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2023年12月 4日 (月)

ニュースより/第25回小樽市都市景観賞に「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」

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2023年(令和5年)の第25回小樽市都市景観賞が「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」の2件に決定したというニュースがありました。

発表内容は、小樽市HP内にも掲載されています。
第25回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市
※参照ニュース:2023年11月25日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

OMO5小樽 by 星野リゾート
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住吉神社参道等の整備
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1988年(昭和63年)に設けられた都市景観賞は、2001年(平成13年)からは隔年で選定されています。候補を募集して、その中から選考されているんですよね。

周辺景観との調和、単体としての価値、まちなみとしてのデザイン、都市景観形成に対する理解と積極的な取組などを評価し、「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観審議会」において選考されます。

今年は令和5年7月1日から8月31日までを募集期間としていて、ニュースによると6件の応募があって、2件が選考対象になっていたそうです。

小樽市都市景観賞の概要について、小樽市HP内に記載されていますので引用しますね。

 小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に創設されました。

 良好な都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には、小樽市都市景観賞に準じるものとして、都市景観奨励賞を贈呈しています。

小樽市都市景観賞 | 小樽市

例年、同時に発表される小樽市都市景観奨励賞は、今年はなかったようですね。

今回の受賞した2件について、小樽市HPの記載を引用しつつ、ここでも少し紹介したいと思います。

小樽市都市景観賞 | 小樽市

OMO5小樽 by 星野リゾート

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「OMO5」は、星野リゾートが2022年1月に開業したホテルですが、左の建物が1933年(昭和8年)建築の小樽市指定歴史的建造物でもある3階建ての旧小樽商工会議所の建物を改修して再利用したものなんですよね。

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そして、隣接して新築された7階建ての建物との2棟からなるホテルとなっています。

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以下、小樽市HP内からの引用です。

 昭和8年建築の旧小樽商工会議所は平成21年に本来の役割を終えていたが、未使用ながらも活用を目指して保存されていた。これを改修するとともに、新築棟を併設し、現オーナーにより令和4年にホテルとして再生された。歴史的建造物部分について耐震改修を実施したほか、外観をほぼ変えることのない改修を行い、歴史的建造物を再生させた好例として評価された。
第25回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

※関連記事:歴史的建造物の旧小樽商工会議所と隣の新築からなる星野リゾートのホテル「OMO(オモ)5小樽」が1月7日オープン!!

住吉神社参道等の整備

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住吉神社では、2018年の鎮座150年にあたって、記念事業として参道の石段や石畳の大規模改修工事を行ったんですよね。急な階段の幅が広がり歩きやすくなったり、玉砂利が石畳になったり、階段の一部にはロードヒーティングが設置されたりしました。

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また、その際には、朱色の鳥居が並ぶ社務所横からの副参道の整備も行われました。

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以下、小樽市HP内からの引用です。

 住吉神社の鎮座150周年記念事業として、平成30年から令和4年にかけて参道の石段及び石畳を整備するとともに、副参道の整備も行われ、参拝する環境が整えられた。また、参道脇の樹木の枝払いにより、参道から海を望む景観と海側から社殿を望む景観が創出された。小樽にとって象徴的な場所である住吉神社を、より親しみやすい場所にしていこうとする姿勢や丁寧な空間づくりが評価された。
第25回 小樽市都市景観賞受賞作品 | 小樽市

※関連記事
住吉神社の境内がすっかり綺麗になってます〜鎮座150年の記念事業による参道の改修工事などが終了
住吉神社の副参道に33基の鳥居が並びました〜鎮座150年の最後の記念事業

おわりに

ということで、先日発表のあった、第25回小樽市都市景観賞受賞の「OMO5小樽 by 星野リゾート」と「住吉神社参道等の整備」の2件についてでした。

ちなみに、小樽市都市景観賞を受賞した物件などには、このようなプレートが掲げられていますので、街を歩いている際に目にしたら、その建物などに注目してみるのもいいかもしれませんね。

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小樽市都市景観賞受賞物件一覧 | 小樽市

【関連記事】
※前回(第24回)の記事です。
第24回小樽市都市景観賞に「UNWIND HOTEL&BAR OTARU」と「小樽運河クルーズ」、奨励賞に「小樽百貨UNGA↑」と「レールカーニバルinおたる」

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コメント

小梅様。いずれも郷愁を誘う場所ですね。片や日本古来の建築様式を、片や近代の建築様式を引き継いだ、まさに対照的な建造物であるところに面白さを感じました。

旧小樽商工会議所は垂直方向に、住吉神社は境内から海に向かって水平方向に焦点を結ばせる直線の流れが開放的で心地よいです!

実は高校生の頃に、無理を承知でお願いした所、快く旧小樽商工会議所の内部を見学させてもらえました。今では防犯上、信じられない話ですよね!階段とその手すり、窓の意匠など洋風建築の粋を簡略化した形で凝縮した設計で、これがきっかけで建築に興味を持ち始めました。

小樽には旧日銀小樽支店をはじめ、その他にも大正~昭和初期にかけての貴重な意匠建築が残っているので、建築を学んでいる学生さんには、是非、自分の足で小樽の近代洋風建築を鑑賞してもらいたいですね!!

投稿: 小樽望郷 | 2023年12月 5日 (火) 12時10分

小樽望郷さん、こんばんは。
昭和初期の歴史的建造物と神社、いいですよね。
旧小樽商工会議所の内部を見学されたのですね。当時は寛容だったのでしょうね。
その頃の内部の様子となると、今では見ることのできない、貴重な体験でしたね!!
それがきっかけで建築に興味を持たれたのですね。
確かに、小樽って大正から昭和初期の歴史的な近代建築の建物が集中して残っているので、学べることが多そうですね。

投稿: 小梅太郎 | 2023年12月 6日 (水) 02時53分

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