ニュースより/ついに小樽市の人口が11万人割れ。なんと10万人台となったのは102年ぶり
減少が続く小樽市の人口ですが、ついに小樽市の人口が11万人を割ったというニュースがありました。
2022年4月12日付北海道新聞朝刊総合欄、及び小樽・後志欄に掲載されていました。
ニュースによると、2022年3月末時点の住民基本台帳に基づく小樽市の人口が10万9,712人となって、ついに11万人を割り込んだそうです。
10万人台となったのは、なんと1920年(大正9年)の10万8,113人以来、102年ぶりとのことです。
1920年は第1回国勢調査が行われた年で、市制施行した大正11年(1922年)の人口が11万7,953人でした。なので、今は大正時代より人口が減ってしまっているんですよね。
ちなみに、小樽市の人口のピークは、1964年(昭和39年)の20万7,093人と、20万人を超えたこともあったんですが、その頃に比べると、ほぼ半分になってしまったんですね。
ここ数年は毎年2千人前後のペースで減少していて、2010年以降は、死亡数から出生数を引いた「自然減」が、転出数から転入数を引いた「社会減」を上回る傾向が続いていて、少子高齢化が顕著になっています。
小樽市の65歳以上の高齢化率は、3月末時点で41.4%と、道内人口上位10市の中で最も高いそうです。
ただ、こういった状況の中、ニュースによると、3月末時点で新光町が前年同月比77人増、銭函地区の星野町が44人増などと、わずかながらも住民が増えている地区もあるそうなんですよね。そこらへんにヒントがあるのかな。
この人口減少の問題は、行政も様々な取り組みを進めているようですが、雇用、子育てや教育の環境、交通の利便性、高齢者の住みやすさ、冬の除排雪対応などなど…、課題は多く、なかなか難しい問題ですね。
ということで、小樽市の人口減少に歯止めがかからず、ついに11万人を割ったというニュースでした。う〜ん、小樽はいい街なんですけどね。
※小樽市の人口(令和4年) | 小樽市
※小樽市統計書 | 小樽市
※参考:道内人口上位10市(2022年4月12日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄より)
1 札幌市 195万8750人
2 旭川市 32万7240人
3 函館市 24万7318人
4 苫小牧市 16万9331人
5 帯広市 16万4836人
6 釧路市 16万2696人
7 江別市 11万9535人
8 北見市 11万4041人
9 小樽市 10万9712人
10 千歳市 9万7610人
※住民基本台帳ネットワーク(2022年2月末現在)に基づく(小樽市のみ3月末現在の住民基本台帳人口)。
【関連記事】
※最近の人口関連の記事。
・ニュースより/小樽市の2020年12月末の人口は11万2433人で、前年同月比で1964人減
・ちょっと前のニュースより/2020年国勢調査速報値で小樽市の人口は11万1,422人(前回から1万502人減)
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コメント
人口11万をついに割りましたか・・・。
少し前FMおたるの「ASAKATSU!」DJ田口智子さんの
日に、道新小樽市局の方が出演されて、人口減を止め
た地方自治体の事例を話され興味深く聴きました。
その一つが兵庫県明石市です。
子育世帯支援策を掲げ、人口が大幅に上昇したとか。
余談ですがこの明石市の泉房穂市長、数年前こちら
関西で連日メディアに登場していました。
それは市職員へ「火付けて来い!」のパワハラ発言が
問題となったからです。
結果泉市長は辞めたのですが、再登板を要望する人が
大変多く、次の市長選で圧勝したのですね。
後日談、件の市職員は、道路立退交渉の仕事に真面目に
取り組まず、市長が激怒しこの発言に至ったとか。
市民は、市民のことを真剣に考え熱意をもって市政に取
り組んでいたこの市長をよく見ておられたのでしょう。
もう取り組んでおられると思いますが、小樽に住めばこれ
だけ良いことがある、とアピールすることが、小樽市として
重要でしょう。
投稿: 猫見鳥 | 2022年4月14日 (木) 12時34分
猫見鳥さん、こんばんは。
ついに割ってしまいました。
時間の問題だと言われてましたが、実際に割り込むとちょっと寂しいですね。
兵庫県明石市は、子育世帯支援策を掲げて、人口を大幅に上昇させたのですね。
あっ、その市長のニュース、記憶にあります。
地元の市民の皆さんは、その仕事ぶりをちゃんと見ていたのですね。
しっかりと市政に取り組み、結果を出しているのは大事ですね。
小樽市も色々と取り組まれていますが、実際に人口を増やしているところもあるわけで、難しいでしょうが、まだまだやれることはありそうですね。
投稿: 小梅太郎 | 2022年4月16日 (土) 01時18分