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2022年4月18日 (月)

ニュースより/解体方針の住ノ江の火の見やぐらを住民有志が保存に向けて動きだす

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入船十字街の近く、住之江会館前の緩やかな坂道沿いに建つ火の見やぐらが、解体される見通しというニュースがあったのが、少し前の2022年2月のことでした。※写真は2022年2月撮影のものです。

それを受けて、住民有志が「小樽住ノ江の火の見櫓をまもる会」を発足させ、保存に向けて動き出した、というニュースがありました。2022年4月15日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。

小樽住ノ江の火の見櫓をまもる会は、火の見やぐらの所有権を現在の市消防団第6分団から取得して、現地での保存を目指すとのことで、第6分団は交渉に応じる意向とのことです。

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地域の目印にもなっていて、ブログでも何度か取り上げているこの火の見やぐらは、鋼鉄製で高さ14m、建設は1927年(昭和2年)(2009年発行の小樽市住ノ江町会創立100周年記念誌に記載とのこと)と古く、1986年に住之江会館の建て替えに伴い、約10m移動して現在の場所となったそうです。

すでに本来の役目は終えていて、15年ほど前までは訓練用のホースを干したりもしていたそうですが、近年は利用はされてなく、子供が上って危険という指摘も寄せられ、老朽化で倒壊の恐れも心配されていました。

そういった状況で、所有する市消防団第6分団が、維持費用の負担の面から保存・維持は困難と判断して、7月頃にも解体する方針を決めたとのことだったんですよね。

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で、今回のニュースによると、こうした状況を受けて、市民ら有志8人が3月下旬に保存に向けて会を設立したとのことで、さっそく補修方法や費用などについて、地元鉄工所と協議したそうです。

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歴史的にも火の見やぐら自体が現在では珍しいですが、戦前に完成し、戦時中の金属供出を免れた鋼鉄製という点でも珍しく、見張り台に残る半鐘も貴重とのことで、保存に向けて、いい方向に話がまとまるといいですね。

※参照ニュース:2022年4月15日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄

※住所としての名称は“住ノ江”ですが、会館の名称は建物に“住之江”会館と表示されているので、文中でもそのまま住之江会館と書いています(ただ、この会館や火の見やぐらの住所は入船2丁目なんですよね)。

【関連記事】
ニュースより/住ノ江の火の見やぐらが老朽化で解体へ!?
住ノ江町の坂と火の見やぐら
住之江会館前の坂道を上った先の左に曲がる急坂が気になって

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コメント

小梅太郎さま
以前にお世話になってました みやびです
小樽も、もう少ししたら桜が
で、今までブログで紹介されていなかったと思う桜の場所
奥沢4-6-9 秋田屋高橋農園って所なのですが
Googleで見て頂ければ分かると思います
場所は奥沢十字街を上がって行き、奥沢児童会館を過ぎて右手に杉谷運輸の社長宅のある所(奥沢3-23)
そこを右に
水道山へ向かって行きます
もう水道山の手前、左側に見えます
よろしければご覧ください

投稿: みやび | 2022年4月19日 (火) 15時54分

みやびさん、こんばんは。
お久しぶりです。小樽の桜、もうすぐですね。
奥沢のそちらの桜は存じております。
実は毎年見に行ってます。
ただ、咲いている場所が一般の民家が並ぶ前の細い道路沿いなので、ブログ掲載によって何かご迷惑がかかるといけないと思い、投稿は控えていますので、ご了承願います。

投稿: 小梅太郎 | 2022年4月19日 (火) 23時40分

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