小樽市総合博物館本館で回廊展「昭和の写真から今を見つける」が開催中(3月30日まで)〜同時開催「地図でつながる街の記憶」
小樽市総合博物館本館で回廊展「昭和の写真から今を見つける」が、2025年1月18日(土)〜3月30日(日)の期間で開催中です。
開催時間は9:30~17:00までで、場所は回廊展ということで、本館2階回廊で写真の展示が行われてます。
小樽市総合博物館所蔵の兵庫コレクションとも呼ばれる、札幌出身の写真家・兵庫勝人(かつんど)さん(1942~2004年)が昭和50年代に撮影した小樽の多くの写真があるのですが、その中からJR小樽駅から歩ける範囲で写真を選び、現在の同一構図の写真と並べて展示紹介しているんですね。
現在、それら貴重な兵庫コレクションの数々をデータベース化して活用するため、小樽市総合博物館では立命館大や北海学園大、佛教大の研究者とともに共同研究を始めているとのことで、その研究の一環として、2024年夏に立命館大と北海学園大の学生が現地調査を行って、場所を特定して、同じ構図で写真を撮ったそうなんですね。
今回の展示では、場所を運河周辺・稲穂周辺・花園周辺の3地区に分けて展示しています。
並んで展示されている昭和と現在の写真を実際に見ると、これがかなり興味を引かれます。
今も昭和の頃の面影が残っている場所や、全く風景が変わってしまっている場所など、並んだ写真に見入ってしまいました。
いや〜、それにしても兵庫コレクションの写真の数々は小樽の記録・記憶として貴重ですね。データベース化したら一般市民も利用できるのかな。
また、この回廊展「昭和の写真から今を見つける」と同時開催として、同じく回廊展「地図でつながる街の記憶―私たちの想い出の小樽」が同じ日程1月18日(土)〜3月30日(日)で、同じ場所で開催してます。
こちらは小樽市総合博物館のイベントで募集した小樽の想い出の写真や、夏に開催した「幽鬼の街」展のアンケート結果を「思い出の地図化」「アンケートの地図化」「気づきの地図化」の3つのテーマで、地図(位置情報)を通じて紹介しています。
面白かったのは、立命館大学の学生が、昨年(2024年)夏の小樽滞在中に「小樽の魅力」と「ガッカリ小樽」を探すという課題に取り組み、それを地図化した展示で、特に「ガッカリ小樽」の道外の学生から見た小樽のガッカリポイントが興味深かったです。
ということで、小樽市総合博物館本館で回廊展が2つ開催されています。日程は3月30日(日)までですので、気になる方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
【本館の入館料・休館日について】
※見学には入館料が必要です(本館は現在、冬期料金です)。
一般300円、高校生・市在住の70歳以上の方150円、中学生以下無料。
※その他、運河館との共通入館料や団体割引などの詳細は、小樽市HP内の「開館時間・休館日・入館料 | 小樽市」で確認してください。
※本館の休館日:火曜日(祝日の場合は翌平日)
※Facebookページ:小樽市総合博物館
※関連ニュース
・“昭和の写真から今を見つける” 小樽市総合博物館(小樽ジャーナル)
・北海道:小樽の昭和と今 写真で比較 市総合博物館データベース化へ 18日から:地域ニュース : 読売新聞
・2025年1月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・2024年8月23日・9月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄(兵庫コレクションをデジタルベース化)
スポンサーリンク
| 固定リンク
« 【雑記】いつの間に閉店!?閉店情報のブログ掲載について〜例えばcafe 色内食堂・景星餅菓商・カフェ&バーCANAL運河 | トップページ | 小樽市総合博物館運河館でトピック展「没後120年 今村三峯展」が開催中(3月31日まで) »
「 小樽市総合博物館」カテゴリの記事
- 小樽市総合博物館運河館トピック展「ウミネコとカモメ」が開催中!!これで見分け方が分かる!!(2019年3月28日まで)(2019.03.05)
- 小樽市総合博物館本館企画展「文化遺産といきるまち〜小樽市歴史文化基本構想の8つの視点」が開催中(2019年3月31日まで)(2019.03.01)
- 小樽市総合博物館本館で企画展「松前神楽―小樽での伝承と今」が12月2日(日)まで開催中〜11月3日の松前神楽の公演を観てきました(2018.11.07)
- 小樽市総合博物館運河館でトピック展「松浦武四郎が見た忍路の火山地質」開催中〜ギャラリートーク「すごい!忍路の火山地質」も聞いてきました(2018.09.04)
- 蒸気機関車アイアンホース号は故障で大阪で修理中〜クラウドファンディング制度を利用して修理費の寄付を募っています(2018.06.06)
コメント