小樽文学館で企画展示「山田正紀『人喰いの時代』-開戦前の小樽」が開催中です(もうすぐ終了。10月29日まで)
市立小樽文学館では現在、企画展示「山田正紀『人喰いの時代』-開戦前の小樽」が開催中です。
会期は2023年8月19日(土)~10月29日(日)までと、もう期間の最終盤です(この投稿の時点で今週末までです)。
文学館の開館時間は9:30〜17:00(入館は16:30まで)となっています。
「人喰いの時代」は、昭和初期の小樽を舞台にした、作家・山田正紀さんによる全6話の連作短編小説とのことで、今回の展示では、オタモイ遊園地や北海道大博覧会など、各話の舞台にまつわる史料のほか、会場ではオタモイ遊園地の唐門が再現されていました。
すいません、私はこの小説を読んだことはないのですが、当時の小樽を舞台にしているということで、展示を見ていると、なんだかとてもその小説が気になってきて、機会があったら読んでみたいと思いました。
小樽市HP内に、展示趣旨について記載されているので引用しますね。
『人喰いの時代』は山田正紀氏による昭和初期のO市(小樽市)を舞台にした連作短編小説です。
「人間心理の研究者を目指いしている」と打ち明ける探偵・呪師霊太郎が樺太へ渡る連絡船の中で偶然出会った青年、椹秀助とともに事件を解決していきます。
特高警察が若者の後を追い、日本が戦争へ向かっていくどこか不穏な空気も物語全体を包み込んでいます。
オタモイ遊園地や北海道大博覧会など、小樽の歴史を写真や当時の資料で振り返るとともに、山田正紀氏によってどう描かれ作品となっているかを辿ることで、歴史と小説の二つの視点から小樽という場所を眺める展覧会です。
山田正紀『人喰いの時代』-開戦前の小樽 | 小樽市
ということで、まもなく会期が終了する企画展示「山田正紀『人喰いの時代』-開戦前の小樽」についてでした。
※参照:2023年9月9日付・10月26日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
※小樽文学館の入館料は、一般300円・高校生・市内高齢者(70歳以上)150円、中学生以下無料。
※その他、美術館との共通入館券や団体料金など、詳しくはこちら:山田正紀『人喰いの時代』-開戦前の小樽 | 小樽市
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コメント
小梅さん、私は2回この展示に行きましたよ。
ちなみに、入館料は障害者手帳で無料でした。
この作家の本は持ってても未読ですが、売店で文庫本を買いました。少しだけ読んで途中ですね、トホホ。
投稿: John1940 | 2023年10月29日 (日) 23時02分
John1940さん、こんばんは。
そうでしたか!!この展示に2回行かれたのですね!!
この作家さんの本を持ってらっしゃるんですね。
私は持っても読んでもいないんですが、展示を見て、なんだかとっても気になりました。
投稿: 小梅太郎 | 2023年10月30日 (月) 03時28分