ニュースより/住ノ江の火の見やぐらが老朽化で解体へ!?
入船十字街の近く、住之江会館前の緩やかな坂道沿いに、火の見やぐらが建ってます。
先日の2022年2月19日付北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、この住ノ江の火の見やぐらが、今年(2022年)7月頃にも解体される見通しとなった、というニュースがありました。
この地域の目印にもなっていて、このブログでも何度か取り上げているこの火の見やぐらなんですが、場所は入船十字街から国道5号線を住吉神社方面(札幌方面)に進むと、すぐ右に緩やかに上る道があって(曲がるとすぐ右に住之江会館があります)、その道沿いの右手に建ってます。
ニュースによると、この火の見やぐらは鋼鉄製で建設は1927年(昭和2年)(2009年発行の小樽市住ノ江町会創立100周年記念誌に記載とのこと)と古く、1986年に会館の建て替えに伴い、約10m移動して現在の場所となったそうです。
すでに本来の役目は終えていて、15年ほど前までは訓練用のホースを干したりもしていたそうですが、近年は利用はされてないとのことです。
子供が上って危険という指摘も寄せられ、老朽化で倒壊の恐れも強まり、所有する市消防団第6分団で検討の上、維持費用の負担の面から保存・維持は困難と判断して、解体の方針を決めたとのことです。
(横の建物の壁には、“小樽市消防団第六分団 住ノ江町会”と書かれてます)
火の見やぐらというと、今では珍しく、歴史的にも貴重なのでしょうから、解体は残念なのですが、倒壊の危険があるとなると、やむを得ないのでしょうね。
ちなみに、小樽市内の火の見やぐらといえば、ここ住ノ江のほか、手宮の十間坂に時計のついた火の見やぐら、梁川通り奥の都会館の建物に付随している火の見やぐら、そして、観光施設ですが運河の浅草橋の交差点一角にある飲食店の集まる出抜小路に、展望台となる火の見やぐらがありますね(他にあるかな?)。
※関連記事:小樽に残る火の見やぐら〜住之江・十間坂・都会館・出抜小路
※住所としての名称は“住ノ江”ですが、会館の名称は建物に“住之江”会館と表示されているので、文中でもそのまま住之江会館と書いています。ただ、この会館や火の見やぐらの住所は入船2丁目なんですよね。
【関連記事】
・住ノ江町の坂と火の見やぐら
・住之江会館前の坂道を上った先の左に曲がる急坂が気になって
・小樽にかつてあった町名をつけた市道「住初線」
※都会館関連
・梁川通りの都会館
・第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞が発表されました(平成27年)(都会館に奨励賞)
※十間坂関連
・手宮の十間坂を上る
・手宮の十間坂
※小樽出抜小路関連
・小樽出抜小路の火の見やぐらに上ってみたら、小樽運河の眺めが素晴らしかった!
・冬のちょっとした風景〜上から眺める雪景色の小樽運河
スポンサーリンク
| 固定リンク
« 勝納川の真砂橋が24時間車両通行止め規制がかかっているので注意!!〜真砂橋改良工事(3月18日までの予定) | トップページ | 2月26日(土)の小樽はなんと最高気温が7.7℃まで上がりました »
「ニュース」カテゴリの記事
- 祝津漁港にて群来が見られたそうです(2019年3月11日)(2019.03.13)
- ニュースより/今年も小樽の沿岸にニシンの群来(くき)がやってきた(2019年2月20日のニュース)(2019.02.22)
- ニュースより/2019年の「おたる運河ロードレース」はハーフが中止に(2019.03.11)
- ニュースより/JR南小樽駅の多目的トイレやエレベーター設置などのバリアフリー化が2020年度に完成予定(2019.03.07)
- 観光の街・小樽の顔「2019ミスおたる」の2名が決定(2019.03.03)
コメント