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2022年6月11日 (土)

祝津のニシン漁場建築を巡ってきました〜小樽市鰊御殿・旧近江家番屋・旧白鳥家番屋・旧茨木家中出張番屋・恵美須神社

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祝津はかつてニシン漁でとても栄えた地区で、現在も当時の繁栄を今に伝えるニシン漁場建築を多数見ることができます。

先日の6月4日・5日に、3年ぶりに祝津前浜で「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が開催されたのですが、このイベント期間中、例年のことですが、今年も祝津の北海道有形文化財の小樽市鰊御殿(旧田中家住宅)と、小樽市都市景観賞受賞建築物の旧茨木家中出張番屋が入館無料となっていたのでいってきました。

どちらも、以前に何度かブログに掲載しているのですが、久しぶりだったので、その際に立ち寄った、恵美須神社などと併せてその様子を紹介しますね。

小樽市鰊御殿(旧田中家住宅)

祝津の高台に建つ祝津のシンボルのような建物が、北海道指定有形文化財の「小樽市鰊御殿」(旧田中家住宅)です。

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もともとこの高台にあったわけではなくて、明治30年(1897年)に西積丹の古宇郡泊村に建てられ、昭和33年(1958年)に当時創立70周年を迎えた、北海道炭鉱汽船株式会社が現在地に移築復元し、移築後に小樽市に寄贈したものなんですね。

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建物内では、ニシン漁やニシン加工に使われた道具類、ニシン番屋で生活していた人々の生活用具や写真なども展示されています。

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令和4年度の開館期間は、4月9日(土)〜11月23日(水・祝)の午前9時〜午後5時(10月17日からは午後4時閉館)で、入館料は一般300円です。
※参照
小樽市鰊(にしん)御殿(北海道有形文化財) | 小樽市
小樽市 鰊御殿(にしん ごてん) | おたる水族館

※関連記事:小樽・祝津の高台に建つ北海道有形文化財「小樽市鰊御殿」(旧田中家住宅)

旧近江家番屋

小樽市鰊御殿の建つ高台への上り口に建つ、かなり老朽化が目立つ番屋建築が建っているのですが、ここは旧近江家番屋です。

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祝津でよく知られたニシン漁場建築といえば、御三家とも呼ばれる三大網元の青山家、茨木家、白鳥家に関する建物、そして小樽市鰊御殿ですが、それらに比べて、旧近江家番屋については、一般に紹介されることがほとんどなく、内部も公開されていません。

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祝津で最も古い番屋の形を伝えているそうです。
※参考:歴史的建造物 | おたる祝津たなげ会

数年前に屋根が塗り直されたのですが、またすっかり錆びてしまってますね。

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※関連記事:小樽・祝津の古い番屋の形を伝える「旧近江家番屋」

旧白鳥家番屋

こちらは、祝津の三大網元のひとつ、白鳥家の小樽市指定歴史的建造物でもある「旧白鳥家番屋」です。

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おたる水族館の駐車場手前の道路沿いに建っていて、以前は「群来陣(くきじん)」という郷土料理店として活用もされていました。

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閉店後もイベント時に一般公開されていたこともあるのですが、現在は公開されていないんですよね。

ここは、今後どうなるのか、ちょっと気になりますね。

※参考:小樽市指定歴史的建造物 第62号 旧白鳥家番屋 | 小樽市

建物内の様子などは、以前の一般公開時に訪れた際のこちらの記事に掲載してますので、参考まで。
※関連記事:小樽・祝津を代表するニシン漁場建築の「旧白鳥家番屋」は小樽市指定歴史的建造物

旧茨木家中出張番屋

こちらは、祝津の三大網元のひとつ、茨木家の旧茨木家中出張番屋(いばらぎけなかでばりばんや)です。

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明治後期に建てられたというこの木造平屋建ての建物は、茨木家が漁夫の住宅として建てた建物で、2010年(平成22年)6月に修復工事を完了して、現在、一般公開されています。

第19回(平成23年度)小樽市都市景観賞を受賞しています。

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建物内に入って左手には、広い部屋の壁際に添って、漁夫が寝泊りする"ネダイ(寝台)"というのが設けられてます。

