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2022年7月 7日 (木)

⼩樽芸術村「⻄洋美術館」に行ってきました〜歴史的建造物の旧浪華倉庫を活用した⼩樽芸術村4館目の施設

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小樽の歴史的建造物を活用した、ニトリによる複合的な芸術空間「小樽芸術村」の4館目の施設として、今年(2022年)4月28日にオープンした「⻄洋美術館」に、先日ようやく行ってきました。

⻄洋美術館の場所は、小樽運河の浅草橋の先のすぐ右手に建つ、とても大きな石造倉庫がそれで、この建物は大正14年(1925年)建築の小樽市指定歴史的建造物にも指定されている、旧浪華(なにわ)倉庫です。

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家具・インテリア製造小売り最大手のニトリは、小樽芸術村を2016年に開設し、これまでの旧高橋倉庫と旧荒田商会のステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖銀行小樽支店の似鳥美術館に加えて、この西洋美術館をオープンしたんですよね。

西洋美術館(4月28日オープン) | 小樽芸術村

※写真が多く、とても長い記事になっているので、トップページでは《続きを読む》という形にしてます。

⻄洋美術館入り口とショップのフリーエリア

美術館の入り口は、運河側にあります。

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入り口前にはテラス席がありますね。

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入ってすぐは、ショップになっていて、ここまではフリーエリアということで、無料で入れます。

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ここにも周囲には、ステンドグラスが飾られてます。

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休憩エリアがあって、ここはフリーWi-Fiが使えるんですね。

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奥に受付があって、ここから先が展示室となります。

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受付カウンター横には、券売機も設置されています。料金については、記事の最後に記載しますね。

⻄洋美術館展示内容〜フロアマップから

まず、写真撮影について聞いたところ、撮影OKでした。ただし、フラッシュや動画、自撮り棒の使用は禁止です。通話も禁止です。もちろん、他のお客さんの迷惑にならないように。

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⻄洋美術館では、19世紀末から20世紀初頭の欧米のステンドグラスや、アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス工芸品、家具などの西洋美術品を展示しているとのことで、以下はサイトからの引用です。

小樽が港湾都市として栄えていた19世紀末、フランスではエッフェル塔が建設され、新しい芸術運動であるアール・ヌーヴォーがヨーロッパを席巻しました。その時代に活躍した作家のエミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリック、ガブリエル・アージー・ルソー、ヴィクトール・アマルリック・ワルターらの作品をご鑑賞いただけます。
西洋美術館(4月28日オープン) | 小樽芸術村

もともと、似鳥美術館地下1階で展示されていた作品もあるようですね。

フロアマップがあるのですが、館内はとても広く、展示室はエリア分けがされています。

(クリックすると拡大します)
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A:アール・ヌーヴォー、アール・デコの彫刻
B:アール・ヌーヴォー、アール・デコのグラス
C:アール・ヌーヴォー、アール・デコの家具
D:ギリシア・ローマ美術
E:ステンドグラス、19世紀装飾美術
F:マイセンルーム(2階)

⻄洋美術館展示の様子

では、⻄洋美術館展示の様子をざっとですが、紹介していきますね。

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まず、こちらが入ってすぐ左のアール・ヌーヴォー、アール・デコの彫刻のエリア(フロアマップA)です。

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先の展示室に進みます。

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いきなりこの通路両側が目に止まりますね。
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そして、通路から左がアール・ヌーヴォー、アール・デコのグラスのエリア(フロアマップB)ですが、結構広いです。

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右がアール・ヌーヴォー、アール・デコの家具エリア(フロアマップC)。

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中央のアーチをくぐって奥の展示室に進みます

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こちらの展示室に入ってすぐ左は、小スペースのギリシア・ローマ美術のエリア(フロアマップD)です。

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で、こちらがステンドグラスと19世紀装飾美術のエリア(フロアマップE)で、正面に見事なステンドグラスが見えます。

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正面通路両側と右の通路に装飾美術が、左と奥の通路には、ステンドグラスが展示されています。

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(こちらが正面に見えたステンドグラス)
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そして、2階ですが、2階に上がると展望ラウンジということで、ステンドグラスと19世紀装飾美術のエリア(フロアマップE)を上から見ることができます。

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そして、2階の奥がマイセンルームとなっています。

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建物は歴史的建造物の旧浪華倉庫

そもそも、この建物が小樽市指定歴史的建造物にも指定されている、大正14年(1925年)建築の旧浪華(なにわ)倉庫ということで、歴史的価値のあるものです。

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以下は、小樽市HP記載の建物概要の引用です。

市内に現存する木骨石造の倉庫の中でも比較的大規模な建物です。小屋組は、クイーンポストトラス(対束(ついづか) 小屋組)と呼ばれる洋風の構造で、屋根には当時採光用として設置された円形の小屋根があります。荷物を搬出入する開口部は、海側の壁面以外に運河側にも配置され、艀(はしけ)へ荷積みする利便さが図られています。
運河の完成の2年後に建てられたこの建物は、運河の盛衰を見守りその歴史を今に伝える倉庫建築のひとつです。
小樽市指定歴史的建造物 第77号 旧浪華倉庫 | 小樽市

以前は、複数の飲食店が入る施設「小樽運河食堂」として営業していたのですが、閉店してしまい、その後、ニトリが取得しました。

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で、この建物が歴史的建造物ということもあって、個人的には建物自体も気になるところで、素晴らしい展示品を見る他にも、天井を見上げたり、室内の壁を見たりもしてました。

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おわりに

ということで、⼩樽芸術村「⻄洋美術館」の様子をざっと紹介してみました。

まずは一通り見てきたのですが、もちろん、実際の展示はもっともっとボリュームがあって、美術品については、正直、詳しいことはよく分からないのですが、とにかく見応えがあります。

時間に余裕をもって、じっくり見学するのがいいかもしれませんね。


【ご利用案内】(情報は2022年6月時点でのものです)
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開館時間(入場は閉館30分前まで)/休館日
・5~10月:9:30〜17:00/無休
・11~4月:10:00~16:00/毎週水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
※変更になる場合があります→【最新の開館状況】通常通り開館中 | 小樽芸術村

入館料
・西洋美術館単館券:一般1,500円・学生1,000円・高校生700円・小・中学生300円
・小樽芸術村4館共通券:一般2,900円・学生2,000円・高校生1,500円・小・中学生700円
※ご利用案内詳細はサイトのこちらで:ご利用案内・アクセス | 小樽芸術村

西洋美術館(4月28日オープン) | 小樽芸術村
小樽芸術村公式サイト 似鳥美術館

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※参考:【月刊小樽自身2022年5月号】新オープン!あのニトリの「西洋美術館」 | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」

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ニュースより/⼩樽芸術村「⻄洋美術館」が4月28日オープン〜歴史的建造物の旧浪華倉庫を活用した⼩樽芸術村4館目の施設
歴史的建造物の大規模な木骨石造倉庫「旧浪華倉庫」(現 小樽運河食堂)

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