保存修理工事中の旧日本郵船(株)小樽支店のライトアップが再開されてます
現在、大規模な保存修理工事を行っている国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店ですが、2024年9月13日よりライトアップを再開しています。
今回の保存修理工事で2018年11月から長期休館となっている旧日本郵船(株)小樽支店ですが、実際の工事は2020年7月からで、そこからライトアップは休止していたようですが、今は工事の覆いも足場も取り払われたために、再開したとのことです。
ライトアップは通年実施され、開始時間は季節により変わるのですが、9月は18時からで、22時30分まで点灯されます。
私が見に行った時は18時ちょっと過ぎた頃に点灯しました。
国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店は、1904年(明治37年)着工、1906年(明治39年)10月に落成した、工部大学校造家学科(現東大工学部)第一期生の佐立七次郎の設計による、石造2階建ての小樽を代表する歴史的建造物です。1955年に市に譲渡された後、1969年に重文に指定されています。
今回の耐震補強を含めた大規模な保存修理工事を経て、来年(2025年)4月の一般公開の再開を目指しています。
小樽市内では、この他にも歴史的建造物のライトアップが行われいてます。例えば、旧三井銀行小樽支店(国指定重要文化財)や日本銀行旧小樽支店金融資料館(小樽市指定有形文化財)などです。
その重厚で威厳ある佇まいが幻想的に照らされてなかなか見応えあるので、夜に出かけた際に、ちょっと見にいってみるのもいいかもしれませんね。
※関連ニュース:2024年9月14日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
※ちなみに、現在9月13日(金)~9月22日(日)の期間で「北運河ナイトマーケット Yummy市 2024」が開催されていて、旧北海製罐小樽工場第3倉庫などがライトアップされています。
・「北運河ナイトマーケット Yummy市 2024」が小樽運河の中央橋から竜宮橋、旧北海製罐第3倉庫前広場で開催中(9月13日~22日)
【補足】
ちょっと気になるニュースがあって、小樽市は旧日本郵船(株)小樽支店を近年力を入れている北運河地区の観光拠点としてさらにアピールしていきたい考えということで、先日、同施設の管理運営を民間に任せる指定管理者制度を導入することが決定されました。
ただ、これに対して、地元経済界からは活性化について民間任せで、観光戦略を練ろうとしない市に対しての不満の声も漏れているそうです。
※参照ニュース:2024年9月15日付北海道新聞朝刊総合欄
【関連記事】
・ニュースより/保存修理工事中の旧日本郵船(株)小樽支店の維持管理に指定管理者制度を導入
・ニュースより/旧日本郵船(株)小樽支店の大規模保存修理工事の完了がさらに遅れて、一般への公開は早くても2025年5月頃に
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