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2025年1月16日 (木)

ニュースより/小樽市の2024年度(令和6年度)上期の観光客数は396万3,100人で対前年度比108.6%〜コロナ禍前に回復し宿泊客も増加

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小樽市から2024年度(令和6年度)上期(4~9月)観光客数が、396万3,100人となり、対前年度比31万3,700人増の108.6%となったという発表がありました。

※小樽市からの発表は1月7日で、小樽市HP内の「令和6年度【上期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市」に詳細が掲載されています。
※参照ニュース:2025年1月8日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

小樽市の発表とニュースを参照して、その内容について少し書き留めておきたいと思います。

小樽市の2024年度(令和6年度)【上期】観光客数概要

小樽市の観光客数については、前年の2023年度にほぼコロナ禍前の水準に回復していて、それに続いての2024年度ということですが、まず、国内の日本人旅行は物価の上昇やコロナ禍後に高まった旅行意欲の落ち着きもあって、前年同期の水準は上回るものの、コロナ前の水準には達していない状況のようです。

いっぽう、訪日外国人旅行は円安傾向や国際線運行便数の増加を背景に、韓国、台湾、香港、シンガポールなど多くの国で前年同期、さらにコロナ前の水準を上回る状況と好調とのことです。

これに関しては、大型クルーズ船が第3号ふ頭に接岸可能となって寄港が増え、国際インフォメーションセンターの開設など第3号ふ頭及び周辺の再開発が進んだことも増加の一因とのことなんですね。

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具体的な内容を見ていくと、道外・道内客数では、道外客数は対前年度比106.3%の173万5,600人なものの、コロナ禍前の対令和元年度(2019年)比では94.6%。道内客数は対前年度比110.5%の222万7,500人で、対令和元年度比でも104.4%と増加はしています。

日帰り客数と宿泊客数では、日帰り客数は対前年度比109.9%の347万2,800人で、対令和元年度比でも99.0%とほぼ同水準となっています。

宿泊客数は対前年度比100.2%の49万300人で、上期の統計データが確認できる平成元年度以降で最多の記録となっているんですね。対令和元年度比では105.9%の増加です。

小樽は修学旅行宿泊客数も多いのですが、対前年度比95.8%の6,996人と減少したものの、対令和元年度比では115.5%と増加してます。修学旅行宿泊学校数でみると93校で、前年度(87校)、令和元年度(88校)から増えてます。

外国人宿泊客数を見てみると、対前年度比116.7%の9万8,678人となって、外国人宿泊客数の統計を開始した平成9年度以降、最多の記録となってるんですね。対令和元年度比においても106.5%と増加していて、宿泊客数が多い国(上位7か国)は、台湾、韓国、香港、中国、シンガポール、タイ、アメリカとなっています。

それぞれの詳しい数値は小樽市のHPに掲載されていて、昨年度(令和5年度)とコロナ禍前の令和元年度と比較してくれているので、興味のある方は見てみてください。
令和6年度【上期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市

おわりに

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目に止まるのが統計以来最多を記録した宿泊客数の増加ですが、小樽観光においてずっと課題と言われていた通過型から滞在型への観光に少しずつ移行しているようで、この夏には小樽運河近くの臨港線沿いにベルーナによる「小樽グランベルホテル」が開業予定で、さらなる宿泊客増への余地があると期待されている状況です。

課題としては、宿泊する観光客の増加に伴う、食事を含めた夜の観光の充実があげられています。

それにしてもいつも思うのですが、これだけ多くの方が観光で小樽に来てくれるというのは本当いすごいことで、来てくれた皆さんには満足してもらえるような、そして、また来たいと思ってくれるような、そんな魅力ある街・小樽でありたいですね。

ということで、以上、小樽市の2024年度(令和6年度)上期の観光客数についてでした。

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