小樽市総合博物館運河館でトピック展「特別公開!花園公園設計図」開催中!!(3/31まで)
小樽市総合博物館運河館では現在、トピック展「特別公開!花園公園設計図」が開催中です。
この花園公園設計図は、昨年(2021年)9月に新しく小樽市指定文化財となったもので、指定されてからは今回が初披露となっています。
開催期間は昨年12月25日から始まっていて、2022年3月31日(木) までとなっています。運河館の開館時間は9:30〜17:00です。
展示は運河館の第一展示室の途中にあるウインドウ内で、そこに大きな図面が一枚ば〜んと展示されています。大きいです。
今回の花園公園設計図は、札幌の中島公園や円山公園をはじめ、全国各地の公園設計にも携わり、「近代公園の先駆者」とも評される造園家・長岡安平(ながおかやすへい)により、1910年(明治43年)に制作された花園公園(小樽公園)の設計図です(チラシ参考)。
高さ2.4m、幅3.2mという大きさから、普段は非公開ですが、今回、小樽市の文化財指定を記念しての特別公開ということなんですね。
現在の小樽公園と比べるとだいぶ違っていて、最初はよく分からなかったのですが、よく見てみると、地図の下の方には役所の文字が見えたり、横を於古発川(おこばちがわ)が曲がれていて、おおよその位置関係が把握できてくると、なんだかとても興味深くて見入ってしまいました(地図の書かれている文字がよく読めなかったのが、ちょっと残念。視力の問題か…)。
また、樹木の書き込みがすごくて、在来の樹木を墨で書いて、新植の樹木に色をつけているんですね。そして、その色が今も残っているんですね。
興味のある方は、大きなこの地図を実際に目にして、じっくり見てみてください。
そうそう、昨年の新しく指定された小樽市指定文化財は3件あって、この花園公園設計図の他の西川家文書(もんじょ)、稲垣益穂(ますほ)日誌の2件も、一部がここ総合博物館運河館に展示されているので、一緒に見学することができます。
ということで、小樽市総合博物館運河館で開催中のトピック展「特別公開!花園公園設計図」についてでした。運河館のトピック展は、小規模ながら毎回とても興味深い企画展を開催しているんですよね。
【入館料について】
※見学には入館料が必要です。
運河館の入館料は、一般300円、高校生・市内在住の70歳以上の方150円、中学生以下無料。
その他、本館との共通入館料や団体割引などの詳細は、小樽市HP内の「開館時間・休館日・入館料 | 小樽市」で確認してください。
※運河館は無休です。
小樽市総合博物館Facebookページより。
※関連ニュース
・2022年1月13日付北海道新聞夕刊マイたうん札幌・道央圏
・小樽市総合博物館運河館…トピック展 特別公開「花園公園設計図」に行ってきました | 小樽観光協会公式サイト「おたるぽーたる」
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