閉鎖した小樽中央卸市場の建物が覆われ解体作業が始まっているようです(※中央卸市場は中央市場とは別の市場です)
2024年3月末をもって閉鎖となった小樽中央卸市場ですが、早くも建物は覆われて、どうやら解体作業が始まっているようです(写真は2024年4月8日撮影)。
※注意:中央卸市場と中央市場は別の市場です…国道5号線から同じような建物が並んでいるので混同されがちなのですが、国道沿いの1棟目の建物が中央卸市場で(中央卸市場はその1棟のみ)、その先に続く3棟が中央市場です。中央市場は元気に営業しています。
※中央卸市場の閉鎖についてはこちらの記事をどうぞ。
・小樽中央卸市場が2024年3月末で閉鎖となりました
閉鎖後、作業開始がすぐでしたね。そして、解体作業って作業が始まるとあっという間なんですよね。
中央卸市場は、樺太などからの引き揚げ者が戦後間もない1947年に開設した歴史ある市場で、老朽化の進んでいた現在の建物は、1957年に完成した鉄筋コンクリート造りの4階建てでした。
で、気になるのが、この後ここに何ができるのか(または、できないのか)ですよね。
もし、ここに新しく建物ができる場合は、ぜひともこれまでの中央卸市場の建物より高い建物を建てないでもらいたいのです。
というのも、旧中央卸市場前から山側に続く坂道は、小樽でもよく知られる急坂の船見坂で、ご存知の通り船見坂の上からの風景は、坂道の先に小樽の港が続く、これぞ小樽といういい眺めなんですよね。
で、実はその坂の上からの風景において、ちょうど坂の下のところに、この旧中央卸市場の建物が位置しているんです。
旧中央卸市場の建物は、その眺めを遮らないちょうどいい高さだったのですが、もしそれより高い建物が建つと、そのこれぞ小樽という、皆に馴染みのある船見坂からの風景が遮られてしまうんです。
それは勘弁してもらいたいですね。
ということで、中央卸市場の建物が覆われ解体作業が始まっているようです。この後にここになにができるのか、しばらく気になる状況が続きますね。
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コメント
小梅様。中央卸売市場の建物、解体着手が早いですね。船見坂を下って5号線との接点に至ると、これまでは中央卸売市場の建物が視界に入って来ましたけど、解体後はその風景も無くなり、印象も変わりますね。
小梅さんのご指摘にあるように、解体後の跡地は何が建てられるのか、気になるところですね。小樽も確実に長く続いた店舗の閉店、馴染ある建物の解体などで、間違いなくその容貌を変えて行っているんですね。
投稿: 小樽望郷 | 2024年4月14日 (日) 18時14分
いつも楽しく拝見しています。
中央卸市場閉鎖のニュースを聞いてから週末は札幌から度々買い物に行きました。ふるさとの懐かしい風景が無くなっていくのは仕方がない事とは言え年々、寂しい気持ちでいっぱいになります。
先日、買い物に行った時に「跡地に高齢者施設が出来るらしい…」という話を聞きしました。
事実関係は分かりませんが、景観を損なわない建物であることことを強く願います。
投稿: あずき | 2024年4月15日 (月) 11時34分
寂しい限りですが少子高齢化小樽の人口減に比例していると思います。加えてあまりにファーストフード店やコンビニに弁当店も増え生魚に生野菜等1から料理出来ぬ人も増えているはず。限られたパイの奪い合いはこれからも続きまさかの閉店も有り得ます。後は小梅さんの着眼点は正に正解で京都の様な景観条例でもない限り跡地利用が非常に気になります。市としては書類不備ない限り5階建造物でも認可出さなければいけない訳ですから。百歩譲り多少景観に影響出てもそれが小樽経済への貢献税収入増と雇用確保に繫がるのであれば私は良いと思います。更地パーキング,イベント広場も悪くはありませんか。記録遺して下さり感謝。
投稿: 夢の彼方へ | 2024年4月15日 (月) 23時43分
小樽望郷さん、こんばんは。
中央卸市場の建物解体は、前から決まっていたのでしょうね。
船見坂を下ってきて、国道5号線との交差点角に中央卸市場の建物が見える風景は、何気に印象的な眺めだったので、解体後はだいぶ印象が変わるでしょうね。そして、今後何ができるのか…
そうなんですよね。年々、少しずつ老舗のお店や馴染みの建物がなくなってきて、少しずつですが街は変わっていますね。
あずきさん、こんばんは。
いつも見ていただき、ありがとうございます。
中央卸市場には、閉鎖間際にたびたび買い物に行かれたのですね。
小樽も年々、少しずつですが、建物がなくなったりして、懐かしい風景が変わっているんですよね。やっぱり寂しいですね。
あっ、そうなんです。未確認情報ですが、私も中央卸市場跡には介護老人保健施設ができるらしい、という話を聞いています。
本当に、景観を損なわない建物であることを願っています。
夢の彼方へさん、こんばんは。
そうですね、人口減は大きいですし、現代人の生活スタイルの中、市場のような店舗形態が生き残るのは大変かもしれませんね。
跡地利用がどうなるのかは、本当に気になっています。
小樽らしさが、小さなところからひとづずつなくなっていくのは、とても寂しいので、市として対応できることはあまりないのでしょうが、いい方向にすすんでくれるのを祈るばかりです。
もちろん、この後も記録として、その風景を残していきます。
投稿: 小梅太郎 | 2024年4月16日 (火) 03時37分