小樽市指定歴史的建造物の「旧遠藤又兵衛邸」が今年(2024年)も一般公開中です(5月26日まで)
昨年(2023年)、4年ぶりに一般公開された富岡町にある小樽市指定歴史的建造物の「旧遠藤又兵衛邸」が、今年も一般公開されています。
今年の公開期間は2024年5月19日(日)〜5月26日(日)までです。見学は無料です。
公開時間は10:00~15:00までで、終了時間がやや早めなので注意ですね。
旧遠藤又兵衛邸の場所は、小樽警察署前の坂をもう少し上った右手で、道路沿いに続く長い塀と立派な門がすぐに目に止まります。
建物を所有する立正佼成会小樽教会が公開してくださっていて、2020年からコロナ禍で公開を中止にしていて、昨年(2023年)が4年ぶりの公開となったのですが、続いて今年も公開してしてくれました。
私も毎回見に行き、公開のお知らせを兼ねて、その様子をこうやって毎回投稿しているのですが、どうしても毎度同じような投稿になってしまうのはご勘弁願います。
では、今回もいつもと同じような投稿になりますが、まずは旧遠藤又兵衛邸についてです。
旧遠藤又兵衛邸について
旧遠藤又兵衛邸は、明治35年(1902年)建築の海産物卸商で富を築いた遠藤又兵衛の邸宅で、小樽市指定歴史的建造物に指定されているほか、平成7年には小樽市都市景観賞も受賞しています。
小樽市のHP内記載の建物概要から引用させていただきます。
この建物は、海産物卸商で富を築いた遠藤又兵衛の邸宅でした。
邸宅は、小樽港を望む高台にあり、木造瓦葺き下見板張りの武家屋敷を思わせる豪壮なつくりで、和風を基調としながらも玄関脇の応接間に大きな三面のベイウィンドウを付けた和洋折衷住宅です。
また、重厚な門・塀には鷹などの飾り瓦が付き、全体的に良く調和のとれた建物といえます。
小樽市指定歴史的建造物 第4号 旧遠藤又兵衛邸 | 小樽市
ということで、まずは本当に門が立派ですよね。
門をくぐって玄関右脇の三面の窓がついて張り出た、鮮やかな白の洋室(応接間)がやはり印象的です。
見学に訪れると玄関に受付があって、そこで日本語・英語・中国語併記のパンフレットがもらえるのですが、そこに遠藤又兵衛氏と邸宅について詳しく書かれているので、とても参考になります。
それによると、美しい庭園に囲まれたその豪邸は、「小樽御殿」の名で知られる邸宅だったそうで、遠藤又兵衛の財力を使って、木材は全て本州から取り寄せ、釘を使わず、3年の歳月をかけて作られた大豪邸だったとのことです。
ただし、現在残っているのはかつての建物のうちの正面部分のみで、建物内に入ってすぐに模型が展示されているので、それで建物のもとの様子を伺うことができるのですが、もともとは現在の建物の裏にさらに広間や蔵があったそうですよ。やはりすごい豪邸だったんですね。
旧遠藤又兵衛邸の建物内の様子
それでは、旧遠藤又兵衛邸の建物内部の写真を掲載していきますね(2024年5月19日撮影。撮影許可をいただきました)。
こちらは玄関入ってすぐの展示で、先ほどの建物の模型もここに展示されてます。
いつ見ても素敵な和室です。
この日は庭に向けての縁側の戸が開けられていて、なんだかとても気持ちよかったです。
雰囲気がガラッと変わる、こちらが外観が印象的だった洋室部分で応接間になります。
おわりに
ということで、旧遠藤又兵衛邸が一般公開されてます。
現在残っているのは、かつての建物の一部分とはいえ、こうやって実際に建物内を見学させてもらうと、当時の豪邸だった頃を伺うことができますね。
一般公開は5月26日(日)までで、公開時間は10:00~15:00となっていますので、気になっている方はお忘れなく。
【関連記事】
※昨年の記事です。
・小樽市指定歴史的建造物の「旧遠藤又兵衛邸」が4年ぶりに一般公開(5月28日まで)
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