晴れた日の雪景色の北運河【冬のちょっとした風景】
今年はなんだか雪が多くて、1月中旬の大雪の後も、なんだかんだで結局、雪かきに追われています(1月28日(金)未明にまたどっと降りましたね)。
そんな中、青空が広がった1月20日(木)に北運河に行ってきました。
小樽運河で観光客が訪れるのは、主に浅草橋から中央橋の区間で、中央橋から運河の北側(手宮側)に向かうと、急にひっそりと静かな雰囲気に変わります。
次の竜宮橋を過ぎた少し先で、運河の幅が大正12年の完成当初のままの幅40mとなり、一般にはこのあたりから先が通称・北運河と呼ばれるエリアになります。
かつての面影を残す周囲の風景と、その落ち着いた雰囲気に、北運河が好きという方も結構多いですよね。
では、“冬のちょっとした風景”として、北運河の風景です。
晴れた日の雪景色の北運河
まず、中央橋から運河の北側(手宮側)に歩き始めます。
静かです。
次の橋は竜宮橋ですが、手前左の臨港線の向こうには、ひときわ大きな石造倉庫、小樽市指定歴史的建造物の旧大家倉庫が建っています。
そして、竜宮橋の右手には、北運河入り口のランドマーク的な、小樽市指定歴史的建造物の北海製罐小樽工場第3倉庫が建っていますね。
解体が検討された第3倉庫でしたが、昨年末に北海製罐が小樽市に無償譲渡することになり、解体が回避されました。
※北海製罐小樽工場第3倉庫は小樽市に無償譲渡に〜ひとまず解体は回避(この1年の動きを書き留めておきます)
第3倉庫の先からは、港に出る水路に架かるアーチがとても印象的な旭橋が見えます。
そして、その先で運河の幅が昔のままの40mとなります。北運河です。
北運河に入ると、船がたくさん係留されているのが目に入り、今も運河が使われているのを感じられる光景ですね。
右側には北海製罐の建物が続きます。
※北海製罐株式会社小樽工場(旧北海製罐倉庫)の歴史的建造物4棟について(事務所・工場・旧第2倉庫・第3倉庫)
次の橋は北浜橋。ここの左には、3つの倉庫が前後に連なったような形が印象的な、小樽市指定歴史的建造物の旧渋澤倉庫が建っています。
※小樽に残る渋沢栄一ゆかりの建物〜NHKの大河ドラマや新一万円札で注目の実業家
では、北運河の端に向かいます。
北運河の端近くには、運河に残る最後の艀(はしけ)があったのですが、2020年8月に撤去されました。
※小樽運河に残る最後の艀(はしけ)の様子〜8月17日から解体予定
終点手前左手には、雪で真っ白の運河公園。
向こうに建つのは、現在保存修理工事で長期休館中の国指定重要文化財の旧日本郵船(株)小樽支店です。
そして、北運河の端です。
端から見る運河の風景も、なかなかいいですよね。遠くに天狗山が綺麗に見えます。
ご存知のように、大正12年に完成した小樽運河は、時代とともにその役割を終え、その後の埋め立てか否かの大論争の末、昭和61年に一部埋め立てという形で現在の姿になっています。
昔の姿を今に伝える北運河は、今となってはとても貴重ですね。
ということで、晴れた日の雪景色の北運河の様子でした。
【関連記事】
・晴れた日の雪景色の小樽運河【冬のちょっとした風景】
・8月の暑い夏の日の小樽運河の風景〜浅草橋街園から北運河まで
・「小樽運河を端から端まで歩いてみる」の写真掲載〜勝手にタイアップ記事
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