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2023年6月21日 (水)

写真家・眞柄利香さんの写真展が小樽美術館市民ギャラリーで開催(7月2日まで)〜小樽運河100年記念企画 「“#小樽暮らし”の中の運河」

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小樽で活躍する写真家・眞柄利香さんの写真展が、市立小樽美術館の1階奥にある市民ギャラリーで開催されています。

小樽運河100年記念企画 眞柄利香写真展「“#小樽暮らし”の中の運河」

開催期間は2023年6月21日(水)〜7月2日(日)で、開催時間は9:30~17:00(最終日は16:00まで)。会場は入場無料です。

大正12年(1923年)に完成した小樽運河は、今年で完成100年を迎え、様々な記念企画が行われていますが、今回は眞柄利香さんの運河を題材にした写真に着目した写真展です。

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で、実は今回の写真展の開催日前日の搬入時に、眞柄さんに声をかけていただき、他のメディアの方々と一緒に、いわゆる取材(というと、私の場合ちょっとおこがましいのですが)に行ってきました!!

眞柄利香写真展「“#小樽暮らし”の中の運河」について

色々お話を聞かせていただいたので、眞柄利香さんのこの写真展「“#小樽暮らし”の中の運河」の見どころなどついて、少し詳しく紹介しますね。観に行かれる際の参考になれば。

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今回展示されている運河にまつわる写真は、2014年〜2023年1月までに撮影されたもので、19作品が展示されています(ひとつの作品に2つの写真が使用されているものもあり、写真点数としては21点あります)。

作品はなんと和紙にインクジェットでプリントされているということで、質感や色味に特徴がある他、用紙のカットをカッターなどは使用せず、ちぎっているそうです。なので、よく見ると端が少し毛羽立っていのですが、それがなんだか写真が実はその先にも続いているような感覚にもなります。

興味深い展示として、2つの写真が並んでいる展示があるのですが、これは運河の“残らなかったもの”と“残ったもの”として、対になっている作品とのことです。

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残らなかったものとして2020年に解体された小樽運河最後の艀(はしけ)、残ったものとして旧北海製罐小樽工場第3倉庫の写真が展示されてます。

この展示に関してはそれぞれ、艀の写真前には艀に実際に使われていた柵の木が、旧北海製罐第3倉庫の写真前には建物の途中階に生えてた草と、剥がれ落ちていた建物の破片が展示されていて、写真をよりリアルに感じることができます。

(手は触れないように)
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それと、旧手宮線側の窓を利用した展示では、旧手宮線跡地を背景に窓を額のように見立て、撮影時期が違う同じ場所の写真を分割し、交互に配置してコラージュした作品となっていて、過去と現在と時間の流れを感じられます。

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時間の流れといえば、全体の展示も年代を追って展示されていました。

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そうそう、ちょっと面白いのが、展示されている各作品については、会場入ってすぐ右に掲示されている、作品紹介パネルにQRコードがついていて、これを読み込むことによってスマホで作品内容を会場ですぐに見ることができます。

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これを読みながら作品を鑑賞するのもいいかもしれませんね。ちなみに、写真撮影もOKです。

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QRコードといえば、来場時に名前住所などを記帳する芳名帳についても、そこにあるQRコードからフォームで送ることができます。名前がひとめに触れる従来の芳名帳に抵抗のある方もいると思うので、これはいいですね。

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暮らしの中にある小樽運河、時間の流れの中で、消えたもの残ったもの、今一度、運河のある街並みに思いを馳せてもらいたい、そんな写真展になっているそうです。

おわりに

もともと、眞柄さんの小樽の様々な表情を切り取った写真はとても美しく、私も眞柄さんの写真のファンなんですよね。

ちなみに、眞柄さんは小樽市の公式Instagram「小樽暮らし」の中の人なので、その素敵な写真を目にしている方は多いと思いますが、そこではハッシュタグとしても「#小樽暮らし」を使っていて、それが今回のタイトルにも使われているいるんですね。

今回は小樽暮らしで掲載していない写真も多いそうで、SNSでリアルタイムで魅力を伝えていく写真とはまた違った、写真展ならではのじっくりと見入って楽しめる作品が、たくさん展示されていました。

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そうそう、ポストカード(5枚セット)が美術館入り口のミュージアムショップ「小さな旅」で販売しているとのことです。

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(あっ、これがちぎったという写真の切り口)
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ということで、小樽で活躍する写真家・眞柄利香さんの写真展が、小樽美術館1階市民ギャラリーで開催中です(7月2日まで)。

今回は声をかけてもらい、事前取材をさせてもらったので、詳しく紹介させてもらいました。ほんと、興味深くて素敵な写真展なので、興味のある方はぜひ。

※以下は、チラシにも記載されている、企画展趣旨についてです(小樽市Pから引用)。

 港湾荷役の利便を計るために、1923(大正12)年に完成を見た小樽運河は、明治期の石造倉庫群の前面に構築されたため、長い歴史のなかで運河と倉庫が混然一体となって、黄金期の小樽を象徴するものとなりました。
 2023(令和5)年、「小樽運河100年」を記念し、当館は、運河を描いた収蔵品とともに、さまざまなアーティストによる芸術作品をご紹介しています。
 このたび、小樽市在住の写真家・眞柄利香の運河写真に着目いたしました。眞柄の写真は、長い運河論争が終わって小樽活性化の核となっていった新しい運河とその周辺にあります。日常的に運河に通い身近な存在となった運河から、さまざまな情感や美を見いだしています。眞柄の視点は新鮮であり、同時代を生きる私たちにとって、深く共感できるものです。
 本展は、運河をテーマとした眞柄利香の自選写真を中心に展覧いたします。
市民ギャラリー 小樽運河100年記念企画 眞柄利香写真展「❝#小樽暮らし❞の中の運河」/Collectionストーリー3羽山雅愉の見つめた運河 | 小樽市

小樽運河100年記念企画 眞柄利香写真展「“#小樽暮らし”の中の運河」
開催期間:2023年6月21日(水)〜7月2日(日)
開催時間:9:30~17:00(最終日は16:00まで)
入場無料/休館日:月曜日 

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※参照
市民ギャラリー 小樽運河100年記念企画 眞柄利香写真展「❝#小樽暮らし❞の中の運河」/Collectionストーリー3羽山雅愉の見つめた運河 | 小樽市
小樽運河100年記念企画 眞柄利香写真展…(6/21~7/2)市立小樽美術館市民ギャラリー | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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