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2022年9月14日 (水)

小樽の熊碓川散歩〜熊碓川をたどって河口から上流へ

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熊碓(くまうす)川は、小樽市が管理する準用河川で、桜町の街中を流れて、国道5号線の下をくぐって船浜町に入り、東小樽海水浴場の海(熊碓海岸と呼ばれますね)へと注いでいます。

街歩きの際、市内を流れる川やそこに架かる橋なんかも気になるポイントなんですが、以前、何度か船浜町と桜町を歩く機会があって、その際に両町を流れる熊碓川をたどりながら歩くことがあったんです。

ということで、今回は“小樽の熊碓川散歩”と題して、それら何度か歩いた時の様子を合わせて、熊碓海岸から熊碓川をたどって上流までの様子を紹介しようと思います。
※掲載写真は2020年7月、2021年9月、2022年7月撮影分が混在しているのでご了承を。

※とても長い記事になっているので、トップページでは《続きを読む》という形にしてます。

東小樽海水浴場(熊碓海岸)の河口

船浜町の海岸、東小樽海水浴場は、今も熊碓海岸と呼ぶ人は少なくないかもしれませんね。

熊碓川は、その熊碓海岸に流れ込んでいて、ここが河口ということになります。Otaru01_20200724-144422

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さて、ここをスタート地点として、上流に向かいたいのですが、熊碓海岸はすぐ後ろに線路が走っているのですが、現在はこの線路を渡ることができないんですよね(以前は、反対側に渡る仮設踏切があったのですが、廃止されています)。

なので、ここから熊碓川を上流に向かうには、いったん海岸を離れて、小樽港縦貫線からぐるっと迂回して、船浜町内へと入ることになります。

※関連記事
東小樽海水浴場とそのすぐ後ろに線路のある風景
久しぶりにきた船浜町の海岸・東小樽海水浴場(熊碓海岸)は静かで穏やかでした

船浜町から桜町へは高架をくぐる

ぐるっと回って船浜町内に入り、熊碓川の場所までいくと、橋があります(橋の名前は見当たりませんでした)。

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ここから海側を見るとこんな感じで線路があって、そのすぐ先が、先ほどの海岸の河口ですね。
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そして、こちらが上流側。
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川沿いには道があって、これが船浜町と桜町を繋ぐ、国道5号線高架下の通路になってるんですね。

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立地状況を説明すると、小樽築港から国道5号線で平磯トンネルを抜けると、国道から左(海側)のかなり低い位置に船浜町の住宅街があり、国道から山側が桜町になるんですが、低地の船浜町から見ると、国道は高い高架(壁)になっているんですよね。

で、海側の船浜町と山側の桜町とを直接往来するには、この通路や他に桜地下歩道などを通ることになるんですね。

では、高架をくぐって、川沿いを進みます。
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(高架をくぐって振り返ったところ)
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※関連記事:船浜町と桜町を繋ぐ国道5号線高架下の熊碓川沿いの通路

桜本通りの左を上っていく

さて、高架下のを通って上流に向かうのですが、結構、川沿いを道が通っていて、一部を除いて川の様子を見ながら歩くことができます。

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川は桜本通りの左の、通りよりさらに低い位置の住宅街の中を縫うように流れています。

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住宅と道路の間に川が流れているところは、住宅と道路をつなぐ橋がたくさん架かっていて、印象的な風景です。

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しばらくすると、桜本通り沿いに出ます。

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ここで熊碓川は、桜本通りを渡っているんですね。

ここまでの地図を掲載しますね。


桜本通りを横切る

桜本通り周辺を流れている熊碓川ですが、桜本通りを横切るのはここだけです。

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ただ、橋などはないので、気づかないかもしれませんね。

あっ、けど、ここに熊碓川の大きな看板が立っています。
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桜本通りを渡った向こう側です。
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桜本通りの右を上っていく〜さくら公園〜ラルズマート裏

さて、桜本通りを横切った熊碓川は、その上流で桜本通り右のさくら公園沿いを流れています。

桜本通りを横切ってすぐの公園沿いは歩けなかったのですが、横にあるグラウンド(公園)への桜本通りからの入り口が、川の上を渡る橋になっていて、流れを見ることができました。

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(桜小学校のグラウンドかな)

こちらは上流方面です。
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ここから川沿い右手をのんびりと歩ける、ちょっとした散策路がありました。Otaru25_20210903-150414

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そして、通りに出ます。
(振り返ってみたところ)
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北海道信用金庫桜支店から入ってくる通りになります。
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下流。
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この上流は、今度は川沿い左側をたどることができ、ここは、ラルズマート桜町店の裏にあたります。
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ここで、ラルズマートの上の道路から回ってくると、川をのぞくことができました。
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上流。
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そして、川はその上流で札樽自動車道の高架の下を流れているのですが、ここは川沿いを歩けなかったので、一旦桜本通りに戻ります。

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※関連記事:桜町にある近隣公園「さくら公園」〜ん?隣接するグラウンドは…

桜ロータリーを左に見つつ上流へ

一度、川から離れて、桜本通りからすぐ先の桜ロータリーまで行きます。
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桜ロータリーから平磯公園へと向かう道路に入ると、すぐに先ほどの続きとなる川の上を通るので、川の様子を見ることができました。ここは橋になるのですが、名前はなかったようです。

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下流。札樽自動車道の高架の下を流れていきます。
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上流。
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ここからしばらく川沿いを歩くことができ、次は桜ロータリーから桜町中学校方面へと上る道に出ます。

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(ここにも橋の名前はなかったような)
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上流。
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そして、さらに川沿いの右を歩くていくと、すぐにもう一つ上流の川を渡る道路(橋)に出ます。

