10日 (金)

ニュースより/小樽の魅力をPRする2023年度小樽コンシェルジュの2名が決定

小樽の魅力をPRする、2023年度小樽コンシェルジュの2名が決定した、というニュースがありました。

先月2月24日まで募集があり、3月3日(金)に審査委員会が運河プラザ三番庫で行われて、14名の応募者の中から2名が選ばれ、3月8日(水)に発表があったとのことです。

2023年度の小樽コンシェルジュに選ばれたその2名は、富樫凛子(とがし りこ)さん(20)と西田まゆ(にしだ まゆ)さん(27)です。おめでとうございます!!

2023年3月9日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄によると、共に市内在住で、商大生の富樫さんは千歳出身で、進学を機に小樽に転居したとのことで、小樽出身のアルバイトの西田さんは、妹さんが2019年度のミスおたるだったそうですよ。

お二人については、観光協会のこちらの記事で詳しく紹介されています。
「2023年度.小樽コンシェルジュ」が決まりました!! | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※当ブログでは、お二人の写真はありませんので、小樽観光協会のFacebookページから。

ちなみに、この「小樽コンシェルジュ」という名称ですが、昨年度(2022年度)「ミスおたる」から「小樽コンシェルジュ」に名称が変わったんですよね。

昨年、多くの方に広く応募、活動してもらおうと、応募要件がミスおたるの時の18歳以上の未婚女性から、18歳以上の女性(未婚・既婚問わず)に代わり、併せて名称も変わりました。

近年は応募者が一桁と少ないことが続き、募集期間を延長することも珍しくない状況だったのですが、小樽コンシェルジュになり応募対象も拡大され、今回は14名の応募があったんですね。

小樽コンシェルジュの二人は、さっそく3月8日(水)に小樽市長を表敬訪問し、3月28日(火)には運河プラザ一番庫で認定式と新旧交代式が行われ、4月から正式に活動することになります。

お二人はこれから1年間、全国の物産展や小樽のイベントなど市内外にむけて、小樽の顔として、小樽のPRに活躍されるんですよね。頑張ってください。応援してます!!

※参照:「2023年度.小樽コンシェルジュ」が決まりました!! | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

※参考(小樽コンシェルジュ募集について)
2023「小樽コンシェルジュ」募集!!(応募期間~2/24) | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・2023年1月12日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
ニュースより/ミスおたるから小樽コンシェルジュへ名前も新たに、初代2022小樽コンシェルジュの2名が決定
「ミスおたる」の名称が「小樽コンシェルジュ」に変わって2022年度の募集中【追記:期間延長】

| | コメント (0)

2023年2月 5日 (日)

ニュースより/ミツウマと第一ゴム、小樽の老舗ゴム長靴メーカー2社が道外向けに高級長靴を販売する合弁会社を設立

Otaru_20230204-110527

少し前なのですが、ミツウマ第一ゴムという、小樽市民にはお馴染みの老舗ゴム長靴メーカー2社がタッグを組んで、道外向けに高級長靴を販売する合弁会社を東京に設立するというニュースがありました。

2023年1月18日付北海道新聞朝刊1面及び、19日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。

会社名は「NOR」(エヌオーアール)で、「北海道」の漢字を一字ずつ英語にして、ノース(北)、オーシャン(海)、ロード(道)の頭文字から付けたそうです。設立は2月1日ということなので、もうスタートしてますね。

小樽市内のライバル関係にあるとも言える両社ですが、ニュースによると“輸入品が圧倒的シェアを占める現状に危機感を持ってタッグを組み、小樽製高級長靴の全国区ブランドの確立を目指す”、ということなんですね。

靴の製造を第一ゴムに、販売を東北、関東に販売拠点を持つミツウマに委託するということで、主に天然ゴムを使い職人が手作りするため、保温性に優れ、丈夫で長持ちする特徴になるそうです。

ブランド名は、シマフクロウの英語「Fish Owl」(フィッシュアウル)で、ファッション性が高い、1足1万5千円台以上の長靴を想定しているとのことで、夏以降に本格販売を始める考えとのことです。

ミツウマは1919年(大正8年)創業の老舗で、3頭の馬が並ぶマークが印象的で、絶大な知名度がありますよね。ただ、ゴム長靴の生産は2009年に小樽での製造を停止しています(現在は95%が中国の工場、残りを福島の工場に委託製造しているとのこと)。

