« ニュースより/第25回小樽市都市景観賞に「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」 | トップページ | 花園の嵐山通り沿いに建つ嵐山ビルは料亭「旧松島屋」の建物〜小樽チャンネルマガジン2023年10月号「小樽れっけん」より »

2023年12月 6日 (水)

ニュースより/小樽市の2023年度(令和5年度)上期の観光客数は364万9,400人で対前年度比176%。コロナ禍前の9割ほどに回復

Otaru_20230812-145042

小樽市から11月30日に、2023年度(令和5年度)上期(4~9月)の観光客数が、364万9,400人となり、対前年度比157万5,900人増の176.0%となったという発表がありました。

※小樽市からの発表は、小樽市HP内の「令和5年度【上期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市」に詳細が掲載されています。
※参照ニュース:2023年12月1日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

それでは、市の発表やニュースを参照して、少しその内容を見ていきたいと思います(写真は2023年夏)

小樽市の2023年度(令和5年度)【上期】観光客数概要

2023年度(令和5年度)上期の観光客数が364万9,400人で、対前年度比176.0%ということですが、コロナ禍での落ち込みが極端だったので、前年度比で回復の様子が伺えるのですが、やはりコロナ禍前と比べてどうなったかも気になるところですよね。

300万人台は4年ぶりとのことですが、4年前というのがコロナ禍前の2019年(令和元年)なんですよね。その2019年(令和元年)上期は396万9,700人とのことで、比べると91.9%で数字的にはかなり回復していることが伺えますね。

状況的には、長いコロナ禍から徐々に日常が戻り、それは観光にも現れているようで、令和4年10月に新型コロナウイルス感染症に係る水際措置が大幅緩和され、今年4月には終了し、それにより円安傾向も相まって海外からの観光客がかなり回復しているとのことです。

加えて、今年(令和5年)5月には新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置付けられるなど、国内旅行需要も回復基調にあるとのことなんですね。

※以下、「対令和元年度比」がコロナ禍前との比較になります。

具体的な内容として、道外・道内客数では、道外客数は対前年度比158.4%の163万3,300人となり、コロナ禍前の対令和元年度比89.0%、 道内客数は対前年度比193.4%の201万6,100人で、対令和元年度比94.5%の水準となっています。

宿泊客数は対前年度比131.8%の48万9,500人で、対令和元年度比でも105.8%と増えてるんですね。この宿泊客数は1963年(昭和38年)の統計開始以降最多だそうです。

この原因としては、ニュースによると訪日外国人客の回復に加えて、宿泊施設の増加したことが主な要因とみているようで、小樽では最近、OMO5小樽やグリッズプレミアムホテル小樽など複数ホテルの開業がありましたからね(宿泊需要自体も増えてきてるんですね)。

ちなみに、外国人宿泊客数は対前年度比7078.7%の8万4,591人ということで(約71倍)、そもそも水際対策緩和前の数字と比較してもあまり意味がないかもしれませんが、コロナ禍前の対令和元年度比でも91.3%の水準に回復しているんですね。

ただ、まだ中国からの宿泊客数はコロナ禍前の3割程度とのことで、それを考えると、今後も伸び代があるということなんですね。

その他、修学旅行で小樽に宿泊した学校は25校減の87校で、対前年度比89.5%と減少したものの、対令和元年度比では120.6%と増加しているそうです。ニュースによると昨年が例外的に海外から国内の小樽に切り替えた学校があったそうで、昨年のニュースを見ると、白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」と小樽をセットにした事例が多かったとか。

Otaru_20230805-162545_20231206021701

それぞれの詳しい数値は小樽市のHPに掲載されていて、昨年(令和4年度)とコロナ禍前の令和元年度と比較してくれているので、はっきりいって、そちらを見てもらった方が早いかもしれませんので(^^;;、興味のある方は見てみてください。
令和5年度【上期】小樽市観光入込客数の概要 | 小樽市

ということで、小樽に観光客が戻ってきてくれてますね。確かに、街を歩いていると、以前のような多くの観光客の姿を、また当たり前のように見るようになりました。嬉しいことですね。

以上、小樽市の2023年度(令和5年度)上期の観光客数についてでした。

【関連記事】
ニュースより/小樽市の2022年度(令和4年度)観光客数は406万5,000人で対前年度比152.9%%と回復傾向もコロナ禍前の6割ほど
ニュースより/小樽市の2022年度(令和4年度)上期の観光客数は207万3,500人で前年度から回復傾向

スポンサーリンク

|

« ニュースより/第25回小樽市都市景観賞に「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」 | トップページ | 花園の嵐山通り沿いに建つ嵐山ビルは料亭「旧松島屋」の建物〜小樽チャンネルマガジン2023年10月号「小樽れっけん」より »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ニュースより/第25回小樽市都市景観賞に「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」 | トップページ | 花園の嵐山通り沿いに建つ嵐山ビルは料亭「旧松島屋」の建物〜小樽チャンネルマガジン2023年10月号「小樽れっけん」より »