高島の地に受け継がれる伝統行事「高島越後盆踊り」を見に行ってきました(8月18日~8月20日で開催)
小樽市の無形民俗文化財にも指定されている「高島越後盆踊り」が、2022年8月18日(木)~8月20日(土)の3日間の日程で開催されるということで、8月19日(土)に見に行ってきました。
場所はいつもの高島公園(高島稲荷神社に隣接)で、20時少し前に会場に到着すると(私はバスで行きました)、まだ開始前で、20時頃に踊りが始まりました。
コロナ禍で、ここ数年は開催されてないと思うので、久しぶりの開催となったと思うのですが(ニュースによると、開催は3年ぶりとのことです)、会場となる公園広場の中心には、いつものように櫓が組まれ、提灯と大漁旗が掲げられていました。
平成13年(2001年)に小樽市の無形民俗文化財に指定された高島越後盆踊りは、その名の通り越後にルーツをもつ盆踊りで、揃いの浴衣に編笠をかぶった踊り手たちによるその踊りは、とても独特で、しなやかで優雅な踊りなんですよね。
カッコいいとも言えますね。
ただ、ここ高島公園で行われるのは、特にイベント感があるわけではなくて、本当に地域に根ざした盆踊りという雰囲気でもあるんですよね(カメラマンが多いくらいでしょうか)。
周囲には地元の方々が集まっていて、この伝統ある盆踊りを眺めて楽しんでいたり、普段着で踊りの輪に加わっていく方も結構見られますが、それがまたいいんですよね。盆踊りですからね。
※会場にいた知り合いの方が脚立を貸してくれて、上から撮れまた!!ありがとうございます!!
ちなみに、櫓の上で奏でられるお囃子は生演奏で、太鼓・笛のみの伴奏で、歌との掛け合いで行われ、歌は男性と女性が交代で歌っています。ちなみに歌詞は、労働歌を中心に 民謡・俗曲・恋歌など、様々な内容で約190ほどあるとか。
踊りは2つの形態のものを一つの流れとして交互に行うのが特徴とのことですが、見ていてもなかなか難しくて、すぐには覚えられそうにないのですが、その踊る姿には見入ってしまいます。
帰りのバスの時間があったので、このときは途中で会場を後にしましたが、踊りはまだまだ続くようでした。
高島越後盆踊りは、基本的に、毎年きまって8月18日・19日・20日の3日間に開催されているそうなんですよね。で、今年もその日程で開催され、残すところ最終日の20日(土)のみですね。
ということで、久しぶりの開催となった、小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りの様子でした。
※以下は小樽市のHPからの引用です。
高島地区は古くから漁業で栄えた地域であり、本州からの移住や往来が盛んに行われました。特に、津軽地方と新潟県北蒲原郡紫雲寺(現在の新発田市)からの移住者が多く集まり、その土地の文化・風習が持ち込まれました。
高島越後盆踊りの行事は、紫雲寺出身者が伝えた、盆踊りを中心にした盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事です。
高島越後盆踊りの特徴は、近代以前の盆踊りの形態を残していることや、踊りは二つの形態のものを一つの流れとして交互に行うことなどがあります。現在も地域に根差した伝統行事として、「高島越後踊り保存会」を中心に地元の人々の手によって連綿と保存・伝承されています。
高島越後盆踊りの行事 | 小樽市
※関連ニュース
・小樽市指定無形民俗文化財『高島越後盆踊り(8/18~20 高島公園)』開催のお知らせ | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・高島越後盆踊り3年ぶり復活 300年の歴史伝承へ映像記録 小樽:北海道新聞 どうしん電子版
※参考
・高島越後盆踊りの行事 | 小樽市
・高島越後盆踊りの行事(pdf)
【関連記事】
・高島の地に受け継がれるしなやかで優雅な高島越後盆踊りを見に行ってきました(2018年)
・小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りを見に行ってきました(2017年)
・【動画】小樽市指定無形民俗文化財の高島越後盆踊りの様子(2017年)
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コメント
小梅さん、こんにちは。
過去記事をきちんと読んでなくてスミマセン。。
高島の盆踊りは、高島越後盆踊りというのですね。17年の動画を観ましたが、本当に独特でしなやかで優雅という表現がぴったり!覚えるにも、相当時間がかかりそうな難しい踊りですね。
生のお囃子に唄も素晴らしいです!小樽にこんな伝統的な文化が残されていたとは、正直びっくりしました。
投稿: アオサギ | 2022年8月21日 (日) 16時14分
アオサギさん、こんばんは。
いえいえい、できるだけ、新しい記事で内容が分かるようにと思っているのですが、過去記事を読んでももらえると、とても嬉しいです。
以前の記事の動画も見ていただいたのですね。
独特ですが、とてもしなやかで優雅な踊りですよね。
けど、本当に覚えるのは難しそうですね。
この伝統行事は、長く伝えて行ってもらいたい、貴重な文化ですね。
投稿: 小梅太郎 | 2022年8月22日 (月) 01時58分