ニュースより/祝津の小樽市鰊御殿は2024年度は休館
祝津の高台に建つ小樽市鰊御殿は、昨年(2023年)9月12日に発生した大雨により建物前の法面の一部で土砂崩れ起こり、それ以来、安全を確保するために臨時休館が続いていました。
小樽市や観光協会などからのお知らせによると、その後、営業再開に向けて崩壊した法面やその周辺の地質調査を行い、改修方法を検討したところ、施工期間が最も短い方法でも工事完了まで半年以上要する見込みとなったそうです。
そのため、令和6年度(2024年度)の営業再開を断念し、小樽市鰊御殿は引き続き休館することになったとのことです。
建物周辺の通路は、安全対策上、通行止めになっています。
旧田中家住宅とも呼ばれるこの小樽市鰊御殿は、高台に建つ祝津のシンボルのような建物で、北海道指定有形文化財でもあるんですよね。
1897年(明治30年)積丹の泊村に建てられ1958年(昭和33年)に現在地へ移築復元したもので、現在、建物を管理しているのは、おたる水族館の(株)小樽水族館公社です。
この小樽市鰊御殿には、祝津観光で立ち寄る方も多いと思うのですが、今年度は休館となりますので、要注意ですね。
※小樽市鰊(にしん)御殿(北海道有形文化財) 令和6年度の営業のお知らせ | 小樽市
※現状を伝える小樽観光協会のFacebookページより。
※関連ニュース
・2024年3月30日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・令和6年度小樽市鰊御殿の休館の知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
【関連記事】
・9月12日の小樽は朝から雷と大雨に見舞われ冠水・浸水被害などが発生(おとなしくしていたので写真はありません…)
・小樽・祝津の高台に建つ北海道有形文化財「小樽市鰊御殿」(旧田中家住宅)
・祝津のニシン漁場建築を巡ってきました〜小樽市鰊御殿・旧近江家番屋・旧白鳥家番屋・旧茨木家中出張番屋・恵美須神社
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コメント
小梅さん、どうもです。
実は「おたる水族館」を含む祝津エリア散策は約30年ご無沙汰状態でして、
「鰊(にしん)御殿」に関しては、ほぼ初めて状態です。
昨年5月中旬以降のコロナ過暖和からか、訪問客は国籍問わず発生しているようで、
昨年秋から今年のゲリラ積雪の天候悪化影響を含めて、
2024年閉鎖は正解ですね。
安全確保をしたうえで、
来年度(2025年)の再開を望みたいですね。
投稿: 菊池 勝 | 2024年4月 3日 (水) 18時40分
菊池 勝さん。どうもです。
確かに、ここ最近、インバウンドを含む観光客が本当に増えてきていますね。
ここ鰊御殿については、観光客の安全第一で、休館はやむを得ないですね。
機会があったら、祝津エリアにも出かけてみてください。
投稿: 小梅太郎 | 2024年4月 4日 (木) 02時38分