Otaru_20180923-150916

Otaru_20180923-150931

小樽公園通り商店街の象徴のような「ミツウマアーチ」
Otaru_20191126-145605r

一方、第一ゴムは1935年(昭和10年)創業と、こちらも十分老舗で、なにより、現在も小樽の自社工場で生産していて、第一ゴムの製品への信頼は、その社名と共にとても大きなものがあります。

Otaru_20230204-110208

Otaru_20230204-110117

ただ、第一ゴムは本州には拠点がないとのことで、そこで、第一ゴムが製造して、ミツウマが首都圏販売するという、お互いの強みを活かした形になったんですね。

高級路線ということなので、やはりブランド「Fish Owl」(フィッシュアウル)を浸透させることができるかどうか、でしょうか。

小樽の老舗の2社には、頑張ってもらいたいです。

株式会社ミツウマ
長靴 レインブーツ | 第一ゴム株式会社

【関連記事】
長靴でおなじみの小樽の老舗「ミツウマ」がガレージセールを開催したので行ってきました!!長靴はすでに完売してました
花園公園通りのミツウマアーチ改修工事が終了して復活しています
靴のよこやま(横山靴店)のお馴染みだった巨大長靴が運河プラザで復活
小樽雪あかりの路で今年もスタンプラリー「地上ノホシサガシ12」開催!!スタンプマットは第一ゴムから贈られたものです

| | コメント (3)

2023年2月 2日 (木)

ニュースより/花園高架下商店街が3月末で閉鎖、そして解体!?

Otaru_20230112-140829

JR小樽駅から南小樽駅へ向かうと、線路はすぐに高架になり、国道5号線から花園銀座商店街の上を通るまでの区間は、高架下が商店街になっていて、飲食店などが入っています。

ここは花園高架下商店街というのですが、なんと、この花園高架下商店街が2023年3月末で閉鎖されるそうです。

このニュースは、北海道新聞のデジタル版に掲載されていて、北海道新聞関連のツイートで目にした他、いち早く読者さんも連絡をくださいました(ありがとうございました)。

その北海道新聞デジタル版の記事がこちら。
<デジタル発>小樽の花園高架下商店街3月末閉鎖 道内最古、60年近い歴史の魅力とは…:北海道新聞デジタル
※とても内容の濃い特集記事なのですが、記事は会員限定で、途中までは会員でなくても読めるのですが、全文を読むためには会員登録が必要です。

花園高架下商店街は、1965年開業の道内最古の高架下飲食店街とのことですが、建物の老朽化も目立つそうで、そのため、管理会社が閉鎖を決めたとのことで、閉鎖後、建物は解体されるそうです。

実はですね、昨年秋に読者さんから、ここ花園高架下商店街の閉店や移転が続いていて、そういった噂もあるとの連絡をもらっていたんです。

で、私もそれ以来、何度か足を運んで写真を撮ったりもしていたのですが、やはり閉鎖なんですね。

実際に行ってみると、入口のシャッターが閉まって、その前に雪が積もったままの店舗が目に止まるんです。

(写真は1月12日撮影)
Otaru_20230112-140847

Otaru_20230112-140934

Otaru_20230112-140943

ニュースによると、どうやら現在、営業しているのを確認できるのは4軒だそうです。最盛期には40軒近くあったそうですよ。

例えば、ここ高架下にあった人気の居酒屋の山田屋は、昨年(2022年)11月に移転していますし、国道5号線を渡る手前の高架下にあった千早という理容院も昨年10月25日で閉店してます。

Otaru_20230112-140953

(“店舗解体、高架下工事に伴い”と書かれてます)
Otaru_20230112-141006

(国道の高架下。右下が閉店した理容院・千早)
Otaru_20230112-140536

Otaru_20230112-140508

それにしても、ここの高架下の商店街はカーブしていて、その風景からしてなんとも風情があるんですよね。

Otaru_20230112-140829

Otaru_20230112-141051

Otaru_20230112-141104

歴史ある高架下の飲食店街が閉鎖し、この風景もなくなってしまうのはなんとも寂しいですが、3月末の閉鎖まで、もう少し写真に収めて、記録と記憶に留めておこうと思っています。

【関連記事】
JRの国道5号線を渡ったところの高架下の建物が工事で途中まで解体されてた
国道5号線のJR高架下の長井生花店が2019年9月7日をもって閉店してました
雪の花園高架下商店街
花園銀座商店街のJR高架下は、最初から何もなかったように空きスペースになってます
花園銀座商店街のJR高架下の建物が解体されて更地になりました
花園銀座商店街のJR高架下の建物が解体されていました
嵐山通りと花園高架下商店街との分かれ道の、鋭角な角地に建っていたビルが解体

| | コメント (6)

2022年12月29日 (木)

ニュースより/歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店にオーストラリアワイン専門店オープン!!

