ニュースより/小樽市の2024年度(令和6年度)の観光客数が806万8,800人で7年ぶりに800万人超え
先日、小樽市から2024年度(令和6年度)の観光客数についての発表がありました(5月28日発表)。
2024年度(令和6年度)に小樽市に訪れた観光客は806万8,800人となり(前年度比106.0%)、コロナ禍を経て7年ぶりに800万人を超えたとのことです。
※関連ニュース
・7年ぶり800万人超 令和6年小樽市観光入込客数(小樽ジャーナル)
・2025年5月29日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
ちなみに、観光客数が最多だったのは、1999年度(平成11年度)の972万9,600人で、この数値は少し突出してるようです。
※参照:小樽市観光入込客数 | 小樽市
では、小樽市の発表とニュースを参照して、その内容について少し書き留めておきたいと思います。
小樽市の2024年度(令和6年度)【全期】観光客数概要
2024年度(令和6年度)に小樽市に訪れた観光客は、対前年度比106.0%の806万8,800人で、800万人を超えたのは7年ぶりなんですね。
前年の2023年度(令和5年度)は761万2,100人で、コロナ禍の落ち込みから大幅な回復を見せ、ほぼコロナ禍前の水準に回復していたのですが、そこからさらに伸びを見せています。
特に、宿泊客数は2年連続で過去最多を更新し、外国人宿泊客数も統計開始以来の最高値を記録したそうで、宿泊滞在型観光が少しずつ根付いてきたようですね。
観光客数増加の要因としては、SNS映えスポットやロケ地などの人気の高まり、クルーズ船の寄港増加、第3号ふ頭周辺の再開発事業などが挙げられています。
具体的な数字をみていきますね。
道外客数は対前年度比112.4%の335万3,500人、道内客数は対前年度比101.9%の471万5,300人と堅調な回復が続いているとのことです。
2年連続で過去最多を更新したという宿泊客数については、対前年度比108.9%の98万3,200人で、日帰り客数についても同105.6%の708万5,600人となっています。
外国人宿泊客数は、対前年度比132.6%の28万2,688人とかなり増えていて、これが統計開始以来過去最多とのことで、韓国・台湾・中国など東アジア圏からの来訪が中心となっています。
宿泊客というと、修学旅行の学校数も増えて、それに伴う宿泊客数も増加しているそうです。
それぞれの詳しい数値は小樽市のHPに掲載されていて、前年(令和5年度)との比較に加えて、コロナ禍前の令和元年度との比較もしてくれているので、興味のある方は見てみてください。
※令和6年度【全期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市
おわりに
ということで、2024年度(令和6年度)の観光客数が7年ぶりに800万人を超えたということで、よかったですね。
宿泊客数も2年連続で過去最多を更新していて、長らく課題だった通過型から滞在型観光への移行も実現しつつあるようです。
小樽運河近くの臨港線沿いには、小樽グランベルホテルが7月に開業予定なので、さらに宿泊需要が増えても対応できるようになりますね。
観光の街・小樽ですから、こんなにもたくさんに観光客が来てくださるのはとても嬉しいことですが、それに伴い昨今問題になっていて市も対策に追われているオーバーツーリズム(観光公害)についても、引き続き対応をお願いしたいところですね。
もちろん、来てくれた多くの観光客の皆さんには、満足してもらえるような、そして、また来たいと思ってくれるような、そんな魅力ある街・小樽でありたいですね。
以上、小樽市の2024年度(令和6年度)の観光客数についてでした。
【関連記事】
・ニュースより/小樽市の2024年度(令和6年度)上期の観光客数は396万3,100人で対前年度比108.6%〜コロナ禍前に回復し宿泊客も増加
・ニュースより/小樽市の2023年度(令和5年度)の観光客数は761万2,100人でコロナ禍前の水準に回復
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コメント
小梅太郎 様
観光客数の多さに驚いています。今年1月の帰省の際、駅前の中央バスターミナルでバス待ちをしている観光客がごった返している光景に驚きました。三角市場も朝夕関係なく混雑していていますね。
1月でこの混雑です。以前なら考えられません。
太郎さんは観光客数が一番増える季節はいつだと思いますか?
投稿: know the moon | 2025年6月 8日 (日) 07時07分
know the moonさん、こんにちは。
観光客がぐっと増えたのは、街を歩いていて実感できるくらいで、確かに、駅前のバスターミナルなどは、観光客で溢れていることが多いですね。
三角市場はすごいですね。
時期的にはいつでしょうかね。やっぱり夏なのかな。
冬は寒いから観光客は少なくなるといわれてきましたが、旧正月や雪あかりの路に合わせて、結構多くの観光客が来られますね。
イベントに合わせてということになると、やっぱり潮まつりの時はすごいことになりますよね。
そういう季節ごと(例えば月別)の統計もあるといいですね。
投稿: 小梅太郎 | 2025年6月 8日 (日) 11時54分
小梅太郎 様
こんにちは。
イベントに合わせてとなると、仰るとおり夏に観光客数が伸びるのですね。
街歩きをしていて観光客数を見かけるようになったとのことですが、典型的な観光地以外ならどのあたりで見かけますか?
都通り、サンモール一番街、花園銀座街では見かけますか?
私は5号線沿いで観光客を結構見かけました。
投稿: | 2025年6月 9日 (月) 10時04分
こんばんは(know the moonさんですよね)。
観光客は、やっぱりガイドに載っているようなスポット中心となり、都通り、サンモール一番街、花園銀座街などは、それほどでもないですが、それでも以前よりはよく見かけます。都通りなども駅を利用する方が少し流れてきているようですし。
目的地に歩かれている観光客の方々も、観光客数の増加に伴い、相対的に増えていますよね。なので、結構、街中のあちこちで観光お客の姿を目にします。
確かに、国号5号線沿いも見かけますね。
以前からそれなりにいましたが、南樽駅とかも観光客が結構多いですね。
堺町通りとの直接往来する人の流れができてますね。
投稿: 小梅太郎 | 2025年6月 9日 (月) 23時59分
小梅太郎 様
おはようございます。
名無しは私でした。入力し忘れしたようです。気づいて下さりありがとうございます。
南小樽駅も観光客が多いのですね。今度物色に行ってきます。
観光関連施設が多くなったのが理由なのか、早朝の小樽行きの電車がとても混雑しており、立っている乗客もいます。観光客もいるでしょうが、メインは通勤の人たちと思っています。通勤するならぜひ、小樽へ引っ越しまたは移住していただきたいですね^^
投稿: know the moon | 2025年6月10日 (火) 06時37分
know the moonさん、こんばんは。
名前の件は、コメント内容の流れで分かりましたので、大丈夫です!!
南樽駅前の坂を往来する観光客がずいぶんと増えた印象です。
私は電車に乗る機会があまりないので、電車内の混雑具合はよく分からないのですが、朝から混雑していましたか!!
あっ、朝なら通勤の方も多いでしょうね。
確かに、小樽へ通勤される方は、小樽に移住してくださると嬉しいですね。
投稿: 小梅太郎 | 2025年6月11日 (水) 02時23分