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2023年5月23日 (火)

うまやの坂の途中から手宮公園内へと通じる坂道〜この坂って「神田坂」って名前がついてるの!?

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前回、手宮にかつてあった「厩町」の名前をつけた「うまやの坂」について紹介したのですが、この坂道の途中から手宮公園内へと入っていく坂道があります。

途中に厩町の名を今に残す厩会館と厩稲荷神社があって、私も何度か歩いたことはあるのですが、この坂道には「神田坂」という名前がついているそうです。

坂の街・小樽には名前のついた坂道が結構あって、そんな坂の名前については、小樽市HP内の「広報おたる連載「おたる坂まち散歩」 | 小樽市」がとても参考になり、私もそれを元に街歩きをすることもあるのですが、そこにこの神田坂の記載があるんですね。

私は「おたる坂まち散歩」で目にするまで、その名は全然知りませんでした。地元の方は今もそう呼ぶのかな?

そんな神田坂ですが、これまでブログに掲載していなかったので、ここでちゃんと紹介しようと思います。
※写真は過去に撮影したものから掲載していて、冬の写真が多いのでご了承を。

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「おたる坂まち散歩」 の中には“こんな名前がついているんだ!?”と、その坂道の記載を読むまで名前の由来が想像できないような坂道があって、「神田坂」もそんな坂道のひとつですが、名前の由来などについてサイトから引用しますね。

この坂は、大正10年ごろまでは、人がすれ違うのもやっとの狭い小道でした。当時、厩町(うまやまち)から海岸沿いに行く道は、しけのために不通になることも多く、人々はまちに行くためにこの坂を歩いて通っていたのです。坂の一番上に、神田さんという船の機関長をしていた人が住んでおり、そのためこの坂は神田坂と呼ばれるようになりました。いまでは神田さんの家もなく、名前の由来を知る人は少なくなりました。
おたる坂まち散歩 神田坂 | 小樽市

ということなんですね。かつては多くの住民がこの坂道を通っていたのでしょうね。

神田坂の様子

では、実際の坂道の様子をお伝えしていきますね。なお。写真は過去写真からで、様々な撮影時期の写真が混在するのでご了承ください。

うまやの坂は、高島・祝津方面へと向かう道路(道道454号小樽海岸公園線)沿いのバス停「手宮1丁目」前にある、日帰り温泉の「湯の花手宮殿」の横から入っていくのですが、その坂道を少し上っていくと、左に入っていく上り坂があります。

(うまやの坂から神田坂の入り口)
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特に大きな目印はないようですが、この坂道が神田坂になります。

(雪のない時期の様子)
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うまやの坂は小樽の港が見える坂道ですが、神田坂に入ってからも港が見えます。いい眺めですね。

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坂道は住宅の間をほぼまっすぐ続いています。

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(振り返って見たところ)
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(坂はずっとまっすぐです)
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坂の長さはそれほどでもなくて、上っていくとほどなく、住宅がなくなる端の右手に厩会館があります。

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(雪のない時期の厩会館)
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(振り返って見たところ)
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(雪のない時期の様子)
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ここを過ぎてすぐ右手には厩稲荷神社があって、奥に鳥居があります。

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(雪のない時期の様子)
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厩稲荷神社は手宮緑化植物園の下に位置していて、鳥居をくぐって社殿までいくと、そのすぐ右手は手宮緑化植物園につながっています。

(すぐ右手は手宮緑化植物園)
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厩稲荷神社もお祭りが行われていますが、かつてはとても賑わっていたと聞きます。

もとの坂道に戻りますが、坂道はそのまま手宮公園内に入っていきます。

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(同じ場所の雪のない時期の様子)
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(手宮公園内へ)
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手宮公園内には道路が通っていて、手宮緑化植物園や公園上の駐車場などへと通じていますが、そのうちの一本が、この神田坂につながっているんですね。

ちなみに、冬のあまり人が訪れない時期に神田坂から公園内を歩いてみたのですが、道路は綺麗に除雪されていたものの、やはり人気(ひとけ)は皆無で、カラスが多くてちょっと怖かったです。

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(手宮公園内の別れ道)
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おわりに

今はこの坂を歩いて手宮公園やその向こうに行く人は少ないかもしれませんが、かつては人々が街に行くためにこの坂を歩いて通ったという話を聞くと、なんだかちょっと当時に思いを馳せてしまいますね。

ということで、あまりその名前を聞くことはないですが、神田坂の様子でした。

※参照:おたる坂まち散歩 神田坂 | 小樽市

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手宮緑化植物園に隣接する「厩稲荷神社」

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