ニュースより/小樽の老舗洋菓子店「館」の味を引き継ぐ「館ブランシェ」が菓子職人の体調不良で休業に
ニュースになるまで知らなかったのですが、小樽の老舗の洋菓子店として、市民におなじみだった「館」の味を引き継いでいた「館ブランシェ」が、9月1日から休業しています。
※参照ニュース:2022年8月31日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
9月1日に店舗に行ってみると、閉まっているお店の前には、休業を知らせる張り紙があり、少し前から張られていたそうで、もともと8月31日(水)は定休日だったので、30日(火)が実質の最終営業日となったようです。
ニュースによると、かつての「館」の頃からケーキを作り続け、味を引き継いでいる、現在、お店唯一の菓子職人さんが体調不良のために、当面の間休業するということなんですね。
なので、休業期間は未定なのですが、菓子職人さんの体調が回復すれば、お店を再開するそうなので、早く良くなるといいですね。
ここでちょっと、補足ですが、現在の館ブランシェは、厳密にはかつので館とは別のお店です。
かつての「館」は、1936年(昭和11年)に喫茶店として創業し、1967年(昭和42年)12月に洋菓子店としてスタートしました。
「洋菓子の館」として、小樽市民にはすっかりお馴染みの老舗のケーキ屋さんでしたが、2013年(平成25年)5月に、館は経営不振のために自己破産して、閉店となりました。
※関連記事:なんと小樽の老舗洋菓子店の「館」が事業停止に
これには小樽市民に衝撃が走りましたが、まもなく、2013年12月に、市内の飲食店運営会社が出資して、館で働いていた菓子職人さんを雇い、味と共に館の名称やロコの使用許諾も受けて、「館」を引き継いで、「館ブランシェ」として復活オープンしたんですね。
この時のニュースには、多くの市民がほっとしたと思います。
※関連記事:小樽の老舗の洋菓子店「館」が新たに「館ブランシェ」として復活!
で、以前の館のころからの菓子職人がいたからこそ、“館”の味を引き継ぐといえるお店だったんですよね。
休業はとても残念ですが、まずは、菓子職人さんの体調が早く良くなりますように。
【関連記事】
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コメント
小梅様。パティシエさんの体調不良で、暫しの休業なんですね。昨年、母の葬儀で帰省した際に、それこそ30年ぶりくらいに入って、昔の館の味が残っているケーキに堪能しました。来月、1周忌法要で帰省した時に、また足を運ぶつもりですが、早く回復されると良いですね。それにしても、お写真を拝見して、銀座街の人出の無さに驚きました。すっかり寂れた印象です。昔はあんなに賑やかでしたのに、浦島太郎の感覚です。
投稿: 小樽望郷 | 2022年9月 2日 (金) 05時17分
小梅さん、7月に帰った時にも買い物したばかりで、あれからひと月、この度のお知らせにショックを受けました。
3年前に伺った時には、パティシエさんもお店に出てらして「また、よろしくお願いします」と、ご挨拶頂きました。
過去記事にもありましたが、あまとうはクリームぜんざいなどのアイスクリーム系、館はケーキ!小樽人は、昔からそう思ってきたのではないでしょうか。
若手のパティシエさんのおしゃれなケーキが話題に上っていても、行きつくところは、老舗のパティシエさんが作られるケーキだ!と思っています。1日も早い体調回復を祈っています。
投稿: アオサギ | 2022年9月 2日 (金) 09時36分
小樽望郷さん、こんばんは。
そのようで、パティシエさんの体調不良のために休業とのことです。
そのパティシエさんのおかげで、昔からの館の味が今も引き継がれているんですね。
早く回復されるといいですね。
そうなんです。かつては人で溢れていたこの通りも、すっかり寂しくなってしまってます…
アオサギさん、こんばんは。
今回の休業のお知らせは、多くの方が驚きと共にショックを受けています。
あまとうと館のイメージって、それぞれありますよね。そして、どちらも昔から、そして今も小樽市民に愛されるお店ですね。
早く体調が回復されて、復活できるといいですね。
投稿: 小梅太郎 | 2022年9月 3日 (土) 00時04分