小樽市総合博物館本館で開催中の企画展「Cord Marked Pottery 小樽・余市の縄文文化」は3月31日まで
小樽市総合博物館本館では現在、企画展「Cord Marked Pottery 小樽・余市の縄文文化」が開催中です。
開催期間は、令和4年1月8日(土)〜3月31日(木)ということで、もう期間終盤なんですが、先日、ようやく見に行ってきました。開催時間は9:30〜17:00です。
場所は、本館2階奥の企画展示室です。
小樽・余市にまたがり広がっていた縄文文化を、土器を中心に紹介しているこの企画展ですが、小樽・余市から縄文時代の土器などが、こんなにたくさん発掘されているのかと、あらためて驚きます(90個ほどの土器が並んでいるそうです)。
土器などに詳しくなくても、眺めているだけでも、楽しめます。土偶もありました。
縄文時代といえば、北海道・北東北の縄文遺跡群が2021年(令和3年)7月に世界遺産に登録されましたが、小樽周辺の遺跡はそこに入ってないんですよね。
それでも、小樽周辺にはたくさんの縄文時代の遺跡があって、こんなに土器が発掘されているんですね。
忍路環状列石(ストーンサークル)とかは、市民にも馴染みがある遺跡ですよね。
今回、展示室内の床には、忍路のストーンサークルの実寸大の石の配置を黒い紙で示しているのですが、展示室内には全体の4分の1しか収まってないそうで、実際がいかに大きいがうかがわれます。
小樽の遺跡については、小樽市総合博物館運河館第二展示室奥に遺跡の展示があって、忍路の発掘資料なども展示されているので、興味のある方は、併せて見にいくといいかもしれませんね、
ということで、小樽市総合博物館本館で開催中の企画展「Cord Marked Pottery 小樽・余市の縄文文化」は、3月31日までの開催ですので、興味のある方はお忘れなく。
【入館料・休館日について】
※見学には入館料が必要です(本館は現在は冬期料金)。
一般300円、高校生・市在住の70歳以上の方150円、中学生以下無料。
※その他、運河館との共通入館料や団体割引などの詳細は、小樽市HP内の「開館時間・休館日・入館料 | 小樽市」で確認してください。
※本館休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
※こちらは、小樽市総合博物館Facebookページから。
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コメント
小梅様。小樽市総合博物館はかつての手宮の鉄道記念館の方に移転したのでしょうか。全く知りませんでした。縄文時代は地味で余り取り上げられることもないので、こうした機会は大切にしたいですね。それにしても入館料300円は良心的ですよね。昨日のブログの洋菓子屋さん、全く知りませんでした。米華堂が無くなったのを、このブログで知り驚きました。昨年の秋に亡くなった母が米華堂のモンブランが好きで、よく買いに行ったものです。
投稿: 小樽望郷 | 2022年3月15日 (火) 21時48分
小樽望郷さん、こんばんは。
そうです、そうです。手宮に移ったのは2007年のことです。なので、屋外には鉄道関連の展示がたくさんあります。
縄文時代の遺跡の紹介というのは、確かにあまりされてないんですよね。けど実は遺跡はたくさんあって、こういう機会で広く知られるといいですね。
入館料は市の施設ですからね。とはいえ、安いですね。
米華堂は、お母様もよく買われていたのですね。古くからのファンも多いので、とても惜しまれつつの閉店でした。
投稿: 小梅太郎 | 2022年3月16日 (水) 23時11分