ニュースより/2024年の「小樽雪あかりの路26」の来場者数は25万1,000人で昨年とほぼ同等〜今後の課題について
小樽の街をロウソクの灯りが幻想的に照らす「小樽雪あかりの路26」が、2024年2月10日(土)〜2月17日(土)の8日程で開催されました。
このブログでもいくつかの会場に行って、その様子をお伝えしましたが、来場者数のニュースが先日2024年2月20日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。
ニュースより/「小樽雪あかりの路26」の来場者数
ニュースによると、26回目を迎えた今年の「小樽雪あかりの路26」の来場者数は、25万1,000人だったとのことです。実行委より19日に発表がありました。
この数は3年ぶりの通常開催となった昨年(2023年)とほぼ同じということで(昨年は25万2,000人)、新型コロナウイルスの5類移行もあって、来場者数の増加が期待されたものの、初日の大雪や途中の暖気などの影響もあって、思ったよりも伸びなかったようです。
前回大幅に規模を縮小して、今年は以前と同程度の規模に戻した手宮線会場については、10万3,000人が来場したそうですよ。
ちなみに、コロナ禍前の開催となった2020年は、31万5200人の来場者数だったとのことです。
思ったほど伸びなかったとはいえ、25万人もの方が、小樽の夜の街に揺れるロウソクの灯りを楽しんでくれたというのは、嬉しいことですよね。
ニュースより/小樽雪あかりの路の今後の課題
もう一つ関連ニュースとして、2024年2月21日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄には、今後の課題について掲載されていました。
ニュースによると、「小樽雪あかりの路」といえばロウソクの灯りが基本ですが、今年はLEDによるオブジェ点灯の使用範囲が増えたそうです(LEDの使用は昨年から)。
イベント運営は一般的に、ボランティアが強風で消えたロウソクの火をつけ直したり、ロウソクの熱で解けたオブジェを修復したりしてくれているのですが、開催期間中に1日平均200人もが必要だそうです。ただ、ボランティアも減少傾向だそうです。
LEDは強風などの悪天候にも消えないので、メンテナンスを担うボランティアの負担が減るというのは確かなんですよね。
ただ、もちろん反発する意見も出ているとのことですが、悪天候によってロウソクの火が消えてしまうと、イベントそのものが成り立たなくなるので、悩ましいところかもしれませんね。
実行委としてはLEDの使用は試験的な運用で、あくまでロウソクを使うというコンセプトは守りたいとのことで、このあたりは今後の課題になっているようです。
また、期間中には何者かによってオブジェが破壊されるという残念な出来事もあったそうです。
そして、町内会や学校、会社単位で参加する「あかりの路会場」も担い手不足で縮小傾向になっていて、コロナ禍の中止などで市民の機運も低下気味なのか雪あかりから人が離れたのに加えて、やはり高齢化も原因のようで、こういったことも今後の課題となっているようです(毎年楽しみにしていた塩谷会場が今年は開催されませんでしたね)。
おわりに
今年もたくさんの観光客が、雪あかりを楽しみに来てくださいましたね。
色々と課題はあるようですが、これだけたくさんの人が集まってくれる素敵なイベントなので、今後も課題を克服しながら、さらに大勢の方に楽しんでもらえるイベントになるといいですね。
ボランティアの皆さん、そして、関係者の皆さん、今年も素敵な雪あかりをありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。
【関連記事】
※昨年の記事です。
・ニュースより/3年ぶりの通常開催となった「第25回小樽雪あかりの路」の来場者数は25万2,000人(3年前の約8割)
※コロナ禍前開催の2020年の記事です。
・ニュースより/2020年の「小樽雪あかりの路22」の来場者数は31万5,200人(前年比34.1%減)
※小樽雪あかりの路についての記事は、カテゴリー「小樽雪あかりの路」にまとめてます。
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