小樽公園内の顕誠塔の大規模な修復工事が始まってます〜建立100年を迎え老朽化が進む
小樽公園内の高台に建つ顕誠塔の大規模な修復工事が、8月に入って始まったというニュースがありました。
※関連ニュース
・関係者らが視察 小樽公園の顕誠塔修復工事始まる!(小樽ジャーナル)
・2023年7月17日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
小樽顕誠会が維持・管理する小樽公園の顕誠塔は、1923年(大正12年)5月に建立され、2023年の今年で完成100年を迎えているんですね。
そのため、岩盤が剥がれ落ちるなどの老朽化も進んでいたようで、50年前も外壁の塗装などを行っているそうですですが、今回はより大規模な修繕となるとのことです。
顕誠塔へ向かう坂道に工事を知らせる看板がありました。
※写真は2023年9月15日撮影
工事は2023年11月30日までの予定になっていますね。
ニュースによると、設計は東京帝国大教授の伊東忠太といわれていて、高さは約18mで頂上部分に金鵄が飾られています。ただ、設計図などは残っておらず、内部の構造は分からない点もあるとのことで、専門家を交えて歴史的建造物としての価値と併せて調査を行うそうです。
顕誠塔は、もともとは日露戦争の戦没者慰霊のために建てられ、戦前は「昭忠碑」と呼ばれて戦没者を慰霊してきましたが、戦後は軍事色を取り除き、郷土小樽市の発展に尽くした市民の霊をまつるようになりました。
毎年5月には、小樽で一番早くに開催されるお祭りとして知られている「招魂祭」が開催されていますね。顕誠塔のできた翌1924年から始まっているそうですよ。
招魂祭は郷土の発展に尽くして亡くなった合祀者・郷土功労者を慰霊するお祭りで、以前は5月14日・15日の2日間の日程でしたが、2016年からは15日の本祭1日のみの開催となっていて、かつてはずらりと並んだ露店も今は出てなく、お祭り色はほとんどなくなり、式典がしめやかに執り行われています。
ということで、建立100年を迎えて大規模な修復工事が始まっている「顕誠塔」についてでした。
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