帆船「みらいへ」の小樽港初入港記念の体験航海に参加してきました(8月14日)
先日、国内唯一の民間練習帆船「みらいへ」が、小樽港勝納ふ頭2番バースに入港し、今回が小樽港初入港ということで、それを記念して、8月13日(土)は船内見学会、14日(日)には体験航海が行われました。
帆船「みらいへ」(230トン)は、一般社団法人グローバル人材育成推進機構(神戸)が運行する帆船です。
一般公開となった13日の船内見学会は、事前申込不要で無料ということで、帆船ファンや家族連れがたくさん訪れたようですが、私はその日は行けずに、それでもその姿が見たくて、14日の午後に勝納ふ頭に行ってきました。
その様子は、すでにこちらの記事で紹介しました。
※国内唯一の民間練習帆船「みらいへ」が小樽港に初入港していました
で、予定外だったのですが、実は急遽、体験航海に参加してきちゃったんです(笑)
※写真が多く長い記事になっているので、トップページでは《続きを読む》という形にしてます。
14日の体験航海は、出港9時、11時、13時、15時からの計4回行って、所要時間は各1時間半で、定員は各便50名。
参加費用は大人2,000円、小学生1,000円(未就学児無料)で、申し込みは現地にて先着順で、定員に達し次第受付終了ということでした。
で、私が勝納ふ頭に着いたのが、最後の体験航海出港15時の10分前だったんです。あっ、駐車場は、勝納ふ頭の船の目の前の岸壁上に、広いスペースが確保されていました。
体験航海に出港してしまうとその姿を見られないと思い、なんとか15時前に到着して、早速その優雅な船体の写真を撮りつつ、船に近づいていくと、最後の体験航海の最終受付をしていて、定員にはまだ余裕があるとのこと…
う〜ん、としばし悩んで、こういう機会はそうそうないと思い、急遽参加することに決定!!
ということで、この投稿では、帆船「みらいへ」のその体験航海の様子を写真中心にお伝えしますね。
ちなみに、みらいへは国内唯一の練習帆船/セイルトレーニングシップということですが、“セイルトレーニング”について、帆船「みらいへ」のサイトに記載されています。
セイルトレーニングとは、帆船による航海や集団行動、共同生活を通じて、決断力や責任感、コミュニケーション能力などを養う人間教育プログラムです。
セイルトレーニングとは | 帆船「みらいへ」
とのことです。
帆船「みらいへ」体験航海の様子
もう15時の出港直前だったので、乗船してすぐに注意事項の説明があって、いざ出港です(ここからは、どんどん写真を掲載していきます)。
小樽港内を進みます。帆は畳んだままで、エンジンで進んでます。
勝納ふ頭に停泊中の新日本海フェリーと、向こうには天狗山が見えますね。
港の海上からの小樽の街の眺めって、そんなにしょっちゅう見られる風景ではないので、新鮮ですよね。
「港湾工学の父」とも呼ばれた廣井勇によって明治41年に完成した北防波堤、その後、廣井勇の弟子でもある伊藤長右衛門によって大正10年にできた南防波堤、そして島防波堤と、今なお小樽の港を守る防波堤ですね。
※関連記事:小樽港湾事務所内の「おたるみなと資料館」に行ってきました〜南北防波堤など、小樽港建設の歴史に関する資料が展示
防波堤から外海に出るのですが、この日は波が穏やかでした。
途中で、参加者でロープを引いて帆を張るセイルハンドリング(展帆)が行われました。
お〜、帆が開きましたね(帆を張った姿を外から見たいですね)。
船内はあちこち見学できました。
階段で下りていくと、客室や食事やミーティングなどをする部屋(メスルーム)がありました。
どうやら、今回の体験航海中、一番沖まで出たとか。
小さく高島岬の鰊御殿と日和山灯台、奥にはおたる水族館とホテルノイシュロス小樽も見えます。
ここから戻ります。
そして、港内に戻ってきました。
ちょっとだけ動画も撮ってきましたので、どうぞ。
おわりに
ということで、たっぷり1時間半の小樽港石狩湾クルーズとなった、帆船「みらいへ」体験航海の様子でした。
海が穏やかで、貴重な船内見学に色々と珍しい体験もでき、素敵な風景も見られて、とっても楽しかったです。
(帆船みらいへの船首像(フィギュアヘッド)は、ヤマトタケルノミコトだそうです)
※帆船「みらいへ」は、すでに小樽港を出港しています。
※関連ニュース
・2022年8月14日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄
・小樽港初入港記念 帆船「みらいへ」船内見学会(8/13)及び体験航海(8/14)について | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
・小樽港初寄港 練習帆船“みらいへ”船内見学会(小樽ジャーナル)
・小樽港初入港記念 帆船「みらいへ」船内見学会(8/13)に行ってきました | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
※参考
・〈小樽港要覧〉小樽港の沿革と自然状況 | 小樽市
・小樽外洋防波堤
【関連記事】
・国内唯一の民間練習帆船「みらいへ」が小樽港に初入港していました(8月10日〜15日)
※防波堤関連の記事など。
・小樽港湾事務所内の「おたるみなと資料館」に行ってきました〜南北防波堤など、小樽港建設の歴史に関する資料が展示
・小樽港の南防波堤周辺の様子と巨大なクレーン
・運河公園に建つ2つの銅像は、小樽港の近代化に深く関わりのある廣井勇と伊藤長右衛門
・「第50回おたる潮まつり」最終日の「潮わたり」に初めて参加しました【補足記事】
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コメント
小梅様。素晴らしいお写真の数々と動画、堪能しました‼一枚目のお写真を始め、素晴らしいアングルと構図の写真、自分が体験航海しているようです。小梅さん、構図をしっかり計算されて撮られているようで、絵心がおありと拝見してます。勝納埠頭から灯台を抜けての風景、確かに簡単には見れませんよね。空も雲も海も街並みも綺麗で最高ですね。灯台を通過する写真を見たとき、中央埠頭から祝津までの曳航船を乗った時を思い出しました。有り難うございました‼
投稿: 小樽望郷 | 2022年8月19日 (金) 09時00分
小樽望郷さん、こんにちは。
楽しんでもらえたようで、よかったです。
私は写真は素人なので、特に技術とかはないのですが、ブログに掲載することを前提に、読んでくれる方に様子が伝わるように、ということは意識しています。
船に乗る機会は、そんなにないので(普段だと、祝津・オタモイ方面の観光船でしょうかね)、海上からの風景は、私も新鮮です。
投稿: 小梅太郎 | 2022年8月19日 (金) 14時45分