ニュースより/閉校や移転で活用策の決まってない4中学校跡地の利用方針決定〜【補足】旧石山中の円形校舎の状況について
近年、学校再編により学校の統廃合が続いた小樽ですが、閉校や移転後に活用策が決まってなくて、校舎の未使用状態が続いている学校跡があります。
昨年末のニュースからなのですが、そんな活用策が決まっていなかった市内4中学校跡地について、利用方針についてのニュースがありました。2024年12月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。
その4中学校跡地は忍路中、旧末広中、旧北山中、松ヶ枝中についてです。
4中学校跡地(忍路中、旧末広中、旧北山中、松ヶ枝中)の利用方針について
ニュースによると、まず忍路中は2022年に忍路中央小と併置校になって同小に移転しています。で、その旧忍路中跡地いついて、民間事業者から活用法や地域振興策のアイデアを募るサウンディング型市場調査を行うとのことです。
2017年に閉校した旧末広中跡地については、校舎と体育館を取り壊し、手宮公園競技場の駐車場として整備するそうで、グラウンドも駐車場とする方針とのことです。
実は、手宮公園競技場で大会などがあると、手宮公園の駐車場があっという間に満車になるので、これは助かるかもしれませんね。
(旧末広中)
同じく2017年に閉校した旧北山中跡地については、校舎を解体して売却する方針とのこと。
(旧北山中)
そして、2020年に旧最上小学校の校舎に移転した松ヶ枝中ですが、旧松ヶ枝中跡地については、市水道局の配水池の候補地とするそうです。
(松ヶ枝中の旧校舎)
その他、旧塩谷中と旧豊倉小の2カ所は引き続き利用策の検討を続けるということでした。
※忍路中学校の忍路中央小学校への移転(併置)について | 小樽市
補足/旧石山中の円形校舎について
その他、閉校した学校関連ニュースとしては、老朽化の進む旧石山中(2002年閉校)の珍しく貴重な眼鏡型円形校舎(1957年完成)についてのニュースがいくつかあったので、ここに書き留めておきます(すいません、写真はありません)。
まず、2024年5月に老朽化が進む旧石山中の校舎について、貴重な建物だけに解体か保存かの問題に関するニュースが北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されました。
ちなみに旧石山中は、閉校後は小樽市総合博物館の資料収蔵庫として使われていたものの、ひどい雨漏りなど老朽化が著しく、収蔵品の損壊や盗難の恐れもあったために、2024年内で移転することがすでに決定していて、実際に11月に旧北手宮小に移す作業が行われました。
また、2024年7月には、その旧石山中校舎に高等専門学校の開設が検討されているというニュースがあったんですよね。
学校開設を検討しているのは沖縄県南城市の学校法人雙星(そうせい)舎で、計画されているのは中卒者対象の5年制の「(仮)小樽教養高等専門学校」で、すぐに「旧小樽市立石山中学校を学校として再生させる会」が設立されて、8月までに署名が集められて9月に市に提出されています。
貴重な円形校舎の旧石山中については、こういった状況になってますが、市教委としては2025年度から、校舎に関する検討を本格化させるようで、学校開設が実現するのかどうなるのか、しばらくはその動向が気になるところです。
※参照ニュース:2024年5月15/7月11日・14日/11月27日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
【関連記事】
・ニュースより/北山中と末広中の統合中学校の校名は北陵(ほくりょう)
・天狗山の麓の松ヶ枝中学校は4月から旧最上小学校の校舎に移転
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