Otaru_20221220-152324

小樽駅前から続く中央通りを運河方面に進んで、色内大通りとの交差点を右折してすぐのところに、小さいながらもとても趣のある建物が建っています。

この建物は、小樽市指定歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店なのですが、ここの1階にオーストラリアワイン専門店がオープンするというニュースがありました。

2022年12月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていたのですが、お店を開業するのは札幌在住のご夫婦で、奥さんがオーストラリア出身で、母国の美味しいワインを知ってもらえるお店にしたいとのことなんですね。

ニュースによると、ご夫婦は、オーストラリアの美味しいワインを提供するお店が少ないと感じ、自ら販売しようと昨年夏ごろから店舗探しを開始して、札幌ではいい物件が見つからない中、不動産賃貸サイトで見た旧第四十七銀行小樽支店を一目で気に入ったそうです。

Otaru_20221220-152225

店名は、英語で「無数」を意味する「ミリアド」で、ワインのほか、オーストラリアの食品も販売するそうです。

オープンは年明け2023年1月4日(水)で、12月25日にプレオープンとのことなので、もうプレオープンはしてるのかな!?営業時間は今のところ13:00〜19:00で、月・火定休日とのことです。

Otaru_20221220-152246

実は12月に入って、この歴史的建造物にオーストラリアワイン専門店のオープンを知らせるポスターが貼ってあったので、あれ?ここに新しいお店ができるのかな?と気になっていたのですが、そういうことだったのですね。

Otaru_20221202-161040

小樽市指定歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店については、このブログでも以前、紹介したことがあるのですが、少しここでも触れますね。
※以前の詳しい紹介記事はこちら:小樽市指定歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店(旧北海道紙商事)

旧第四十七銀行小樽支店は、昭和11年(1936年)建築の木造2階建。昭和初期の典型的な銀行建築で、小規模ながら、壁面のタイル張りと正面の4本の円柱がとても印象的です。

Otaru_20221220-152338

以下は、小樽市HP内掲載の建物概要からの引用です。

この建物は、色内大通りに面する銀行建築のひとつです。2階建の小規模な行舎ですが、建築当初は、内部を吹き抜けとし、周囲に回廊が設けられていました。正面に4本の大オーダー(円柱)を立て、壁面をタイル張りとする昭和初期の典型的な銀行スタイルで、創建時の姿をよく残しています。
小樽市指定歴史的建造物第25号【旧第四十七銀行小樽支店】 | 小樽市

以前は北海道紙商事という会社が入っていたんですよね。現在は、建物を所有する企業が2階に入っていて、1階が空き店舗だったところに、今回、ミリアドがオープンすることになったんですね。

Otaru_20221223-162930

Otaru_20221223-163000

Otaru_20221223-163009

ということで、小樽市指定歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店にオーストラリアワイン専門店「ミリアド」がオープンします。

歴史的建造物が活用されるということも嬉しいですし、中の様子も気になりますね。そして、オーストラリアワイン専門店というのも珍しくて気になりますので、そのうち行ってみようと思います。

ホーム - Myriad

【関連記事】
小樽市指定歴史的建造物の旧第四十七銀行小樽支店(旧北海道紙商事)
歴史的建造物の「旧第四十七銀行小樽支店」の建物に期間限定の店舗が入ってました

| | コメント (0)

2022年12月22日 (木)

ニュースより/小樽港第3号ふ頭近くに新しい観光拠点「国際インフォメーションセンター」を整備〜2024年3月の完成を目指す

少し前なんですが、小樽港第3号ふ頭周辺の再開発計画にあたって、新しい観光拠点として整備する「国際インフォメーションセンター」の計画概要発表のニュースがありました。

実は第3号ふ頭周辺の再開発計画については、以前から報じられていて、ブログに書いておかないとと思いつつ、書きそびれていたののですが、遅ればせながら今回、書き留めておこうと思います。

