ニュースより/小樽公園内の顕誠塔の大規模な改修工事が終了してます
小樽公園内の高台に建つ顕誠塔の大規模な改修工事が、8月に入って始まったというニュースをこのブログでもお伝えしましたが、その工事が終了しています(実際の工事は7月下旬からだったようです)。
※工事についての記事:小樽公園内の顕誠塔の大規模な修復工事が始まってます〜建立100年を迎え老朽化が進む
工事終了については、2023年11月2日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄や小樽ジャーナルの記事「小樽顕誠塔完工!清め祓い式と感謝状贈呈式」に掲載されていて、10月30日には塔のある小樽公園で工事完了の記念式典も行われたそうです。
当初は11月30日までの予定との看板が掲示されていたのですが、早くに終了したのですね。
小樽顕誠会が維持・管理する小樽公園の顕誠塔は、1923年(大正12年)5月に建立され、2023年の今年で完成100年を迎えていたんですが、岩盤が剥がれ落ちるなどと老朽化も進んでいたようで、50年前も外壁の塗装などを行っているそうでですが、今回はより大規模な修繕となったそうです。
外壁補修の他、頂上部に飾られている金鵄(きんし)の再塗装なども行われています。
顕誠塔は、もともとは日露戦争の戦没者慰霊のために建てられ、戦前は「昭忠碑」と呼ばれて戦没者を慰霊してきましたが、戦後は軍事色を取り除き、郷土小樽市の発展に尽くした市民の霊をまつるようになりました。
以前のニュースによると、設計は東京帝国大教授の伊東忠太といわれていて、高さは約18mで頂上部分に金鵄が飾られています。ただ、設計図などは残っておらず、内部の構造は分からない点もあるとのことで、今回、専門家を交えて歴史的建造物としての価値と併せて調査を行ったようです。
毎年5月には、小樽で一番早くに開催されるお祭りとして知られている「招魂祭」がここで開催されていますが、顕誠塔のできた翌1924年から始まっているそうです。
招魂祭は郷土の発展に尽くして亡くなった合祀者・郷土功労者を慰霊するお祭りで、以前は5月14日・15日の2日間の日程でしたが、2016年からは15日の本祭1日のみの開催となっていて、かつてはずらりと並んだ露店も今は出てなくて、お祭り色はほとんどなくなり、式典がしめやかに執り行われています。
ということで、建立100年を迎えた「顕誠塔」の大規模な改修工事が終了したというニュースでした。
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