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2024年2月15日 (木)

完成してから100年を超える小樽港の防波堤を紹介するパンフレット「百年片思」が発行されています

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完成してから100年を超えている小樽港の防波堤を紹介する、タブロイド判4ページのパンフレット「百年片思」が発行されています。

発行したのは、小樽市のフリーライター・盛合将矢さんが主宰する芸術団体「テオプロジェクト」です。

(新聞のような感じですね)
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小樽の防波堤は、初代小樽築港事務所長で「港湾工学の父」とも呼ばれる廣井勇によって、明治41年(1908年)に完成した北防波堤。廣井勇の弟子でもある伊藤長右衛門によって、大正10年(1921年)に完成した南防波堤と島防波堤があり、100年以上経った今も現役で小樽の港を、小樽の街を守り続けているんですよね。

(北防波堤)
Otaru_img_3044

この防波堤PRパンフレットの発行は、2024年2月7日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されて知りました。

そのニュースによると、盛合さんは小樽運河よりも歴史の古い防波堤の由来などが、市民や観光客に知られてないことを懸念し、その魅力を知ってもらおうとパンフレット制作を企画したそうです。

作家の伊藤整が小説で、防波堤を「組み合わせようとする両腕のように港を抱いている」と擬人化していることに着目し、100年以上も小樽を守り続けた防波堤の想いが市民に届いているのか、それはまるで防波堤が市民に「百年の片思い」、ということでタイトルが「百年片思」なんですね。

(ん?「百年片思」の文字が半分かすれてますが、光にかざすと…)Otaru_20240207-164413-2

発行は600部で、運河プラザやウイングベイ小樽などで無料配布中とのことです。

資料として分かりやすく勉強になるので、なんとなく知っていたという方にも、知らなかったという方にも、防波堤に関心を持つきっかけとして、手に取ってもらえるといですね。

確かに、小樽の防波堤はその歴史的価値からも、もっともっと注目されてもいいですよね。

※手に取って読んだ方に向けてのアンケート調査が実施されています。
百年片思パンフレットアンケート

※参照:2024年2月7日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

※盛合将矢さんのX(旧Twitter):@ujou_otaru
※テオプロジェクトのX(旧Twitter):テオプロジェクト-TheodorusProject-(@Theodorus___P)

【月刊小樽自身2023年12月号】まるで百年の片思い…現代のアーティストが時を超えて表現する”防波堤” | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

【関連記事】
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運河公園に建つ2つの銅像は、小樽港の近代化に深く関わりのある廣井勇と伊藤長右衛門
手宮公園内に建つ北防波堤建設に従事した青木政徳の功績を讃える石碑
小樽港の南防波堤周辺の様子と巨大なクレーン

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

小梅様。とても面白そうな冊子ですね。非常に興味があります。小樽港の防波堤は、小梅さんも何度も取り上げていらっしゃるように、コンクリートに火山灰を混入させて強度をあげる方式が有名ですよね。

火山灰を入れると、確か「ポゾラン反応」という化学変化が起こり、火山灰中に含まれるガラス物質がセメントの水和反応の進行とともに反応して粒径 20~30 nm の粒状体数が増加し、セメントの水和反応で形成された微小な空隙が充填されて強度が増すということらしいです。

このことは古代ローマ帝国時代から経験学的に知られていたらしく、例えばローマにあるパンテオンは無筋コンクリートでできた世界最大のドームといわれているが、約2000年経った今でも強度を保っていることから明らかなんです。古代ローマ時代のコンクリートは、火山灰、石灰、火山岩、海水を混ぜ合わせて作られていまして、通常のコンクリートだけでは耐久性が50~100年程度なのに対し、火山灰を混入すると桁違いに強度が増大するのですね。

因みにポゾランというのは、ローマ時代にナポリ地方の人々がナポリの近くにあるポゾリーの町の火山灰を消石灰と混ぜて一種の混合セメントを作り、それを基にレンガなどを作っていたということが知られています。

三枚目のお写真、手宮公園からの眺めですよね!とっても大好きなアングルなんですよね!!その場に居合わせたかのような感覚に陥ります。長文、失礼しました(汗)。

投稿: 小樽望郷 | 2024年2月16日 (金) 07時34分

小樽望郷さん、こんにちは。
なかなか興味深くて面白い冊子でした。
小樽港の防波堤は、その製法からなにから、私はそれほど詳しくはないのですが、本当に技術的にも歴史的にも特筆すべきものがあるんですよね。
なるほど、火山灰を入れると「ポゾラン反応」という化学変化が。それがなんと古代ローマ帝国時代から!?
いや〜、相変わらず小樽望郷さんは博識で、勉強になります!!
3枚目の写真、そうです手宮公園の緑化植物園からです!!いい眺めですよね。

投稿: 小梅太郎 | 2024年2月18日 (日) 12時13分

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