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2023年7月22日 (土)

ニュースより/浅草横断歩道橋が老朽化のために撤去!?

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小樽の街歩きをする際に、ちょっと変わった視点として注目しているポイントのひとつが歩道橋です。

階段を上るのは大変なので、できれば避けたい気もする歩道橋ですが、上から眺める風景というのは、遠くまで見渡せたりと、日常とは違うなかなか新鮮な眺めなんですよね。

市内あちこちの歩道橋を渡った際の記事は、「歩道橋から」というカテゴリーにまとめていて、先日は連載を持たせてもらっているフリーペーパー「小樽チャンネルマガジン」(編集発行:株式会社K2)でも、2023年4月〜6月号の3回に渡って歩道橋特集を書かせてもらいました。

ただ、市内の歩道橋の多くは老朽化が進んでいるのが目につきますよね。

中でも特に老朽化が目に止まるのが、産業会館前の国道5号線に架かる「浅草横断歩道橋」で、階段の所々に穴が開いて下が見えていたり、それを補修した後があったり、さらに、今年の冬には片側1箇所の階段が、ロードヒーティング故障のため通行止めになっていました。

(2023年6月22日撮影)
Otaru_20230622-175255

(2023年5月19日撮影)
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(2022年7月23日撮影)
Otaru_20220723-142021

いや、本当に最近は特に塗装の剥がれがひどいんですよね。

そんな浅草横断歩道橋ですが、どうやら撤去されるようです。

この話題は、少し前からTwitterでも上っていたのですが、小樽市HP内の建設部発注見通し内の一覧に「浅草横断歩道橋連絡橋撤去工事」の記載があるんですね(それをチェックされてるのがすごいです)。
※参照:令和5年度 小樽市工事発注見通し( 7月 1日現在)

さらに、2023年7月5日(水)の読売新聞朝刊に、この浅草横断歩道橋撤去についての記事が掲載されて、状況の詳細が一般にも知られることになりました。

新聞記事によると、やはり老朽化して危険、上るのが大変、などといった理由で住民から撤去を求める声が上がっていたとのことなんですね。

そこで小樽市がその旨を設置者の北海道開発局小樽道路事務所に伝え、同事務所が撤去に踏み切ったとのことです。

(以下の写真は2023年5月19日撮影)
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新聞記事によると、8月以降に工事が行われる見通しということで、交通量の多い国道5号線に架かる歩道橋の撤去工事となると、結構大変そうですね。

この浅草横断歩道橋は、1979年8月に供用を開始しているそうで、もう40年以上が経過して、現在のようの状況になったんですね。見るからに危険そうで、ここまでくると撤去もやむを得ない、といった印象ではありますね。

実はこの新聞記事の掲載にあたって、小樽チャンネルマガジンでの歩道橋特集を読んだという読売新聞の担当の方から簡単なインタビューを受けまして、恥ずかしながら記事には私のコメントが掲載されているというおまけもついてました(普段とは違う断定口調にまとめられていたのが、ちょっと気になりましたが ^^;)。

Otaru_20230519-142533

そうそう、歩道橋の撤去というと、最近ですと2021年秋に富岡歩道橋が撤去されていますね。
富岡歩道橋は完全撤去されて横断歩道ができてます
富岡歩道橋が撤去工事のために9月1日から通行できなくなります

市内の多くの歩道橋は老朽化が進んでいるので、今後は修復というよりは、順次撤去されていくのかな。

ということで、まもなく浅草橋横断歩道橋の撤去工事が始まるようです。

歩道橋の上からの風景もそろそろ見納めですね。

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(歩道橋の上から小樽駅方面の眺め)
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(札幌方面の眺め)
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※参照:2023年7月5日付読売新聞朝刊

【関連記事】
産業会館前の浅草横断歩道橋の階段が片側1箇所、ロードヒーティング故障のため通行止めになってました
浅草横断歩道橋から
小樽チャンネルマガジン2023年6月号(Vol.91)〜今号は小樽を歩く【特別編】小樽の歩道橋を歩く【後編】

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ニュース」カテゴリの記事

コメント

ここの歩道橋が撤去されると近くのJRの隣にある歩道橋も
危ういですね。だんだん歩道橋のある風景も歩道橋からの
風景も姿を消していくのですね。

投稿: KAZU | 2023年7月22日 (土) 12時51分

初めましてですが、
小梅太郎さんのブログはいつも読ませて頂いております。

小樽駅近くの歩道橋の撤去は、
さみしくなりますね。

実は、給料日週の仕事休みに小樽に行く事があり、
その歩道橋も使っています。

写真の周りからすると、
先日閉店されたファミマのある高雄ビル近くで間違いないでしょうか。

小樽の名物がだんだん無くなるのは残念ですが、時代の流れとなると仕方がないですね…。

投稿: 菊池 勝 | 2023年7月22日 (土) 21時04分

KAZUさん、こんばんは。
JRの高架と平行して架かる歩道橋ですかね。あそこも古くなってますね。
市内の歩道橋はどこも老朽化が進んでいて、歩道橋は今後は撤去されていくのでしょうね。だんだんとこういった風景は見られなくなっていきますね。


菊池 勝さん、こんばんは。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
そうです、そうです、ファミマのあった高雄ビル前の歩道橋です!!
この歩道橋も渡られているんですね。
そうですね、どんどん古くなっていく歩道橋は、今後は撤去されていくのでしょうが、これはやむを得ないのでしょうね。

投稿: 小梅太郎 | 2023年7月23日 (日) 00時34分

小梅様。どこの町でも歩道橋はその町の光景に溶け込んだ、名脇役なんですよね。浅草橋横断歩道橋は、頻繁というほどではありませんでしたが、そこそこ使っていました。高雄ビルから産業会館へ入って行くときなどです。関連記事の紹介欄にあった、富岡歩道橋もなくなってしまいましたね。そこからの眺めが大好きでした。飼っていた北海道犬を散歩に連れ出した際のコースの一つで、犬を抱っこして歩道橋からの眺めを見せてあげ、その時の愛犬の表情を今でも鮮明に覚えています。

投稿: 小樽望郷 | 2023年7月23日 (日) 06時12分

小樽望郷さん、こんばんは。
確かに、歩道橋込みで、その街の風景になっていたりしますね。なるほど名脇役ですね。
浅草横断歩道橋も渡られてましたか。
富岡歩道橋の上からの眺めは、なかなかよかったですよね。
なるほど、愛犬とのそのような思い出があるのですね。
思い出のあるものがなくなっていくのは、やはり寂しいものがありますね。

投稿: 小梅太郎 | 2023年7月24日 (月) 01時12分

訳もなく高雄ビル2階通路から産業会館ヘ突入してました。なので写真に違和感??利用者数については言及ないので分かりかねますが,この状態では解体撤去が1番正しい判断になりますね。旧富岡小に歩道橋の記憶も遥かなり。

投稿: 夢の彼方ヘ | 2023年7月24日 (月) 18時17分

夢の彼方ヘさん、こんにちは。
利用者の詳細は分かりませんが、ここはこの歩道橋を渡らないと、高雄ビル側から産業会館側へ直に行けないので、渡らざるを得ないんですよね。
ただ、渡るのも怖い状況になっているのも確かで(すると、横断歩道を遠回りすることに…)、やはり撤去となるのでしょうね。

投稿: 小梅太郎 | 2023年7月25日 (火) 11時26分

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