花園高架下商店街は2023年3月末で閉鎖になっています〜店舗部分は解体予定
JR小樽駅から南小樽駅へ向かうと線路はすぐに高架になって、国道5号線から花園銀座商店街までの区間の高架下は飲食店などが入る「花園高架下商店街」となっていましたが、建物の老朽化もあって2023年3月末をもって花園高架下商店街は閉鎖されました。
このニュースは1月に北海道新聞のデジタル版に掲載され、それで知ってこのブログでも閉鎖前のニュースとして取り上げたのですが、閉鎖となったのであらためて書き留めておきます。
※北海道新聞デジタル版の記事がこちら:<デジタル発>小樽の花園高架下商店街3月末閉鎖 道内最古、60年近い歴史の魅力とは…:北海道新聞デジタル
※当ブログの記事がこちら:ニュースより/花園高架下商店街が3月末で閉鎖、そして解体!?
※閉鎖後にも2023年4月4日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄にニュースが掲載されました。
各ニュースによると、花園高架下商店街は1965年開業の道内最古の高架下飲食店街だったんですね。
ちなみに、かつて線路が地上で第一大通り(現花園銀座商店街)と第二大通り(現国道5号線)を横切っていた時代は、「開かずの踏切」状態で市民生活に大きな影響がでていたそうです。そこで北海道初の高架化工事が行われ、1961年に着工、1964年に小樽〜南小樽間の全長1.6キロの高架が完成します。で、商店街がその翌年1965年に開業したんですね。
ただ、建物の老朽化が目立ち、毎年の修繕費もかさみ、JR北海道と関連会社で建物を管理する北海道ジェイ・アール都市開発が2020年に閉鎖を決めたとのことなんですね。
閉鎖後は店舗部分の建物は解体され、橋脚だけの姿になる予定とのことですが、跡地の利活用は未定だそうです。
そうなると、この風景もガラリと変わるでしょうね(味気ないものになってしまいますね…)。
ちなみに、国道からすぐの高架下部分(以前は長井生花店が入っていた)は、2020年暮れからの工事で、すでに橋脚のみのガランとしたスペースになっているのですが、そのような風景がずっと花園銀座商店街まで続くということなんですね。
さらに花園銀座商店街側も橋脚のみの部分がありますが、ここは2014年に建物部分が解体されてます。
閉鎖の報道があった頃には、営業しているのを確認できるのはすでに4軒ほどだったそうですが、最盛期には40軒近くあったそうです。
3月31日(金)の最後まで営業を続けていたのが、国道側にある居酒屋「柳助」とのことで、柳助は移転のため一時休業中です。
この花園高架下商店街の閉鎖による移転や閉店について、詳細は把握していないのですが、例えば洋風居酒屋のニューポートは2022年秋に閉店して暮れに「小樽レンガ横丁」に移転、居酒屋の山田屋は2022年11月に花園公園通り近くに移転、国道5号線を渡る手前の高架下にあった千早という理容院は2022年10月25日で閉店。
その他、ブログにも取り上げましたが、花園銀座商店街のJR高架下にあった「寿司処きた家」は閉店、ラーメン屋「右衛門」は花園公園通りに4月3日移転オープンしてます。
閉鎖に伴い、何度かここに訪れて高架下の様子を写真に収めているのですが、この味わい深い風景が見られなくなると思うとなんだか寂しいですね。
※参考:小樽散歩案内(発行:有限会社ウィルダネス)
【関連記事】
・ニュースより/花園高架下商店街が3月末で閉鎖、そして解体!?
・花園銀座商店街のJR高架下の「寿司処きた家」が閉店!?【情報提供】
・花園銀座商店街のJR高架下にあったラーメン屋「右衛門」が花園公園通りに移転しています(4月3日オープン)
※国道5号線からすぐの高架下部分の解体について。
・JRの国道5号線を渡ったところの高架下の建物が工事で途中まで解体されてた(2021年の記事)
・国道5号線のJR高架下の長井生花店が2019年9月7日をもって閉店してました
※花園銀座商店街側の高架下部分の解体について。
・花園銀座商店街のJR高架下は、最初から何もなかったように空きスペースになってます(2014年の記事)
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コメント
信じられぬ思いで切ないですね。貴重な記録写真撮り残して下さり感謝致します。故郷小樽のこの先どうなってしまうのか。
投稿: 夢の彼方へ | 2023年4月24日 (月) 21時00分
夢の彼方へさん、こんばんは。
ちょうど先にコメントいただいた「稲穂横断歩道橋から」の記事の続きになりましたね。
高架下も閉鎖となってしまい、解体されると風景はガラリと変わりますね。
投稿: 小梅太郎 | 2023年4月24日 (月) 23時54分