※こちらが少し前の今回のニュースです。
・2022年11月11日付北海道新聞朝刊経済欄、小樽・後志欄
小樽港第3号ふ頭に新施設 2024(令和6)年開業(小樽ジャーナル)

この小樽港第3号ふ頭近くに整備する、観光・商業施設「小樽国際インフォメーションセンター」は、小樽市の第三セクター、小樽観光振興公社の運営になります。

場所は、潮まつりや野外音楽イベントなどの会場にも使用されている「おたるマリン広場」で、2023年GW頃までには着工して、2024年3月の完成を目指しているとのことです。

Otaru_20221220-150927

計画によると、センターは売店や展望テラスなどを設けた鉄骨2階建てで、売店では地元の特産物を、展望テラスでは夏にビアガーデンなども行う計画で、さらに、車での来訪も意識して160台収容の駐車場を併設するとのことで、「小樽港の新たな観光拠点にしたい」という思うがあるそうです。

ちなみに、第3号ふ頭では現在、国土交通省が大型クルーズ船が接眼できるようにと改修工事を行っていて、これと合わせて観光客の利便性を高めたい考えなんですね。

(工事中の第3号ふ頭)
Otaru_20221220-150637

小樽観光振興公社といえば、小樽海上観光船「あおばと」や小樽港内遊覧屋形船「かいよう」を運行している会社で、経営状況はなかなか厳しいようで、現在は経営改善の取り組んでいるそうで、実際にこの計画も縮小しているとのことですが、この新施設は、公社の経営再建の期待が込められているんですね。

第3号ふ頭及び周辺再開発については、名称を「みなとオアシス小樽」として国土交通省の「みなとオアシス」の登録を目指しているそうです。
第3号ふ頭及び周辺再開発について | 小樽市
北海道のみなとオアシス |北海道開発局

ということで、第3号ふ頭周辺が、小樽の新しい観光拠点として整備されるとのとで、実際にどのような感じになるのか、楽しみにしています。

※過去の主な関連ニュース
・2021年9月23日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(小樽観光振興公社が小樽港第3ふ頭に観光施設)
・2021年1月19日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(小樽港第3号ふ頭周辺の施設配置計画案について)
2カ所に観光商業施設配置 小樽港の第3号埠頭再開発 | 北海道建設新聞社 – e-kensin

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

イベント 小樽のお祭り おたる潮まつり 小樽ゆき物語 小樽雪あかりの路 歴史的建造物 銀行 歴史的建造物 倉庫 歴史的建造物 店舗 歴史的建造物 教会・神社・寺 歴史的建造物 邸宅 歴史的建造物 事務所 歴史的建造物 その他 その他の気になる古い建物 その他の気になる建物 小樽のなくなった建物 小樽市都市景観賞関連 小樽市総合博物館 市立小樽文学館・美術館 小樽の公園 児童公園(街区公園) 小樽公園の白樺林 小樽の坂 小樽の通り 小樽の駅 小樽の地下歩道 小樽の石垣のある風景 小樽の階段のある風景 小樽の丘のつく地名 於古発川(妙見川) 勝納川 小樽の川・橋(その他) クルーズ船の風景 海・港・運河・海岸 踏切・線路のある風景 旧手宮線関連 天狗山 奥沢水源地(水すだれ) 歩道橋から 水天宮 住吉神社 小樽の市場 妙見市場 雑貨・食料品店 飲食店 グルメ 小樽あんかけ焼そば 小樽のお餅屋 小樽のパン屋 小樽洋菓子舗ルタオ 海の幸 家庭料理 小樽のスポット(その他) 学校関連情報 生活密着情報 閉店した店・閉館した施設 サンモール一番街新築移転工事関連 塩谷・桃内地区 忍路地区 蘭島地区 長橋地区 オタモイ・幸地区 祝津・高島地区 桜・船浜地区 朝里地区 張碓地区 銭函地区 小樽の古い町名の痕跡 小樽の桜 小樽の紅葉 小樽でスキー 小樽の猫 小樽ゆかりの人物 ちょっとした風景 冬のちょっとした風景 北海道限定商品 妙見小僧 アンケートのお願い(終了) スポーツ ニュース 北海道胆振東部地震小樽関連 新型コロナウイルス関連情報(小樽) 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 道内巡り(小樽以外) 音楽