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2023年7月20日 (木)

ニュースより【続報】/小樽市総合博物館展示の電気機関車2両に有害なPCB〜早くも解体着手

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先日、小樽市総合博物館本館で屋外展示されている電気機関車ED75 501」と「ED76 509」の2両に、有害な高濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)が含まれるため解体される方針、というニュースがあってこのブログでも取り上げました。

※その記事はこちら「ニュースより/小樽市総合博物館展示の電気機関車2両「ED75 501」と「ED76 509」に有害なPCB〜8月にも解体方針

その続報が2023年7月17日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていたのですが、それによると、小樽市は7月19日(水)にもこの2両の解体、PCB除去作業に着手するとのことです。

って、早いですね。最初のニュースの際には“8月にも解体作業を始める方針”という報道でしたが、早くも作業が始まったということなんですね。

今回のニュースによると、ED76の周辺には、すでに安全確保のため防護柵や幕を設置し終えていて、作業の安全確保などのために周辺の展示物が一部見学できなくなっているとのことです。また、ED75については8月上旬に作業を始めるそうです。

そして、作業は10月上旬にも終える予定なんですね。

前回の記事と重複しますが補足しておきますと、電気機関車「ED75 501」と「ED76 509」の2両の変圧器などに、有害な高濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)が含まれることが判明し、処理するためのスペースの確保も難しく、また、屋外展示で金属の腐食が進み該当する部品だけを取り出す作業も難しいとのことで、解体することになったんですよね。

屋外に出て右側ずっと奥に展示されているED75は、1963年から製造された電気機関車で、その中で「ED75 501」は道内鉄道の電化に伴い試験用に1966年に1両だけ製造された特別仕様車とのことです。1986年に引退していて、2010年にはJR北海道の準鉄道記念物に指定されています。

ED75 501 写真は7月8日撮影
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そして、先に防護柵や幕を設置し終えている「ED76 509」は、屋外に出てすぐ左に展示されている車両で、ED75の改良型となるED76は、道内電化後の主力電気機関車として1994年まで現役で使われたそうです。

(ED76 509)
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最初の解体方針のニュースを目にして、7月に入って実際に見に行ったものの、今回の作業着手のニュースがあってからはまだ見にいってないんですよね。

なので現状の様子は未確認なのですが、まもなく実際の解体作業もはじまるのでしょうね。

なお、PCBを含む部品を取り外した後、残せる部品は資料として保存し、再び展示できるかは検討していくとのことです。

※参照:2023年7月17日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

電気機関車のPCB処理について | 小樽市
Facebook(小樽市総合博物館)
※小樽市総合博物館:開館時間・休館日・入館料 | 小樽市

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コメント

決まってから早いですね
あの日見に行けてよかった(?)です。
アスベストとかも大丈夫なのかと、一度こういうことがあると心配になります、

投稿: 熊碓太郎 | 2023年7月21日 (金) 19時23分

熊碓太郎さん、こんばんは。
そうなんですよね。決まってから早かったですね。
私も見に行けてよかったです。
そうですね、他にも何かないかと心配になりますね。

投稿: 小梅太郎 | 2023年7月22日 (土) 03時49分

ED75は解体をまぬがれたようです。
ED76は運転席を含む前側だけ残るみたいですね


投稿: 熊碓太郎 | 2023年8月30日 (水) 21時35分

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/900371/

投稿: 熊碓太郎 | 2023年8月31日 (木) 08時30分

熊碓太郎さん、こんばんは。
北海道新聞の記事、読みました!!
解体を免れたED75と、前側だけですが残すことができたED75と、ともに展示が再開されることになって、よかったですね。
この件については、追ってブログにも書き留めておこうと思っています!!

投稿: 小梅太郎 | 2023年8月31日 (木) 22時46分

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