小樽の歴史的建造物や文化財の保存、活用に取り組む3団体が連絡協議会〜塩谷桃内まちづくり推進委員会、小樽住ノ江の火の見櫓をまもる会、朝里遺産の会
以前、小樽市内で歴史的建造物や文化財の保存、活用に取り組む3つの市民団体が、連絡協議会を立ち上げるというニュースがありました。
そのニュースは2022年10月15日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄掲載と、だいぶ前なのですが、気になるニュースだったので、遅ればせながら書き留めておこうと思います(ニュースは立ち上げ予定の記事だったので、もう立ち上がっているでしょうか)。
その団体というのは、下記の3つです。
塩谷桃内まちづくり推進委員会(前田正夫会長)
小樽住ノ江の火の見櫓をまもる会(早川陽子代表)
朝里遺産の会(前川仁代表)
互いに連携して支援したり、合同イベントを開催したりすることで、歴史を生かしたまちづくりの機運を盛り上げる狙いとのことなんですね。
この3つの市民団体ですが、それぞれの活動については、実はこのブログでも最近取り上げているんですよね。
個人的には、それぞれ個別に注目して、ブログに取り上げた活動なのですが、その活動を支える各団体が、協力して連絡協議会を立ちあげたとなると、なんとも気になります。
以下に、各団体の活動内容と、当ブログで取り上げた記事のリンクを貼っておきますね。
塩谷桃内まちづくり推進委員会
塩谷桃内まちづくり推進委員会は、2020年(令和2年)9月に、塩谷桃内地域の自然環境や風土に根付く歴史文化遺産など、地域資源を生かした地域づくりを目指し、貴重な遺産を後世に繋ごうと設立された団体とのことです。
日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に関連した船絵馬などの文化財が、塩谷・桃内地区で見つかったことをがきっかけなんですね。
ブログでは、主催の講演会に参加してきた様子を取り上げました。
・第3回塩谷桃内まちづくり講演会「自然と歴史文化を活かしたまちづくり」に参加してきました(10月23日開催) ・日本遺産「北前船」構成文化財追加認定記念「第2回塩谷桃内のまちづくり講演会」に参加してきました(10月23日開催)
小樽住ノ江の火の見櫓をまもる会
住之江会館前の緩やかな坂道沿いに建つ火の見やぐらが、老朽化が進んで倒壊の恐れも心配され、費用負担の面からも保存・維持は困難とのことで、解体される見通しという状況を受けて、2022年3月に「小樽住ノ江の火の見櫓をまもる会」が発足してます。
この火の見やぐらは、1927年(昭和2年)建設で、現在では歴史的にも火の見やぐら自体が貴重なんですね。
このブログでも、その保存の動きについて、ニュースをもとに取り上げました。
・ニュースより/住ノ江の火の見やぐらが保存されることに(2022年6月)
・ニュースより/解体方針の住ノ江の火の見やぐらを住民有志が保存に向けて動きだす(2022年4月)
・ニュースより/住ノ江の火の見やぐらが老朽化で解体へ!?(2022年2月)
※小樽住ノ江火の見櫓(@suminoe_yagura)Twitter
朝里遺産の会
2020年から活動する「朝里遺産の会」では、朝里地区の歴史遺産の掘り起こしと調査を行い、歴史的建造物の保存などにも取り組んでいるとのことです。
今年(2022年)、朝里にある柾里(まさり)神社の参道や社殿の整備を進め、例大祭を復活させたのが、こちらの団体なんですよね。
柾里神社については、このブログでも関連ニュースと共に、例大祭後にですが、訪れた様子を掲載しています。
・朝里の柾里神社に行ってきました ※柾里神社関連ニュースもまとめてます
おわりに
今回の連絡協議会は、朝里遺産の会がほかの2団体に協議会設立を呼びかけたそうです。
協議会では、各団体が活動していく上で課題となっている、建造物などの維持・保存、広報活動のための資金調達の手法について、情報を共有する勉強会開催なんかも検討しているそうです。
今後、3団体によるどのような活動が行われていくのか、個人的にも注目しています。
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