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(ここにも橋の名前はなかったかな)
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ここを横切る道路は、熊碓神社へ向かうまっすぐな坂道のとろり庵から入ってきた道になります。

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上流。
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さて、ここから川沿いの道は両側にあるのですが、次の橋までは少しだけ距離があります。この辺りの地図を掲載しますね。

※関連記事
桜ロータリーから平磯公園へと上る坂道
桜ロータリーから桜町中学校方面へと続く坂道〜今回は上から下ってきました

11号橋・12号橋・13号橋

このあたりは、熊碓川は桜ロータリーから熊碓神社へ向かう、まっすぐな坂道の右側を流れています。川沿いを歩いて、次の橋へ向かいます。

(川の右手の道は、川からちょっとだけ離れてます)
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(川の左手の道は民家の通り道なのか、川沿いの散策路のよう。写真は振り返って見たところ)
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その桜ロータリーから熊碓神社へ向かう道からの横道が、熊碓川を横切る際に、道路が橋になっているのですが、ここから連続で11号橋・12号橋・13号橋という番号の名称がついた、小さな橋があるんですよね。

ということで、次にまず見える橋が11号橋です。
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下流。
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上流。
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11号橋から、川の右手を上っていきます。
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あっ、振り返るといい眺め。
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そして、次の12号橋です。
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下流。
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上流。
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12号橋から次は、川を挟むように上流に向かい両側に道路があって、こちらは右側の道路。Otaru59_20210903-153350_12

そして、13号橋。
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下流。
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上流。だいぶ鬱蒼としてますね。
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ちなみに、13号橋を渡ってそのまま道を進むと、熊碓神社の社殿横に出ます。
(この先を抜けると熊碓神社の社殿)
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さて、かなり上流まで来ましたが、川の右手にまだ上り道があるので、行ってみました。

※関連記事
熊碓川上流に架かる桜町の小さな橋〜11号橋・12号橋・13号橋
桜ロータリーから熊碓神社までの坂道から横に入る通りに名前が付いてた

11号橋・12号橋・13号橋の地図です。


桜町の上まで

13号橋から右手の道路を上ります。
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熊碓川のかなり上流まできてますが、桜町(このあたりは桜5丁目)もかなり端っこまできていて、民家も少なくなってきました。

そして、通り沿いに砂防指定地などの看板があって、周囲から民家がなくなりました。Otaru66_20210903-154101

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上ってきた道路が左に大きく曲がり、川の上を渡ります。
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一応橋になりますが、川を覗き込んでも、草木が鬱蒼としていて、川の流れははっきりとは見られませんでした。Otaru70_20210903-154306

道路はここから川を離れているので、熊碓川をたどれるのはここまででしょうかね。ということで、小樽の熊碓川散歩はここで終了です。

そうそう、上ってきた道は、川を渡ってから、その先で望洋台3丁目の住宅街に通じてるんですね。

この日はここで引き返しましたが、機会があったら、抜けてみたいですね。

最後の坂を下りていくと、いい眺めでした。
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おわりに

いや〜、小樽の熊碓川散歩、記事を書き始めてずいぶんと長くなってしまいました(前後編とかに分割すればよかったかな、とも思ったのですが、なんとか書き終えました)。

桜町を普通に歩いていると、桜本通りを横切るのは一回だけで、それ以外は桜本通りからは流れを目にすることはないものの、実はずっとすぐ近くを流れてるんですよね。

住宅街の間を流れているところもありましたし、熊碓川は、地元に方々にとっては、とても身近な川なのでしょうね。

以上、「小樽の熊碓川散歩」でした。

※河川について
一級河川は国土交通大臣が指定した河川で、管理は国が行いますが、小樽にありません。
二級河川は道の管理となり、小樽市には蘭島川、餅屋沢川、塩谷川、勝納川、朝里川、星置川、キライチ川、新川の8河川があります。
準用河川は、各市町村長が指定し、市町村が管理を行います。今回の熊碓川のほか、於古発川、真栄川、毛無沢川で4河川があります。
一級、二級、準用河川に指定されていない河川を普通河川といいます。
※参照:河川に関することについて | 小樽市

【関連記事】
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小樽の勝納川散歩〜勝納川に架かる橋を巡る【まとめ記事】※改訂版

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小樽の川・橋」カテゴリの記事

コメント

これは力作!

よく「観光地でもない所で無心に写真を撮って
いる不審な人がいる!」と通報されなかったで
すね(笑)

しかし見る人が見れば、これは素晴らしいもの
であります。
熊碓川、熊碓神社があることを、初めて知ったの
も貴ブログからでした。

熊碓海岸の波に秋を感じますね。

いやあ~、お疲れ様でした、そしてありがとう
ございます。

投稿: 猫見鳥 | 2022年9月15日 (木) 13時20分

猫見鳥さん、こんばんは。
そうなんです。長編記事になってしまいました。
それでも、この熊碓川については、書き留めておきたくて、なんとか書き切りました。
いや〜、いつもなんですが、やっぱり、観光地でもないところをウロウロと写真を撮っていると、怪しいですよね(^^;;

投稿: 小梅太郎 | 2022年9月16日 (金) 00時31分

小梅太郎様、猫見鳥様

横から失礼いたします。

猫見鳥さんのコメントに吹き出してしまいました!
「不審者」って・・・( *´艸`) 太郎さんが職質されなくてよかったです!

投稿: know the moon | 2022年9月17日 (土) 09時18分

know the moonさん、こんばんは。
確かに、観光スポットでもない、一般の住宅街でウロウロ写真を撮っていたら、ちょっと怪しいですよね^^;

投稿: 小梅太郎 | 2022年9月18日 (日) 03時20分

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