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2022年度の今後の一般公開日程は、祝津たなげ会のサイト「茨木家中出張番屋の一般公開は4月29日から | おたる祝津たなげ会」に掲載されています(基本は金・土・日と祝日のようですが、土・日に変更になることもあるようなので注意です)。

開館時間は11:00~15:30までで、見学寄付金(番屋維持管理費)として、入場料200円(中学生以下無料)となっています。

※参照:茨木家中出張番屋 | おたる祝津たなげ会

近くには、ひときわ立派で歴史を感じさせる、その茨木家の住宅(旧茨木輿八郎番屋)もあるのですが、現在も個人所有の住宅ということもあって、もちろん公開などはされてなく、今回も立ち寄りませんでした。

※参考:歴史的建造物 | おたる祝津たなげ会

※関連記事
小樽市都市景観賞受賞の祝津のニシン漁場建築「茨木家中出張番屋」
小樽・祝津の三大網元のひとつ茨木家の住宅〜茨木宅(旧茨木輿八郎番屋)

恵美須神社

旧茨木家中出張番屋の建物の横には鳥居が建っているのですが、これは恵美須神社の鳥居で、覆堂に収められている恵美須神社の本殿は、文久3年(1863年)建立とのことで、小樽市指定歴史的建造物です。

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ここからジグザグに細い坂道を上り、小高い山の上までいくと、恵美須神社の小さな社殿が建っています。

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境内には、小樽市の保存樹木に指定されているクワとイチイとがあります。

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※参照
小樽市指定歴史的建造物 第58号 恵美須神社本殿 | 小樽市
保存樹木等の指定一覧 | 小樽市

※関連記事:恵美須神社

おわりに

ということで、久しぶりに祝津の歴史あるニシン漁場建築などを巡ってきました。

やっぱり祝津は面白いですね。

おたる祝津たなげ会

【関連記事】
祝津のニシン漁場の建築物「番屋」と恵美須神社
「第12回おたる祝津にしん群来祭り」が祝津の前浜で3年ぶりに6月4日・5日の2日間で開催

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祝津・高島地区」カテゴリの記事

コメント

小梅太郎さま

おはようございます。
帰省の際、歴史的建造物や小樽博物館に訪問することがあります。何度も見聞していますが、改めて見学すると当時の歴史に触れられて、訪問してよかったといつも思います。

投稿: know the moon | 2022年6月11日 (土) 07時01分

小梅様、know the moon様。おはようございます。土曜日ですが仕事の関係で6時少し過ぎから職場にいます。祝津にはあまり足を運ぶ機会もないままで現在に至っています。鰊御殿には入ったことはありますが、今回のブログで紹介されている他の番屋の存在は、殆ど知りませんでした。恵美須神社もです。中央バスもしくは中央ふ頭でしたか、そこから出ている連絡船でしか祝津には行かなかったことも、原因なのかもしれません。バスの窓から見えた古めかしい建物が、紹介されている近江家・白鳥家両番屋だったのですね!全く恥ずかしいです!!小梅さんは目立たなところにもある神社にも取材に行かれているようですが、余り人の出入りしない神社の軒先には、スズメバチの巣があることが多いので、くれぐれもご注意下さいませ。

投稿: 小樽望郷 | 2022年6月11日 (土) 07時41分

know the moonさん、こんばんは。
そうなんですよね。私も歴史的建造物など、同じところを何度も訪れることがありますが、いつも興味深く見てしまいます。
時には新しい発見や感動もあったりして、また訪れたくなるんですよね。


小樽望郷さん、こんばんは。
私も祝津といえば、昔は水族館と鰊御殿くらいしか知らず、こんなに歴史ある番屋などの建物があるとは知りませんでした。
やはりブログを書き出してからですね。
それに、現在はそういった歴史を、以前よりは積極的に各所で発信していると思います。
確かに、人の出入りしていない神社も多いので、スズメバチなどには要注意ですね。ありがとうございます。

投稿: 小梅太郎 | 2022年6月12日 (日) 01時11分

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