かもめヶ丘〜団地や公園名になっていてバス停名にも【小樽の丘のつく地名】
久しぶりに、街歩きをして気になった「○が丘」といった「丘」がつく地名についてのシリーズ【小樽の丘のつく地名】です。
今回の「丘」がつく地名は、団地名としてよく知られる「かもめヶ丘」です。
かもめヶ丘団地の住所は祝津になりますが、市中心部と結ぶバス路線「赤岩線」が「かもめヶ丘団地」行きということで、赤岩線の終点(始発)のバス停名にもなっているので、「かもめヶ丘」という名称はご一般に知られていると思います。
その他、かもめヶ丘の名称としては「かもめが丘公園」という公園があるのですが、こちらは現地の看板や小樽市HP内の記載が“かもめが丘”ということで、「ヶ」→「が」となっています。
かもめが丘公園の場所は、かもめヶ丘団地よりだいぶ手前で、高島の町の山側の端っこの赤岩と接する道路沿いにあって、こちらもバス停名にもなってますね。
で、この「かもめヶ丘」という名称についてですが、まずはそもそも、かもめヶ丘団地という名称は市による公式の名称ではないとのことなんですね。
ちなみに、この団地の市による名称は「市営住宅祝津住宅」となります(※市営住宅祝津住宅 | 小樽市)。
ただ、昭和55年度から計画されたここの団地計画が「かもめが丘タウン(祝津団地)」と呼ばれていたということなんですね(※参照:「小樽市史」第9巻第39章住宅 第二節公営住宅)。
ここからかもめヶ丘団地と呼ばれるようになったのかなと想像はできるのですが、残念ながら、実際の“かもめヶ丘”という愛称の由来や、その名称がついた経緯については、現段階では分かりませんでした(なんで、かもめが丘タウンと呼んだのかとか)。
なので現状としては、「かもめヶ丘」というのは団地(計画)の名称からのもので、地名というわけではないようですね。
ということで、今回の「丘」がつく地名(名称)は「かもめヶ丘」についてでしたが、やっぱり、どういう経緯で「かもめヶ丘」という名称がついたのかは、ちょっと気になりますね。
※市営住宅祝津住宅については、以前、小樽市建設部建築住宅課にて確認させていただきました。どうもありがとうございました。
※バス停「かもめヶ丘団地」の位置(団地は地図上のバス停左下)。
【関連記事】
・かもめヶ丘団地行きのバス路線「赤岩線」の終点(始発)バス停「かもめヶ丘団地」
・かもめヶ丘団地へと向かうバス通りの坂道の様子〜上り勾配11%、下り勾配8%の標識
・「かもめが丘公園」(児童公園No.24)〜高島小学校のグラウンド沿いの細長い公園
※「丘」についてはこんな記事を書いてます:【雑記】前から「丘」がつく地名が気になってるんです
※丘についての記事はカテゴリー「小樽の丘のつく地名」にまとめてます。
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